2009年10月31日

ドイツW杯の後…五輪で全敗、U20は参加出来ず、U17も全敗!! A代表は来年どうなる? 【サッカー  U−17W杯】

〜スポーツナビ より〜
  サッカーのU−17(17歳以下)ワールドカップは30日(現地時間)、グループリーグの4試合が行われ、グループBの日本はメキシコに0−2で敗れて3戦全敗、同組最下位での敗退が決定した。

  日本は前半、メキシコの堅い守備に手こずり、思うようなチャンスを作ることができなかった。逆にメキシコの執拗(しつよう)なサイド攻撃からピンチを迎える場面も何度かあったが、何とか無失点で乗り切り、0−0で折り返した。

  後半に入ると、日本はよりゴールへの意識を強め、再三にわたってメキシコゴールに迫った。後半開始早々から投入された宮市亮が左サイドを突破してチャンスを演出すれば、エースの宇佐美貴史が数多くの決定機を迎えた。しかし、いずれも得点に結びつくことはなく、逆に後半20分、メキシコにワンチャンスを決められて先制されると、さらに34分にも追加点を奪われ万事休す。日本はメキシコに0−2で敗れ、3戦全敗でグループリーグ敗退となった。
  グループBのもう1試合は、スイスがブラジルを1−0で下し、3戦全勝の1位通過を果たした。2位には2勝1敗のメキシコが入り、決勝トーナメント進出が決定。ブラジルは3位となり、他グループの結果次第で突破か敗退が決まる。

【試合結果】
メキシコ 2−0 日 本


<コメント>
  ナイジェリアで開催されているU−17ワールドカップに出場している「若き日本代表」。ブラジル、スイスと競った試合をしながら白星を上げる事が出来ず、決勝トーナメント進出の為には是が非でも勝たなければならなかったメキシコ戦にも敗れ、全敗で大会を去る事になった。
  この世代にとってて大事なのは結果よりもむしろ世界を知る、いわば経験を積み重ねる事である。よって、今回の結果で世界との距離がまた離れたと言うのは早計であり、結果を求められるA代表とは切り離して考えるべだと思う。仮にこの世代に結果だけを求めたら予選敗退の瀬戸際に立たされているブラジルは大変な事になるだろう。
  今回の大会で得た貴重な経験を今後の選手生活に生かし、試合に出場した選手の中から多くの選手がJリーグや海外で活躍して欲しい。

  その反面、ドイツW杯以降のA代表を含め各カテゴリーの動向を見ると日本のサッカーが果たして前に進んでいるのか、少し不安な所もある。アジアカップで連覇出来なかった「A代表」。「北京に行けます。」と当時の監督が試合後、サポーターに挨拶しながら、実際には北京の会場まで辿り着けなかった「五輪代表」。そして、世界の舞台を踏めなかった「U−20日本代表」。

  来年開かれるW杯南アフリカ大会、そしてその後も続くであろう世界との戦いで、日本のサッカーは世界にどれだけ近付く事が出来るのだろうか。











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2009年10月28日

UAE行きのチケット奪取ならず!! 日本勢3連覇の野望は露と消え… 【サッカー ACL準決勝第2戦】

  サッカーのアジアクラブNo.1を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝、名古屋グランパス×アルイティハド(サウジアラビア)の第2戦が28日、名古屋市瑞穂陸上競技場で行われた。
   先日、敵地で行われた第1戦で2−6と大敗を喫し、決勝進出の為には大量得点での勝利が要求された名古屋だったが、ホームでの第2戦も1−2と勝利を収める事は出来ず、決勝進出はならなかった。
  これで日本勢は全て姿を消し、一昨年から日本のクラブが守り続けてきたアジアチャンピオンの座を他国のクラブに明け渡す事となった。

  ACLの準決勝のもう1試合は、ウンムサラル(カタール)と浦項(韓国)が対戦し、この勝者とアルイティハドがアジアチャンピオンの座を懸けて11月7日に東京・国立競技場で対戦する。


【ACL準決勝第2戦試合結果】
名古屋  1−2  アルイティハド
(得点者)
前42分 サレー(ア)
後15分 シェルミティ(ア)
後22分 杉本(名)

