2009年12月26日

伝説再びか?それとも古馬の意地か?誰にも読めないシナリオの結末は果たして…【競馬 第54回有馬記念】

 競馬のグランプリレース、第54回有馬記念が27日、中山競馬場芝2,500mで行われる。
  「伝説の新馬戦」に出走、その後GTタイトルを獲得したブエナビスタ、アンライバルド、スリーロールスや「中山巧者」に逃げ切って波乱を目論む馬など個性的なメンバーが揃った2009年中央競馬の最後を飾るビックレース。果たしてドラマの結末やいかに…。



【本紙予想】
  オグリキャップ、トウカイテイオーの涙の復活&引退劇やグラスワンダー、スペシャルウィークのミクロの激闘、最近だとダイワスカーレットの鮮やかな逃走劇など数々のドラマを生んで来た1年納めのグランプリレース。3歳GTタイトルホルダーが再び伝説を作るのか。それとも古馬が意地を見せるのか。
  逃げ、先行馬の出方次第で結果が異なる事が予想され、例年以上に難解なレースである。1番人気の信頼度は比較的高い反面、荒れる時は大いに荒れる傾向にあるグランプリレース。今年は果たして…。そこで本紙予想。


◎(本 命)5枠9番ドリームジャーニー
  5歳になって成績が安定し春のグランプリを制した同馬。前走の天皇賞は6着と掲示板を逃したが、左回り不得手なこの馬にとっては致し方ないと言える。
  天皇賞後も引き続き好状態をキープしており、安定感のある成績に加えて得意の右回り、逃げ・先行馬が引っ張るであろうレース展開、勝負所で外に出しやすい真ん中の枠と今回は条件が揃った感があり、春に続くグランプリ連覇の可能性は高いと見て、この馬を本命に推したい。勢いのある3歳勢を黙らせる事が出来るか。

○(対 抗)8枠16番フォゲッタブル
  春から使い詰めの上に有利とは言えない大外枠など不安材料が多いのは確かだが、ここは1つ「血の勢い」に懸けてみたい。調教師、オーナーは平成の名馬、ディープインパクトと同じ。更に鞍上は、ハーツクライでそのディープインパクトに唯一土を付け、先月のジャパンカップでウオッカを蘇らせたルメール騎手。混戦と言われる今回。何かやってくれそうな気がする。

▲(単 穴)4枠8番 リーチザクラウン
  「伝説の新馬戦」に出走し上位4頭の中でGTタイトルに近いと言われながら、クラシックのタイトルに手が届かなかった同馬。この馬が恐らくレース展開のカギを握るであろう。落ち着きが出て折り合いが付けば、と言う条件はあるものの、それがクリアされ能力を十分に発揮できる状態になれば、小回りの中山コースで他馬を寄せ付けず押し切る可能性は十分あると思う。
  鞍上の武豊騎手も、今シーズンは目立った成績を残る事が出来ず、長年君臨して来たリーディングの座も明け渡す可能性が高い。最後に名手の意地を見せる事が出来るか。

×(注 意)1枠2番 ブエナビスタ
  実績、能力はこのメンバーでもトップクラスなのは言うまでも無いが、秋になって勝ちきれないレースが続いている事、降着となった秋華賞と同様、内枠に入った事が引っ掛かり評価を下げた。新パートナー横山騎手が、果たしてどんな手綱さばきを見せるのか注目したいが…。

  
  この他△(連下)としては、昨年のこのレース3着、先月のジャパンカップ5着と8歳になっても衰えを見せていない3枠6番エアシェイディ、菊花賞を制した勢いでグランプリレース制覇を目論む5枠10番スリーロールス、2歳時の勢いが目覚めたのかどうか分からないが、前走のようにマイペースで逃げれば見せ場は作るであろう6枠12番テイエムプリキュア、安定した成績を残している昨年の2歳チャンピオン、7枠14番セイウンワンダーまで挙げておきたい。

  まとめると

◎5枠 9番 ドリームジャーニー
○8枠16番 フォゲッタブル
▲4枠 8番 リーチザクラウン
×1枠 2番 ブエナビスタ
△3枠 6番 エアシェイディ
△5枠10番 スリーロールス
△6枠12番 テイエムプリキュア
△7枠14番 セイウンワンダー


