2007年05月31日

巡り巡る、馬と人間の不思議な関係  【競馬 今昔物語】 

  先日、JRAのホームページを眺めていてある記事に目が留まった。川島信二騎手の安藤厩舎からフリーへの変更に関する記事である。どうやら安藤厩舎の主、安藤正敏師が7月に勇退する為、厩舎が解散する事に伴う変更のようだ。
 
  解散する安藤(正敏)厩舎と聞いて、ある騎手の事を思い出した。ある騎手と言うのは、今は亡き岡潤一郎騎手の事である。岡騎手と聞いてピンと来る方はかなりの競馬通である。その頃競馬を始めた小生も、実際の所、彼の全盛期の事は良く分かっていないが、落馬事故の事はニュースで見たような覚えがある。
 1988年に安藤厩舎所属でデビューした彼はその年最優秀新人賞を獲得すると、その後も順調に勝ち星を重ね1991年にリンデンリリーでエリザベス女王杯を制し初のGTタイトルを獲得した。だが1993年に落馬事故に遭い帰らぬ人となってしまった。24歳と言う若さだった。デビュー当時から武豊の最大のライバルになるだろうと言われ、今もし生きていれば第一線で活躍する騎手として先週のダービーに出走した馬に騎乗していたかも知れない。

  その彼が1990年の宝塚記念で騎乗(2着)していたのがオグリキャップ。同年の有馬記念でのラストランで競馬ブームに火を付けたアイドルホースである。ちなみにラストランとなった有馬記念で騎乗したのが武豊騎手である。
  その一大ブームを巻き起こしたオグリキャップも気がつけばもう22歳。人間で言えば80歳程度になる。その彼の血を引く最後の仔が先日生まれた(牝馬)そうだ。オグリキャップもこれで種牡馬としての役目を終え、今後は繋ようされている北海道新冠町の牧場で余生を過ごすとの事。数々のGT獲得と言う実績を引っさげて高額のシンジケートが組まれたものの、結局種牡馬としては目立った結果を残す事は出来なかった。しかし彼の出現が無かったら、競馬が一般大衆に認知される事は無かったかも知れない。種牡馬の役目に対しまずはご苦労様と言ってあげたい。そして静かに余生を過ごして欲しいと思う。

  競馬は「BLOOD SPORTS」と言う言葉で形容されるが、このように馬そしてそれにまつわる人間関係が絡み合うドラマティックなスポーツでもある。  






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posted by スポーツ職人 at 00:20| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(2) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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