<コメント>
  一昨年の浦和レッズ、昨年のG大阪と日本が守り続けてきたアジアクラブチャンピオンの座。今回のACLでは日本のクラブが4チーム決勝トーナメントに勝ち残った。運命の悪戯か、準々決勝では川崎F×名古屋と言う日本のクラブ同士の対戦もあったが結局、名古屋グランパスが最後まで勝ち残り命運を託された格好となったが、第1戦で思わぬ大敗を喫し、決勝進出へ向けてかなり厳しい状況に追い込まれた。
  
  そんな中行われた第2戦は前線に3人置くなど攻撃的な布陣で臨んだグランパスだったが、守りを固めた相手に手こずり、なかなか得点を奪う事が出来ず、逆にカウンターから得点を許す悪いパターンで敗れた。一方、勝利を収めたアルイティハドにとっては、自国がW杯南アフリカ大会出場権を逃しただけに何としてもこの大会で優勝し、存在感を示したい所だろう。名古屋は、母国のプライドを懸けて戦った相手に屈したような気がする。

  これで、この大会日本勢3連覇は消滅し、12月にUAEで行われるクラブW杯の出場チームのリストに日本のクラブが名を連ねる事も無くなった。出来れば異国の地で日本のクラブがバルセロナなど、各大陸を代表するクラブと対戦するシーンを見たかったが、残念である。
  ところで、この大会の決勝が行われるのは国立競技場。日本のクラブが出場すれば多くのファンが訪れると思うが、それは無くなった。果たして他国のクラブ同士で争われる決勝は、どんな光景になるのだろうか。











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2009年10月26日

父子制覇に「Blood Sports」の真髄を見た牡馬クラシックレース最終章!!  【競 馬  第70回菊花賞結果】

  3歳牡馬クラシックレースの最後を飾る競馬の第70回菊花賞が25日、京都競馬場芝3,000mで行われ、8番人気のスリーロールスが最後の直線で抜け出すと、内から迫るフォゲッタブルを振り切り、クラシック最後の一冠を獲得した。2着にはフォゲッタブルが入り、ダンスインザダーク産駒のワンツーフィニッシュとなった。手綱を取ったデビュー3年目の浜中騎手は初のGTタイトル獲得。このレースを制したダンスインザダークとの父子制覇は史上9組目。今年のクラシックレースは3レースとも父子制覇と言う事になった。

  一方1番人気に支持されたリーチザクラウンはゴール直前まで逃げ粘ったが5着に敗れ、皐月賞馬アンライバルドも見せ場無く15着。春の実績馬が菊の舞台で主役を演じる事は出来なかった。


【第70回菊花賞競走成績】
1着  スリーロールス   浜中俊   3分03秒5
2着 ▲フォゲッタブル   吉田隼人
3着  セイウンワンダー  福永祐一
4着 △イコピコ      四位洋文
5着 ◎リーチザクラウン  武 豊

<コメント>
  昨年の今頃、後に「伝説の新馬戦」と謳われたレースがあった。そのレースを制したのは皐月賞を制したアンライバルド、2着がリーチザクラウン、3着がブエナビスタ。この3頭は、その後GT戦線で中心的な存在となり、内2頭はGTのタイトルホルダーとなった。そしてこの3頭に続いたのが、菊の舞台で主役となったスリーロールスである。

  親から子へ受け継がれる世代の系譜。競馬は「Blood Sports」と言われ、血統を追う事も醍醐味の1つである。かつて菊花賞などの長距離レースは、その血統の影響が最も色濃く出ていた。長距離に強かったメジロ一族、リアルシャダイ等…。

  しかし、稀代の大種牡馬サンデーサイレンスの登場によりスタミナよりもスピードがもてはやされる時代へと移り変わった。スローペースの上がり勝負と言う展開が増えて来た事もあり、菊花賞でも以前ほど血統が重要なファクターではなくなって来た。

  今回の1、2着馬の父は十数年前にこのレースを制したダンスインザダーク。更に菊の舞台で主役となったスリーローマンは母系からブライアンズタイムの血を受け継いでいる。ブライアンズタイムと言えばナリタブライアンやマヤノトップガンなど長距離レースで活躍した馬を輩出している。まさに「菊花賞仕様」の血統と言えるのではないだろうか。
  また2着に入ったフォゲッタブルの母は、並み居る牡馬を向こうに回し伝統の天皇賞を制したエアグルーヴ。久々に血統のロマンを堪能したレースだった。

