「伝説の新馬戦」に出走、その後GTタイトルを獲得したブエナビスタ、アンライバルド、スリーロールスや「中山巧者」に逃げ切って波乱を目論む馬など個性的なメンバーが揃った2009年中央競馬の最後を飾るビックレース。果たしてドラマの結末やいかに…。
【本紙予想】
オグリキャップ、トウカイテイオーの涙の復活&引退劇やグラスワンダー、スペシャルウィークのミクロの激闘、最近だとダイワスカーレットの鮮やかな逃走劇など数々のドラマを生んで来た1年納めのグランプリレース。3歳GTタイトルホルダーが再び伝説を作るのか。それとも古馬が意地を見せるのか。
逃げ、先行馬の出方次第で結果が異なる事が予想され、例年以上に難解なレースである。1番人気の信頼度は比較的高い反面、荒れる時は大いに荒れる傾向にあるグランプリレース。今年は果たして…。そこで本紙予想。
◎(本 命)5枠9番ドリームジャーニー
5歳になって成績が安定し春のグランプリを制した同馬。前走の天皇賞は6着と掲示板を逃したが、左回り不得手なこの馬にとっては致し方ないと言える。
天皇賞後も引き続き好状態をキープしており、安定感のある成績に加えて得意の右回り、逃げ・先行馬が引っ張るであろうレース展開、勝負所で外に出しやすい真ん中の枠と今回は条件が揃った感があり、春に続くグランプリ連覇の可能性は高いと見て、この馬を本命に推したい。勢いのある3歳勢を黙らせる事が出来るか。
○(対 抗)8枠16番フォゲッタブル
春から使い詰めの上に有利とは言えない大外枠など不安材料が多いのは確かだが、ここは1つ「血の勢い」に懸けてみたい。調教師、オーナーは平成の名馬、ディープインパクトと同じ。更に鞍上は、ハーツクライでそのディープインパクトに唯一土を付け、先月のジャパンカップでウオッカを蘇らせたルメール騎手。混戦と言われる今回。何かやってくれそうな気がする。
▲(単 穴)4枠8番 リーチザクラウン
「伝説の新馬戦」に出走し上位4頭の中でGTタイトルに近いと言われながら、クラシックのタイトルに手が届かなかった同馬。この馬が恐らくレース展開のカギを握るであろう。落ち着きが出て折り合いが付けば、と言う条件はあるものの、それがクリアされ能力を十分に発揮できる状態になれば、小回りの中山コースで他馬を寄せ付けず押し切る可能性は十分あると思う。
鞍上の武豊騎手も、今シーズンは目立った成績を残る事が出来ず、長年君臨して来たリーディングの座も明け渡す可能性が高い。最後に名手の意地を見せる事が出来るか。
×(注 意)1枠2番 ブエナビスタ
実績、能力はこのメンバーでもトップクラスなのは言うまでも無いが、秋になって勝ちきれないレースが続いている事、降着となった秋華賞と同様、内枠に入った事が引っ掛かり評価を下げた。新パートナー横山騎手が、果たしてどんな手綱さばきを見せるのか注目したいが…。
この他△(連下)としては、昨年のこのレース3着、先月のジャパンカップ5着と8歳になっても衰えを見せていない3枠6番エアシェイディ、菊花賞を制した勢いでグランプリレース制覇を目論む5枠10番スリーロールス、2歳時の勢いが目覚めたのかどうか分からないが、前走のようにマイペースで逃げれば見せ場は作るであろう6枠12番テイエムプリキュア、安定した成績を残している昨年の2歳チャンピオン、7枠14番セイウンワンダーまで挙げておきたい。
まとめると
◎5枠 9番 ドリームジャーニー
○8枠16番 フォゲッタブル
▲4枠 8番 リーチザクラウン
×1枠 2番 ブエナビスタ
△3枠 6番 エアシェイディ
△5枠10番 スリーロールス
△6枠12番 テイエムプリキュア
△7枠14番 セイウンワンダー
馬券は馬連で◎から○▲×△への流し馬券。2−9、6−9、8−9、9−10、9−12、9−14、9−16の7点。
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