競馬の第137回天皇賞が4日、京都競馬場(芝3,200m)で行われる。
今年春のGTは、本命不在の混戦が続いており天皇賞も軸となる馬がおらず混戦が予想されている。前日オッズの人気は、昨年の菊花賞馬アサクサキングス、3連覇を狙うメイショウサムソン、前走の阪神大賞典を制したアドマイヤジュピタの順となっているが、人気が割れている。果たして主役に踊り出るのはどの馬なのか。
【天皇賞(春)の傾向】 かつて春の天皇賞と言えば、GTレースの中でも比較的堅く収まるレースの1つだったが、ここ数年は人気薄の馬が1、2着に入るケースが目立ち荒れている。最近1、2番人気で収まったのはディープインパクト&リンカーンぐらいだろうか。昨年のメイショウサムソンでさえ2番人気での優勝だった。
今年の天皇賞も人気が割れており、展開一つで順位がガラッと変わりそうな雰囲気を漂わせている。
今春のGTは桜花賞、皐月賞と人気馬が敗れ馬券的に荒れる結果となっているが、それに歯止めが掛かるか?それとも・・・?
【本紙の予想】◎(本 命) 8枠13番アサクサキングス 昨年菊花賞を制した後は、ジャパンカップやグランプリレースには見向きもせず鋭気を養った。休み明けの産経大阪杯では、久々のレースだった上に59キロの斤量を背負った。にも関わらず勝ったダイワスカーレットを追いかけての3着と上々の出来だった。ターゲットはあくまで天皇賞で、大阪杯はトライアルの意味で使ったと陣営が語っている事から想定内の結果だったのだろう。
このレースは、菊花賞馬との相性が良く、おまけに京都では負けなしと得意のコースなだけに上昇度を買って本命に推したい。
○(対 抗)5枠8番メイショウサムソン 昨年の有馬記念、前走の産経大阪杯と精彩を欠いている。前走の敗因が遠征取り止めにより調整計画が狂った事なのか、それともこの馬の闘争心が萎えてしまったのか。ここの所掲示板にすら載らない成績が続いている事からもう少し評価を下げようと思ったが、他に推したい馬もいない事や、追い切りの動き自体に問題はなさそうなので、これまでの実績も考えて対抗にする。競馬は、馬7騎手3と言われるが、長距離レースではその割合が逆転する言われている。平成の盾男、武豊騎手がどんな手綱さばきでこの馬を復活させるのか。
×(注 意)8枠14番アドマイヤジュピタ 前走の阪神大賞典は、スローペースの決め手勝負で勝利をモノにした。後述するホクトスルタンがどのように逃げるのかにもよるが、前走同様、最後の直線での決め手勝負になるとこの馬の出番もありそうだ。逆にスタミナ勝負になると血統的に苦しい。母の父であり天皇賞と言えばかつて出馬表を賑わせた事もあったリアルシャダイの助けをどこまで借りる事が出来るか。
▲(単 穴)3枠4番ホクトスルタン 今年の天皇賞の展開のカギを握っているのがこの馬である。重賞勝ちこそ無いが、前走の準オープンでの勝利は圧巻だった。メジロアサマに始まる血統は、まさに天皇賞向きである。伝統あるメジロの血が騒ぐとしたらこのレースのような気がする。
また、騎乗する横山典騎手は2004年の天皇賞でイングランディーレに騎乗し、アッと言わせる逃げで穴を開けた。今回はどんな逃げを見せるのか。策士の手綱さばきが今年の天皇賞の結果を左右しそうだ。
△(連 下)5枠7番ドリームパスポート 勝つには、パンチ力に欠けるがここの所安定した成績を残しており、そろそろ復活があるのではないかと予想して・・・。
△(連 下)6枠10番ポップロック 勝ちきれないレースが続いているが、安定した成績を残しており軽視は出来ない。
馬券は、今回も人気が割れている事から◎○×▲のBOXと◎から△へ流す事にする。
馬連で4−8、4−13、4−14、8−13、8−14、13−14、7−13、10−13の8点。 最後に気になる点が1つ。アドマイヤ一族から4頭出走する事である。展開が大きく勝敗を左右しそうな今回のレース。レースのカギを握っているのは実はこの4頭かも知れない。



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posted by スポーツ職人 at 22:18| 東京 ☁|
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