2007年09月15日

世界「JUDO」開幕!! 負の連鎖再び、か?  【柔道  世界選手権】

 柔道の世界選手権は13日、ブラジルのリオデジャネイロで開幕した。
 初日は男女4階級が行われ、この内男子100kg超級と100kg級に出場した井上康生と鈴木桂治は共に2回戦で敗れ、メダル獲得はならなかった。
 また女子の2階級でも金メダル獲得はならなかった。

<コメント>
  議決権のある理事に日本人が名を連ねていないと言う非常事態の中で始まった世界柔道。初日に男子重量級のエース二人が登場したが、メダルにすら手が届かない結果に終わった。
  鈴木選手は微妙な判定に泣かされたが、日本の国技である「武道」たる柔道と、国際ルールの中で行われる「JUDO」の違いが出た試合だったとも言える。今後、国技の柔道を教え込まれた日本人選手がどうやってJUDOに対応して行かなければならないのか。北京五輪へ向けて新たに突きつけられた課題を身をもって知らされた試合だった。(しかし「柔道」を見て来た日本人からすれば、明らかに鈴木選手の一本であるような気がするのも確かだ。)

  また井上選手は万全のコンディションで臨んだと言われただけに、この結果に落胆しているだろう。試合後のインタビューで今後の進退にまで言及している事からショックの大きさがうかがえる。

 大会はまだ始まったばかりだが、先日行われた世界陸上のような、負の連鎖が続かないことを祈るばかりである。


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2007年09月11日

柔道からJUDOへ? 日本の「お家芸」ピンチ!!  【柔道 国際柔道連盟 会長及び理事選】

〜スポーツナビ より〜

  国際柔道連盟(IJF)は10日、当地で開いた総会で一部理事の改選を行い、再選を目指した山下泰裕教育・コーチング理事はアルジェリア連盟会長のモハメド・メリジャ氏に61対123の大差で敗れた。IJFの執行部に日本人がいなくなるのは、日本が1952年にIJFFに加盟してから初めて。
 山下氏は2003年の総会で理事に就任。柔道着のリサイクルや不正な柔道着の取り締まりに積極的に取り組み、4年間の実績を訴えたが、マリウス・ビゼール新会長が支援したメリジャ氏に敗れた。

<コメント>
 日本で生まれお家芸と言われた柔道。国際柔道連盟(IJF)に常に理事を送り込んでいた日本だが、山下泰裕氏(50)が落選した事により、柔道界で影響力を維持するのが難しい状況となった。

 柔道は国際化が進み、メディアの影響力が増した事もあって、それらに押された形で柔道衣はカラー化され、技よりポイントが重視され、そしてサドンデス方式の延長戦の導入など武術からスポーツのJUDOへとすっかり変わってしまった。

 今回の山下氏の落選は、会長選の際に起きた派閥争いに巻き込まれた感があり気の毒な気もするが、来年北京五輪を控えているだけに日本にとってあまりにもタイミングが悪すぎる。

 今後、ランキング制の導入やGPシリーズの開催などの構想があると聞いている。オリンピック種目になっている以上、国際化の波に逆らう事は出来ないと思うが、今後「お家芸」日本の発言力が弱くなると、ルールもより世界基準になってしまうような気がしてならない。

 思えば1988年のソウル五輪。日本は不振に喘ぎ、斉藤仁選手が辛うじて金メダルを獲得した。この時、技にこだわる日本人に対し、外国選手がレスリングまがいの技で相手を倒してもポイントが付いた記憶がある。その頃から柔道はJUDOになってしまったと思う。
 
 くしくも来年のオリンピックは同じアジアの北京で開催される。アテネ五輪以降、今ひとつ好成績を残せていない日本の柔道が、更なる国際化の波に巻き込まれ沈んでいくのだろうか。そして柔道の創始者、嘉納治五郎はどんな思いで今の柔道界を見ているのだろうか。


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2007年09月03日

銅メダル獲得は熾烈な代表争いへの序章 【陸上  女子マラソン】

  陸上の第11回世界選手権は最終日となった2日、女子マラソン等が行われ、女子マラソンで日本の土佐礼子選手が銅メダルを獲得し来年行われる北京五輪代表の座を手にした。尚、優勝したのはアテネ五輪銀メダリストのキャサリン・ヌデレバ(ケニア)でが2時間30分37秒、2位は昨年のドーハ・アジア大会を制した周春秀(中国)で2時間30分45秒だった。

  16年ぶりに地元日本での開催となった世界陸上だったが、メダルを獲得したのは女子マラソンの土佐選手ただ1人と寂しい結果に終わった。

【女子マラソン結果】

1位 キャサリン・ヌデレバ(ケニア) 2時間30分37秒
2位 周春秀(中国)         2時間30分45秒
3位 土佐礼子(日本)         2時間30分55秒

