2008年12月01日

ダービー馬を蹴散らした穴党のヒーロー!! 【競 馬 ジャパンカップ結果】

  競馬の第28回ジャパンカップ(GT)が30日、東京競馬場芝2,400mで行われ、先日行われたアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を果たしたばかりのスクリーンヒーローが(牡4歳)が最後の直線で並み居る強豪馬を差して抜け出し、今年のダービー馬、ディープスカイの追撃をかわして初のGTタイトルを獲得した。鞍上のデムーロ騎手は2004年の皐月賞でダイワメジャーに騎乗して以来の日本のGT制覇(4勝目)となった。

   一方、注目された「3世代のダービー馬」ディープスカイ、ウオッカ、メイショウサムソンはそれぞれ2着、3着、6着に終わった。


【ジャパンカップ競走成績】
1着  スクリーンヒーロー   デムーロ  2分25秒59
2着 ○ディープスカイ     四位洋文
3着 ×ウオッカ        岩田康誠
4着 △マツリダゴッホ     蛯名正義
5着  オウケンブルースリ   内田博幸


<コメント>
  先日掲載した予想記事の中で、単穴に推したアサクサキングスに騎乗するルメール騎手の一発がありそう、と言うような事を書いたが、一発あったのは、もう1人の「出稼ぎジョッキー」デムーロ騎手の方だった。

  勝ったスクリーンヒーローは、前走のアルゼンチン共和国杯で初めて重賞タイトルを獲得したもののハンデに恵まれていた感があり、おまけに夏を過ぎてようやくオープンの仲間入りをしたとあっては、タイトルホース目白押しの今回、人気が無いのも当然だった。しかし、最後の直線での叩き合いでダービー馬(ウオッカ)とグランプリホース(マツリダゴッホ)を蹴落とすと、後ろから追ってきたもう一頭のダービー馬、ディープスカイの追随を許さなかった。
  思えば鞍上のデムーロ騎手は、本格化前のダイワメジャーで皐月賞を制しているが、この馬も今後「穴党のヒーロー」から「本命党のヒーロー」になる事が出来るのか注目したい。

  一方、3世代ダービー馬はスローペースに泣かされる結果となった。
  その中で最も悔しい負け方をしたのが、古馬を押しのけ1番人気に支持されたディープスカイだったのではないだろうか。上がり3F最速タイムを叩き出し、他のダービー馬2頭に先着したまでは良かったが、思わぬ伏兵の出現は予想出来なかっただろう。陣営がこのレースにどれだけ懸けていたのか、レース後の四位騎手の悔しさに満ちたコメントがそれを物語っているような気がした。道中の位置取りがもう少し前ならば・・・、と言うフレーズは「負けて強し」の戦いをした今回は胸にしまっておきたい。

  ウオッカは懸念されていた折り合いに課題を残した。それとはやりスローペースになりがちなこの距離は、管理する角居調教師が有馬記念出走に慎重になっているように、余程強力なペースメーカーがいない限り少し長い気がする。それでも3着を死守した事でこの馬の底力は示せた。

  そして本紙本命のメイショウサムソンは最後少し見せ場はあったが、いつものしぶとさが無かった。海外遠征明けの影響か、それとも馬が引退の時期を悟ったのか。ラストランとなる有馬記念での復活劇を期待したい。武騎手が奇跡的な回復力を見せ復活すれば、それこそ有馬記念で時折演じられる「ドラマ」となる。

  かくして3世代のダービー馬が揃う事で注目されたジャパンカップは意外な結果で幕を閉じた。ディープスカイが年内休養、ウオッカも有馬記念の出走が微妙、そしてメイショウサムソンは引退とこの3頭が揃う事はないだろう。「本家グランプリレース」有馬記念は、メンバー構成が今回より少し小粒になりそうなのは残念ではあるが、今回のレース以上に名勝負が演じられる事を期待したい。












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2008年11月30日

今年最後の府中の杜に轟くは、3世代ダービー馬の勝どきか?それとも「マツリ」囃子か?  【競 馬 ジャパンカップ予想】

   競馬の第28回ジャパンカップ(GT)が30日、東京競馬場芝2,400mで行われる。

   先日行われた天皇賞で歴史の残る名勝負を演じたウオッカやディープスカイを始め、凱旋門賞帰りのメイショウサムソンの、いわゆる「3世代ダービー馬」が揃い、他にも昨年のグランプリホース、マツリダゴッホや今年の菊花賞馬、オウケンブルースリなど 、暮れのグランプリレースと思わせるような豪華な顔ぶれとなった今回のレース。果たして今年最後の開催となる府中の森で笑うのはどの馬か。

【本紙予想】
  外国馬と日本馬の対決が注目されるこのレースだが、ここ数年は小粒なメンバー構成の外国馬に対し、タイトルホースがこぞって参戦している日本馬の強さが目立っており「プレ有馬記念」の様相を呈している。今回も3世代のダービー馬を始め、グランプリホースに菊花賞馬と豪華なメンバーとなった。傾向としては、中山開催となった2002年は荒れる結果となった以外は比較的堅く収まり、馬の実力がそのまま反映されるレースと言える。そこで、本紙の予想。


本 命(◎) 1枠2番 メイショウサムソン
  前走の凱旋門賞では並み居る外国の強豪馬に屈したが、天皇賞を回避しじっくり調整して来た。遠征帰りと言う事で体調が不安材料ではあるが、休み明けは昨年制した天皇賞がそうだったように苦にしないタイプである。GT4勝の実力、内枠で連を外したのは昨年の有馬記念だけと持ち前の勝負根性が発揮できる条件が揃った今回、連は外さないと判断し本命に推したい。


対 抗(○) 5枠9番 ディープスカイ
  前走の天皇賞では最後の直線でウオッカに後れを取ったが3世代のダービー馬の中では上昇度No.1である。距離もダービーを制した時と同じであり問題ないだろう。その時と同じ舞台で春の再現なるか。

注 意(×) 2枠4番 ウオッカ
  前走の天皇賞を見ても分かる通り、現役最強馬である事は誰もが認めるだろう。不安材料は折り合いだけだが、内枠で揉まれる事でその影響がどう出るか。近走を見るとこの馬のベストは1,600〜2,000mのような気もするので、この距離は微妙に長いのではないかと判断し今回は評価を下げた。

単 穴(▲)  7枠15番 アサクサキングス
  考えてみれば昨年の菊花賞馬だった同馬。その後、善戦するも勝ち切れないレースが続いているが、昨年のダービーでウオッカの2着に粘って穴を開けたのは記憶に新しい。休み明け2戦目で上積みも見込める今回。ルメール騎手の一発で再び穴を開ける予感がする。

  その他連下(△)として、前走同じ距離のレースを勝っている4枠8番トーホウアラン、左回りが最大のネックもやはり怖い7枠13番マツリダゴッホ、英GT2着の実績がある7枠14番ペイパルブル まで挙げておきたい。
 
  まとめると

◎ 1枠 2番 メイショウサムソン
○ 5枠 9番 ディープスカイ
× 2枠 4番 ウオッカ
▲ 7枠15番 アサクサキングス
△ 4枠 8番 トーホウアラン
△ 7枠13番 マツリダゴッホ
△ 7枠14番 ペイパルブル

  馬券は馬連で◎〜△へ流す。2−4、2−8、2−9、2−13、2−14、2−15の6点。












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2008年11月24日

「男達よ、もっとしっかりしなさい!!」 by 牝馬一同(人間も?)  【競 馬 マイルチャンピオンシップ結果】

   競馬の第25回マイルチャンピオンシップが23日、京都競馬場芝1,600mで行われ、4番人気のブルーメンブラット(牝5歳)が最後の直線で内を鋭く突いて抜け出すと、外から強襲したスーパーホーネットの追撃をかわして優勝した。優勝したブルーメンブラットは初のGTタイトル獲得となり、このレースを牝馬が制したのはノースフライト以来14年ぶり。また鞍上の吉田豊騎手は、スマイルトゥモローで制した2002年のオークス以来のGTタイトル獲得となった。(2歳戦を除く。) 

  秋のGTシリーズ。次回はジャパンカップが30日、東京競馬場で行われる。

  また、京都5Rの新馬戦で武豊騎手が落馬し右腕の尺骨骨幹部骨折と診断され、マイルCSを含む同日5鞍の騎乗を取りやめた。メイショウサムソンとのコンビが決まっていたジャパンC(30日)、ヴァーミリアンに騎乗予定だったJCダート(12月7日)騎乗も断念する事が決まった。

【マイルチャンピオンシップ競走結果】 
1着 ○ ブルーメンブラット    吉田 豊  1分32秒64
2着 ◎ スーパーホーネット   藤岡佑介
3着    ファイングレイン     幸 英明
4着 × カンパニー        横山典弘
5着 ▲ ローレルゲレイロ     四位洋文


<コメント>
  天候に恵まれた昨日は家族と1日外出していた為、さっきJRAのホームページに掲載されていたVTRでレースの模様を見た。

  晩秋の京都でのGTレースはこのレースが今年最後となった。紅葉深まる淀の舞台の彩りを更に深く染めたのは、またしても牝馬だった。

  VTRを見た限り優勝したブルーメンブラッドと2着のスーパーホーネットの差はコース取りだったような気がする。馬の末脚を信じて後方に控え内を突いた吉田豊騎手の好騎乗が光った。かつてはメジロドーベルなどでGTレースを席巻した同騎手も、最近は目立った活躍が無く、2004年にデビューした弟の吉田隼人騎手に勝ち鞍で後塵を拝していたがこれで兄の威厳を取り戻したと言った所か。

  一方、1番人気ながら昨年同様僅かの差でタイトルを逃したスーパーホーネットもウオッカを下した実力を見せる事は出来たが、道中外を回らされ上がり3Fも優勝馬と同タイムでは仕方が無かった。枠順が明暗を分けたと言えるかも知れない。
 
  ブルーメンブラットの優勝でこの秋、牡牝混合のGTレースは、今のところ全て牝馬が優勝している。(菊花賞は牝馬が出走していない為、対象外)おまけに安田記念も加えると、今年4つのGTレースを牝馬が占めた。人間の世界では男が弱くなった(優しくなった?)と言われて久しいが、馬もいよいよ女性(牝馬)の時代になってしまったのだろうか。

  話は変わって新馬戦で落馬、負傷した武豊騎手の今後が心配である。来週のジャパンカップ以降も有力馬への騎乗が予定されているだけに対象となっている陣営としては頭が痛いと思う。取り敢えずメイショウサムソンには誰が乗るのだろうか。












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2008年11月23日

秋のマイル王決定戦!!再び「ハチの一刺し」はあるのか?  【競 馬 マイルチャンピオンシップ予想】

  競馬の秋のGTシリーズ第6弾、第25回マイルチャンピオンシップが23日、京都競馬場芝1,600mで行われる。
  前走の毎日王冠で現役最強牝馬であるウオッカを下したスーパーホーネット、同じく前走の府中牝馬ステークスで、エリザベス女王杯で人気を集めたカワカミプリンセスを下したブルーメンブラットなど粒が揃った今秋のマイル王決定戦。淀で今年最後となるGTの主役になるのは果たしてどの馬か。

【本紙予想】
  今秋のGT戦線も折り返し地点を迎えた。第6弾は秋のマイル王決定戦、マイルチャンピオンシップ。今年淀で行われる最後のGTレースを飾るのは果たしてどの馬か。

本 命(◎) 8枠17番 スーパーホーネット
  前走で後に天皇賞を制したウオッカを破った末脚を見せ付けられれば前日オッズで1番人気になるのも当然である。続いて人気となっているカンパニーと府中牝馬ステークスを制したブルーメンブラットも今年、そのウオッカに善戦したと言う共通項がある。しかし、その最強牝馬に先着したのは同馬だけ。激走の反動による疲れが気になる所だが、中間の調教の様子からそれはあまり無いように見える事、昨年惜しくも敗れたダイワメジャーのような強力な馬が出走しない今回こそ勝ち時である。昨年の雪辱を果たせる状態にあると判断し、本命に推したい。

対 抗(○) 4枠7番  ブルーメンブラット
  今年に入って急成長した同馬。春のヴィクトリアマイルでウオッカに迫ると、休み明けの前走でカワカミプリンセスを破り重賞初制覇を果たした。相手が一気に強化される今回は決して楽なレースではないが、上がり3Fで速い脚を繰り出せる魅力もあり、叩き2戦目となる今回、調子落ちはないと判断した。勢いがある事を考えると侮れない一頭である。

注 意(×) 8枠16番 カンパニー
  歴史的な一戦となった前走の天皇賞では勝ちもあるのではないかと思わせた同馬。天皇賞の時のような脚が出せればここも勝ち負けになると思う。更に先週悔しい思いをした横山騎手の一発が怖い所でもある。しかし前走の反動や、ここ数戦勝ち運に恵まれていない事を考えると3番手評価が妥当と判断した。


単 穴(▲) 1枠1番  ローレルゲレイロ
  休み明けだった前走スワンSで2着と好走。マイル戦での実績もあり、最内枠からの前残りの展開を考えて・・・。昆調教師、四位騎手のコンビと言えば来週出走予定のディープスカイ。その前祝いと行きたい所か。

 その他連下(△)として、そろそろ走りそうな気がする2枠3番スズカフェニックス、この距離で実績豊富な7枠13番サイレントプライド、前走大敗もこの距離ならまだ見限れない7枠15番スマイルジャック、相手なりに走る8枠18番エイシンドーバー まで挙げておきたい。

 まとめると

◎ 8枠17番 スーパーホーネット
○ 4枠 7番 ブルーメンブラット
× 8枠16番 カンパニー
▲ 1枠 1番 ローレルゲレイロ
△ 2枠 3番 スズカフェニックス
△ 7枠13番 サイレントプライド
△ 7枠15番 スマイルジャック
△ 8枠18番 エイシンドーバー


 馬連で◎から△への流し馬券。1−17、3−17、7−17、13−17、15−17、16−17、17−18の7点。 今秋のGT5戦3勝(スプリンターズS、天皇賞、エリザベス女王杯)と好調?の本紙。果たして今回の結果やいかに・・・。












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2008年11月17日

優勝馬を差し切った「じゃじゃ馬お嬢様」!!  【競 馬  エリザベス女王杯結果】

  競馬の第33回エリザベス女王杯(GT)が16日、京都競馬場芝2,200mで行われ、4番人気のリトルアマポーラが最後の挑戦で抜け出し、GT初制覇を果たした。。鞍上のルメール騎手は、2005年有馬記念(ハーツクライ)以来となるJRAのG1優勝。
  一方、1番人気カワカミプリンセスは追い込み及ばず2着に終わった。
  尚、3番人気だったポルトフィーノがスタート直後に落馬、カラ馬となった同馬が先頭でゴールを駆け抜けると言う珍事も起きた。
  秋のGTシリーズ。次回は23日、同じく京都競馬場でマイルチャンピオンシップが行われる。

【第33回エリザベス女王杯 競走成績】

※消 ▲ポルトフィーノ
1着 △リトルアマポーラ    ルメール   2分12秒14
2着 ◎カワカミプリンセス   横山典弘
3着 ○ベッラレイア       秋山真一郎
4着 △マイネレーツェル    川田将雅
5着 △レインダンス       武幸四郎

<コメント>
  一昨年このレース、先頭でゴールしながら進路妨害による降着となったカワカミプリンセスの汚名返上なるかで注目された今年のエリザベス女王杯。優勝したのは、これまでGTレースで人気がありながら実力を出し切れなかったリトルアマポーラだった。そして、それを最後の直線で差し切ってしまったカラ馬が登場すると言う誰も予想しなかったであろう結末が待ち受けていた。

  まず正真正銘の優勝馬リトルアマポーラは、桜花賞で2番人気、オークスでは1番人気に推されるほどの実力馬だったが、これまでスタートで後手を踏み追走及ばずと言うレースが続いていた。今回はスタート無難にこなす事が出来た事もあると思うが、騎乗したルメール騎手が馬を好位に付け早めに仕掛けた事が結果的に良かった。

  2着だったカワカミプリンセス、3着だったベッラレイアは共に1番人気、2番人気の実力は示したと思うが道中の位置取りが最後まで響いた恰好となった。

  そして、別な意味で主役だった良血ポルトフィーノ。スタート直後に名手を振り落とし、道中大逃げで気持ち良さそうにひとり旅を続け、最後の直線で失速するのかと思いきや、「華麗なる血統」の血が騒いだのかいきなり画面の外側から現れると、優勝したリトルアマポーラを差し切ってしまった。ため息がどよめくスタンドを尻目に気持ちよく走った上に先頭でゴールを駆け抜け、違った意味で能力の高さを見せ付けた事に馬自身は満足しているのかも知れない。
  武騎手と落馬と言えば、2002年の菊花賞で1番人気に推されながらスタート直後にアクシデントが起きたノーリーズンが思い出されるが、その悪夢が再び訪れるとは本人も思っていなかっただろう。

  かくして一昨年に続き今年も「幻の優勝馬」が誕生したエリザベス女王杯。来年はどんなシナリオが用意されているのだろうか。












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2008年11月15日

最強牝馬が出ない「最強牝馬決定戦」 ドラマの結末は、「リベンジ成功」?「素質開花」?それとも・・・   【競 馬  エリザベス女王杯予想】  

    秋のGTシリーズ第5弾は最強牝馬を決める戦い。競馬の第33回エリザベス女王杯が16日、京都競馬場芝2,200mで行われる。
  天皇賞(秋)で競馬史に残るような激闘を繰り広げた、ウオッカ、ダイワスカーレットの、最強の上に「超」が付く2頭は出走しないものの、一昨年の幻の優勝馬であるカワカミプリンセスや未完の大器ポルトフィーノ など、面白いメンバーが揃った今年の女王決定戦。果たして「超」最強牝馬に近づくのはどの馬なのか。


【本紙予想】
  最強牝馬を決めるレースではあるがウオッカ、ダイワスカーレットと言った現役最強牝馬はジャパンカップに向かうため出走しない。このレースで果たして上の2頭を凌駕するような最強牝馬が現れるかどうか。
  過去のエリザベス女王杯からレースの傾向を探ると、ひと夏越して成長した3歳勢或いは4歳勢の強さが目立つ。
  「女心と秋の空」と言われるように、とにかく当日になってみないと走るかどうか分からない牝馬戦。人気通りに収まるのか。それともあっと驚く高額配当が飛び出すのか。
  明日、京都は雨の予報が出ており、馬場状態もレースの行方を左右しそうな今年の女王決定戦。そこで、本紙の予想。

本 命(◎)7枠15番 カワカミプリンセス
  一昨年オークス、秋華賞を制するなど無類の強さを見せていた。その勢いでこのレースもトップでゴールを駆け抜けたが、進路妨害により涙を飲む結果となった。その後骨折などで長期休養を強いられていたが春に戦線復帰。前走の府中牝馬ステークスでは仕上がり途上ながら2着に粘り、3歳時の強さをを取り戻しつつある。中間の調整も上手く行っている事を考えるとGT2勝馬を軽く扱う事は出来ない。最強2頭が不在のこのレース。汚名返上出来る状態にあると見てこの馬を本命に推したい。

対 抗(○) 7枠13番 ベッラレイア
  休み明け初戦となった前走の府中牝馬ステークスで3着と好走した。昨年はダイワスカーレットやウオッカとも渡り合ってきた最強世代。強烈な末脚が持ち味なだけに降雨により馬場が渋るとマイナスだが、ここでも実力上位と見て対抗に推したい。

注 意(×) 6枠11番 ムードインディゴ
  前々走ローズS、前走秋華賞ともに2着と今、最も充実していると言える。しかも道悪を経験している事が強み。伸び盛りの3歳。軽く扱うと痛い目に遭いそうだ。

単 穴(▲) 3枠5番ポルトフィーノ  
  父クロフネ、母エアグルーヴ、姉アドマイヤグルーヴと言う超良血で早くから活躍が期待されていた。
  しかし、桜花賞はハ行で出走取消、オークスは骨折で出走を断念。復帰後、出走を目指した秋華賞は賞金不足で除外とことごとく運に見放されていたが、ようやく表舞台に出る事が出来た。距離、折り合いなどクリアすべき課題が多いが、ハマれば初重賞制覇がGTレースと言う偉業を達成する事もあり得る。鞍上はこの血統を知り尽くている武豊騎手。果たして姉に続き妹も優勝に導く事が出来るか。

 この他、連下(△)として、道悪が最大の敵ではあるものの内枠で好成績を収めている1枠1番レインダンス、大型新人三浦騎手騎乗の2枠3番ビエンナーレ、前走の凡走がかえって不気味な4枠7番マイネレーツェル、この距離合いそうな8枠16番リトルアマポーラまで挙げておきたい。

 まとめると

◎ 7枠15番  カワカミプリンセス
○ 7枠13番  ベッラレイア
× 6枠11番  ムードインディゴ
▲ 3枠 5番  ポルトフィーノ
△ 1枠 1番  レインダンス
△ 2枠 3番  ビエンナーレ
△ 4枠 7番  マイネレーツェル
△ 8枠16番  リトルアマポーラ  


 馬連で◎から○×▲△への流し馬券とする。

 1−15、3−15、5−15、7−15、11−15、13−15、15−16の7点。












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2008年11月03日

他馬を酔わせ、観客を酔わせ、再び歴史に名を残した同い年の女傑!!  【競 馬 第138回天皇賞結果】

  競馬の第138回天皇賞が2日、東京・府中市の東京競馬場芝2,000mで行われ、1番人気のウオッカがダイワスカーレット、ディープスカイとの壮絶な叩き合いを制し、GT4勝目を獲得した。
  レースは最後の直線で、昨年ウオッカの前に立ちはだかり3つのGTタイトルを獲得したダイワスカーレット、今年のダービー馬ディープスカイ、そしてこのレース1番人気に推されたウオッカ、3頭の叩き合いとなり長い写真判定の結果、ウオッカが差し切った。2着ダイワスカーレットとの差はわずか2センチだった。
  ウオッカに騎乗した武豊騎手は、今年GT2勝目で、秋の天皇賞は昨年のメイショウサムソンに続く連覇(3人目)。天皇賞は春秋合わせて11勝目となり「平成の盾男」の面目を保った。

【第138回天皇賞競走成績】
1着 ◎ウオッカ        武 豊   1分57秒21
2着 ○ダイワスカーレット   安藤勝己
3着 ×ディープスカイ     四位洋文
4着 △カンパニー       横山典弘
5着 △エアシェイディ     後藤浩輝

<コメント>
  競馬史上に残るであろう今年の天皇賞。最後の直線での叩き合いは「見応えがあった」と言う言葉では足りないくらいの、まさに名勝負だった。
 昨年、牝馬としておよそ半世紀ぶりにダービーを制したウオッカ。そのウオッカをことごとく破ったダイワスカーレットのライバル同士に、今年のダービー馬ディープスカイを加えた、いわゆる「3強」が前評判通りの強さを見せ付け、東京競馬場に駆けつけた約12万人やテレビなどで観戦していた競馬ファンを酔わせた。

  まずは、ダービー、安田記念に続いて東京競馬場で3つ目をGTタイトルを獲得したウオッカ。これまでダイワスカーレットとの直接対決では前を行くダイワスカーレットを捕らえ切れず敗れるケースが多かった。毎日王冠のレースは、それを意識した先行策かと思っていたが、今回は正攻法で挑み、初めて捕らえ切った。相手が長期休養明けと言う事もあるだろうが、ここで勝たないとライバルにはもう勝てない、と陣営も意気込んでいただけに喜びもひとしおだろう。
  また騎乗した武豊騎手も、今シーズン騎手リーディングトップの座にはいるが、大きなレースで勝つ事が出来なかった。またウオッカに乗ってからも然り。優勝が決まった後に、珍しくガッツポーズを見せていたが、それがここまで苦しんだ事を物語っていた。

  2センチ差でタイトルを逃したダイワスカーレットだが、この馬が名勝負を演出し、最も強いレースをしたと言っても過言ではないだろう。前半ハイペースでレースを作りながら、後半もバテる事がなく食い下がった。長期休養明けを考えると驚異的な走りである。それにしても1着との差は僅か2センチとは・・・。今日の新聞にも写真判定の結果が掲載されていたが素人目には同着にしか見えなかった。ドラマは時に非情な結末をもたらすのである。
   
  3着のディープスカイも最後はウオッカに及ばなかったが能力の高さは見せた。ただ、1コ上の女傑2頭を追い越すにはまだまだ経験が足りなかったと言う事だろうか。 

  僅か2センチ差という劇的な結末だった今年の天皇賞(秋)で主役を演じたウオッカとダイワスカーレット。昨年から続くライバル同士の戦いは、今年少なくともあと1戦は対決が見られそうである。次はどんなシナリオが用意されているのか注目したい。


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ラベル:競馬 武豊 天皇賞
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2008年11月02日

勢いの3歳馬か?円熟味増した古馬の貫禄か?豪華絢爛秋の陣!! 【競 馬  第138回天皇賞予想】

  秋のGTシリーズ第4弾、競馬の第138回天皇賞が2日、東京競馬場芝2,000mで行われる。
  ウオッカとディープスカイの新旧ダービー馬対決、昨年はそのウオッカを問題にしなかったダイワスカーレットなどGTタイトルホースが多数出走す近年稀に見る豪華なメンバーが揃った今年の天皇賞。果たして栄光の盾を勝ち取るのはどの馬か。

【本紙予想】
  秋華賞、菊花賞とここ2戦荒れた結果となっている今年秋のGT戦線。メイショウサムソンは回避したものの豪華なメンバーが揃った伝統の天皇賞はどうか。前日オッズを見るとやはり、新旧ダービー馬と昨年はライバル、ウオッカを問題にせず牡馬とも対等に渡り歩いて来たダイワスカーレットに人気が集中している。
  一方、過去の秋の天皇賞を紐解いてみると、「秋の府中には魔物が潜む」と言われ、人気馬がことごとく敗れるケースが多かったこのレースだが、最近では1番人気の馬が勝つケースが増え始め、そのフレーズは死語になりつつある。そこで本紙の予想。

本 命(◎)7枠14番 ウオッカ 
  ライバル、ダイワスカーレットと人気を二分している同馬。前走の毎日王冠では大胆にも逃げを打ち、最後は粘りきれず2着に敗れたが脚質に幅が出た事はプラスである。(逃げ馬ダイワスカーレットを意識した乗り方にも見えたが・・・。)ダイワスカーレットには分が悪いのは確かだが、府中でGT2勝とコース適性も良く、休み明け2戦目で実力を発揮できる状態にあると見る。鞍上は今年のGTでは波に乗れないものの「平成の盾男」と言われるほど天皇賞にはめっぽう強い武豊騎手。昨年、辛酸を舐め続けてきたライバルに今度こそ泡を吹かせる事が出来るか。

対 抗(○)4枠7番 ダイワスカーレット
  長期休養明け、初の東京コースと割引材料は多いものの、今年の春、後に春のグランプリホースとなったエイシンデピュティを下すなどこれまでの実績から軽視する事は出来ない。ウオッカとの順調度やコース適性を比較し対抗にしたが、これまでも休養明けで好走したケースが何度かあり、もしかしたらこの馬にとっては丁度良いハンデなのかもしれない。
  過去秋の天皇賞での牝馬ワンツーフィニッシュはないと思うが、人間同様、貧弱な今の牡馬陣を見ると今年はそれも有り得るような気がする。

注 意(×)2枠2番 ディープスカイ 
  今年のダービー馬が菊花賞ではなく、ここに参戦して来た。直線の長い東京コースで差し脚が生かせるのはプラス材料であるが、菊花賞で重賞未勝利馬が勝ち、古馬混合重賞で今年の3歳は未勝利である。今年の3歳世代のレベルが現時点で古馬相手に太刀打ちできるほど高いのかと言われると疑問が残る。勢いはメンバー中最もあるのは確かだが、初の古馬との対戦と言う事も加味し、今回は注意すべき馬、程度の評価にしたい。この馬にとっては今後の活躍を占う上で、試金石をなるレースになるだろう。

単 穴(▲)1枠1番 アサクサキングス
  昨年の菊花賞馬。ダービーでは同じ府中で人気薄ながら2着に突っ込み波乱を巻き起こした同馬。先行するこの馬にとって最内枠は願ってもない好枠である。鞍上は毎日王冠でウオッカを破り、先週の菊花賞ではフローテーションであっと言わせた藤岡騎手なのも魅力。スピード決着になると辛いが、昨春の再現を期待し単穴に推す。

連 下(△)
  東京コースとこの距離で実績のある2枠3番エアシェイディ、昨年このレース3着、鞍上が不気味な8枠16番カンパニー、重賞2連勝中で前が総崩れになった時に出番がありそうな8枠17番ドリームジャーニーまで挙げておきたい。

まとめると

◎ 7枠14番  ウオッカ
○ 4枠 7番  ダイワスカーレット
× 2枠 2番  ディープスカイ
▲ 1枠 1番  アサクサキングス
△ 2枠 3番  エアシェイディ
△ 8枠16番  カンパニー
△ 8枠17番  ドリームジャーニー
  
 馬券は、馬連は◎から流す。
 1−14、2−14、3−14、7−14、14−16、14−17
の6点。








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ラベル:競馬 天皇賞
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2008年10月27日

ブルースリの鬼脚にビックリ!!血が騒いだ?人気薄の追い込みで2度ビックリ!!そして競馬中継を見て3度ビックリ!? 【競 馬 第69回菊花賞結果】 

  3冠クラシックの最後を飾る第69回菊花賞が26日、京都競馬場で行われ、1番人気に支持されたオウケンブルースリが最後の直線で馬場の真ん中を力強く突き抜け優勝し、大混戦と言われたクラシックレースの最後を飾った。
  また2着、3着には人気薄だったフローテーション、ナムラクレセントが入線し、馬連で万馬券、3連単で50万円超の配当となる等先週の秋華賞に続き波乱の結果となった。
  一方、春のクラシック戦線を沸かせた2番人気マイネルチャールズは5着、ダービー2着のスマイルジャックは16着に敗れた。

  秋のGTシリーズ第4弾、秋の天皇賞は11月2日、東京競馬場で行われる。


【第69回菊花賞競走成績】
1着 ×オウケンブルースリ   内田博幸   3分05秒71
2着 △フローテーション     藤岡佑介
3着  ナムラクレセント      和田竜二
4着 ▲スマートギア       武 豊
5着 ○マイネルチャールズ   松岡正海

<コメント>
  大混戦が予想された今年の菊舞台。終わってみれば、1番人気に支持された馬の強さだけが際立つ結果となった。
  
  この秋注目の上がり馬ながら、重賞での勝ち鞍はなく1番人気は少し荷が重いのではないか、と思っていた。近年このレースで人気通りの実力を示したのは、あのディープインパクトだけである。
  しかし蓋を開けて見ると、道中じっくり脚をためて最後の直線で爆発させ、追いすがるフローテーション以下を全く問題にしなかった。序盤からペースが速くなり消耗戦になった事もこの馬に味方したような気がするが、強い馬が勝つ菊花賞。その称号にふさわしい完璧な勝利だった。
  ディープスカイの1強と思われていたこの世代だが、最短で菊花賞を制し、まだ伸びる余地が多く残されているであろうニューヒーローの誕生で更に盛り上がるだろう。早ければJCで再戦するとか。今からとても楽しみである。

  そしてオウケンブルースリ以上に驚かせたのが、2着に入ったフローテーション。これまでの成績云々と言うより、血統的な背景から△を打ったが、まさかここで大駆けがあるとは・・・。今や希少価値となったステイヤーの血が、ここぞとばかりに騒いだのだろうか。

  その一方で本命に推したスマイルジャックは、パドックでの気配は良かったものの、肝心のレースでペースが落ち着いた向正面に入った所で、懸念されていた掛かり癖が出てしまい、4角付近で先頭に立ったものの脚を使い果たしてしまったのか、この馬のレースはそこで終わった。やはりこの手の馬はアテに出来ないと言う典型的なパターン。気性面での成長がないと、今後この距離で戦うのは難しいような気がする。

   秋のGTシリーズ。次はグランプリレースと見間違えるような豪華メンバーが揃うと予想される秋の天皇賞である。昨年、歴史を作ったウオッカが三たび府中の森で躍動するのか。ニューヒーローの挑戦を受ける形となった今年のダービー馬ディープスカイは、古馬相手にどんな走りを見せるか。そしてメイショウサムソンの出否は?この他にも今春、牡馬を子供扱いしたダイワスカーレットもターフに戻ってくるなど見所満載の秋の天皇賞に注目したい。

  そして3つ目のビックリ。小生、昨日はNHKの競馬中継を見ていたのだが、以前、小金○市に住んでいた頃、アパートに敷設されていたケーブルテレビ(J:COM)で放送されていた、あの辺りの地域の情報を紹介する番組のレポーターだった鈴木梢嬢が何とキャスターとして出ていたのである。地域のイベントの取材やロケなどで見かけた事が何回かあるのだが、1月にその番組が放映されない地域に引っ越し、今はJ:COM自体契約していない為、それ以来お目にかかる事はなくなった。まさか天下のNHKでその姿を見る事になろうとは・・・。いやはや出世したものである。来週はお膝元となる府中からの中継。こちらからも目が離せない?








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2008年10月26日

本命不在の大混戦!!またまた飛び出すか?高額配当!!  【競 馬 第69回菊花賞予想】

   競馬の第69回菊花賞が26日、京都競馬場芝3,000mで行われる。
  春のクラシックレースを制した馬が不在と言う事もあり混戦が予想される今年の菊の舞台。「最も強い馬」の称号を勝ち取るのは果たしてどの馬なのか。

【本紙予想】
  先週の秋華賞は人気馬共倒れで、1000万の高配当が飛び出す大荒れの結果となった。チョット昔の話になるが、1000万取ったら何に使いたいか、と言うクイズ番組があったのを思い出す。当てた人は今、まさに何に使うか思案しているだろう。ちなみに我が家でそんな事が起きたら、恐らくは殆どローンの返済に消えていく。

  さて余計な話はこれくらいにして、今週はクラシック最終章の菊花賞。最も強い馬が勝つレースである。しかし、今年のメンバーを見ると皐月賞馬はタイトル奪取の為に大きな代償を払って戦線離脱し、ダービー馬は古馬打倒の道を選んだ。秋華賞以上に難解な菊の舞台。果たして栄冠を勝ち取るのはどの馬か。

  過去の傾向を見ると、長距離血統の馬が強かった時代もあったが、それのは昔の話である。もちろん、ある程度距離実績がないとマイナスではある事は確かだが、スピード血統がもてはやされる今の時代となっては重要なファクターでは無くなって来ている。それより今も昔も変わらず重視されるのは騎手の技量。3,000mと言う長丁場をいかに馬と折り合いをつけ、勝負のポイントを逃さないか。また、1番人気が苦戦するのも特徴の一つである。最近勝ったのは、あの名馬ディープインパクトだけである。そこで、本紙の予想。

本 命(◎)5枠10番スマイルジャック
  この馬の生命線はとにかく折り合いである。前走でも折り合いを欠いて良い所なく着外に沈んだ。しかし、ダービー2着の時のように折り合いがついた時の実力は今回のメンバーの中でもトップクラスである。加えて、美浦所属の同馬が早くから栗東に入厩したのは、秋華賞を勝ったブラックエンブレムと同じパターン。また根拠は無いと思うが、このレースはダービーで2着だった馬が栄冠を勝ち取るケースが多い。
 皐月賞から凡走と好走を交互に繰り返している同馬。今回は実力を発揮できる状態にあると見て本命に推したい。

対 抗(○)5枠9番マイネルチャールズ
 堅実な走りが持ち味である反面、爆発力がないのか勝ち切れないレースが続いている。強調材料がない反面、これと言った穴も見受けられない。初の京都コースではあるが得意な右回りと言う事もあり、今回も相応の成績を残すだろうと判断した。

注 意(×)7枠14番オウケンブルースリー
 前走の神戸新聞杯の好走などから、前日オッズでは1番人気に推されていたが、恐らく最終オッズまでそのままだろう。末脚の爆発力が魅力なのは確かである。しかし、前走の走りだけで果たして評価して良いか疑問が残る。上でも書いたが、近年1番人気で勝ったのは歴史的名馬のディープインパクトのみ。この馬に名馬の品格を求めるのは現時点では余りにも酷である。勢いに乗ってはいるが、マークが厳しくなると予想し今回はあくまで注意する馬、程度の評価に留めておきたい。

単 穴(▲)4枠8番スマートギア
  今回のメンバーで面白い存在なのがこの馬。手綱を取るのは、菊花賞にめっぽう強い武豊騎手。長距離レースは騎手の技量がモノを言うと書いたが、まさにうってつけの存在である。おまけにこの馬に乗った時の連対率は100%、勝ち運に恵まれている枠と相性も良い。

 条件戦からいきなり菊花賞を制した馬として記憶に新しいのはデルタブルースだが、その時も春のクラシックを制した馬(ダイワメジャー、キングカメハメハ)は不在だった。前者は天皇賞への路線変更、後者は今年のダービー馬同様、変則二冠馬でケガによる引退。今回はその時の状況と似ているような気がする。混戦必至の今年、果たして歴史は繰り返されるのか?

 この他、連下(△)としては1番人気のオウケンブルースリーをマークし牽制し合った結果、前残りとなったと言う展開を想定し1枠2番ノットアローン2枠3番アグネススターチ、大外枠はプラス材料とは言えないが距離実績を持つ8枠18番ダイワワイルドボアと、これまでの実績から最も印が少ない思われるが、父スペシャルウィーク、母の父リアルシャダイと言う血統がどうも気になる1枠1番フローテーションまで挙げておきたい。

 まとめると
◎ 5枠10番スマイルジャック
○ 5枠 9番マイネルチャールズ
× 7枠14番オウケンブルースリー
▲ 4枠 8番スマートギア
△ 1枠 1番フローテーション
△ 1枠 2番ノットアローン
△ 2枠 3番アグネススターチ
△ 8枠18番ダイワワイルドボア


 馬券は馬連で◎○×▲のBOXと◎から△への流し。点数が多くなるが、馬連の1番人気が前日オッズで15倍である事から元は取れるだろう。
 
  8−9、8−10、8−14、9−10、9−14、10−14、1−10、2−10、3−10、10−18の10点。


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ラベル:競馬 菊花賞
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2008年10月20日

秋の淀に舞ったのは、桜でもポピーでもなく紙屑と化した外れ馬券だった!!  【競 馬  秋華賞結果】

  競馬の第13回秋華賞が19日、京都競馬場芝2,000mで行われ、岩田騎手が騎乗した11番人気のブラックエンブレムが最後の直線で内ラチ沿いを抜け出し、追いすがるムードインディゴ等を振り切り秋の3歳牝馬女王に輝いた。また岩田騎手は、今年これで春の天皇賞、安田記念に続きGT3勝目となった。
  2着には最後に追い込んだ8番人気ムードインディゴ、3着に粘ったプロヴィナージュが入り、3連単はGT史上最高配当となる波乱の結果となった。
  一方、1番人気、2番人気に支持された春の3歳牝馬女王、トールポピーとレジネッタは共に着外に沈んだ。
  秋のGTシリーズ第3弾、菊花賞は26日京都競馬場で行われる。 

【第13回秋華賞レース結果】
1着   ブラックエンブレム  岩田康誠 1分58秒4
2着  △ムードインディゴ   福永祐一
3着   プロヴィナージュ  佐藤哲三
4着   ブライティアパルス  藤岡康太
5着  ×エフティマイア    吉田隼人

<コメント>
  「女心と秋の空」とはよく言ったものである。
  秋の3歳牝馬女王決定戦は、人気の低かった馬が上位を独占し3連単でGT史上最高配当となる波乱の結果となった。これで今年の牝馬3冠レースは全て荒れる結果となり、改めて額面通りに行かない、3歳牝馬の気難しさを実感した。

  勝ったブラックエンブレム、波乱の立役者となったプロヴィナージュを管理する小島調教師は、直前輸送を嫌い早くから栗東に馬を持ち込んで調教を続けていたようだが、それが功を奏した結果となった。また、レースでも終始内側の経済コースを通り、最後の直線で開いた内を上手く掬った岩田騎手の好騎乗も光った。春は活躍した同馬だが、トライアルレースのローズSで惨敗し人気が落ちた。しかし、その後の調教過程やレース運びが全て上手く行き、最後の3歳牝馬女王の座に輝いた。
  また鳴り物入りで日本にやって来たものの、性格的な問題から種付けが上手く行かなかった父のウオーエンブレムだが、産駒から初のGT馬を輩出した事で今後注目を浴びる事だろう。

  その一方で、圧倒的な支持を集めたレジネッタ、トールポピーは見せ場無く敗れ去った。共に直線で一瞬良い脚を使い突き抜けてくるように見えたが、そこで止まってしまった。息を入れる余裕の無い速いペースでレースが進んだ事もあり、経済コースを辿った馬が上位に入ったのとは対象的に外側を回らされ、コースロスを強いられたのも影響したのだろう。直前の調教など気配は良かった春の女王だったが、タフなレースに耐える事が出来なかった。

  かくして秋の3歳牝馬女王決定戦は大波乱で幕を閉じた。来週はクラシックレース最終章の菊花賞。変則2冠馬、ディープスカイは天皇賞へ向かった。主役不在で再び波乱の予感がする。


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2008年10月18日

秋の淀に舞うは、桜か?ポピーか?それとも季節外れの白雪か?  【競 馬 秋華賞予想】

  秋の3歳女王決定戦、第13回秋華賞が19日、京都競馬場2,000mで行われる。
  春の桜の舞台を制したレジネッタ、樫の舞台女王のトールポピーに話題の白毛馬ユキチャンなど、役者が揃った秋のGT初戦となる淀の舞台。果たして3歳牝馬GTの最後を飾るのはどの馬か。


【本紙予想】
 秋のGTシリーズ第2弾は13回目となる秋華賞。春の3歳女王が揃って出走、そして白毛で話題となっているユキチャンも参戦。天候にも恵まれるようで、恐らく大勢の競馬ファンが足を運ぶだろう。
 さて過去の秋華賞から傾向を探ってみると、1番人気の馬が必ずしも人気通りの結果を出すとは限らないと言える。昨年このレースを制したダイワスカーレットは2番人気で、1番人気だったウオッカは3着だった。1番人気は、2002年のファインモーション以来勝っていない。ただ、春の3歳牝馬女王に輝いた馬が制する傾向にあるのもこのレースでもある。気難しい3歳牝馬。当日の気配などによってはあっと驚く結果が出る可能性もあると思われるが・・・。

  そこで、本紙の予想。前日のオッズが示すとおり実績では、桜花賞馬レジネッタ、オークス馬トールポピーが他馬を一歩リードしているのは確か。他馬はそれぞれ一長一短ありそうで上記2頭を負かすには、実力以外の何らかの要素が加わる事が必要条件となるような気がする。
  
  今年に入ってからの成績の安定度などを考慮し8枠17番レジネッタを本命に推したい。前哨戦となるローズSは3着に敗れたが差のない競馬で実力の片鱗は見せた。また、クイーンSで2着と古馬相手に健闘した事もプラス材料。初めての距離と言うのが不安材料だが、順調に使われ、秋の女王の座を獲得すべく態勢は整ったと見た。

  これに続く対抗は、オークス馬6枠11番トールポピー。前走のローズSでは6着に敗れたが、休み明けとコース取りが悪かった事を考えれば決して悲観する結果ではないと思う。叩き2戦目で2,000mを勝った実績もあり本命馬との差は無いに等しい。やや成績が安定しない点を割り引き、対抗にしたがオークスの時のような他馬を圧倒するような走りを見せても不思議ではない。

  上記2頭以外の馬は横一線。どの馬に印を付ければ良いか迷う所である。
  その中で3番手評価は3枠5番エフティマイア とする。春のGT共に2着、古馬相手となったクイーンS5着の成績から軽視は出来ない。
 
  そしてこのレースの単穴は5枠9番マイネレーツェル。前走のロースSで桜花賞馬、オークス馬を下したと言う事実、オークスの9着は不利が無ければ勝ち負けになっていたと言う武豊騎手のコメントから、ローズSの勝利はフロックではないと判断した。鞍上は今年の皐月賞でGT初制覇を成し遂げた若手有望株の川田騎手。果たして春に続き、秋の3歳GT初戦もモノに出来るか。

  この他連下は、ローズS2着で一発ありそうな1枠1番ムードインディゴ、ぶっつけ本番だがオークスでは1番人気、鞍上が京都でのGT2勝と相性の良い4枠7番リトルアマポーラ、そして応援馬券で4枠8番ユキチャンまで挙げたい。

  以上、まとめると

◎ 8枠17番レジネッタ
○ 6枠11番トールポピー
× 3枠5番エフティマイア
▲ 5枠9番マイネレーツェル
△ 1枠1番ムードインディゴ
△ 4枠7番リトルアマポーラ
△ 4枠8番ユキチャン



馬券は馬連で◎から○〜△へ流す。11−17を厚めに、1−17、5−17、7−17、8−17、9−17、11−17。


  元手が多ければ9番の複勝1点が美味しいかも知れない。


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2008年10月13日

相手への酔わせ方が足りなかったか?それとも自らが酔い過ぎたのか?  【競馬 毎日王冠】

 競馬の第59回毎日王冠が12日、東京競馬場で行われ2番人気のスーパーホーネットが、逃げた1番人気のウオッカをゴール直前で差し切り優勝し、秋のGT戦線の有力候補に名乗りを上げた。逃げたウオッカが2着、3着にはアドマイヤフジが入った。

  また、京都競馬場で行われた第43回京都大賞典に出走した春の天皇賞馬、アドマイヤジュピタも9着に終わり、東西でGT馬が揃って敗れる波乱のスタートとなった。


【毎日王冠結果】
1着  スーパーホーネット  藤岡佑介  1分44秒62
2着  ウオッカ       武 豊 
3着  アドマイヤフジ   川田将雅
4着  サクラメガワンダー  福永祐一
5着  カンパニー      横山典弘

<コメント>
  今春行われた安田記念を制し、暑い夏に鋭気を養った「歴史的ダービー馬」ウオッカがターフに戻って来た。秋初戦となる毎日王冠でどのようなレースをするのか注目されたが、好スタートを切ると、何とそのまま先頭に立って、逃げのレースを展開した。これにはダービー馬の初戦を一目見ようと訪れた多くの競馬ファンが驚き、スタンドがどよめいた。最後は脚色がに鈍りマークされていたスーパーホーネットの一刺しに屈したが、休み明け初戦としてはまずまずの内容だったのではないだろうか。名馬と言われた馬もひと夏を過ごした休み明けのレースではエンジンの掛かりが遅いケースは過去にもあった。本番となる次回のレースでも有力な1頭である事は間違いないと思う。

 それよりも今回のレースは安田記念で1番人気に推されながら敗れたスーパーホーネットの走りを称えるべきだろう。次は再び府中の森に姿を現すのか、それとも秋深まる淀に向かうのか。今後の動向から目が離せない。

 さて、ウオッカも出走するであろう秋の天皇賞。3世代のダービー馬が参戦すると言われている。(メイショウサムソンは出否未定)ウオッカにはドバイ遠征時から武豊騎手と岩田騎手が主戦を務めている。安田記念にはスズカフェニックスも出走した為、武騎手はそちらに騎乗しウオッカが安田記念を制した時の騎乗は岩田騎手だった。が、歴史的偉業を果たした時の主戦は四位騎手。そして今年のダービー馬、ディープスカイの主戦もまた四位騎手。更にメイショウサムソンの現在の主戦は武豊騎手。同馬が参戦を表明した場合、平成の名手は果たしてどちらを選ぶのだろうか。そして代役を務める騎手は誰になるのか。グランプリレース並みの豪華メンバーの出走が予想される秋の天皇賞だが、一方で何か因縁めいたものが渦巻くレースになりそうだ。


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2008年10月06日

電光石火の韋駄天娘、ついにGTタイトルを奪取!!&外国勢の壁厚く・・・  【競 馬 スプリンターズS結果など】

  秋のGTシリーズ開幕戦、第42回スプリンターズステークスが5日、中山競馬場芝1,200mで行われ、1番人気に推されたスリープレスナイトが最後の直線で力強く抜け出し、他馬を寄せ付けず5連勝。秋のスプリント女王に輝いた。また、手綱を取った上村騎手は初のGT制覇となった。
  2着には2番人気のキンシャサノキセキ、3着にはビービーガルダンが入った。
  秋のGTシリーズ第2弾は、秋の3歳女王決定戦秋華賞が19日に京都競馬場で行われる。

  また、フランスのロンシャン競馬場で行われた第87回凱旋門賞に日本から参戦しているメイショウサムソン(牡5 武豊騎乗)は見せ場を作る事が出来ず10着に敗れた。


【スプリンターズS競争成績】
1着 ○スリープレスナイト(牝4) 上村洋行  1分08秒01
2着 ◎キンシャサノキセキ(牡5) 岩田康誠
3着 △ビービーガルダン(牡4)  安藤勝己
4着 ▲スズカフェニックス(牡6) 横山典弘
5着   アポロドルチェ(牡3)   勝浦正樹

<コメント>
  秋のスプリント王を決めるスプリンターズS。混戦が予想されたが、終わってみれば1番人気、2番人気のワンツーフィニッシュとなり順当な結果となった。

  スリープレスナイトはとにかく強かった。好スタートを切ると、最後の直線で馬場の中央を突き抜ける横綱相撲でキンシャサノキセキらの追随を許さなかった。中山の芝コースが初めてと言う事を不安材料に挙げて、対抗にしたがダートコースの経験があり何の問題もなかった。これで春から負け無しの5連勝。春先にオープンのレースを初めて勝った4歳の乙女は半年でスプリント女王に輝いた。まさに電光石火の早業である。ウオッカやダイワスカーレットに代表されるようにレベルが高いと言われるこの世代だが、その仲間に加わる馬がまた1頭誕生した。

  また上村騎手は目の病気を患った事もあり、近年成績が低迷していたが、強い馬に巡りあい晴れてG1ジョッキーの仲間入りを果たした。勝利ジョッキーインタビューで見せた涙がこれまでの苦労を物語っていた。今までの苦労が報われた事は本当に良かったと思う。
 
  さて、スプリント女王の座に就いたスリープレスナイト。次のターゲットは香港ともドバイとも言われているが、今後の活躍が楽しみだ。
 
  2着に入ったキンシャサノキセキはこの距離は安定した成績を残せる事は証明した。しかし、春に続いてまたしてもタイトルに手が届かなかった。勝つにはもうワンパンチ必要なのだろう。

  かくして秋の韋駄天王(女王)決定戦は感動的なシーンを残して幕を閉じた。秋のGTシリーズ第二弾は、場所を淀に移しての3歳女王決定戦。どんなレースになるのか注目したい。


   それと遠いロンシャンの地で海外の強豪馬に立ち向かったメイショウサムソンは、トップでゴール板を駆け抜ける事が出来なかった。遠征先でも好調が伝えられていただけに残念な結果であると共に凱旋門の扉をこじ開ける難しさを改めて思い知らされた。JRAのホームページでレース映像を見たが、終始内に包まれ動くに動けなかったように見えた。不完全燃焼のまま終わった欧州挑戦だったが、昨年の馬インフルエンザによる出走断念を考えると良く出走にこぎつけたと思う。帰国して、どのレースから復帰するのか分からないが、元気な姿を見せて欲しい。





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2008年10月05日

電撃の6ハロン!!ドラマの主役はキセキか?ナイトか?季節外れのサクラか?  【競馬 スプリンターズS予想】

秋のGTシーズンの到来を告げる競馬の第42回スプリンターズステークスが5日、中山競馬場芝1,200mで行われる。

  現在重賞2連勝中のスリープレスナイトを始め、ファイングレインやスズカフェニックスのGTタイトルホルダーなど快速自慢が揃った今年のレース。果たして「電撃の6ハロン」を制するのはどの馬か。


【本紙予想】
  今回のメンバーを見るとこの距離で実績を残している馬が何頭かおり、どの馬を本命にするか目移りしてしまう。

  その中でも重賞連勝中のスリープレスナイト、カノヤザクラを軽視する事は出来ないのは確かである。しかし、これら2頭にもヒケを取らない実績を残している8枠15番キンシャサノキセキを本命に推したい。前走は内に包まれ不完全燃焼のまま敗れたが、今回は脚を余す心配のない外枠を引いた。おまけに負け無しの得意の中山コースが舞台とあり力を発揮できる条件は整ったと来れば、実力伯仲の今回、ぶざまなレースはしないと見る。豪州生まれの「Fujikiseki」の血が果たして騒ぐか。

  これに続く対抗馬は4連勝と絶好調の7枠14番スリープレスナイト。中山での実績が無く最後の坂をこなせるかが不安材料だが、今の勢いならあっさり勝ってもおかしくない。

  追い切りは動かなかったが、連勝中の勢いを侮る事は出来ない4枠7番カノヤザクラが3番手評価。

  そしてこのレースの穴馬は6枠11番スズカフェニックス。実績ではメンバー中NO1の同馬だが、近走目立った成績を挙げていない。しかし、テン乗りとなる横山騎手が何やら秘策を練っているようで・・・。人気落ちの実力馬+くせ者騎手。何か波乱を巻き起こす予感がする。


  この他、春のスプリント王1枠2番ファイングレイン 、話題のルーキー三浦騎手が手綱を取る2枠4番プレミアムボックス、中山コースと相性が良い7枠13番ビービーガルダンまでが押さえ。

 まとめると

◎ 8枠15番  キンシャサノキセキ
○ 7枠14番  スリープレスナイト
× 4枠 7番  カノヤザクラ
▲ 6枠11番  スズカフェニックス
△ 1枠 2番  ファイングレイン
△ 2枠 4番  プレミアムボックス
△ 7枠13番  ビービーガルダン

 馬券は、混戦になると予想し馬連で◎○×▲のBOXと◎から△へ流す。

 7−11、7−14、7−15、11−14、11−15、14−15、2−15、4−15、13−15の9点。 







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2008年10月03日

電撃の6ハロン!!1分ちょっとのドラマの結末は?  【競 馬 スプリンターズS枠順など】

  秋競馬のGTシリーズ第一弾、第42回スプリンターズステークス(5日、中山競馬場1,200m)の枠順が3日、JRAから発表された。
  春の高松宮記念に続く春秋スプリントGI連覇を狙うファイングレインは1枠2番、昨年のGI高松宮記念馬で復活の勝利を目指すスズカフェニックスは6枠11番に決まった。
  また。前哨戦のセントウルステークスを制し勢いに乗るカノヤザクラは4枠7番、同じく重賞連勝中のスリープレスナイトは7枠14番に決まった。
  スプリンターズステークスは5日15時40分にゲートが開かれる。

  また、フランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞の枠順も発表され、日本から参戦しているメイショウサムソン(武豊騎乗)は出走16頭の4番枠に決まった。こちらの発走は日本時間で5日23時40分の予定である。
      

■第42回GIスプリンターズステークス
10月5日(日)中山競馬場 1200メートル 芝・右
サラ系3歳以上オープン(国際)(指定)定量 発走15:40

1(1)アポロドルチェ 55 勝浦
1(2)ファイングレイン 57 幸
2(3)ジョリーダンス 55 内田博
2(4)プレミアムボックス 57 三浦
3(5)シンボリグラン 57 福永
3(6)スピニングノアール 57 蛯名
4(7)カノヤザクラ 55 小牧
4(8)ウエスタンビーナス 55 郷原
5(9)トウショウカレッジ 57 池添
5(10)エムオーウイナー 57 柴田善
6(11)スズカフェニックス 57 横山典
6(12)タニノマティーニ 57 吉田隼
7(13)ビービーガルダン 57 安藤勝
7(14)スリープレスナイト 55 上村
8(15)キンシャサノキセキ 57 岩田
8(16)タマモホットプレイ 57 石橋脩

<コメント>
  いよいよ秋競馬のGTシリーズがスタートする。これから年の暮れの有馬記念までのおよそ10のGTレースで繰り広げられるドラマに競馬ファンの目が釘付けとなる。
  
  まず第一弾は電撃の6ハロン、スプリンターズステークスである。1分ちょっとで勝負が決まるレースとあって混戦となり予想し辛いレースの1つと言う印象がある。果たして今年のレースでゴール板を先頭で駆け抜けるのは、春の実績馬かそれとも夏の上がり馬か。その答えは日曜日に出る。
 
  また遠い異国の地で世界の強豪馬に立ち向かうメイショウサムソンがどんなレースをするのか。凱旋門賞の行方にも注目したい。 
 
スプリンターズS本紙予想は土曜日夜か日曜朝の予定







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2008年09月29日

東で西で有力馬が勝ち名乗り!! いよいよ秋のGTシリーズ突入へ!!  【競 馬  トライアルレースなど】

 競馬の菊花賞トライアル第56回神戸新聞杯が28日、阪神競馬場で行われ、1番人気のダービー馬、ディープスカイが最後の直線で抜け出し他馬を振り切って勝利を収めた。
  また同じ日、中山競馬場で行われた第54回オールカマーは、断然の1番人気に推された昨年のグランプリホース、マツリダゴッホが他馬を圧倒しこのレース2連覇を果たした。

  東でグランプリホース、西でダービー馬が貫録勝ちを収めた秋競馬。いよいよ今度の日曜日からGTレースが始まる。


【第56回神戸新聞杯結果】
1着 ディープスカイ  四位洋文  2分25秒31
2着 ブラックシェル  武 豊  
3着 オウケンブルースリ  内田博幸

以上3頭が菊花賞の優先出走権を獲得

【今秋のGTレース日程】
10月 5日  スプリンターズS 中山・1200m芝
10月19日  秋華賞  京都・2000m芝
10月26日  菊花賞  京都・3000m芝
11月 2日  天皇賞・秋  東京・2000m芝
11月16日  エリザベス女王杯 京都・2200m芝
11月23日  マイルチャンピオンシップ 京都・1600m芝
11月30日  ジャパンカップ  東京・2400m芝
12月 7日  JCダート  阪神・1800mダ
12月14日  阪神JF   阪神・1600m芝
12月21日  朝日杯FS  中山・1600m芝
12月28日  有馬記念   中山・2500m芝

<コメント>
  新潟、小倉などでのサマーシリーズも既に終了し、中山、阪神に舞台が戻った中央競馬。本紙で競馬の話題を取り上げるのは、春の日本ダービー以来である。

  今度の日曜日から秋のG1レースが幕を開ける。昨日(28日)の神戸新聞杯で強い勝ち方をした変則二冠馬ディープスカイの次のターゲットは菊花賞なのか、それとも天皇賞なのか。他の3歳馬の逆襲はあるのか。

  また古馬では、昨年ターフを賑わせたダイワスカーレットとウオッカの動向。ウオッカは天皇賞、春は怪我でGTレースに参戦出来なかったダイワスカーレットはエリザベス女王杯を目指すと言われているが、果たして再戦はあるのか。そして昨年、牝馬にダービーの称号の奪われるなどここの所、しっかり陰に隠れてしまった感がある牡馬の巻き返しはあるのか。
  
  一方、凱旋門賞に挑戦するメイショウサムソンが並み居る海外の強豪相手に快挙を成し遂げるべくロンシャンの地に乗り込んでいる。果たしてどんなレースを見せるのか。

  更に騎手では話題の新人、三浦皇成騎手が順調に勝ち星を重ねてGTレースでの騎乗が可能になりスブリンターズSで初お目見えとなる。
先日も札幌で8戦連続連対を果たし、武騎手の持つ新人最多勝利記録を破るのも時間の問題となる等、派手な活躍を見せている同騎手。武騎手以来、いやそれ以上とも言われる大型新人の騎乗ぶりにも注目したい。

  人馬ともに例年になく話題が多い今秋の中央競馬。果たしてどんなシナリオが用意されているのだろうか。







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2008年06月01日

テン良し、中良し、しまい跳んで、新ディープ伝説の誕生!! 【競 馬  第75回東京優駿結果】

  競馬の祭典、第75回東京優駿(日本ダービー)が1日、晴天となった東京競馬場芝2,400mで行われ1番人気のディープスカイが最後の直線で外から豪快な末脚を繰り出し、前を行くスマイルジャックを捕らえて優勝し、NHKマイルCに続くGTタイトルを獲得した。NHKマイルCとの変則2冠は、2004年のキングカメハメハ以来。

  2着には、直線で早めに抜け出し最後まで見せ場を作った12番人気のスマイルジャックが入った。2番人気のマイネルチャールズは直線で伸びきれず4着に終わった。

【第75回東京優駿競走成績】
1着  ×ディープスカイ   四位洋文   2分26秒71
2着   スマイルジャック  小牧 太 
3着  △ブラックシェル   武 豊
4着  ◎マイネルチャールズ 松岡正海
5着  △レインボーペガサス 安藤勝己


<コメント>
  今日は娘を連れて東京競馬場に足を運んだ。ダービーデーに競馬場に行ったのは、タヤスツヨシが勝った時以来。その時は一般入場券も前売りだったが、今年は当日発売で入場する事が出来た。タヤスツヨシが勝ったレースは確か、先週のオークスのように勝った馬が最後の直線で斜行した事で、不利を受けた騎手が激怒し後味の悪いレースだったような覚えがある。ちなみにその年の皐月賞馬はジェニュイン、菊花賞馬はマヤノトップガン。あの田原騎手の十字を切るポーズが話題になった年である。

  天気にも恵まれせっかくの競馬観戦。願わくば、75代目のダービー馬の誕生をこの目で見たかったが、プリキュアショーが主な目的の娘は目的を達成すると飽きてしまい説得に失敗。あえなく帰ってテレビ観戦となった。
Image054.jpg


  さて話を元に戻して、混戦と言われた今年のダービー。その混戦に断を下したのは、1番人気を背負ったディープスカイだった。有利とは言えない最内枠をどう捌くのか、昨年歴史の生き証人となった四位騎手の手綱さばきに注目したが、いや恐れ入った。後方に控え最後の直線で大外に持ち出す大胆不敵なレース運び。一歩間違えると非難を浴びる騎乗ぶりだったが、結果的にはお見事と言うより他ない。実際、前を行くスマイルジャックを捕らえられるか微妙だったが、NHKマイルCで見せた剛脚をもってすれば、何の問題もなかった。(上がりの掛かる競馬となりこの馬にとって苦になる事は無かったと思うが・・・。)
  馬を信じて最後の直線勝負に懸けたジョッキー、それに応えた優駿。人馬一体となって栄冠をもぎ取り、長いダービー史の1ページに再びその名を刻んだ。初距離も、最内枠も難なくクリアしたディープスカイ。剛脚を繰り出した後だけに父アグネスタキオン、変則2冠の先人キングカメハメハのようにならなければ良いが、と言う想いも少しあるのだが、無事ならば、新たなディープ伝説が始まるような気がする。今後の活躍が非常に楽しみである。