  そして晴れてGTジョッキーとなった浜中騎手。勝利ジョッキーインタビューでの受け答えが初々しかった。ゴール前でヨレタ馬をコントロール出来なかったのは少々いただけない気もするが、今後の活躍に期待したい。

  さて、上に書いた伝説のレースの面々で唯一、タイトルを獲得していないリーチザクラウン。是が非でもこのレースを取ると意気込んだ陣営だったが、レース前から発汗が目立ちイレ込んでいた。それでもマイペースで逃げて最後まで見せ場を作った。最後は息切れで後退したが、能力の片鱗は見せた。この馬にとって今回の距離は長かったような気がする。今後の成長次第だが、何れGTを獲る器だと改めて思った。
 橋口調教師と武豊騎手のコンビと言えばダンスインザダークで獲った菊花賞だが、それにしても目の前でその子供に悲願だった最後の一冠をさらわれるとは、何とも皮肉な出来事である。
  
  今年の3歳牡馬のクラシックレースは全て父子制覇となった。この後も、血統のロマンが感じ取れるようなレースが見られればと思う。








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posted by スポーツ職人 at 23:53| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(16) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月25日

長いトンネルを抜け出せるか?試練が続くプリンセス!!  【フィギュアスケート女子 ロシア杯】

〜スポーツナビ より〜
  フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、ロシア杯最終日は24日、モスクワで行われ、女子で安藤美姫(トヨタ自動車)が3シーズンぶり2度目のGP優勝を果たし、浅田真央(中京大)は5位だった。浅田はGP通算14戦目で初めて表彰台を逃し、12月のファイナル(東京)進出は厳しくなった。
 安藤はフリーの序盤に2回転半とのコンビネーションで跳んだ3回転ジャンプで転倒したが、その後を手堅くまとめ、合計171・93点で前日のショートプログラム(SP)3位から逆転した。SP6位の浅田は2度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が転倒と回転不足に終わり、フリー5位で合計150・28点にとどまった。

【女子GPシリーズロシア杯最終結果】
1安藤美姫(日本)      171.93(SP3位 FS1位)
2アシュレイ・ワグナー(米国)163.97(SP5位 FS2位)
3アリーナ・レオノワ(ロシア)160.06(SP4位 FS3位)
4アリッサ・シズニー(米国) 158.30(SP2位 FS4位)
5浅田真央(日本)      150.28(SP6位 FS5位)

<コメント>
   来年行われるバンクーバー五輪を控える大事な今シーズン。その開幕戦となるGPフランス大会でライバル、キム・ヨナ選手に大差を付けられ、今回のロシア大会での出来が注目された浅田選手だったが、ジャンプの失敗が響き5位に終わりライバルの背中がますます遠のく結果に終わった。
  昨日放送されたSPでの演技を見たが表情が硬く、昨年までのような躍動感がない。もっと平たく言えば元気がないように見えた、と言うのが率直な感想である。これまで彼女の代名詞だったジャンプが、ルール変更などの影響もあって昨シーズン辺りから逆にネックとなっており、今シーズンもそれを引きずっているのだから無理も無いのだが、かなり深刻な状況のような気がする。メンタル的な事が不調の原因のようで、練習では出来ても本番で上手くいかないと言う悪循環。このまま金メダル獲得と言う周囲の期待に押し潰されてしまうのだろうか。
  反対に安藤選手はオリンピックへ向けて好スタートを切ったと言えるだろうか。思えば、前回のオリンピックでは浅田選手のような立場だった安藤選手。悩める後輩をどう見ているのだろうか。

  長いトンネルを抜け出せない浅田選手。ただ、課題がはっきりしている事とグランプリファイナル出場が厳しくなった事でターゲットが1つに絞られ、そこに向けて少ないながらも自分を見つめ直す時間が取れるのは救いだろうか。(その前にバンクーバー行きのチケットを得る必要があるが・・・。)
  オリンピック前哨戦となるであろうグランプリファイナルに出場出来くなれば、大きなマイナスだが今の状態で試合をこなしても急激には良くならないだろう。オリンピックまでに課題を克服し、元気な姿を見せて復活して欲しい。











