W杯南アフリカ大会はの1次リーグは、参加32カ国を8グループ4カ国に分けて総当りのリーグ戦を行う。上位2カ国、計16カ国がが決勝トーナメントに進出できる。
開幕は2010年6月11日。南アフリカ×メキシコ戦で世界が熱狂するサッカーの祭典の幕が開く。
【1次リーグ 組合せ】
グループA 南アフリカ、メキシコ、ウルグアイ、フランス
グループB アルゼンチン、ナイジェリア、韓国、ギリシャ
グループC イングランド、アメリカ、アルジェリア、スロベニア
グループD ドイツ、オーストラリア、セルビア、ガーナ
グループE オランダ、デンマーク、日本、カメルーン
グループF イタリア、パラグアイ、ニュージーランド、スロバキア
グループG ブラジル、北朝鮮、コートジボワール、ポルトガル
グループH スペイン、スイス、ホンジュラス、チリ
【1次リーグ日本の日程】
6月14日 カメルーン ブルームフォンテーン(16時)
6月19日 オランダ ダーバン(16時)
6月24日 デンマーク ルステンブルク(20時半)
試合時間は現地時間。日本時間は+7時間
<コメント>
来年6月に南アフリカで行われるサッカーのW杯の1次リーグの組合せが決定した。
シードから外れたフランス、ポルトガルが果たしてどのグループに入るか注目が集まったが、全体的に見るとバランスの取れた組合せになった。各グループの展望は後日書きたいと思うが、敢えて厳しいグループ、いわゆる「死のグループ」を選ぶとするならば、グループDとグループGだろうか。特にグループGのブラジルは各大会スロースターターだがグループリーグでもたつくようだと、決勝トーナメントの初戦でいきなりスペインと対戦する可能性もあるだけに、最初からエンジン全開で大会に臨む事が出来るかが優勝の行方を左右しそうだ。
さて、ベスト4が目標(個人的には1次リーグを突破すれば万々歳と思っているのだが)の岡田ジャパンはヨーロッパ、アフリカの国と同じグループとなった。フランス、ポルトガルと言ったシード国に選ばれてもおかしくない国との1次リーグでの対戦は避けられた事、一度対戦しているオランダと再び対戦する事はプラス材料だが、オランダ以外の国も決して生易しい相手ではないだろう。勿論、開幕までの半年間、そして試合当日まで何が起こるか分からないので一概には言えないが、日本のサポーターにとって目を覆いたくなるようなシーンを見てしまう事も有り得る。特にマスコミがベスト4と騒いでいるだけに…。
地元開催の2002年大会を除くと第2戦で、第1ポットの国(シード国)と対戦するのは今回が初めてである。そういう意味では第1戦となるカメルーン戦は絶対に落とすことが出来ず、非常に重要な意味を持つ。前回のドイツ大会初戦のオーストラリア戦では、試合の終盤になって運動量が落ち連続失点を許した。落ち込んだ気持ちを次の試合までに元に戻すには時間が短すぎるし、しかも次が強国オランダとの対戦と言うのはかなりきつい。組合せ抽選会の番組で元日本代表の福西氏もオーストラリア戦の後のメンタルの維持の難しさを語っていた。エトーを始め身体能力の高いカメルーンを相手に、その苦い経験を生かせるのかどうか。
また、欧州予選でポルトガルを封じ込めた守備力に定評があり、プレミアリーグのアーセナルで活躍するベントナーと言うストライカーを有するデンマークもかなり手強い相手である。
試合会場も高地→低地→高地と移動するだけにコンディションの維持もカギを握る。マッチメークを含め、時間が限られるであろう今後の強化策が代表の浮沈を決める事になる。
岡田ジャパンにとって、W杯ベスト4が雲の上の存在なのか。それとも妥当な目標なのか。その答えは半年後、南アフリカの地で出る事になる。
→相手がどこだろうととにかく1次リーグは突破して欲しいのだが、と思っている方はクリックをお願いします。
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。