<コメント>
 世界陸上最終日に行われた女子マラソンで土佐礼子選手が驚異的な粘りを見せ、銅メダルを獲得し北京五輪へのキップを手にした。銅メダル獲得も素晴らしいが、終盤一度トップから離されながら、再び追い上げたレースぶりは称賛に値するだろう。メダル獲得への、五輪出場への執念を見たような気がした。まだ先の話であるが北京五輪でも粘りのレースを見せて欲しい。また、
 これで北京五輪の女子マラソンの代表枠は残り2つとなった。世界陸上は幕を閉じたが、それは同時にオリンピックの代表権を争う激しい戦いの幕開けを意味する。いつも熾烈を極める代表争い。今回も泣き笑いのドラマがありそうだ。来年の春、2つの「サクラサク」の通知を受け取る事が出来るのは果たして誰なのか?その答えを出す舞台がもうすぐ始まろうとしている。


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2007年08月29日

地の利を生かすはずが・・・ どこまで続く負の連鎖!!  【陸上 第11回世界選手権】

 熱戦が続いている陸上の第11回世界選手権大阪大会も中盤に差し掛かってきているが、日本人選手の成績が振るわない。

 16年ぶりに日本で開催されると言う事もあり日本人選手の活躍が期待された今大会だったが、男子400mハードルで期待された為末選手がまさかの1次予選で敗退と言う結果に終わると、負の連鎖反応が続きメダル獲得を期待された選手が次々に予選で姿を消すと言う結果に終わった。まだ大会は終わっていない。女子マラソンなどでメダルを獲得する可能性は残されているが、このままだとせっかくの地元開催でメダル0と言う結果で終わってしまう。今大会日本人選手に襲い掛かっている負の連鎖は果たしてどこまで続くのだろうか。 

 気になるのはレース終了後、体調不良を訴える選手、調整失敗を訴える選手が多いと言う事。今年の夏は例年に比べて暑く、大会に出場する選手も調整に苦労したと思う。現にこの暑さを嫌ってか、来年の北京五輪に照準を合わせている事も重なり、今大会を欠場している外国選手もいるくらいだ。
 日本チームの高野進監督も「バランスの取れた食事と水分補給、そして寒暖の差を激しくしない事。」と極めて基本的なことしか言えないのが現状である。 
 恐らく来年の北京五輪にピークを持って行きたいという心理が働いている選手が多いと思われ、その過程で今回の世界選手権が始まってしまった或いは地元開催が無用のプレッシャーとなったと言う事であれば話は簡単だが、原因がそれ以上深い所にあるとしたならば、開催まで後1年を切った北京オリンピックが心配である。各選手及び日本陸連が今回の敗因をどう分析するのか。4年に一度の晴れ舞台で同じ轍を踏まないよう、きっちり分析して次のステップに進んで欲しい。








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2007年08月26日

「走る陸上の広報マン」、実力発揮できず!!  【陸上 世界選手権】

  陸上の第11回世界選手権大阪大会が25日開幕した。開会式に先立って行われた男子マラソンは、ケニアのキベトが制し金メダル1号に輝いた。前回銅メダルだった尾方剛は5位だった。
 男子100mは2次予選まで行われ、この種目第1人者の朝原宣治は1次予選で優勝候補のゲイ(米国)に先着する活躍を見せ、2次予選も突破し準決勝に進出した。
 この他、男子ハンマー投げの室伏も予選を通過したが、期待の男子400mハードル為末大は、後半失速し1次予選で敗退した。


【第1日主な結果】

◎男子マラソン
 5位 尾方 剛
 6位 大崎悟史
 7位 諏訪利成

◎男子100m
 朝原宣治・・・準決勝進出

◎男子400mハードル
 成迫 健児・・・準決勝進出
 為末 大・・・1次予選敗退

◎男子ハンマー投げ
 室伏 広治・・・決勝進出

<コメント>         
  来年の北京五輪を占う意味で重要な大会となる世界選手権が開幕した。
  男子マラソンは酷暑の中途中棄権する選手が続出する中、日本の3選手が入賞した。メダルこそ逃したものの健闘したといって良いだろう。男子マラソンは長い間、低迷が続いているがこれを復活のきっかけにして欲しい。 
 一方、この大会3つ目のメダルが期待された400mハードルの為末選手が1次予選で敗退すると言う波乱が起きた。この種目は米国勢が強いと言われる中、それらの選手とどう渡り合うか注目していたが、まさかここで敗退するとは予想もしていなかった。レース後のインタビューでも話していたがここ最近不調に陥り、納得のいく調整が出来なかったとの事。今大会、不本意な結果に終わった侍ハードラー。まだ隠居するには早いような気がする。この後来年の北京五輪に向けてどう巻き返すのか。その巻き返しに期待したい。
 26日の見どころは「陸上の花形」、男子100mである。ゲイ(米国)とパウエル(ジャマイカ)の対決も見ものだが、今大会好調の朝原選手がファイナリストになれるのか注目したい。