  本紙本命のマイネルチャールズもよく頑張ったが、勝ったディープスカイと併せる形に持ち込めず、持ち前の勝負根性を発揮できなかった。
  2着のスマイルジャックは健闘したと言って良いだろう。思えば皐月賞の時、本紙で本命に推した馬。皐月賞の惨敗で見限ったが、それまでの安定した成績からすれば2着入線も頷ける。
  
  3着に入ったブラックシェルは、1コーナーの不利が痛かった。それにしても武豊は今年のクラシックレースではツキに見放されている。先週のオークスで騎乗予定だったポルトフィーノが骨折、めぐり巡ってテン乗りとなったマイネレーツェルで不利を受け、そして今回のレースでも・・・。騎手リーディングトップの名手と言えどもこればっかりはどうする事も出来ない。来週の安田記念はウオッカを振るらしいが、果たして吉と出るか凶と出るか。


  かくして8千数百頭の頂点を決める珠玉のドラマは、変則2冠馬の誕生で幕を閉じた。来年はどんなドラマが繰り広げられるのか。その候補となる新馬の争いが暑い夏と共にもうすぐ訪れようとしている。











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2008年05月31日

18頭が織りなす珠玉のドラマ!! 鍵を握るのは舞台そのものの状態か?  【競 馬 第75回東京優駿】

  競馬の祭典、第75回東京優駿(日本ダービー)が1日、東京競馬場芝2,400mで行われる。
  
  昨年のダービーはウオッカがひ弱な牡馬を従えて歴史を塗り替えたが、今年の3歳牡馬戦線が稀に見る混戦となっており、どの馬にもチャンスがある。加えて雨で不良となった馬場の回復具合がレースを更に難しいものにしそうである。果たして75代目のダービー馬に輝くのは・・・?


  皐月賞を獲ったキャプテントゥーレが骨折によりダービーを回避し、前走のNHKマイルCで見事な末脚を見せたディープスカイが有利とは言えない最内枠と予想に悩む今年のダービー。前日オッズの割れ方がそれを物語っている。今回は、年に一度のお祭りと言う事で各馬にコメントを付けて予想してみたい。

【本紙予想】
1枠1番 ×(注 意) ディープスカイ
  前日オッズ1番人気で18頭中唯一のGT馬。前走はやや重の馬場で上がり33秒台の驚異的な脚を見せ付けた。ここでも上位争いに加わる事は間違いないと思われるが、気になるのはダービー馬が久しく出ていない最内枠である事と距離未経験である事。能力は認めるが3番手評価としたい。

1枠2番  ▲(単 穴) サクセスブロッケン
  混戦必至の今年のダービー。この馬のような異色の路線から挑戦する馬が戴冠に輝く事も有り得る。ダートで4戦4勝は相手関係にもよるが、実力のある証拠である。血統から芝は問題ないと考えられ、まさに「穴馬」にふさわしいと言える。「第二のエルコンドルパサー」になれるか。

2枠3番  △(連 下) ブラックシェル
  今春のGTでは目立った活躍を見せていないが、やはりダービーと言えばこの男。名手の手綱さばきに期待して・・・。それとこの馬は東京のような広いコースが合っているかも知れない。

2枠4番  △(連 下) タケミカヅチ
  近走安定した成績を残している。前走同様、内からスルスルと抜け出して連に絡む事も考えられると言う事で・・・。地味な血統は昨年のアサクサキングスを思い起こさせる。

3枠5番  アグネススターチ
  恐らくレースを引っ張るのはこの馬だろう。しかし、最後まで粘れるかどうかは疑問。目標にされるのがオチ。

3枠6番  モンテクリスエス
  青葉賞3着からダービーを制するのは厳しいか?

4枠7番 スマイルジャック
  前走の皐月賞で良い所なく敗れたとあってすっかり評価が落ちた同馬。ここでも強調材料特になく・・・。

4枠8番  ○(対 抗)アドマイヤコマンド
  キャリアの浅さが気になるが、「アグネスタキオン」、「アドマイヤ」、「川田」と今年競馬界で話題となっているキーワードが揃った。本命不在の今年のダービー。ここでも好勝負出来ると見て対抗に推したい。

5枠9番 ◎(本 命) マイネルチャールズ
  皐月賞では道中、内に包まれる不利がありながら最後しぶとく伸びて3着を確保した。初の左回りと言うのが気になるが、抜かせない勝負根性と安定度を買って、本命に推したい。

5枠10番  △(連 下)レインボーペガサス
  前走の皐月賞は差のない4着。広い東京コースで末脚の活かせる展開になれば怖い1頭である。

6枠11番  レッツゴーキリシマ
6枠12番  サブジェクト
7枠13番  ベンチャーナイン
7枠14番  エーシンフォワード
7枠15番  フローテーション  
8枠16番  メイショウクオリア
8枠18番  クリスタルウイング
  以上7頭は特に強調材料無く印は付けられない。

8枠17番 △(連 下)ショウナンアルバ
  前走大敗も、得意の東京コースに替わって一発あるかも。鞍上の蛯名騎手は、昨年暮れの有馬記念で穴を開けた中山巧者マツリダゴッホの再現なるか。 

以上、まとめると
◎5枠9番   マイネルチャールズ
○4枠8番   アドマイヤコマンド
×1枠1番   ディープスカイ
▲1枠2番   サクセスブロッケン
△2枠3番   ブラックシェル
△2枠4番   タケミカヅチ
△5枠10番  レインボーペガサス
△8枠17番  ショウナンアルバ

 
 馬券は人気が割れそうなので、馬連で◎○×▲のBOXと◎から△への流し。

 1−2、1−8、1−9、2−8、2−9、8−9、3−9、4−9、9−10、9−17の計10点

  少し多い買い目だがこれでどうだろうか。 






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2008年05月29日

選ばれし18頭の優駿が織りなす珠玉のドラマVol.75  間もなく開演!!  【競 馬 第75回東京優駿枠順】

〜スポーツナビ より〜 
 
  競馬の祭典、第75回GI日本ダービー(6月1日、東京競馬場2400メートル芝)の枠順が29日、JRAから発表された。

 史上2頭目の“変則二冠”を狙うGI・NHKマイルカップの覇者ディープスカイは最内枠の1枠1番に決定。この枠順に「極端な枠になったけど、ロスなく走れる枠だと前向きに考えたい。あとは、調教から四位騎手に任せてあるし、シミュレーションしてレースでもうまく乗ってくれると思います」と牧村調教助手はコメントしている。

 ダービートライアルのGII青葉賞を快勝し、デビュー78日目でのダービー制覇を目指すアドマイヤコマンドは4枠8番。クラシック第一冠目のGI皐月賞4着のレインボーペガサスは真ん中の5枠10番スタートとなり、寺井調教助手は「真ん中がいいと思っていたら、本当に当たった。枠としては最高です」と笑顔で語った。

 また、ダービー史上最多4勝の武豊が手綱をとるブラックシェルは2枠3番、皐月賞1番人気3着からの巻き返しに燃える関東の大将格・マイネルチャールズは5枠9番に確定した。

■第75回GI日本ダービー
6月1日(日)東京競馬場 2400メートル芝・左
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 定量

1(1)ディープスカイ    57 四位
1(2)サクセスブロッケン 57 横山典
2(3)ブラックシェル    57 武 豊
2(4)タケミカヅチ     57 柴田善
3(5)アグネススターチ    57 赤木
3(6)モンテクリスエス    57 福永
4(7)スマイルジャック    57 小牧太
4(8)アドマイヤコマンド 57 川田
5(9)マイネルチャールズ 57 松岡
5(10)レインボーペガサス 57 安藤勝
6(11)レッツゴーキリシマ 57  幸 
6(12)サブジェクト     57 吉田豊
7(13)ベンチャーナイン  57 武士沢
7(14)エーシンフォワード 57 和田
7(15)フローテーション  57 藤岡佑
8(16)メイショウクオリア  57 岩田
8(17)ショウナンアルバ  57 蛯名
8(18)クリスタルウイング 57 内田博

太字は本紙注目馬

<コメント>
  来月1日に東京競馬場で行われる競馬の祭典、第75回日本ダービーの枠順が決まった。
  皐月賞馬キャプテントゥーレの骨折回避により、クラシック3冠馬の誕生は来年以降に持ち越しとなった。しかし、変則2冠を目指すディープスカイや皐月賞からの巻き返しを期すマイネルチャールズなど、粒が揃った感のある今年の祭典。果たして一生に一度しか手にする事が出来ないタイトルを獲得するのはどの馬か。
 それにしても有力馬が見事なまでに内側の枠に固まった今年のダービー。何か波乱を予感させる枠順である。

 本紙予想は土曜日掲載の予定







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