2008年01月31日

明暗分かれたJAPAN  BLUE!! 【ハンドボール男子アジア予選(再戦)&サッカー親善試合】

  ハンドボールの北京五輪男子アジア予選(再戦)が30日、国立代々木第一体育館で行われ、韓国と対戦した日本は後半追い上げたものの、28−25で敗れ女子同様、この大会でオリンピック出場権を獲得する事が出来なかった。勝った韓国が北京五輪への出場権を獲得し、日本は世界最終予選で再びオリンピック出場を懸ける事となった。

  また同じ日、サッカーの国際親善試合キリンチャレンジ2008第2戦でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦した日本はMF山瀬ゴール等で3−0で快勝し、2月6日行われる2010年W杯アジア3次予選第1戦のタイ戦へ向けて弾みをつけた。


【試合結果】
◎ハンドボール 〜北京五輪 男子アジア再予選〜
 
  韓 国 28−25  日 本

◎サッカー  〜国際親善試合〜

  日 本 3−0 ボスニア・ヘルツェゴビナ


<コメント>
〜もう少し、あと少し、でも届かない敵の背中〜

 試合会場も近く、開始時刻も同じ。スポーツファンにとって30日の夜はどちらを見たら良いか悩ましかったと思う。我が家は取り敢えずサッカーを選択した。オシム前監督が観戦に訪れて、さぞかし盛り上がっているのかと思いきや、空席が目立ちやけに静かだった。盛り上がりに欠けるサッカーの前半が終わったところで、我が家のチャンネルはBS−NHKへ。すると代々木は異様な盛り上がりだった。と言う訳で、ここからはハンドボールに関するコメントである。

 29日の女子の試合と違い互角の戦いを繰り広げた。しかし、追いつけそうで追いつけないアジアの虎、韓国の尻尾。終盤、韓国の攻撃を凌ぎ追い上げたが及ばなかった。日本は、得点源である長身選手を徹底的にマークし仕事をさせない作戦が功を奏したものの、どこからでも得点出来る韓国の攻撃を防ぎ切る事は出来なかった。ここぞ、という時に決められるか決められないか、その差が出た試合だったと思う。
 これで注目された再予選は男女とも韓国が勝利を収め、北京行きのチケットを手にした。一方、敗れた日本は世界最終予選に回る事になったが、クロアチアなど欧州の強国を相手にしなければならず苦戦を強いられそうだ。
 しかし「大人の都合」に端を発した今回の騒動でハンドボールと言う、日本ではどちらかと言えばマイナーなスポーツが一躍脚光を浴びたのは間違いない。これを持続させられるか、それとも単なるブームで終わってしまうのか。最終予選の戦いを含めて、選手、関係者のこれからの取り組み方に懸かっている。かつてサッカーも韓国に勝てず、それが国際舞台へ出れない要因の1つとなっていた時代があった。今回の試合を見て関心を持った子供達も多いだろう。サッカー同様、底辺まで広く浸透すれば、何れ韓国を破る時代が来るような気がする。そう感じさせてくれる試合内容だった。

 さて、ハンドボールが終わりチャンネルを変えると、サッカーも終盤戦を迎えていた。結果は岡田監督の秘蔵っ子山瀬選手の活躍で岡田ジャパンが初勝利を飾った。内容はともかく勝った事は良かったと思う。タイ戦に向けて明るい兆しが見えてきたとは思うが、久々に公の場に姿を見せたオシム氏はどう感じただろうか。

 こうして、歓声とため息が入り交じった30日の夜は更けていった。試合結果、ファンの盛り上がり・・・、実に対照的な夜だった。
















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2008年01月30日

風前の灯か?北京五輪への道!!  【ハンドボール 女子アジア再予選】

 いわゆる「中東の笛」で物議を醸したハンドボールの北京五輪アジア予選のやり直し問題。その再予選が始まり29日、女子の日本×韓国の試合が東京の国立代々木第一体育館で行われた。

  アテネ五輪銀メダルの韓国に対し、8月に行われた最初のアジア予選で破っている日本は、前半こそ食らいついたものの後半はミスから自滅し、最後は実力の差を見せ付けられる結果となり、この試合での北京五輪出場権獲得はならなかった。
  勝った韓国は北京五輪出場権を獲得し、一方敗れた日本は3月に行われる世界最終予選に北京五輪出場の最後の望みを託す事となった。


【試合結果】
 韓 国  34−21  日 本

<コメント>
  中東寄りの不公平なジャッジ、いわゆる「中東の笛」が問題となり異例の予選やり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選。思わぬ形で注目を浴び、チケットが完売するなど盛り上がりを見せていたが、蓋を開けてみれば韓国が実力の差を見せつける結果となった。残念だが、妥当な結果だったと言わざるを得ない。

 日本は、地の利を生かし接戦に持ち込めれば勝機も見えたのだろうが、アテネ五輪で銀メダルを獲得し世界で揉まれて来た韓国と、長い間世界から遠ざかっている日本との地力の差は、そう簡単に埋まるものではなかった。特に後半はミスで自滅した形となってしまったのが悔やまれるが、それだけ韓国のプレッシャーが強かったと言う事だろう。 テクニックもさる事ながら、スピード、体の強さ・・・、全てにおいて韓国の方が一枚上だった。

 この試合の結果、世界最終予選で一縷の望みを託す事になった。敗者復活戦とは言え、今度は韓国以上に強力な国を相手にする可能性が高い。北京五輪への道はもやは風前の灯なのだろうか。





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2008年01月28日

正義の味方が悪役を倒し大団円を迎えた「相撲劇場」!!  【大相撲 初場所】

  大相撲初場所の千秋楽が27日、両国国技館で行われ横綱の白鵬が朝青龍との直接対決を制し、3場所連続6度目の優勝を果たした。
  13勝1敗で迎えた横綱同士の対戦は、互いに譲らない大相撲となったが、朝青龍が休場している間、土俵を守り続けた白鵬に軍配が上がった。
  大相撲春場所は3月9日から大阪府立体育会館で行われる。

<コメント>
  今年最初の相撲劇場は、正義の味方扮する白鵬が、「悪役」朝青龍を倒し3場所連続優勝を成し遂げ幕を閉じた。
  千秋楽結びの一番は、手に汗握るまさに大相撲だった。復活優勝を目指す「青」と、その「青」が土俵を留守にしていた間に横綱としての勤めを果たし、休んでいた者に負ける訳には行かない「白」。意地と意地とがぶつかり合った見応えのある一番だった。

  朝青龍は優勝を逃したものの、15日間横綱としての勤めを果たしたと思う。この事は土俵の外での出来事は置いておいて、評価しなければならないだろう。逆に格が違うとは言え、勝てなかった他の力士は何をやっているんだ、言われても反論する事は出来ないと思う。

  直接対決の最後の場面、朝青龍が吊った所で白鵬を土俵の外に出せなかったのが、2人の現状での力の差なのだと思う。今回の対戦で王位は継承されたと言ってる人もいるようだが、自業自得とは言え、長い間土俵を離れていた者とキッチリ勤め上げた者との差がでただけども言えるのではないだろうか。そう考えると、王位継承がされるか否かが判断されるのは次の場所だと思う。「吊りの差」が果たして埋まるのか、それとも開くのか。「青」と「白」の対決は新たな局面を迎えようとしている。





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2008年01月22日

ほくそ笑む悪役「ブルードラゴン」!!  【大相撲 初場所10日目】

  大相撲初場所10日目が22日、両国国技館で行われ、9日目まで全勝だった横綱白鵬が安馬に敗れ、今場所初黒星を喫した。一方、ここまで1敗で白鵬を追っていたもう一人の横綱朝青龍は、若の里と対戦し危なげない相撲で1敗を守った。

  10日目を終わって全勝力士がいなくなり、白鵬、朝青龍、それと平幕の旭天鵬が1敗でトップに立っている。

【10日目 主な取組みの結果(左が勝ち力士)】

琴光喜   上手出し投げ    露 鵬
琴欧州    押し出し     朝赤龍
魁 皇    押し出し     安美錦
安 馬    上手投げ     白 鵬
朝青龍    寄り切り     若の里

<コメント>
  大相撲初場所は、9日目まで全勝だった白鵬に土が付き、二人の横綱が並んで終盤戦に突入する事になった。
  
  これまでの一連の騒動で今場所はヒール役となってしまった、かつての無敵の王者朝青龍は、ここまで強い勝ち方ではないものの、勝ち星を重ねて来た。一方、朝青龍とは対称的に安定した取り口を見せながら10日目となる今日、先場所に続きまたしても安馬に敗れ初黒星を喫した白鵬。このまま千秋楽での一騎打ちとなるのか、それとも新たな刺客が現れるのか。ヒール役となっているかつての無敵の王者が尻上がりに調子を上げてきているような気がして何とも不気味である。

  昨年、ボクシングの内藤選手が「国民の期待に応える。」と言うコメントを出しその通りの結果となった。
  今回は、国民の大多数が「悪役」朝青龍の復活優勝を望んではいないと思う。刑事ドラマや正義の味方が登場するアニメのように「相撲劇場」も最後は正義の味方が勝つのか。それとも、悪役が国民の期待を裏切る結果をもたらすのだろうか。それにしても、今に始まった話ではないが業界No2である大関の存在感がいつにも増して薄い今年最初の「相撲劇場」である。






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2008年01月21日

終点を迎えた「連勝街道」!!  【女子レスリング W杯】

〜スポーツナビ より〜
 
 レスリング女子の国別対抗戦、第8回ワールドカップ(W杯)は19日、中国で6カ国が出場して開幕。1次リーグが行われ、日本は米国戦で55キロ級で「無敵」を誇ったアテネ五輪金メダリストの吉田沙保里(綜合警備保障)が1996年から勝ち続けていた国際大会で初めて敗れるなど不覚を取り、決勝進出を逃した。日本は3位決定戦でカザフスタンを下し3位を確保した。

<コメント>
 日本はもとより世界でも無類の強さを誇っていた女王にも、微妙なジャッジがあったにせよ、ついに敗れる日が訪れた。それにしても119連勝は他のスポーツでも類を見ない凄い記録だと思う。しかしいつかは終わりが来るものである。もちろん、自分で終える事も出来るが・・・。
 負ける気がしないという強い気持ちと、負けた時自分はどうなるのだろうかと言う恐怖の狭間で揺れ動いたであろう無敵の女王。しかし、勝負の神様はこのとてつもない記録を自らが幕を引く事を許さず、相手の手によってストップさせる事を選択した。
 
 119連勝と言う誰も真似の出来ないような、終わりが無いと誰もが思っていた連勝街道は、ついに終点を迎えた。しかし、これで失う物がなくなったとも言える。今回受けた屈辱をバネにする事が出来れば、今年の夏、同じ中国で行われる最高峰の舞台でリベンジを果たしてくれるだろう。今後の活躍に期待したい。


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視聴率争奪戦!!勝つのはどっちだ?  【ハンドボールアジア予選×サッカー親善試合】

〜スポーツナビ より〜

  国際ハンドボール連盟(IHF)は20日、公式サイトで、中東などに偏った審判判定をめぐりやり直しとなった北京五輪アジア男女予選を、東京・国立代々木競技場で日本と韓国が出場して29日に女子、30日に男子を実施すると発表した。先にIHFの連絡を受けた日本協会が公表したものを確認する形となった。
 この件に関し、IHFはエジプト人のムスタファ会長が今週にも記者会見を行うとしている。 