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2007年07月08日

青い龍、復活への道は茨の道か?【大相撲 名古屋場所】

  大相撲名古屋場所が今日から(8日)から愛知県体育館で始まり、横綱に昇進した白鵬は初日を白星で飾ったが、朝青龍は先場所に続いて安美錦に敗れ黒星スタートとなった。また、大関を目指す関脇琴光喜は若の里を寄り倒し、幸先の良いスタートを切った。

【初日の主な結果】
安美錦   上手投げ   朝青龍
白 鵬    寄り切り   時天空
魁 皇    叩き込み   琴奨菊
千代大海  突き出し   朝赤龍
出 島    寄り倒し   琴欧洲
琴光喜   寄り倒し   若の里

<コメント>
 22場所ぶりに東西の横綱が揃った名古屋場所の初日は、両横綱で早くも明暗が分かれた。
 新横綱白鵬は初日を白星で飾り、昇進後の最初の取組みで襲うであろう緊張感から解放され、明日以降は自分の相撲が取れると思われるが、問題はこれまで無類の強さを誇っていた朝青龍の取り口である。目の前で後輩白鵬が白星を飾り気負ったのか、良いところ無く足が土俵の外に出てしまった。同じ力士に連敗すると言う事が横綱になってからあっただろうか。復活を目指すべく2場所続けて逃した賜杯を、最強の称号を取り戻すべく臨んだ今場所はスタートでつまずく結果となった。
  
 長い間1人で支配して来た地位を脅かされ、最強の称号が色褪せつつある朝青龍。2日目以降気持ちを切り替え奮起する事が出来るか。或いは宙に手放してしまった最強の称号を取り戻す事無く、朝青龍を追いかけ、追いついた後輩横綱に譲ってしまうのだろうか。 今後の取組みの結果如何では、久々に東西横綱が揃った大相撲界だが、重大局面を迎える日が訪れるのはそう遠くないのかも知れない。それを暗示するような名古屋場所初日の結果であったように思える。


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2007年05月30日

大相撲は「青」と「白」の時代へ!!そして日本人横綱は誕生するのか?  【大相撲  新横綱白鵬】

〜スポーツナビ より〜

 大相撲の大関白鵬が30日、史上69人目の横綱に昇進した。「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」。午前9時すぎ、東京都墨田区の宮城野部屋に相撲協会の使者を迎えた白鵬は、力強く口上を述べた。

<コメント>
 2003年に武蔵丸が引退して以来、朝青龍の1人横綱が長い間続いていたが、ようやくその状態にピリオドが打たれる事となった。願わくば日本人の横綱が誕生して欲しいと言うのが本当の所だが、国際化の波が押し寄せている日本のプロスポーツ界の中で大相撲も例外ではなく、それを考えると仕方が無いのかも知れない。外国勢が席巻しつつある現在の幕内の状況を考えると、日本人の横綱は当分の間或いは永久に誕生しないのではないか、と言う感じさえする。

 これで恐らく来場所の番付表には東西横綱の欄に名が刻まれる事になるだろう。先場所の特に後半から、らしくない相撲を取り、壁になる事が出来なかった朝青龍にとっても、ライバルが誕生した事で気持ちも新たに土俵に上がる事が出来るだろう。

 ここ2場所優勝から遠ざかっている「青」が巻き返すのか。或いは「白」が次の時代への扉を自らこじ開けるのか。最近何かと「黒い噂」が絶えない相撲界であるが、2人の横綱が切磋琢磨し相撲界を盛り上げて行って欲しいと思う。 






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2007年05月08日

不屈の男も病気には勝てず・・・   【大相撲 栃東引退】

  大相撲の大関栃東が7日、現役引退を正式に発表した。3月に行われた春場所で頭痛を訴え、途中休場し病院で検査した結果、過去に脳梗塞を発症していた事が判明し、このまま相撲を取り続ければ生命に関わると言う診断を受け、引退を決断した。今後は年寄栃東を襲名し後進の指導に当たる。

<コメント>
  プロのスポーツ選手なら誰でもいつかは頭をよぎる「引退」の2文字。ボロボロななるまでやり尽くして引退する者、華のある内に身を引く者、そして自分の意思以外の要因で不本意ながら引退する者・・・。今回の栃東の引退は一体どれに当てはまるのだろうか。

 大関を2度陥落したにも関わらず、不屈の闘志ですぐに復帰し綱獲りを期待された時期もあった。病気が無ければ、まだ相撲を取る力は十分あっただけに残念である。脳梗塞、高血圧と言う生命に関わる病気を患い土俵を去っていく事に一抹の寂しさを感じているのは、何を隠そう栃東本人だろう。「一生懸命やったので悔いはない」と言う引退会見での言葉の裏には、まだ本当は相撲を取りたいと言う感情が見え隠れしているような気がした。