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posted by スポーツ職人 at 17:21| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(5) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2冠達成か?それとも悲願のGTタイトル獲得か?   【競 馬 第70回菊花賞予想】

  競馬の第70回菊花賞が25日、京都競馬場芝3,000mで行われる。
  「3強」と言われた今年の3歳牡馬戦線。3年連続ダービー馬不在となった3分間のドラマの主役は春の実績馬か。それとも夏に力を付けてきた上がり馬なのか。発走は15時40分。


【本誌予想】
  「強い馬が勝つ」と言われる菊花賞。春のクラシックレースである皐月賞を制したアンライバルド、ダービーで2着と好走したリーチザクラウンの、いわゆる「3強」が最後の1冠も制するのか。それとも秋のトライアルレースで出現した新星、或いは伏兵馬がさらって行くのか。騎手の技量、折り合いも重要なポイントとなる長丁場のレースの結末は果たして…。そこで本誌予想。


◎(本 命)5枠9番  リーチザクラウン
  早くから大物と言われ注目され続けた同馬。折り合いを欠き幼さを見せた皐月賞、道悪と言うコンディションの中で本来の走りを見せたダービー。菊花賞ではどちらの姿を見せるのか。前日オッズでは1番人気となっているようだが気性を考えると、とても危険な1番人気馬である事は確かだと思う。
  しかし、前走の神戸新聞杯では休み明け、馬体重減の中2着とまずまずの走りを見せた。中間の調教でも陣営から不安視するようなコメントは出ておらず、減った馬体重も元に戻っている様子。他に逃げ馬もいないのでスタートさえ上手く出来れば自らのペースで最後まで押し切れる能力はあると見る。鞍上は菊花賞に強い武豊騎手。3強の中でGTタイトルを獲得していない同馬がラストチャンスをモノに出来るか。己に勝てればその道は見えて来るだろう。

○(対 抗)3枠5番 アンライバルド
  この馬もリーチザクラウン同様、気性面でアテに出来ない。豪快な末脚を見せた皐月賞、折り合いを欠き実力を発揮できなかったダービー。どちらの姿を見せるのかはレースにならないと分からない。
  前走の神戸新聞杯では後者の姿をさらけ出しながらも最後に追い込んで4着と実力の片鱗は見せた。ひと叩きされ、落ち着きが出て来れば実力を発揮できると思われる。リーチザクラウンが暴走しペースが速くなれば皐月賞の時のような末脚が炸裂するシーンが見られるだろうと言う事で対抗に推す。

×(注 意)8枠16番 ナカヤマフェスタ
  地味な印象の同馬だが、前走のセントライト記念では、それまで3連勝と勢いのあったアドマイヤメジャーを子供扱いにした。道悪のダービーで4着とタフさやしぶとさもあり、距離も問題ないだろう。上の「2強」が気性面で崩れれば、この馬にもチャンスが出てくる。

▲(単 穴)2枠3番 フォゲッタブル
  父は菊花賞馬、母は天皇賞馬とまさに良血を引き継いだ同馬。実績は無いに等しく、最後のクラシックレースに間に合ったと言う印象は拭えないが、人気上位馬が磐石とは言えない今回のレース。敢えてその血に賭けてみたい。

  その他連下(△)としては距離適性に疑問符が付くものの前走の内容から見限れない7枠14番イコピコ、牝馬だが距離適性は申し分ない7枠15番ポルカマズルカ、スローペースの決めて勝負なら出番がありそうな8枠18番ブレイクランアウトまで挙げておく。

 まとめると

◎5枠 9番 リーチザクラウン
○3枠 5番 アンライバルド
×8枠16番 ナカヤマフェスタ
▲2枠 3番 フォゲッタブル
△7枠14番 イコピコ
△7枠15番 ポルカマズルカ
△8枠18番 ブレイクランアウト
 
  
 馬券は◎から○×▲△への流し馬券。3−9、5−9、9−14、9−15、9−16、9−18の6点。秋華賞に続いて的中なるか。








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posted by スポーツ職人 at 06:14| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(35) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする