2007年12月17日

平成の3冠馬 明と暗!!  【競馬 有馬記念回顧録 Vol.1】

  今年も残りあと僅かとなった。サッカーのクラブW杯が終わり、大きなスポーツイベント残り少なくなってきた。
  そこで本紙では、12月23日に行われる有馬記念にスポットを当てたい。今週何回かに分けて過去行われた有馬記念の内、個人的に印象に残っているレースを振り返ってみたいと思う。
 
 1回目は平成の3冠馬、ナリタブライアンとディープインパクトを取り上げる。



【第39回有馬記念】
 3冠を達成したナリタブライアン、女傑ヒシアマゾンなど当時の4歳馬(現3歳馬)の活躍が目立ったこの年。結果はこの2頭が1、2着だったが3冠馬ナリタブライアンの1人舞台だったといっても良いだろう。最後の直線でエンジンの掛かった同馬を追いかける馬はいなかった。 
 だがこの年の激走がたたったのか、翌年以降は目立った成績を残す事は出来なかった。全盛期の走りを取り戻す事無く静かに引退した。
 引退後、種牡馬として期待かかかったが1998年、病気により死亡しその血を後世に残す事は難しい状況となっている。
 ちなみにこのレースの3着は、故障明けで復活ののろしを上げたライスシャワー。翌年、天皇賞春を制し復活を遂げたが、この後悲劇が起きる事など知る由も無かった。


◎第39回有馬記念
1着  ナリタブライアン  牡4  南井克巳
2着  ヒシアマゾン    牝4  中舘英二
3着  ライスシャワー    牡6  的場均
4着   アイルトンシンボリ 牡6  岡部幸雄
5着   ナイスネイチャ    牡7  松永昌博

 

 
【第39回有馬記念のレース内容はこちらをどうぞ】




【第51回有馬記念】
  平成の怪物、ディープインパクトの引退レースとなった。有馬記念の引退レースと言えばオグリキャップやトウカイテイオーなど、骨折などから見事復活すると言う、ファンの涙を誘うドラマティックな最後と言う印象があるが、この馬に限ってはとにかく強烈な強さを印象付けた引退レースとなった。これが本当に引退レースなのかと言う程、他馬を寄せ付けない圧勝だった。現役を続けて凱旋門賞でリベンジを果たして欲しい、と思ったファンも多かったと思うが、今年も力を維持できるとは限らず、怪我をして再起不能という事になれば日本競馬界にとって大きな損失となってしまう。今考えると、あのタイミングでの引退は妥当だったと思う。
  稀代の大種牡馬サンデーサイレンスやディープインパクトの前の3冠馬ナリタブライアンがこの世を去ってしまった今、この平成の怪物にかかる期待は大きい。


◎第51回有馬記念成績
1着 ディープインパクト 牡4 武 豊
2着 ポップロック     牡5 ペリエ
3着 ダイワメジャー    牡5 安藤勝己
4着 ドリームパスポート 牡3 内田博幸
5着 メイショウサムソン 牡3 石橋守


【第51回有馬記念のレース内容はこちらをどうぞ】











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2007年11月20日

東西で「・・・王」が貫禄を見せつける!!  〜その2〜  【競馬  マイルチャンピオンシップ結果】

〜マイル「王」よ!!やっぱりあんたは強かった!!〜


 競馬の第24回マイルチャンピオンシップが18日、京都競馬場で行われ1番人気のダイワメジャーが最後の直線で追いすがるスーパーホーネットを振り切り2連覇を果たした。2着には4番人気のスーパーホーネット、3着には5番人気だったスズカフェニックスが入った。


【レース結果】
1着 ○ダイワメジャー      安藤勝己  1分32秒71
2着 ▲スーパーホーネット  藤岡佑介
3着 △スズカフェニックス   武 豊
4着 ◎アグネスアーク    藤田伸二
5着 ×カンパニー       福永祐一

<コメント>
  混戦が予想された今年のマイルチャンピオンシップだったが、終わってみれば昨年の覇者ダイワメジャーが格の違いを見せつける結果となった。秋に入って不完全なレースが続き、敗因がはっきりしている一方で一時の勢いに陰りが見え始めたのでは、と囁かれていた。そうこうしている内に妹のダイワスカーレットが脚光を浴び兄の存在はすっかり影に隠れてしまったかに見えた。しかし、そんな不安を吹き飛ばす会心のレース運びでマイル王の称号を誰にも譲る事は無かった。ゴール前でスーパーホーネットが迫ってきても抜かせない勝負根性は健在だった。この他の有力馬も追い込んできたが、先行馬有利の展開で道中での位置取りが後方だった事が響き、ダイワメジャーの先を行く事は出来なかった。

  これでダイワメジャーはGT5勝目で昨年のマイルチャンピオンシップ、今年の安田記念、そして今回のマイルチャンピオンシップのマイルGT戦3連覇を果たした。文字通り「マイル王」となり、名馬の仲間入りをしたと言っても良いだろう。このまま引退し種牡馬入りするとの情報もあるが、ファンとしては暮れの有馬記念での兄妹対決を見たいところだろう。実現した場合、安藤騎手はどちらの馬を選択するのだろうか。







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2007年11月18日

今年最後の淀でのGTは堅いか?それとも大荒れか?  【競馬 マイルチャンピオンシップ】

  競馬の第24回マイルチャンピオンシップが18日、京都競馬場芝1,600mで行われる。昨年のマイルチャンピオンシップ、春の安田記念に続きマイルGT戦制覇を目指すダイワメジャーの他、伏兵も虎視眈々とトップの座を狙っており、混戦が予想される。秋のマイル王に君臨するのはどの馬か。注目のレースは15時40分ゲートが開く。


【本紙予想】
  秋のマイル王を決めるマイルチャンピオンシップ。昨年はダイワメジャーが天皇賞に続き制し、この春に行われた安田記念も勝ってマイル王に君臨した。だが、そのマイルを制覇した王者にも一時の勢いに陰りが見え始めている。王者を倒そうとする伏兵も多く出走し混戦が予想される今回のマイルチャンピオンシップ。果たしてその結果は・・・。

  そこで本紙の予想に入りたい。その混戦レースを制する本命には6枠12番アグネスアークを挙げたい。前走の天皇賞では不利を受けながら怯む事無く優勝したメイショウサムソンに迫る2着と健闘した。重賞勝ちは無いものの重賞での連続2着は実力の証だろう。使い詰めによる反動が不安材料であるが、追い切りの動きを見る限り心配なさそうだ。初重賞制覇がGTの可能性は十分にあると見て◎を打ちたい。

  続く対抗は4枠8番ダイワメジャー。前走は不利を受け、前々走は馬インフルエンザの影響と敗因はそれなりにあるものの一時の勢いに陰りが見えている。が、やはり実績は抜きん出ており軽く扱う事は出来ない。普通に走れば上位争いは可能と見て対抗に推したい。言い訳出来ない得意の距離でこの馬の真価が問われる。

  3番手は5枠9番カンパニー。前走の天皇賞で上の2頭同様大きな不利を受けたが3着に入った。距離短縮と広い京都外回りコースはこの馬にとってプラスに働くだろう。展開次第で逆転も可能と思われる。

  そしてこのレースの穴馬は4枠7番スーパーホーネット。2連勝の勢いでこのレースもあっさり勝つ可能性を秘めている。


  この他、この距離で実績のある2枠3番キングストレイル、2歳チャンピオンの称号がすっかり色褪せてしまったが、前走のスワンSで復活の兆しを見せた3枠6番フサイチリシャール、荒れた春のGTレースの主役を演じた7枠14番ピンクカメオ、数多くのGTレースを制しているものの何故かこのレースとは縁が無い武豊騎乗の6枠11番スズカフェニックスを連下候補として挙げたい。

 まとめると

◎ 6枠12番  アグネスアーク
○ 4枠 8番  ダイワメジャー
× 5枠 9番  カンパニー
▲ 4枠 7番  スーパーホーネット
△ 2枠 3番  キングストレイル
△ 3枠 6番  フサイチリシャール
△ 6枠11番  スズカフェニックス
△ 7枠14番  ピンクカメオ

 
 馬連で3−12、6−12、7−12、8−12、9−12、11−12、12−14の7点







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2007年11月11日

スカーレットのスカーレットによるスカーレットのためのレース!!  【競 馬    第32回エリザベス女王杯結果】

  競馬の第32回エリザベス女王杯が11日、京都競馬場芝2,200mで行われ右寛ハ行により出走取消となったウオッカに代わり1番人気となったダイワスカーレットが逃げ切り3つ目のGTタイトルを獲得した。2着には昨年このレースを制したフサイチパンドラが、3着には一昨年の覇者スイープトウショウが入った。

【レース結果】
1着 ×ダイワスカーレット  安藤勝己  2分11秒91
2着 △フサイチパンドラ   ルメール
3着 ○スイープトウショウ  池添謙一
4着 △ディアデラノビア   武 豊
5着  アドマイヤキッス   岩田康誠

※本紙◎のウオッカは出走取消

<コメント>
酔いが一気に醒めた衝撃的なニュース!! 

  ウオッカとダイワスカーレットの一騎打ち、3歳馬と古馬の対決など見所が多く、競馬ファンがそれらの対決に酔いしれるはずだった今年のエリザベス女王杯。だがレースが始まる前に波乱は起こった。昨年はレース中に波乱が起き、今年はレース前に・・・。レースでも何かが起きそうな雰囲気が漂った。幸いウオッカのハ行の症状は軽いとの事。この後出走予定であるジャパンカップ或いは有馬記念で復活を期待したい。(そこでもし勝ったら年度代表馬或いは最優秀三歳牝馬の選考は難航するだろうが・・・。)

  さて、本命の一角が思わぬ形で消えた今年のエリザベス女王杯。終わってみればダイワスカーレットの強さだけが際立ったレースだった。ゴールした時のスタンドの歓声ともため息ともとれるどよめきがそれを物語っていた。
  テン良し、中良し、しまい良し。とにかく全てがうまくいったと言って良いだろう。最後、昨年と一昨年の覇者を従えてのゴールは新旧女王の交代を告げる儀式のようだった。また、秋華賞同様、道中スローペースに落とし戦前に囁かれていた距離不安をカバーした安藤騎手の好騎乗も光った。後ろにダービー馬がいなかったからこそ成せた技と言えるのかも知れないが、今日の所はこの馬の強さを褒め称えたいと思う。

  2着、3着に入ったフサイチパンドラとスイープトウショウも最後追い込んだが、逃げた馬に最後の直線であの脚を使われてはどうしようもなかった。

  かくして新女王の誕生で幕を閉じた秋の最強牝馬決定戦。しかし、真の女王を決めるはずだったウオッカとダイワスカーレットとの対決はお預けとなった。この後直接対決が果たして実現するのか。2頭の今後の動向に注目したい。







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2007年11月10日

淀の秋を彩るのは、勢いの3歳馬か?経験豊富な古馬か? 【競 馬  第32回エリザベス女王杯予想】

  秋の最強牝馬決定戦、競馬の第32回エリザベス女王杯が11日(日)、京都競馬場芝2,200mコースで行われる。今年はダービー馬ウオッカを始め、GT馬6頭が出走する。例年になくハイレベルと言われる3歳勢が古馬勢も蹴散らすのか、それとも古馬勢が意地を見せるのか。秋の淀を彩る女の戦いの結末やいかに?

【本紙予想】
  昨年のこのレースは当時無敗の3歳牝馬カワカミプリンセスが他馬を寄せつけず、圧倒的な強さで1着に入線した。だが最後の直線で他馬の進路を妨害、降着となり波乱のレースとなった。そのプリンセスは今年、骨折の為出走しない。

  今年の牝馬はとにかく3歳勢のレベルが高いと言う話で持ちきりだった。更にダービー馬を輩出した事で拍車が掛かった。そのダービー馬ウオッカ、そしてそのウオッカに2度勝っている2冠馬、ダイワスカーレットが4度目の対戦となる。一騎打ちのムードもあり、前日オッズはこの2頭に人気が集中している。

  そこで本紙の予想に入りたいと思う。上記2頭の内、コース適性や距離を考えて本命は3枠3番ウオッカを推したい。前走の秋華賞は休み明けだった事や道中極端なスローペースでこの馬の持ち味である差し脚が生かされるレース展開にならなかった事もあり3着に敗れたが、上がり3Fは勝った馬よりも速く「負けて強し」の内容だった。距離が1F延びる事、差し脚が生きる外回りコースはこの馬にとってプラス材料となるだろう。叩き2戦目で体調も整ったとあれば、ダービーの時のような豪脚が見られても不思議ではない。牝馬同士なら軸は堅いと見た。

  続く対抗馬は3枠4番スイープトウショウ。出走予定だった京都大賞典をお決まりの調教拒否により回避すると言うアクシデントに見舞われた。気性面でアテに出来ないのは確かだが、今回は調教をこなしとあればやはり無視できない1頭である。おまけに京都では好成績を残している。(一説による入場の際、ダートをまたがないからだとか・・・。ダートをまたぐ東京コースだと調教と間違えるらしい。)かつて牡馬を蹴散らした旧女王が、勢いのある3歳勢に襲いかかるシーンが見られるか。

  有力馬の1頭、5枠7番ダイワスカーレットは確かに強い。ウオッカを2度破っているのは紛れも無い事実である。が、今回は有力馬で先行する馬が何頭かおり、前走のようなスローペースになるとは考えにくい。また兄のダイワメジャーを見ていると距離延長は決して有利とは言えず、また宝塚記念で既に古馬と対戦しているウオッカと違い今回が古馬との初対戦である事を考慮し今回は3番手評価とした。

  そしてこのレースの穴馬には4枠5番ローブデコルテを挙げたい。前走はアメリカ遠征後の休み明けと言うこともあり全く良い所がなかった。この馬もウオッカ同様、広い外回りの方が合っているような気がする。人気の落ちた今回、オークスで見せたしぶとい脚を繰り出す事が出来れば一発があってもおかしくない。

  その他では昨年の覇者7枠12番フサイチパンドラ6枠9番アサヒライジングの先行勢を連下候補として挙げておく。ダイワスカーレットよりもこの2頭の方が前に行かせたらしぶといような気がする。また、先日3000勝を達成し勢いに乗る武豊騎乗の8枠13番ディアデラノビアも連下に挙げておきたい。

まとめると

◎3枠3番   ウオッカ
○3枠4番   スイープトウショウ
×5枠7番   ダイワスカーレット
▲4枠5番   ローブデコルテ
△6枠9番   アサヒライジング
△7枠12番  フサイチパンドラ
△8枠13番  ディアデラノビア

馬連で3−4、3−5、3−7、3−9、3−12、3−13の6点。菊花賞、天皇賞に続いて的中となるか。







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2007年10月28日

偉業を達成した馬、直線ヨレタ馬、その被害を被った馬・・・ 色々あった天皇賞!! 【競 馬  第136回天皇賞結果】

  競馬の第136回天皇賞が28日、東京競馬場芝2,000mに16頭が出走して行われ、1番人気のメイショウサムソンが優勝し史上4頭目の天皇賞春秋連覇を達成した。2着にはアグネスアークが入った。
  一方、昨年このレースを勝ち有力候補の1頭に挙げられていたダイワメジャーと宝塚記念優勝馬のアドマイヤムーンは最後の直線で大きな不利を被り、着外に沈んだ。


【レース結果】
1着 ◎メイショウサムソン  武 豊   1分58秒41
2着 △アグネスアーク    吉田隼人
3着  カンパニー      福永祐一
4着 ○ポップロック     ペリエ
5着 △コスモバルク     五十嵐冬

  先週の菊花賞に続き予想的中。しかし、悲しいかな馬券は買っていない。

<コメント>
  昨日の大雨とは打って変わって緑の芝が映える天気となった東京競馬場で行われた今年の天皇賞は、1番人気のメイショウサムソンが人気を裏切る事無く強い勝ち方で他馬を寄せ付けず春秋連覇の偉業を達成した。

  外枠不利と言われる東京2,000mコースでで内枠を引く幸運、スタートダッシュの良さ、道中の位置取り、そして最後の直線の抜け出しと全てが上手く運び会心のレース内容だったのではないかと思う。また、今回から手綱を取る武豊騎手がどんなレースをするのか注目していたが、さすが「平成の盾男」言われるだけの事はある。前2週の悔しさを晴らす手綱さばきで、メイショウサムソンを勝利に導いた。次のジャパンカップで世界の馬相手にどんなレースをするのか。約2ヶ月遅れの
世界デビューが楽しみである。

  また本紙で対抗に推したポップロックはごちゃついた最後の直線をすり抜けたまでは良かったが、いかんせん外枠からでは追走が精一杯だった。

  その一方で、最後の直線での走路妨害はせっかくのGTレースに水を差した。ダイワメジャーにしてもアドマイヤムーンにしてもこれからエンジンが掛かるところで受けた不利だけに、陣営は納得いかないだろう。その点で不利を受けながら2着に入ったアグネスアークは健闘した。勝負事に「タラ」、「レバ」は禁句だが、もしあの不利が無ければメイショウサムソンともっと競っていたかも知れない。或いは上位の顔ぶれが変わっていたかも知れない。とは言え今日のメイショウサムソンを負かすのは容易ではなかったような気もするが・・・。
  
  秋の府中には魔物が棲むと言われるが、今年は1番人気に優しくそれらを追う馬には厳しい結果を魔物はもたらした。春秋連覇の偉業達成と同時に後味の悪さも残してしまった136回目の天皇賞だった。


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魔物が現れる秋の府中の森。土曜日の嵐はその予兆か?  【競馬 第136回天皇賞予想】

  第136回天皇賞が28日、東京競馬場芝2,000mで行われる。今年はダイワメジャー、メイショウサムソン、アドマイヤムーンなどGT馬が揃い、グランプリレースの様相を呈しており、豪華なメンバー構成となっている。前日オッズでもこの3頭にGTで上位争いを演じているポップロックを加えた4頭に人気が集中している。GT馬が上位争いをするのか。それとも土曜日に台風の影響で嵐となった東京競馬場近辺に再び嵐が訪れるのか。
 

【本紙予想】
  今年の天皇賞の中心は上に書いた4頭と見て良いと思う。この秋の過程を見ると、1戦叩かれて出走する馬(ダイワメジャー、ポップロック)、ぶっつけ本番(メイショウサムソン、アドマイヤムーン)に分かれる。また前日降った雨の影響で不良となった馬場状態がどこまで回復するか。日曜日の予報だと雨は降らないが、かなり水を含んでいるように見えたので、恐らく良まで回復する事は無いだろう。

  そこで本紙の本命には1枠1番のメイショウサムソンを挙げたい。本来なら宝塚記念後は凱旋門賞に出走する予定だった同馬。しかしこの夏競馬界を揺るがした馬インフルエンザの騒動に巻き込まれ、その夢は叶わなかった。その為ぶっつけで天皇賞に挑む事になったが、休み明けでも好走している実績があり心配は無いだろう。また馬場が悪いのもこの馬に味方すると思う。並んだら抜かせない勝負根性を今回も見せて欲しい。また、今回から武豊騎手が手綱を取る事になったが、先週、先々週のGTで悔しい負け方しているだけに今度こそやってくれるだろうと信じて本命にしたい。

  続く対抗馬には8枠15番ポップロックを推す。京都大賞典を叩いての参戦である。GTでは昨年から2着、3着と惜しいレースが続いている。1着こそないものの堅実なレースぶりを評価し対抗とした。今回はペリエ騎手が騎乗するが、果たしてどんなレース展開を頭に描いているのだろうか。
  
  昨年に続く天皇賞連覇を狙う7枠14番ダイワメジャーは3番手評価。前走の毎日王冠の負けは斤量が影響した事も考えられるがその前の宝塚記念の負け方が引っ掛かる。その時も確か雨でやや重だった。良馬場が見込めないこのレース。キレで勝負するこの馬に果たしてプラスに働くのだろうか。

 前走宝塚記念を勝ち、今回がダーレージャパンに移籍して初戦となる6枠12番アドマイヤムーンは、休み明け初戦と言う事もあり今回は単穴に評価を下げた。 

 この他、前走の毎日王冠を勝った7枠13番チョウサン、同レース2着の5枠9番アグネスアーク、これまで期待され続けてきた地方馬2枠3番コスモバルクを連下候補としたい。

 まとめると

◎1枠 1番  メイショウサムソン
○8枠15番  ポップロック
×7枠14番  ダイワメジャー
▲6枠12番  アドマイヤムーン
△2枠 3番  コスモバルク
△5枠 9番  アグネスアーク
△7枠13番  チョウサン

 馬連で◎○×▲のBOXと1−3、1−9、1−13の9点。果たして結果やいかに?







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2007年10月21日

キングス、殿さまに君臨する!!  【競馬  第68回菊花賞結果】

  競馬の第68回菊花賞が21日、京都競馬場芝3,000mで行われ、4番人気のアサクサキングスが直線で抜け出し初のGTタイトルを、また騎乗した四位騎手はダービーに続き2冠をそれぞれて獲得した。2着には連れて上がったアルナスラインが入り、1番人気のロックドゥカンブは3着だった。
  一方、復活が期待されたフサイチホウオーは8着、3番人気に支持された皐月賞馬ヴィクトリーは16着に終わった。 


【レース結果】

1着 ◎アサクサキングス  四位洋文   3分05秒14
2着 △アルナスライン   和田竜二
3着 ○ロックドゥカンブ  柴山雄一
4着  エーシンダードマン 角田晃一
5着 △ドリームジャーニー 武 豊 

 桜花賞以来の予想的中!!(馬券は買っていないのだが・・・。) 


<コメント>
  ダービー、前走の神戸新聞杯2着と惜敗続きだったアサクサキングスがクラシック最後となる菊花賞で見事に栄冠を勝ち取った。
  レースは道中5、6番手に位置し、逃げるホクトスルタンの背中を追う理想的なレース運びとなり、最後の直線で捕えると追いすがるアルナスラインを振り切ってクラシックホースの仲間入りを果たした。騎乗した四位騎手は異なる馬での2冠獲得。同一馬での2冠獲得は何度もあるが、異なる馬でと言うのは珍しい事ではないだろうか。同世代の馬を下したアサクサキングス。これからは古馬との争いとなる。この後、年内は1〜2戦使う予定との事だが、古馬相手にどこまで戦えるのか、楽しみである。  

 2着のアルナスラインは、骨折休養明けで中1週と言う厳しいローテーションだったが、前走で古馬相手に好走しただけの事はあった。骨折が無ければ春のクラシックレースでも中心的な存在となる可能性を秘めていた同馬。これからの活躍に期待したい。

 3着のロックドゥカンブ、5着のドリームジャーニーは、中団より後ろに位置し最後に追い上げて強さの一端を見せたが、切れる脚が生かされないレース展開となった事が痛かった。「最も強い馬が勝つ」と言われる菊花賞。やはり勢いだけで勝つのは難しいと言う事か。終わってみればダービーで牡馬最先着だったアサクサキングスが「最も強い馬」と言う事だった。

 一方、不甲斐なかったのが春は中心的な存在だったフサイチホウオーとヴィクトリー。両馬とも気性的にこの距離は不向きだったように思える。惨敗だった皐月賞馬と無冠の帝王。この後はどのような路線を歩むのだろうか。

 ダービー馬を輩出できなかった2007年の3歳牡馬世代。クラシックのレースで上位に進出した馬はもちろんの事、もしかしたら3歳時に活躍できなかった馬の中から、古馬にになって化けるものが出てくるのかも知れない。


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2007年10月20日

ダービー馬のいない2007年の3歳牡馬!!最後も混戦、菊の舞台!!   【競馬 第68回菊花賞予想】

  競馬の第68回菊花賞が21日、京都競馬場芝3,000mで行われる。ダービー馬を輩出できなかった今年の3歳牡馬は、例年になく小粒と言われており、混戦が予想されている。3冠クラシックの最後を飾るのは果たしてどの馬か?


【本紙予想】
 今日は午後から出掛ける予定があるので、早めに予想記事を書きたいと思う。
 ダービー馬不在の菊花賞は、キングカメハメハが出走しなかった2004年以来。その時このレースを制したのは当時ほとんど人気がなかったデルタブルースである。今年のメンバーを見ると、どの馬にも勝つチャンスがありそうな雰囲気が漂っている。

 その中から本紙本命には、5枠10番アサクサキングスを推したい。春に行われた日本ダービーは、人気が無い中で牡馬最先着の2着と健闘した。ひと夏越して真価が問われた前走の神戸新聞杯でも、ドリームジャーニーの強襲に遭ったが、正攻法で競馬しての2着という事で成長の跡をうかがわせた。決して派手さはないものの気性的に問題となる点がなく血統的も長距離はプラス材料と思われる。また、人気になるであろうロックドゥカンブやドリームジャーニー はどちらかと言うと後ろからの競馬となるだけに、けん制し合って仕掛けが遅れ前残りとなる可能性があり展開的にもこの馬に向くと予想する。ダービーでの無念を晴らす舞台は整っていると見て、この馬を本命にしたい。
 
  続く対抗馬は2枠4番ロックドゥカンブ。異色の南半球産である。遅生まれで日本生まれの馬に置き換えると気性的にはダービの頃の状態と同じだろうか。デビュー以来無傷の4連勝と出走馬の中では最も勢いに乗っている。また、斤量が2キロ少ないのも有利である。今回初めて同世代の強い馬との対戦と言う事を割引き対抗にしたが、勢いでクラシック最後の1冠を奪取する可能性は十分にある。「ブルース」の次は「ロック」が淀に鳴り響くか。

  さて、本来なら8枠18番ヴィクトリーを本命にしようかと思ったが、枠順を見て3番手に評価を下げた。前走の神戸新聞杯で気性的に落ち着いた所を見せたが、どうもダービーでの暴走劇が頭から離れず、しかも隣の枠には逃げるであろうホクトスルタンがいるのが非常に引っ掛かる。テンションが上がりつられて暴走しないかとと言う心配がよぎった。ライバルであるフサイチホウオーは前走で走る気を見せず、追い切りでも陣営から威勢の良いは聞こえて来ない事を考えると、実力的には一番と思われるが敢えて3番手に評価を下げた。

  そしてこのレース最大の穴馬には7枠17番ホクトスルタンを挙げたい。(前々日オッズでは人気になっており、穴になるかどうか不透明だが・・・。)前走の神戸新聞杯は逃げて4着。その前も2,600mのレースを逃げ切っており先行力がある。おまけに父は長距離血統のメジロマックイーン。実績は無いものの父の血が騒ぐとしたらこのレースだろう。

  その他、京都大賞典で古馬相手に好走した6枠12番アルナスライン、距離の長いレースを連勝して前述のデルタブルースのような臭いを感じる7枠14番デュオトーン、オールカマーでは全く良い所が無かったものの、叩いて一変するタイプの5枠9番サンツェッペリンを連下としたい。
  尚、神戸新聞杯を制し人気になるであろう8枠16番ドリームジャーニー。実力的には勝ってもおかしくないと思うが、3,000mの距離がこの馬にとってプラスなのか、追い込み一辺倒で後ろからは果たして届くか、乗り役の事を考えると先週の秋華賞のような事にならないか疑問なので今回は連下にとどめた。また、無冠の帝王6枠11番フサイチホウオーは、追い切りの動きを見ると完全復調には程遠いと思うので今回は無印とした。

 まとめると

◎  5枠10番アサクサキングス
○  2枠 4番ロックドゥカンブ 
×  8枠18番ヴィクトリー
▲  7枠17番ホクトスルタン
△  5枠 9番サンツェッペリン
△  6枠12番アルナスライン 
△  7枠14番デゥオトーン
△  8枠16番ドリームジャーニー

 馬連で4、10、18のBOXと9−10、10−12、10−14
、10−16の7点。

 果たして結果やいかに・・・。







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2007年10月14日

秋の淀を颯爽と駆け抜けた桜の女王!!  【競馬 第12回秋華賞結果】

  競馬の第12回秋華賞が14日、京都競馬場で行われ2番人気のダイワスカーレットが直線で抜け出し優勝した。ダイワスカーレットは桜花賞に続く2つ目のGT獲得となった。休み明けでレースに挑んだ1番人気のダービー馬、ウオッカは3着に敗れた。
  
  
【レース結果】
1着 ○ダイワスカーレット  安藤勝己  1分59秒1
2着  レインダンス     武幸四郎
3着 ▲ウオッカ       四位洋文
4着 ◎ベッラレイア     武 豊
5着  ラブカーナ      吉田隼人


<コメント>
  例年にない豪華メンバーが揃った秋の3歳女王決定戦は、桜花賞馬がダービー馬などを下し2冠に輝いた。
  ダイワスカーレットは、ローズS同様先行しながら最後の3Fで33秒台の脚を繰り出し他馬を寄せ付けなかった。スタートして先行するスピードがありながら、最後33秒台の脚を使えるのがこの馬の強みだが、今日のレースではその能力をいかんなく発揮したと言えよう。2,000mと言う距離が持つか疑問視されていたが、難なくクリアした2冠馬。この後どのレースに出るのか楽しみである。

  2着のレインダンスも良く走ったと思う。結局ローズSでひと叩きされ、順調に使われた馬が1、2着に入る結果となった。

  一方、本紙で本命に推したベッラレイアは終始後方に位置し、最後の直線でダイワスカーレットを上回る豪脚を見せたが、ライバルと競るには余りにも後ろ過ぎた。ペースが速くならなかったのも影響したのかも知れない。

  ダービー馬ウオッカはやはり休み明けが響いたのか3着を確保するのが精一杯だった。次走は再び淀の舞台に立つのか、それとも深秋の府中の森に登場するのか。何れにしても次走どんなレースをするのか期待が持てる内容ではあったと思う。

  このレースは最優秀3歳牝馬の座を懸けた争いでもあったが、今日の結果でダイワスカーレットがその座にかなり近づいた。果たしてこの後ダービー馬の称号を獲得したウオッカの逆襲はあるのだろうか。
 






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2007年10月13日

ハイレベルな3歳牝馬!!最後を飾るのは春の実績馬かそれとも・・・  【競馬 第12回秋華賞】

    競馬の第12回秋華賞が14日、京都競馬場芝2,000mコースで行われる。今年の3歳牝馬はウオッカが日本ダービーを制するなど例年になくハイレベルな世代と言われているが、3歳牝馬のGTとしては最後のレースとなるこのレース。果たして秋の装いとなった淀の舞台を先頭で駆け抜けるのはどの馬なのか。


【本紙予想】
  桜花賞馬ダイワスカーレット、NHKマイル杯を制したピンクカメオ、オークス馬ローブデコルテ、そしてダービーを制したウオッカとGTのタイトルホルダーがこれだけ揃う3歳GT戦も珍しい。それだけにこの秋華賞も激戦が予想され、印を付けるのも難しい。特にひと夏を越したとは言え、まだ大人に成熟しきっていない3歳牝馬。当日の気配や馬体重も重要なファクターとなると思われるが、過去の実績などからこのレースを占ってみたい。

  そこで本紙の予想だが、トライアルレースとなるローズSなどを見るとやはり春の実績馬、それもGTで上位の実績を残している馬がこのレースでも主役になると見る。そうすると、ダイワスカーレット、ウオッカ、ローブデコルテ、ピンクカメオ、ベッラレイアをどう評価する、という事になる。
  
  何れも甲乙付けがたい実力馬であるが、本紙の本命には6枠11番ベッラレイアを挙げたい。春に行われたオークスでは、あと一歩と言う所で2着に敗れたものの実力的には優勝したオーブデコルテとの差は余りなかった。ひと夏越して挑んだローズSでは、ダイワスカーレットに及ばなかったものの2着とまずまずのスタートを切った。また、この秋から手綱を取る武豊騎手は春は不調に喘ぎリーディングを明け渡すと思われたが、調子を取り戻しリーディングのトップが見える位置にきた。ローズSでは、ダイワスカーレットとの脚の差を測ったようなレース運びをしたように思えたが、これは春先のチューリップ賞でダイワスカーレットに騎乗した安藤騎手がウオッカに対して取った戦法と同じ。1F延びる今回は逆転可能と見た。先週3日間連続開催で命拾いをした騎手、父ナリタトップロードも菊花賞でGTを獲得したと言う背景も考慮して本命に推したい。

  これに続く対抗には7枠13番ダイワスカーレットを推す。前走のローズSは、先行逃げ切りで他馬を寄せ付けなかった。今回も使われている順調度や実績を考えると本命に推したい所だが、差し馬が有利とされるコースで行われる事やマークが厳しくなると思われ、対抗とした。
  
  今回のレースで取捨が最も難しいと思われるのが、ダービーを制した8枠16番ウオッカ。ダービーを制したというのは紛れも無い事実だが、その後のアクシデントやぶっつけ本番と言う事を考えると今回は3番手評価としたい。ただ、追い切りの動きを見ているとあっさり他馬を負かしても不思議ではない。揉まれない外枠も好材料だろう。

  8枠18番ローブデコルテは展開に注文が付く事とぶっつけ本番と言う事を考慮し今回は連下にとどめたい。残ったGT馬の4枠7番ピンクカメオは2,000mが微妙に長いような気がするので無印としたい。  

  他に前走強烈な末脚で勝利を収めた5枠9番アルコセニョーラ、3連勝でこのレースに挑む1枠1番ヒシアスペンを連下にしたい。明日の京都は雨の予報。馬場が渋れがダートで実績を残しているこの馬が連に絡む可能性も・・・。

 まとめると以下の通りとなる。

◎6枠11番  ベッラレイア
○7枠13番  ダイワスカーレット
▲8枠16番  ウオッカ
△1枠 1番  ヒシアスペン
△5枠 9番  アルコセニョーラ 
△8枠18番  ローブデコルテ

 馬連で11、13、16のBOXと1−11、9−11、11−18の6点







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posted by スポーツ職人 at 17:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(43) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月23日

後方からゴボウ抜き!!目覚めた2歳王者、菊の舞台へ!!  【競 馬  神戸新聞杯】

  菊花賞トライアル、第55回神戸新聞杯が23日、阪神競馬場2400メートルコースで行われ、3番人気のドリームジャーニー(武豊騎乗)が2分24秒7のタイムで優勝した。
  レースは、終始後方に位置していたドリームジャーニーが最後の直線で一気に他馬を抜き去り、前で粘るアサクサキングスに1/2馬身差をつけて快勝した。3着は皐月賞馬ヴィクトリーだった。1番人気のフサイチホウオーは直線伸びず12着に終わった。上位3頭は菊花賞の優先出走権を獲得した。


【レース結果】
1着  ドリームジャーニー  武 豊   2分24秒73
2着  アサクサキングス   四位洋文
3着  ヴィクトリー      岩田康誠
  
  以上、菊花賞への優先出走権を獲得

<コメント>
  今年から距離が延びた菊花賞トライアル神戸新聞杯。ダービーで牝馬に屈辱的な敗戦を喫した有力馬が、ひと夏越して精神面を含めどのように成長したか注目されたレースだったが明暗が分かれる結果となった。
  トライアルレースを制したのは、2歳王者ドリームジャーニー。朝日FS以降、春はすっかり鳴りを潜めていた2歳王者は新コンビに武豊を迎えて復活の狼煙を上げた。後方から他馬をゴボウ抜きにした豪快な末脚は、ウオッカに次いで速いタイムを叩き出したダービーを彷彿とさせるものだった。
  父ステイゴールドはじれったほどのジリ脚だったが、その面は受け継がなかったようである。その為かレース後、武騎手も菊花賞の距離適性については慎重なコメントをしていたが、母の父が、あのメジロマックイーンである事を考えると、今日の2,400mをこなした事と併せて菊花賞への期待が膨らんでくる。一度、鳴りを潜めた2歳王者が、混戦が予想される3歳最後のタイトルを手にする事が出来るか。

  2着のアサクサキングス、3着のヴィクトリーは休養明け初戦を考えるとまずまずのスタートと言えよう。特に春はやんちゃぶりばかりがクローズアップされたヴィクトリーの落ち着きには驚いた。菊花賞の有力候補の1頭になるのは間違いなさそうだ。

  一方、春はタイトル最も近いとされながら無冠に終わったフサイチホウオーは、満を持して臨んだとされたこのレースで、見せ場なく惨敗に終わった。休みボケが原因か、それとも距離の壁か。人気が落ちた時の実力馬が怖いのは確かだが、現時点では菊の舞台から大きく後退したと言わざるを得ないだろう。果たして秋深まる10月の淀の舞台で、無冠の帝王が復活するシナリオが用意されているだろうか。







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2007年09月17日

実りの秋へ向けて各馬始動!! 秋も荒れるかGT戦線  【競 馬 トライアルレース】

  3歳GT(JpnT)戦線の最終章となる菊花賞、秋華賞のトライアルレース、セントライト記念(JpnU)、ローズS(JpnU)が中山、阪神競馬場でそれぞれ行われ、実力馬が順当に勝利を収め優先出走権を手にした。
  秋華賞は10月14日、菊花賞は10月21日共に京都競馬場で行われる。


【レース結果】
 
◎セントライト記念 
1着 ロックドゥカンブ   柴山雄一   2分12秒01
2着 ゴールデンダリア  柴田善臣
3着 スクリーンヒーロー 木幡初広
 
 以上、菊花賞への優先出走件を獲得

◎ローズS
1着  ダイワスカーレット  安藤勝己   1分46秒11
2着  ベッラレイア      武 豊 
3着  レインダンス     福永祐一

 以上、秋華賞への優先出走権を獲得

<コメント>
  春のGTは万馬券乱発で大いに荒れ、夏は馬インフルエンザ騒動で揺れに揺れた競馬界。馬インフルエンザも収束し無事、秋競馬を迎える事が出来た。
  そんな中GT(JpnT)出走を巡る争いも始まった。まず、セントライト記念は、南半球生まれと言う珍しい経歴を持つロックドゥカンブが他馬を寄せ付けず無傷の4連勝で菊花賞争いに名乗りを挙げた。今年の牡馬3歳はこれといった軸馬が見当たらない為、菊花賞も楽しみである。神戸新聞杯に出走を予定しているフサイチホウオーやヴィクトリーもうかうかしていられないだろう。

  一方、ローズSは春に実績を残した馬が順調に夏を過ごして帰って来た感がある。ダイワスカーレットは発熱で回避したオークス以来のレースとなったが、女王の走りは色褪せるどころか進化しているように思えた。2着となったベッラレイアも名手武豊騎手に乗り替わり、次走どのように巻き返すか。
 桜花賞で2着だったウオッカは、その後ダービーで同期の牡馬を相手にせず一躍脚光を浴びた。秋華賞へ直行する予定のウオッカを追いかける構図となっている秋の3歳牝馬戦線。どのようなドラマが待っているか。今から楽しみだ。







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2007年08月18日

インフルエンザは、鳥だけではなかった!!大混乱の日本競馬界   【競馬  馬インフルエンザ問題】

〜スポーツナビより〜

 競走馬の馬インフルエンザ感染によって18、19日に札幌、新潟、小倉3競馬場で予定していたレースが中止された問題で、日本中央競馬会は17日、記者会見し、感染が拡大傾向にあるとの認識を示した。前日の楽観的な見通しを修正し、代替開催や次週以降のレース開催も未定としている。
  
 関係者によると、今春の天皇賞などを制したメイショウサムソンも感染しており、10月に予定しているフランス競馬の凱旋(がいせん)門賞への出走が危ぶまれている。
 1971年末に日本で流行した際には約2カ月にわたってレースが中止された。  

<コメント> 
 週末の競馬開催については、当初楽観視されていたが蓋を開けてみると予想以上に感染が広がっている事が分かり、今後の開催が危ぶまれている。今後更に拡大する傾向があり、開催のメドは立っていないのが実情だ。相手が動物なだけに、事態の収拾にはかなり時間が掛かると思われる。凱旋門賞を目指すメイショウサムソンも陽性反応を示しており、凱旋門賞への挑戦がどうなるのか。
 馬インフルエンザに単を発した、競馬界を揺るがす今回の騒動。仮にに1971年に流行した時と同じ期間、開催が中止されるとなると10月の秋の天皇賞まで影響が及ぶ可能性があり、競馬ファンにとってはヤキモキする日が続きそうだ。今後レーシングプログラムがどのように変更されるのか等、JRAの対応に注目したい。


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2007年06月25日

古馬の、そして男の意地を見た宝塚劇場!!  【競馬 第48回宝塚記念】

 競馬の第48回宝塚記念(GI、2200メートル芝)が24日、阪神競馬場で行われ、3番人気のアドマイヤムーンが優勝した。2着は2番人気のメイショウサムソン、3着は武豊騎乗のポップロックが入線した。
 牝馬として64年ぶりにダービーを制し、1番人気に支持されたウオッカは、道中折り合いを欠き8着に敗れた。(差 替)

【レース結果】
1着 ▲アドマイヤムーン  牡4  岩田 康誠   2:12.4
2着 ☆メイショウサムソン牡4  石橋 守
3着 △ポップロック     牡6  武 豊
4着  アドマイヤフジ    牡5  福永 祐一
5着  ファストタテヤマ  牡8  小牧 太
  
<コメント>
 例年になく豪華なメンバーが揃った今年の宝塚記念を制したのは、歴史を塗り替えたダービー馬ではなく、前走のG戦を勝って意気揚々と乗り込んで来た歴戦の兵でもなければ、ドバイを制し香港から帰って来た「世界ランカー」アドマイヤムーンだった。最後の直線でのメイショウサムソンとの叩き合いは見応え十分で、雨の中駆け付けたファンを唸らせる内容だったと思う。まさにグランプリレースと呼ぶにに相応しいレースだった。次の目標は秋の天皇賞との事。距離適性等から暑い夏を順調に過ごせば、秋も主役になる事は間違いないと思う。
 
2着のメイショウサムソンにとっては、馬場コンディションといい、展開といい、この馬が勝てる条件が揃ったレースとなったが、アドマイヤムーンの強襲に屈し、凱旋門賞の壮行レースとする事は出来なかった。この馬の持ち味である競り合いで初めて敗れた事で、この後のローテーションがどうなるのか。

 メイショウサムソンとは反対に条件が全く味方しなかったのが、人気を集め本紙も本命に推したウオッカ。自慢の末脚が生きない馬場となった上、道中であれだけ掛かってしまってはどうしようもない。4角で一瞬見せ場を作ったが、既に脚は残っていなかったように見えた。同期の牡馬を蹴散らし歴史を変えた女傑も、年上の中ではおしとやかなお嬢様になってしまうと言う事なのか。この時期に古馬に勝つにはもう少しキャリアを積む事がが必要だと言う事だろう。同期の牡馬を酔わせたアルコールは雨で薄まってしまい、歴戦を潜り抜けてきた古馬には効かなかった。
 この後は、予定通り凱旋門賞に向かうとの事だが、今回のような重い馬場が主流のヨーロッパの競馬場にどう立ち向かうのか。今回の経験がプラスになる事を望みたい。

  これから各馬は暑い夏を涼しい北海道或いは厩舎で過ごし秋に備える事になる。秋のG?戦線は強い馬が力を発揮するのか、それとも・・・。中央競馬は、地方競馬場が中心のサマーシリーズ本番を迎える。



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2007年06月23日

3歳馬初制覇か?それとも古馬が意地を見せるか?  【競馬 第48回宝塚記念 予想】

   競馬の第48回宝塚記念が24日、阪神競馬場2,200mで行われる。前日オッズも発表され、先月3歳牝馬として64年振りに日本ダービーを制したウオッカが3.0倍で1番人気となっている。ダービーを制した3歳牝馬が古馬も負かすのか、それとも古馬が意地を見せるのか。注目のレースは24日15時40分ゲートが開かれる。

【本紙予想】
  
◎(本命)1枠2番ウオッカ
 今年のメンバー構成を見ると逃げ、先行馬が多くスローペースとなる事は考えにくい。とすればダービーでも見せた強烈な差し脚が、ここでも発揮される可能性が高い。おまけに新馬でも背負わない51Kgと言うハンデ戦並みの斤量がそれを後押ししている。この時期に3歳馬が古馬と対戦する事がプラス材料とは言えないのは確かであるが、一度歴史を塗り替えている同馬ならば、ここもあっさり勝ってしまうシーンが見られても不思議ではないような気がする。胸を張って凱旋門賞に向かって欲しい所である。唯一の心配と言えば、雨で馬場が渋って瞬発力が生かされないような状況になる事ぐらいか。


○(対抗)6枠11番 ダイワメジャー
  前走の安田記念を制し、マイラーの印象が強くなってしまったが、
昨年の秋以降安定したレースぶりを見せている。今回は距離がやや長いような気もするが、早めに先行して押し切るという自分の競馬が出来れば良い勝負が出来ると思う。近走の充実ぶりを見ても打倒女傑の1番手と言っても良いだろう。


▲(単穴)3枠6番 アドマイヤムーン
 距離適性や瞬発力では前述の2頭にも引けを取らない。今シーズン絶好調の岩田騎手に乗り替わると言う事もあって3番手評価。


☆(特注)8枠17番 メイショウサムソン 
  実績では、この馬とダイワメジャーがメンバー中トップクラスであろう。叩き合いになればこの馬に勝機があると思うが、瞬発力勝負だと分が悪い事や距離が微妙に短いと判断し評価を下げた。馬場が渋ればこの馬の出番であるが、極端に渋る事もなさそうなので・・・。

△(連下)
 「アドマイヤ」から見放された武豊騎手の一発が怖い昨年の有馬記念2着、前走の目黒記念を制した3枠5番ポップロック、休養明け2戦目で変わり身が見込まれる4枠7番カワカミプリンセス、前走の金鯱賞で復調の兆しを見せた4枠8番インティライミ、前走シンガポールでのG?を制した7枠14番シャドウゲイト、大外でスムーズに先行できるであろう8枠18番ローエングリーンまで挙げておきたい。

馬連は、◎○▲のBOXと、◎から☆△の流し
 2−6、2−11、6−11、2−5、2−7、2−8、2−14、2−18



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歴史は再び塗り替えられるのか?  【競馬 第48回宝塚記念枠順確定】

  競馬の前半戦の最後を締めくくるグランプリレース、第48回宝塚記念が24日阪神競馬場で行われ、その枠順が以下の通り確定した。
  

【第48回 宝塚記念】 
1枠 1番  スウィフトカレント  牡6   58 横山 典弘
1枠 2番  ウオッカ       牝3   51 四位 洋文
2枠 3番  マイソールサウンド 牡8   58 角田 晃一
2枠 4番  マキハタサイボーグ セ5   58 和田 竜二  
3枠 5番  ポップロック      牡6   58 武 豊 
3枠 6番  アドマイヤムーン  牡4   58 岩田 康誠
4枠 7番  カワカミプリンセス 牝4   56 武 幸四郎
4枠 8番  インティライミ    牡5   58 佐藤 哲三
5枠 9番  アドマイヤフジ   牡5   58 福永 祐一  
5枠10番  アドマイヤメイン  牡4   58 川田 将雅  
6枠11番  ダイワメジャー   牡6   58 安藤 勝己
6枠12番  トウカイトリック   牡5   58 幸 英明 
7枠13番  ファストタテヤマ  牡8   58 小牧 太 
7枠14番  シャドウゲイト    牡5   58 田中 勝春
7枠15番  アサクサキングス  牡3   53 松岡 正海
8枠16番  コスモバルク     牡6   58 五十嵐冬樹
8枠17番  メイショウサムソン 牡4   58 石橋 守 
8枠18番  ローエングリン    牡8   58 後藤 浩輝

<コメント>
  春競馬の終わりと共にサマーシリーズの到来を告げる宝塚記念の枠順が決まった。春競馬と言っても既に主戦は地方の競馬場に移っており来年のダービーを目指す新馬の戦いも始まっている。更にこの時期の蒸し暑さを嫌ってか例年小粒なメンバー構成になるこのレースは、グランプリレースと銘打っている割に暮れの有馬記念よりも盛り上がりに欠けるのだが、今年は約半世紀振りに牝馬としてダービーを制したウオッカを始め、4つ目のGTタイトルを獲得を目指すメイショウサムソンや先日の安田記念を制したダイワメジャー、海外で活躍した馬など豪華な顔触れとなった。
 3歳牝馬ウオッカが前半戦を締めくくるべく同期の牡馬に加えて古馬も酔わせ、3歳馬としてこのレース初制覇を成し遂げるのか、それとも歴戦のつわものが阻止するのか。荒れに荒れ、歴史も塗り変わった今年春のGT戦線。最後に笑うのはどの馬か?その答えは日曜日に出る。
 本紙予想は、土曜日夜に発表の予定。

 



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2007年05月31日

巡り巡る、馬と人間の不思議な関係  【競馬 今昔物語】 

  先日、JRAのホームページを眺めていてある記事に目が留まった。川島信二騎手の安藤厩舎からフリーへの変更に関する記事である。どうやら安藤厩舎の主、安藤正敏師が7月に勇退する為、厩舎が解散する事に伴う変更のようだ。
 
  解散する安藤(正敏)厩舎と聞いて、ある騎手の事を思い出した。ある騎手と言うのは、今は亡き岡潤一郎騎手の事である。岡騎手と聞いてピンと来る方はかなりの競馬通である。その頃競馬を始めた小生も、実際の所、彼の全盛期の事は良く分かっていないが、落馬事故の事はニュースで見たような覚えがある。
 1988年に安藤厩舎所属でデビューした彼はその年最優秀新人賞を獲得すると、その後も順調に勝ち星を重ね1991年にリンデンリリーでエリザベス女王杯を制し初のGTタイトルを獲得した。だが1993年に落馬事故に遭い帰らぬ人となってしまった。24歳と言う若さだった。デビュー当時から武豊の最大のライバルになるだろうと言われ、今もし生きていれば第一線で活躍する騎手として先週のダービーに出走した馬に騎乗していたかも知れない。

  その彼が1990年の宝塚記念で騎乗(2着)していたのがオグリキャップ。同年の有馬記念でのラストランで競馬ブームに火を付けたアイドルホースである。ちなみにラストランとなった有馬記念で騎乗したのが武豊騎手である。
  その一大ブームを巻き起こしたオグリキャップも気がつけばもう22歳。人間で言えば80歳程度になる。その彼の血を引く最後の仔が先日生まれた(牝馬)そうだ。オグリキャップもこれで種牡馬としての役目を終え、今後は繋ようされている北海道新冠町の牧場で余生を過ごすとの事。数々のGT獲得と言う実績を引っさげて高額のシンジケートが組まれたものの、結局種牡馬としては目立った結果を残す事は出来なかった。しかし彼の出現が無かったら、競馬が一般大衆に認知される事は無かったかも知れない。種牡馬の役目に対しまずはご苦労様と言ってあげたい。そして静かに余生を過ごして欲しいと思う。

  競馬は「BLOOD SPORTS」と言う言葉で形容されるが、このように馬そしてそれにまつわる人間関係が絡み合うドラマティックなスポーツでもある。  






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2007年05月27日

同世代の男なんてまだまだ子供よ!! byウオッカ  【第74回東京優駿  結果】

  競馬の第74回東京優駿(日本ダービー)が27日、東京競馬場芝2,400mで行われ、3番人気の牝馬ウオッカが2着に3馬身の差をつける圧倒的な強さを見せつけ勝利を収めた。牝馬のダービー制覇は実に64年ぶりの事。鞍上の四位騎手は初のダービー制覇となりダービージョッキーの仲間入りを果たした。1番人気のフサイチホウオー、2冠を目指した2番人気のヴィクトリーは共に自分のレースをする事が出来ず、馬群に沈んだ。2着に人気薄のアサクサキングスが入り、先週収まったと思われた万馬券の嵐が再び吹き荒れる結果となった。


【レース結果】
1着  △ウオッカ       四位 洋文  2分24秒53
2着  △アサクサキングス   福永 祐一  
3着  ×アドマイヤオーラ   岩田 康誠
4着   サンツェッペリン   松岡 正海
5着  △ドリームジャーニー  蛯名 正義

<コメント>
   64年ぶりに女王誕生か、それとも2冠馬誕生かなど話題の多かった第74回東京優駿(日本ダービーは)、牝馬で唯一参戦したウオッカが馬場の真ん中から突き抜け圧倒的な強さで制した。1番人気のフサイチホウオーが勝てば、父ジャングルポケットとの父子制覇が実現する所だったが、父タニノギムレットとの父娘制覇となった。

  レースはスタートから意外な展開となった。2冠を目指したヴィクトリーがまさかの出遅れで、ペースが落ち着いてしまった。2,400mのレースだったが、最後の直線勝負となり実質マイル戦と同じ形となった。こうなると瞬発力で牡馬と対等に渡り合える力を持っているウオッカにとっては、おあつらえ向きのレース展開であった。

  展開が向いたとは言えウオッカの末脚には恐れ入った。お見事の一言に尽きる。スタートから道中、チグハグなレース運びをしていた1番人気、2番人気の馬を尻目にしっかり折り合い、最後の直線で強烈な末脚を披露し同世代の牡馬を子供扱いにした。
  先週のオークスを見ても分かる通り、今年の3歳牝馬のレベルは高いと言われて来たが、それを証明する結果となった。人間の世界でも女が強くなり男が弱くなったと言われて久しいが、競馬界もついに牝馬が牡馬を従える時代がやって来たと言う事か。誕生した女傑の今後の活躍が楽しみである。それにしてもダービーの親子制覇が「父子」ではなく「父娘」とは・・・。このような偉業は今後出ないような気がする。

  アサクサキングスは展開がハマっての2着確保。△印を付けはしたが、ゴールまで持ちこたえるとは正直思わなかった。これもヴィクトリーがもたらした恩恵か?3着のアドマイヤオーラも距離不安が囁かれたが、上がり勝負の競馬となった事でその不安が取り除かれたと言う事だろう。

  一方、本紙で重い印を付けたヴィクトリー、フサイチホウオーは見せ場無く共倒れとなった。
  まずヴィクトリーはスタートの時点でレースが終わってしまった。1〜2コーナーで遅れを取り戻した分、そこで脚を使ってしまった。昨日、レース展開のポイントを握るのは同馬と書いたが、スローペースのレース展開を演出したのはこの馬と言っても良いだろう。皐月賞では自ら波乱を演出し、そしてダービーでは向正面で、つられて掛かり気味に追走して来た1番人気のフサイチホウオーを道連れにして裏で波乱を演出してしまった。能力は高いのだろうが今後活躍できるか否かはは気性の成長がカギとなるだろう。

  1番人気のフサイチホウオーも向正面で掛かってしまい先行するヴィクトリーにつられて一緒に上がってしまい脚を使ってしまった。向正面が最後の直線と勘違いした訳ではないだろうが、チグハグなレース運びとなってしまった。レース前は不安要素は少なかったが、まさかレースに魔物が潜んでいるとは・・・。改めて競馬の難しさを実感した。

  初の父娘制覇、新たなダービージョッキーの誕生、そして64年ぶりの牝馬の優勝と記録ずくめとなった74回目の東京優駿。記録と共に記憶にも残るレースになるだろう。
 
  この後、海外に遠征する牝馬が何頭かいる。ウオッカも、もしかしたらこの中に含まれる可能性がある。今回のレースで気性的な未熟さを露呈した3歳牡馬は、成熟した3歳牝馬をただ指をくわえて見ているしかないのだろうか。







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posted by スポーツ職人 at 21:21| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(42) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

一生に一度の晴れ舞台 頂点に立つのはどの馬か?  【競馬 第74回東京優駿 展望・予想】

   競馬の祭典、第74回東京優駿(日本ダービー)が27日東京競馬場芝2,400mで行われる。前日オッズでは、フサイチホウオーが1.8倍で断然の1番人気となっている。続いて皐月賞馬のヴィクトリーの8.3倍、2歳女王ウォッカが8.5倍で続いている。74回目のダービーは鳳凰が舞うのか、女帝が誕生するのか、それとも皐月賞馬が馬名通り勝利をさらって2冠目を獲得するのか。注目のレースは明日15時40分ゲートが開く。



【本紙予想】
  馬柱表を見て気づいた事がある。稀代の大種牡馬サンデーサイレンスの仔が出走していない事である。今年3歳になる馬にサンデーサイレンス産駒は存在しない。時代の移り変わりの何と早い事か。その代わり父の欄にジャングルポケット、タニノギムレットなど馴染みのダービー馬の名前が並んでおり、レース以外でもファンの興味を引くであろう今年の東京優駿。

  前日オッズを見ても分かるとおり、皐月賞で敗れはしたものの最後の直線で豪脚を見せて最も強い競馬をしたフサイチホウオーが断然の一番人気となっている。荒れに荒れた今年春のG?T戦線だが競馬の祭典ともなれば、伏兵馬の付け入る余地はやはり無いのだろうか。

  先週行われたオークスでは、予想に反して高速決着となり差し馬有利の展開となった。今の芝の状態や今日行われたレースを見ると明日のダービーも極端なスローペースとはならないと思われる。

  そこで本紙の本命だが、予想する諸氏と同様7枠15番フサイチホウオーに逆らう要素は無いと考える。休養明けとなった前走の皐月賞はエンジンの掛かりが遅く、前に残った2頭を捕え切れなかったが上がり最速のあの豪脚をもってすれば東京の2,400mのコースで十分差し切れるだろう。モマれる事が無い外枠、コースとの相性、中間の調整も順調に行っている等、皐月賞の時のような不安要素が少ないとすれば、やはり同世代では1枚抜けた存在である。父ジャングルポケットに続く父子制覇の可能性は高いような気がする。
  
  これに続くのは、その皐月賞で他馬を押し切った8枠17番ヴィクトリーを推したい。この馬のポイントはただ1つ。唯一にして最大の弱点、気性の難しさがレース当日に出ないかである。調教でも乗り手を振り落とす等、相変わらずのやんちゃ振りを見せている。前走の皐月賞でも、馬とケンカすると走る気を無くすので前に行かせた、と騎乗した田中騎手が語っているように能力だけで走っていたように思える。実際道中のラップタイムを見ても、決して楽なレースをしたとは思えない。にも関わらず、最後の直線で一度抜かれたサンツェッペリンを抜き返すなど、能力の高さ、勝負根性がある所を見せた。外枠を取った事から今回もモマれる事無く馬の気に任せて先行できるのはプラスである。前日オッズを見ると人気になっているので皐月賞以上にマークが厳しくなるだろうが、他の有力馬も差し馬が多いので後方でけん制しあい、仕掛け所を見失う間にスイスイ逃げていくと言う、父が同じ97年のサニーブライアンの逃走劇の再現もあり得る。気性の難しさが良い面に出れば2冠も見えてくるだろう。本来なら本命にしたい所だがこのレースの展開のポイントを握っているであろう同馬が気性面でアテに出来ない事、前出のサニーブライアンとは状況が違う(人気を背負っている)と言う事で対抗とした。

  3番手以下はどの馬も同じに見えて選ぶのが難しい。2枠3番ウォッカの能力は確かに認めるが、この時期牡馬と対戦して打ち負かすほどの女傑なのかを考えると、桜花賞で同性に負けていると言う事実があり、やはり割り引く必要があると思う。
そこで皐月賞の上がり3Fでフサイチホウオーと同タイムだった7枠14番アドマイヤオーラを挙げたい。距離がどうかと言う問題があるが、騎手を今年リーディングトップの岩田騎手に代えた事で違った一面を見せるかも知れない。人気も落ちているだけに一発を狙っての騎乗になる。最後の直線、隣の枠のフサイチホウオーとの叩き合いになると言う展開に持ち込めれば勝機も見えてくるだろう。皐月賞を勝った時3冠もあり得ると言われたもののダービを前に屈腱炎を発症し、ターフを去った父アグネスタキオン、果敢にダービに参戦したものの骨折してしまった母ビワハイジの無念を晴らす事が出来るか。競馬にドラマが存在するのならば、この馬が勝った時にそのドラマが生まれるのかも知れない。

  その他前が崩れると言う条件付きながら、皐月賞の上がり3Fでフサイチホウオー等とほぼ同じタイムだった4枠8番ドリームジャーニー、2,400mを既に経験している5枠9番ヒラボクロイヤル、ここの所不甲斐ないレースが続いているが東京コースと相性が良く且つ先週オークスを制し勢いがある福永騎手に乗り替わった8枠16番アサクサキングスと前出のウォッカまでを連下として挙げたい。
まとめると

 ◎7枠15番  フサイチホウオー
 ○8枠17番  ヴィクトリー
 ×7枠14番  アドマイヤオーラ
 △2枠 3番  ウォッカ
 △4枠 8番  ドリームジャーニー
 △5枠 9番  ヒラボクロイヤル
 △8枠16番  アサクサキングス

 馬連で◎○×のBOXと◎から△の流しで

 14−15、14−17、15−17、3−15、8−15、9−15、15−16の7点
 

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