 今はとにかくお疲れ様と言いたい。まずは体を治して欲しい。そして、いつか父、本人も成し得なかった「横綱 栃東」を輩出して欲しいと願うばかりである。


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2007年03月25日

「期待」と言う重圧に勝った新旧の女王 【女子フィギュアスケート 世界選手権】

  フィギュアスケートの世界選手権は24日、女子のフリーが行われ、ショート・プログラム(SP)2位の安藤美姫が自己ベストの合計195.09点を獲得し、初優勝を飾った。
 SP5位と出遅れた浅田真央はフリーで女子史上2人目のトリプルアクセルを成功させ合計194.45点をマークし、銀メダルに輝いた。
 一方、SPトップで優勝の期待がかかっていた金妍兒(韓国)はフリーのジャンプでミスを繰り返し、合計186.14点で銅メダルにとどまった。

【女子フィギュアスケート最終順位】

1位 安藤美姫     195.09
2位 浅田真央     194.45
3位 金妍兒(韓国)  186.14

<コメント>
  昨日行われたSPで5位と出遅れた浅田真央だったが、フリーではほぼノーミスの演技を披露し驚異的な追い上げで2位に浮上し銀メダルを獲得した。先日の結果でかえって開き直れたのかも知れない。金メダルを狙っていたであろう本人にとっては決して満足の行く結果ではなかったと思うが、やはり実力は世界一級品である事を証明できたのではないだろうか。また滑走順もSPでトップに立っていたキム・ヨナの後だったと言う事もプラスに働いたのかも知れない。

 そして優勝した安藤美姫も、4回転は封印したものの見事な演技で頂点に立った。昨年のような精神的なひ弱さがすっかり影を潜め、色んな意味で強くなってリンクに戻って来た。今回の成績に満足する事無く向上心を持ち続ける事が出来れば、更に強くなるような気がする。

 韓国のキム・ヨナは、やはり体調が万全ではなかったのだろう。それでもSPでトップに立ち存在感は示した。今後も日本の選手の前に立ちはだかる事は間違いなさそうである。

  かつて女子フィギュアスケートと言えば欧米の選手が中心となっていたが、今大会の結果を見ると2010年のバンクーバ五輪ではアジアの選手を欧米の選手が追いかけると言う展開になりそうだ。とかく表現力で欧米の選手に劣ると言われて来た日本の選手だが、外国人コーチに指導を仰ぐ選手が増えて来た事で急速に表現力が向上した。この後下の年代から新星が現れる事も予想される事から2010年のバンクーバー五輪の事を語るのはまだ早いような気がするが、晴れの舞台で日本の選手が世界の中心にいる事を期待したい。


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2007年03月24日

重圧に負けた?16歳のハート 【スケート女子 世界選手権】

  フィギュアスケートの世界選手権は第4日の23日、女子のショートプログラム(SP)が行われ、安藤美姫が67.98点で2位につけた。一方、優勝の期待が懸かる浅田真央は連続ジャンプで失敗し61.32点で5位にとどまった。前回5位の中野友加里は60.62点で7位。
  SPのトップは、今季GPファイナル女王の金妍児(韓国)で女子歴代最高となる71.95点を叩き出した。2連覇を狙うキミー・マイズナー(米国)は4位。

【女子SPの結果】

1位 キム・ヨナ(韓 国)  71.95
2位 安藤 美姫       67.98
3位 カロリナ・コストナー
       (イタリア)    67.15
4位 キミー・マイズナー
       (米 国)     64.67
5位 浅田 真央        61.32


<コメント>
  高橋大輔の銀メダルで盛り上がるフィギュアスケートの世界選手権。上位独占も期待された女子はSPで新旧女王の結果は明暗が分かれた。

 まず、トリノ五輪では思う結果が出せなかった安藤美姫。今シーズンからかつて荒川静香を指導したモロゾフコーチに師事するようになり、技術もそうだが、それよりも精神面で成長したような気がする。浅田選手の登場で「女王」と言う看板を降ろし、ようやく自分のスケーティングが出来るようになった。SP終了後の表情にそれが表れていた。フリーでは宣言通り4回転ジャンプで逆転優勝を狙うのか、それとも確実にポイントを重ねる戦術に変更するのか。注目のフリーでは最終滑走となる事が決まっておりどんなスケーティングをするのか注目される。

 一方、優勝への期待を一心に背負う形となった浅田真央はその重圧に負けたのか、ジャンプでまさかのミスを犯し、トップと約10ポイント差の5位と出遅れ逆転優勝は極めて厳しい状況となった。安藤選手がかつて背負って来た看板を引き継いだ結果が、このような形で表れようとは何とも皮肉である。フリーで開き直る事が出来るか。まだ、メダル圏内の位置にいるだけに諦めず頑張って欲しい。 

 それにしても腰痛で万全の体調ではないとされていたものの、女子歴代最高ポイントを叩き出しトップに立った韓国のキム・ヨナはさすがである。精神力の強さと言うか優勝への執念を感じる。演技時間の長くなるフリーで腰痛による調整不足がどこまで影響するのか。 



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2007年03月12日

荒れる春場所の象徴 「乱れ飛ぶ座布団!!」【大相撲 春場所】

  大相撲春場所2日目で横綱朝青龍は雅山に寄り倒しで敗れ、まさかの2連敗を喫した。2日目を終わって横綱、大関で全勝はカト番の栃東ただ1人となり、荒れる春場所の名の通りとなった。


【2日目の主な取組の結果】 
千代大海 ○  突き出し   ●  朝赤龍
旭天鵬   ●  寄り切り   ○   栃 東
春日王   ○  小手投げ   ●  魁 皇
琴欧洲   ○  上手投げ   ●  安 馬
時天空   ●  寄り切り   ○  白 鵬
朝青龍   ●  寄り倒し    ○  雅 山


<コメント>
 八百長騒動に揺れる中で始まった今年の春場所。よく荒れる春場所と言われるが、今場所も初日から荒れている。特に横綱朝青龍が初日に続いて2日目も敗れ、恒例の座布団の乱れ舞いが見られた。
 
   朝青龍の初日から2連敗は、いつ以来となるのだろうか。と言うより今までそのような事があっただろうか。また一体誰が予想しただろうか。平静を装っている大横綱と言えども、相撲外の邪念を振り払うのは並大抵の事ではないようだ。特に今度の騒動は、この後どのような展開を見せるか不透明なだけに横綱の心理に大きく影響するのは間違いなさそうだ。この後、平成の大横綱が邪念を振り払いどのように巻き返すのか。それとも、今場所も多く掛けられるであろう懸賞金を相手力士に献上し続けてしまうのか。
   荒れる春場所の結末は神のみぞ知る、である。





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2007年03月06日

人がいなくて困ってますby日本陸連  【陸上 男子マラソン】

〜スポーツナビより〜

  今夏の世界陸上選手権大阪大会の最終選考を兼ねた、びわ湖毎日マラソンは4日、大津市の皇子山陸上競技場発着のコースで行われ、日本勢は振るわず、2時間12分50秒で6位の久保田満(旭化成)が最高で、選考基準の2時間9分30秒を破る選手は現れなかった。
 優勝はサムソン・ラマダニ(タンザニア)で2時間10分43秒だった。

<コメント>
 世界選手権最後の代表選考会となったびわ湖毎日マラソンはまたしても外国勢がトップの座を奪う結果となった。
 ここまでの選考会で選考基準となる2時間9分30秒をクリアしたのは福岡国際の奥谷亘(SUBARU)と諏訪利成(日清食品)の2人だけ。各々のレースコンディションが決して好条件ではなかったとは言え、内定者が奥谷1人と言うのは何とも寂しい結果である。陸連としては決してハードルの高くない時間を設定しより多くの対象者が出る事を期待したのだろうが、その目論見はもろくも崩れ去り男子マラソンの凋落ぶりが改めて浮き彫りとなった。

 そうは言っても世界選手権の派遣選手は決めなければならない。しかしここまで結果が低調だと、いくら地元開催とは言え果たして5人の枠を埋めてまで選手を派遣する必要があるのか疑問である。代表発表は12日。その時陸連は派遣者として何人の名前を読み上げるのだろうか。



  


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2007年02月27日

チームで掴んだ浮上へのきっかけ  【スキージャンプ 世界選手権】

  ノルディックスキー世界選手権札幌大会第4日の25日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で行われたジャンプ団体ラージヒルで日本が3位に入り銅メダルを獲得した。日本勢にとって、地元開催となった今大会で初めてのメダル。世界選手権でのメダル獲得は2003年以来2大会ぶり。
  優勝はオーストリア、2位はノルウェーだった。オーストリアはポイントで1000点を突破し他国を大きく引き離す圧倒的勝利だった。

【ジャンプLH団体結果】
1位 オーストリア    1000.2点
2位 ノルウェー      953.3点
3位 日 本        905.9点
 
<コメント> 
 前日に行われた個人LHでは良い所無く終わった日本ジャンプ陣だったが、団体戦で意地を見せ2大会振りに表彰台に上がる事が出来た。個人LHで見せ場が無かったとは言え、決勝に進んだ4人全員が揃って2本目に進んだ国は他に数えるほどしかなく、4人の総合力が問われる団体戦であれば上位進出の予兆はあった。加えて、試合会場は天候が目まぐるしく変わる事から、難所と言われる地元の大倉山。各国選手が気まぐれな風に苦しむ中、地の利を生かし久々に明るい話題をもたらした。ポイント差を見ると上位2カ国のオーストリア、ノルウェーは別格としても、フィンランド、スイス等と言った有力国が次々と脱落していく中で、ベテラン、若手選手が一体となってメダルを獲得した事は、今後復活を目指す上で大きな一歩となったと言える。