 馬券は馬連で◎から○▲×△への流し馬券。2−9、6−9、8−9、9−10、9−12、9−14、9−16の7点。






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2009年12月24日

夢を託す馬は決まりましたか?フィナーレを飾る約2分半のドラマ、間もなく開演!! 【競馬 第54回有馬記念枠順決定】

  2009年の競馬界の総決算、第54回有馬記念(GT)の枠順が24日、JRAから発表された。

  春の牝馬クラシックレースである桜花賞とオークスを制し、有馬記念で49年ぶりの3歳牝馬制覇を狙うブエナビスタは1枠2番、宝塚記念に続くグランプリレース連覇を狙うドリームジャーニーは5枠9番、このレースが引退レースとなる一昨年のグランプリホース、マツリダゴッホは4枠7番にそれぞれ決定した。

  グランプリレース、第54回有馬記念は27日、中山競馬場芝2,500mで行われる。発走は15:25。

【第54回有馬記念枠順】
1(1)アンライバルド   55 M・デムーロ
1(2)ブエナビスタ    53 横山典
2(3)ミヤビランベリ   57 吉田隼
2(4)マイネルキッツ   57 三浦
3(5)コスモバルク    57 五十嵐冬
3(6)エアシェイディ   57 後藤
4(7)マツリダゴッホ   57 蛯名
4(8)リーチザクラウン  55 武 豊
5(9)ドリームジャーニー 57 池添
5(10)スリーロールス   55 浜中
6(11)イコピコ      55 内田博
6(12)テイエムプリキュア 55 熊沢
7(13)シャドウゲイト   57 田中勝
7(14)セイウンワンダー  55 藤田
8(15)ネヴァブション   57 北村宏
8(16)フォゲッタブル   55 C・ルメール

<コメント>
  ブエナビスタの驚愕の末脚から始まった2009年のGT戦線(実際にはその前にフェブラリーSや高松宮記念があるが…)も、もうすぐ終わりを告げようとしている。
  
  2009年の最後を飾るグランプリレース、有馬記念の枠順が24日、JRAより発表された。
  今年3つのG1タイトルを獲得したウオッカやそのウオッカとジャパンCで死闘を演じたオウケンブルースリ等は出走しないものの、昨秋行われ、その後「伝説の新馬戦」と称されたレースの上位4頭が揃って出走、他にもこのレースが現役最後となる中山巧者、マツリダゴッホ等、話題性のあるメンバーが揃った。
  
  過去にオグリキャップやトウカイテイオー等、幾多のドラマが繰り広げられ、時にファンの涙を誘うシーンもあった1年納めのグランプリレース。2009年のレースでは、3歳勢による「新たな伝説」の誕生となるのか。それとも古馬の逆襲はあるのか。クリスマスの余韻残る中、27日15時25分、今年最後のドラマが幕を開ける。
   
本紙予想は26日夜か27日朝掲載の予定。 









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2009年12月22日

メッシのメッシによるメッシの為の大会!! 【サッカー クラブW杯決勝など】

  トヨタ・クラブW杯は19日(日本時間20日未明)、UAEのアブダビで決勝を行い、欧州王者バルセロナ(スペイン)が延長戦の末に南米王者のエストゥディアンテス(アルゼンチン)を2―1で下し、初のクラブ世界一に輝いた。
  前半先制され苦しい展開となったバルセロナは試合終了間際の後半44分、途中出場のペドロが頭で押し込み同点に追い付くと延長後半5分にメッシが胸で押し込んで勝ち越し点を上げて勝負を決めた。
  
  3度目の挑戦で世界クラブNo.1の座に就いたバルセロナは、これでリーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯、チャンピオンズリーグの3冠に加え、スペイン・スーパーカップ、UEFAスーパーカップ、クラブW杯と史上初の年間6冠を達成した。

  またこれに先立ち行われた3位決定戦ではアジア代表浦項スティーラーズ(韓国)が、北中米カリブ海代表のアトランテ(メキシコ)をP.K戦の末下し、浦和、G大阪と続いたアジア勢3位の座を死守した。


【クラブW杯決勝試合結果】
バルセロナ 2−1  エストゥディアンテス
(得点者)
前37分  ボセッリ(エ)
後44分  ペドロ(バ)
延長後5分 メッシ(バ)

【クラブW杯3位決定戦試合結果
浦 項   1−1  アトランテ
    (P.K4−3)
(得点者)
前42分 デニウソン(浦)
後 1分 マルケス(ア)

<コメント>
  世界クラブNo.1を決めるクラブW杯は、劇的な幕切れでバルセロナが今年6つ目のタイトルを獲得した。
  
  前身のトヨタ杯を含め昨年まで日本で行われていたこの大会は、今年と来年はUAEで行われる。今回は日本テレビが中継していたが、時差の関係もあって余り見る事が出来なかった。しかし、決勝だけでもと思い録画しておいて、昨晩(21日夜)見た。
  
  メッシを始め、後ろにも前にもきら星の如く輝く世界でもトップクラスの選手を擁するバルセロナ。しかし、ジャイアントキリングと言う言葉が示す通り、強い者が必ず勝つとは限らないのがサッカーである。(エストゥディアンテスが決して弱い訳ではないが…。)
  華麗なパスサッカーが売りのバルセロナは中盤の要、イニエスタを欠いた事や相手の厳しいチェックにより、前半はそれを封じ込められて精彩を欠き、相手に先制点を許した。後半に入ると選手を入れ替え反転攻勢に出たが、なかなかゴールを割る事が出来ず時間だけが過ぎて行った。まさにジャイアントキリング完成かと思った試合終了直前、後半からピッチに立ったペドロが同点ゴールを決めると、息を吹き返したバルセロナは延長後半にメッシが試合を決めるゴールを胸で押し込み、激闘に終止符を打った。足首の怪我等、体調が万全ではなかったメッシだったが、準決勝は途中出場で即ゴールを決め、決勝でも「美味しい所」を持って行った。まさにスーパースター。今年バロンドール(世界最優秀選手)の座を射止めた男はやはり何かを持っているような気がする。

  W杯の余韻が覚めるであろう来年の今頃、バルセロナが再び砂漠の街に姿を現すのか。そして、Jリーグのクラブはこの地に辿り着けるのだろうか。来年のクラブW杯を巡る戦いは既に始まっているのである。
















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2009年12月21日

一族悲願のGTタイトル獲得!!クラシック3冠へ膨らむ期待!! 【競馬 第61回朝日杯FS結果】

  来年のクラシック戦線を占う上で重要なレースである、競馬の第61回朝日杯FSが20日、中山競馬場芝1,600mで行われ、1番人気に支持されたローズキングダムが最後の直線で抜け出すとエイシンアポロン以下を寄せ付けず3連勝でGTのタイトルを獲得。来年のクラシック有力候補に名乗りを上げた。これで、先週の阪神JFを勝ったアパパネに続き、今年の2歳GTはキングカメハメハ産駒がタイトルを独占した。
  また2着には2番人気のエイシンアポロン、3着にはダイワバーバリアンが入った。
  今年のGT戦線は残す所、後1レース。今度の日曜日(27日)に1年の総決算である有馬記念が行われる。


【第61回朝日杯FS競走成績】
1着  ローズキングダム   小牧太  1分34秒0
2着  エイシンアポロン   池添謙一
3着  ダイワバーバリアン  蛯名正義
4着  ガルボ        吉田隼人
5着  ニシノメイゲツ    北村宏司

<コメント>
  競馬界で「バラ一族」と言えば、ロゼカラーやローズバド等、今まで重賞レースで好成績を収めた実績のある血統である。しかし、何故かG1レースになると惜敗が続き縁がなかった。
  