 個々の差では世界との間に大きな隔たりがあるのは否めないが、前回書いた通りベテランを脅かすような若手の選手が多く出てくれば2010年のバンクーバーへの道は明るいものとなるだろう。まずはこのメダルがフロックではない事を証明する為に3日に行われる個人NHで上位に進出する事が必要である。2大会振りに日の丸を掲揚台に掲げた飛行隊がその勢いで浮上のきっかけを掴む事が出来るか。



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2007年02月25日

K点の遥か彼方にある世界の壁 【ノルディックジャンプ  世界選手権】

  ノルディックスキーの世界選手権第3日は24日、札幌市大倉山ジャンプ競技場などで行われ、ジャンプのラージヒルは2002年ソルトレークシティー五輪個人2冠のシモン・アマン(スイス)が1回目に125メートルで首位に立つと、2回目も134・5メートルを飛び、266・1点で初優勝した。
  日本勢は17歳の栃本翔平(北海道・北海道尚志学園高)が117メートル、121メートルの219・4点で日本最高の16位と健闘したもののベテランの岡部孝信(雪印)は21位、葛西紀明(土屋ホーム)は24位、伊東大貴(土屋ホーム)は29位と振るわなかった。

【結 果】

1位 シモン・アマン(スイス)    266.1点 
2位 オリ・ハリ  (フィンランド)  265.9点
3位 ロアル・ヨケルソイ
          (ノルウェー)   262.9点


<コメント>  
  これが世界のジャンプだ、と言うのをまざまざと見せつけられたと言うのが率直な感想である。
  長野オリンピック以降、次の世代の選手が中々育たず、その時の栄光を引きずったまま今日まで来た日本ジャンプ陣。この大会もベテラン2人と若手2人で挑み全員予選を突破した。そして決勝では1番年下である10代の若手選手が1回目2回目とも無難にまとめベテランを押しのけ日本人最上位となった。が、世界の選手は日本ジャンプ界のホープが出した記録を笑うかのように次々とその飛距離を超える大ジャンプを見せた。風が勝負の分かれ目となるこの競技で、不利とされる追い風が吹こうと無風だろうとトップクラスの選手ともなれば、きっちり飛んで来る。日本ジャンプ陣が世界と再び戦えるようになるには、しばらく時間が掛かりそうだ。

  トリノ五輪が終わり、各国の状況を見てみると次々と若手の有望選手が現れている。この大会では、大倉山の風に苦しめられ実力を発揮できなかったものの、ヤコブセン(ノルウェー)やシュリーレンツァウアー(オーストリア)は今シーズンになってW杯ランクで上位に食い込んで来た若手のホープである。2010年のバンクーバ五輪では恐らくそれぞれの国の中心選手となって引っ張っていく存在になるだろう。
  一方の日本ジャンプ陣もようやく次の時代を担う選手が出現し、僅かながら光が見えてきた。この僅かな光を大きくする事が出来るか、それとも再び暗黒の低空を彷徨うかは、若手と中堅選手の層をどのくらい厚くする事が出来るかに懸かっているような気がする。


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2007年02月18日

壮大なスケールだったマラソン大会!!  【陸上 東京マラソン】

〜スポーツニッポンより〜
    日本で初めての大規模都市型マラソン、東京マラソンは18日、西新宿の東京都庁前から臨海副都心の東京ビッグサイトまでの42・195キロのコースで行われ、日比谷公園にゴールした10キロの部や車いすの部を含め、トップ選手や市民ランナーら国内最多となる合計3万870人が首都を駆け抜けた。

 男子はケニア出身のダニエル・ジェンガ(30)=ヤクルト=が2時間9分45秒で優勝。今夏の世界選手権(大阪)代表選考会を兼ねた日本勢は佐藤智之(26)=旭化成=が2時間11分22秒で2位に入った。女子は1992年バルセロナ、96年アトランタの両五輪メダリストの有森裕子(40)=リクルートAC=がマラソンの「ラストラン」として2時間52分45秒の5位で完走。「若者にも東京にとっても、素晴らしい大会になる期待を抱いた」と話した。

 大会は2016年五輪招致を目指す東京都が、首都の魅力を世界へ発信する絶好の機会ととらえ、トップ選手と一般の愛好家、支援者が一体となる新しいスポーツイベントとして開催された。


<コメント>
  3万人もの参加者が集い行われた日本で初めて開催された大規模マラソン。都心の交通網を長時間封鎖して行われると言う事でトラブルが懸念されたが、大きな混乱もなく無事終了した。沿道の大きな歓声や、参加者の感想等を聞くと大会は概ね成功だったのではないかと思う。

  さて世界選手権代表選考会を兼ねた今レースだったが、天候が天候だった事と初のコースと言う事で各選手勝負どころを掴みづらかったのだろう、記録としては平凡なものに終わった。
  これまでの選考会で世界選手権の内定条件となる「2時間9分30秒を切った上で日本人トップ」をクリアしたのは、福岡国際4位で日本人トップだった奥谷亘(SUBARU)ただ1人。今回2位になった、佐藤智之選手は同じ福岡国際の10位から巻き返したと言う点で印象が良い。が、もっと内定条件を突破する者が出て欲しいというのが陸連関係者の本音だろう。

 かつてお家芸だった男子マラソンの復活への道はまだまだ険しいと言えそうだ。

 また、かつて女子マラソンの第一線で活躍した有森、市橋両選手がこのレースを最後に現役を引退した。最後のレースとなっただけに良い天候の下で走らせてあげたかった。


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2007年02月05日

中通り出身の「アツシ」、会津出身の「アツシ」を振り切る!!  【マラソン  別大毎日マラソン】

   陸上の世界選手権大阪大会(8月25日開幕)の代表選考会を兼ねた第56回別府大分毎日マラソンは4日、大分市営陸上競技場発着のコースで行われ、藤田敦史(富士通)が2時間10分23秒で優勝した。藤田のマラソン優勝は2002年3月の東亜ソウル国際以来、5年ぶり。
  また、このレース藤田と共に注目されていた佐藤敦之(中国電力)は、世界陸上に向けアピールしておきたい所だったが、38キロ過ぎに藤田が仕掛けたスパートについていけず2位に終わった。


<コメント> 
  「アツシ」対決となった、別大毎日マラソンは福島県中通り出身の「アツシ」(藤田)(富士通)に軍配が上がった。実はこの2人、学年こそ違うが共に福島県出身で箱根駅伝で活躍するなど共通点が多い。 ちなみに敗れた「アツシ」(佐藤)の方は、会津若松の出身である。

  レースは序盤からスローペースで進んだ為に記録的な興味は薄れたレースとなったが、かつて将来を嘱望された2人が繰り広げたレースは見応えがあった。終盤の38キロ付近でスパートし見事に復活した藤田選手。このレースは基準時間をクリアすれば自動的に世界陸上に内定するレースではない為、8月の大阪での大会出場は他の選考レースの結果との兼ね合いになるが、来年の北京五輪出場への足掛りとなったのは間違いないだろう。
 一方、藤田選手に敗れ世界陸上出場はほぼ絶望的となった佐藤選手だが、途中棄権した昨年3月のびわ湖毎日以来のレースで優勝争いが出来た事は今後に繋がるだろう。
 近年、女子の活躍に押されている男子マラソン界であるが、瀬古、中山らが活躍した黄金時代の再来なるか。今後も2人の活躍から目が離せない。


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2007年02月03日

新旧女王対決、今年は見られず!!  【テニス  東レ・パンパシフィック】

  テニスの東レ・パンパシフィックオープンは3日、準決勝2試合が行われマルチナ・ヒンギス(スイス)とアナ・イワノビッチ(セルビア)が勝ち、4日の決勝に駒を進めた。
  また、この大会2年ぶりの優勝を狙ったマリア・シャラポワ(ロシア)はイワノビッチ戦の第2セット途中で左足の痛みを訴えて途中棄権した。

【試合結果】

ヒンギス(スイス) 3−0  デメンチェワ(ロシア)
イワノビッチ(セルビア) 1−0(途中棄権)シャラポワ(ロシア)

<コメント>
 昨年の準決勝に続く新旧女王の対決が期待された東レ・パンパシフィックオープンだったが、思わぬ結果で実現される事はなかった。
 昨年ツアー復帰したヒンギスは前回大会で敗れたデメンチェワを寄せ付けずリベンジを果たしこの大会8度目の決勝進出となった。ツアー復帰して2年目の今年はこれからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみである。

 一方、全豪オープンで準優勝し日本に乗り込んできたシャラポワだったが、灼熱の太陽が照りつけたオーストラリアから休みなしで冬真っ盛りの北半球へ移動しての試合は、本人が予想していたのよりもハードだったのだろう。この大会は全豪オープンでの激戦の疲労が溜まっていたのか、全体的に精彩を欠いたプレーが多かった。次の大会こそはベストコンディションでの彼女のプレーが見たいものだ。




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2007年02月01日

Qちゃんいよいよ正念場!!  【陸上 女子マラソン】

 女子マラソンのシドニー五輪金メダリスト、高橋尚子が世界陸上選手権の代表選考を兼ねる3月の名古屋国際女子マラソンへの出場を断念する事が決まった。昨年11月に行われた東京国際女子マラソンで低調な成績に終わっている事から8月に大阪で行われる世界陸上への出場はほぼ絶望的となった。今後は、今年の秋から順次行われる北京五輪の国内選考会へ向けて調整する事になる。

高橋選手のコメント「長いスパンで1から体を改善し、今までの総決算として北京五輪予選会に全力で臨みます」 


<コメント>
  当初、世界陸上の代表権を得る為に3月の名古屋国際に強行出場するのではないかと噂されていたが、今後のターゲットを北京五輪に絞ったようだ。世界陸上で北京五輪出場の内定を得る事は選手にとって魅力的ではあるが、出場出来ても内定を得られる保証はどこにも無く、世界陸上で敗れた時のリスクや短期間で何度もコンディションをピークに持って行くのが困難な事を考えると妥当な判断だったと思われる。何より3月の名古屋国際で敗れた時は選手生命が終わってしまう可能性すらある。

  女子マラソン界の選手層の厚さや11月のレース内容を見る限り、高橋選手の北京五輪への出場は依然厳しいと思われる。だが、世界陸上を目指す他の選手と比べて、いち早く目標を北京五輪に切り替えた事が、もしかしたら吉と出るかも知れない。
 
  世界陸上が終わった秋以降、国内選考会が始まる。高橋選手がどのレースで北京五輪を目指すのか分からないが、仮に東京国際でリベンジを期す事になると、アテネ五輪金メダリストの野口選手もこのレースで北京五輪を目指すとされており、新旧女王の対決がこの秋にも見られる可能性がある。オリンピック選考では毎回悲喜こもごもの女子マラソン。今年から来年の代表選出までまた何かしらのドラマがありそうな予感がする。



 




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2007年01月28日

神の子、降臨せず!!  【レスリング 全日本選手権】  

  天皇杯全日本レスリング選手権大会最終日が28日、駒沢体育館で行われ、フリースタイル60キロ級に出場した山本“KID”徳郁は初戦を飾ったものの、続く2回戦でアテネ五輪銅メダリストの井上謙二(自衛隊)にわずか16秒で巻き投げを決められフォール負けを喫した。また試合中に右ヒジを負傷し、全治3〜4ヶ月と診断された。6月の全日本選抜には間に合う模様。
  尚、この階級優勝したのは湯元健一(日体大)で2連覇を達成した。 

<コメント>
 北京五輪に出場すべく、プロ格闘家の肩書きを捨て7年ぶりにアマレス界に復帰した山本だったが、プロ出身と言えども7年のブランクを埋めるにはあまりに時間が短すぎた。
 この階級はもともと選手層が厚く、勝ち抜くのが最も難しい階級と言われている。現に山本を破った井上もその後敗れ去っている。
 目標とする北京五輪までに残された時間はそれほど多くない。出場権を獲得した6月の全日本選抜で世界選手権へのキップを手に出来なければ、その先にある北京五輪への道は果てしなく遠い物となってしまうだろう。五輪の神様は神の子に五輪のゲートをくぐる鍵を渡すのだろうか。






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2007年01月23日

求む!!横綱の相手になれる力士!! 【大相撲 初場所】

 大相撲初場所は21日千秋楽を迎え、14日目で既に優勝を決めている横綱朝青龍は大関琴欧州を下し、史上5人目となる20回目の優勝に花を添えた。一方、大関陣は栃東が大きく負け越し来場所はカド番となるのを始め、今場所も振るわなかった。

<コメント> 
 場所前、調整不足が囁かれ他の力士に付け入るスキがあると思われた今場所だったが、終わってみれば横綱の1人舞台だった。初土俵以来49場所で積み上げた20と言う優勝回数は史上最速である。まさに驚異的な勝率である。横綱が強すぎるのか、それとも大関始め他の力士が弱すぎるのか。
 
 朝青龍の強さには驚くばかりだがその一方で、大関陣の不甲斐なさが目立つのも事実である。栃東が来場所カド番となるが、今の大関はお尻に火が点かないと奮起できないと言うのは何とも情けない話である。今までも横綱になるチャンスがありながらことごとく手放し、挙句の果てにカド番を迎えるというパターンを何度となく目にしている。まるで何度も巻き戻しているビデオテープのように・・・。それともDVDやHDに取って代わった今の時代は同じパターンは許されるのだろうか。

  そろそろビデオテープも擦り切れる頃で新たな展開を期待したい所だが、正直今の大関陣から横綱になれる可能性がある力士が見当たらない以上、下から這い上がってくる若手の力士に期待するしかないような気がする。今年こそは1人横綱を脅かす生きのいい力士が出てくる事を期待したい。



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