  現役時に後一歩のところでビックタイトルを逃した母の、そして一族悲願のGTタイトル獲得の期待を一身に背負ったローズキングダム。その期待に応え、無傷のまま見事G1タイトルを獲得し、来年のクラシックレースの有力候補に名乗りを上げた。
  最後の直線でも小牧騎手が殆どステッキを使わないまま突き抜けると他馬を寄せ付けず、最後は余力を残してゴール板を通過した。その姿を見ると来年のクラシック戦線で主役を演じるだけでなく、将来大物になる可能性を秘めているのでは…。そんな事を感じさせるレース振りだった。
  
  ここ数年、話題となるのは牝馬の活躍ぶりばかりで蚊帳も外に置かれている感のある牡馬だが、久々に期待出来る一頭が誕生した。期待しているのはファンだけではなく厩舎スタッフもそうだろう。橋口調教師は今年、クラシックタイトル獲得を目指すべく期待をこめてリーチザクラウンを送り出した。ダービーで2着には入ったが野望は叶わなかった。それだけに、この馬に懸ける思いは人一倍あると思う。

  無傷で2歳チャンピオンとなったローズキングダム。来年のクラシックレースを制し、果てはディープインパクト等、歴代の名馬に肩を並べるような成績を残す事が出来るだろうか。「バラ一族」の孝行息子の挑戦は続くのである。





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2009年12月18日

「来年の」UAE行きのチケットを獲得するのは果たして・・・?【サッカー 欧州CL決勝トーナメント1回戦組合せ】

   2009−2010シーズンの欧州クラブチャンピオンを決めるサッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の組合せが決まった。
   前回この大会を制し、現在UAEで行われているクラブW杯に参戦しているバルセロナ(スペイン)はシュツットガルト(ドイツ)と、前々回優勝のマンチェスターU(イングランド)はACミラン(イタリア)と対戦する。この他、チェルシー(イングランド)が、かつて指揮を執っていたモウリーニョ監督率いるインテル(イタリア)と対戦する。

  欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦は第2戦が来年の2月中旬、第2戦が3月中旬に行われ、決勝は5月22日にマドリードで開催される。 

【欧州CL決勝トーナメント1回戦組合せ】
シュツットガルト(ドイツ)×バルセロナ(スペイン)
オリンピアコス(ギリシャ)×ボルドー(フランス)
インテル(イタリア)×チェルシー(イングランド)
バイエルン(ドイツ)×フィオレンティーナ(イタリア)
CSKAモスクワ(ロシア)×セビージャ(スペイン)
リヨン(フランス)×レアル・マドリー(スペイン)
FCポルト(ポルトガル)×アーセナル(イングランド)
ACミラン(イタリア)×マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

<コメント>
  現在、UEAではクラブNo.1を決めるクラブW杯が開催されているが、決勝は恒例の「南米王者」×「欧州王者」となった。某新聞によると、欧州代表のバルセロナと南米代表のエストゥディアンテスの試合以外は客足が鈍いとの事である。地元のクラブが初戦で敗れた事やクラブ、選手の知名度等を考えると仕方無いだろうし、この傾向は続くだろう。(地元クラブが勝てば盛り上がると思うが…。)
  さて決勝の行方であるが、バルセロナがまた1つ勲章を加えるのか。それともエストゥディアンテスがそれを阻止するのか。世界中のサッカーファンの目が、砂漠の街に注がれる。

  世界のサッカーファンが注目すると言えば欧州チャンピオンズリーグだが、こちらは来年のUAE行きのチケットを懸けた戦いとなる。先日、グループリーグが終了し、16チームが次のステージに進む事になったが、その組合せが決定した。

  連覇を目指すバルセロナが、先日ゴール裏で「粗相」をした事で話題となったGKレーマンのいるシュツットガルトと、1月から期限付き移籍でミランでプレーする事になったベッカムは、古巣のマンチェスターUと顔を合わせることになった。また、チェルシーはかつての指揮官モウリーニョ率いるインテルとの対戦。そして、日本代表の本田選手の移籍先としてクローズアップされているCSKAモスクワはスペインのセビージャと対戦するなど、見所の多い決勝トーナメント1回戦の組合せとなった。果たして来春、決勝と舞台となるレアル・マドリードのホームスタジアムであるサンチャゴ・ベルナベウの地に立つのはどのクラブなのだろうか。










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