<コメント>
 先週、新居に引越しようやくインターネットが出来るようになった。
 さて、最近スポーツ界で話題となっている出来事の1つにハンドボールアジア予選の問題がある。本紙でも何度か取り上げているが、国際ハンドボール連盟の管理下で29日(女子)、30日(男子)に東京で行われる事になった。参加国は日韓の2カ国。韓国が主張していたホーム&アウエーではなく、一発勝負となった。負けても世界最終予選へ進出する事が出来るが、世界との差を考えると日本にとってこれが北京行きへのラストチャンスと言って良いだろう。テレビで生中継される事も決まり注目度は増すばかりである。
 男子の試合が行われる30日はくしくもサッカー日本代表の親善試合(ボスニア・ヘルツェゴビナ戦)と重なる。岡田監督就任後、最初の試合と言う事もあり、こちらの試合も目が離せない。
 どちらの代表選手も目的が達成されるよう頑張って欲しいと思う。










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2008年01月14日

東西横綱揃い踏み!!  【大相撲  初場所初日の結果】

 大相撲初場所初日が13日、東京・両国国技館で行われ、3場所ぶりに復帰した横綱朝青龍は琴奨菊を上手投げで下し、白星スタートを切った。一方、3連覇を目指す白鵬は出島も白星を上げた。
 
 大相撲初場所は千秋楽となる27日まで行われる。

【初日主な結果(左が勝ち力士)】

白 鵬    上手投げ   出 島
朝青龍    上手投げ   琴奨菊
稀勢の里  押し出し   千代大海
琴光喜   上手出し投げ 時天空
魁 皇    寄り倒し   豊ノ島
琴欧州    叩き込み   雅 山

<コメント>
  これもケガの功名と言うのだろうか。(朝青龍の場合は「ケガ」だったのかどうかは未だに不明だが・・・。)朝青龍にまつわる一連の騒動や久々に東西横綱が揃った事もあり、両国国技館は初日から満員となり盛り上がりを見せた。昨年は不祥事のオンパレードで人気低下を懸念していた相撲協会の関係者は取り敢えず一安心だろう。
  その東西の横綱の初日は共に相手を寄せ付けない強さで好スタートを切った。特に朝青龍は、ブランクを感じさせない取り口だった。また、東が定位置だった朝青龍が西から土俵に上がる姿に違和感を持ちつつも、新鮮に見えた。白鵬を鬼門だった初日を白星で飾り、新年最初の大相撲は無難なスタートだったと言えよう。

  西に下ったかつての無敵の横綱は初日のような取り口が最後まで続くのか。そして、定位置を取り戻す事が出来るのか。それとも現在の最強横綱が3連覇を達成し、最強の称号と東の位置を確固たるものにするのか。色々な人の思いが交錯する大相撲が今年も幕を開けた。










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2008年01月12日

やり直しが決まっても、なお険しいか?北京への道  【ハンドボール  アジア予選やり直し問題】

  中東寄りの判定で物議を醸したハンドボールのアジア予選が男女とも再び行われる事が決定した。
 予選のやり直しは、国際ハンドボール連盟(IHF)の管理下で行われ、東京で開催される見通しとなっている。
 しかし、これに抗議する中東諸国が大会ボイコットを表明し、また日韓2カ国で行われた場合、韓国が自国での開催を要求するなど事態の収束には暫く時間が掛かりそうだ。

<コメント> 
 ハンドボールの北京五輪アジア予選は紆余曲折を経て、再び行われる事が決定した。これで、オリンピックへの道が再び開かれ、選手、関係者は今度こそ、と言う思いで大会を迎えるだろう。しかし、日本以上にそう思っているのは、オリンピックで常にアジアの代表として出場していた韓国の関係者かも知れない。
 
 日本はいわゆる「中東の笛」のせいで出場権を獲得出来なかった、と言うような報道のされ方をしているが、その前にハンドボールでは常に韓国が立ちはだかっている、と言う事実を忘れてはいけない。
 韓国は過去何度もオリンピックに出場し、女子は前回のアテネ五輪では銀メダルに輝いている強豪国である。男子の方は疑惑のアジア予選でも敗れており、確かここ数年韓国から勝利を上げていないような気がする。北京行きのキップは判定に疑惑があろうとなかろうと僅か1枚である事に変わりはないのである。(最初の予選で勝っている女子の方が突破の可能性があるか。)

 今回のやり直し予選で仮に中東勢がボイコットしたとすれば、その韓国との一騎打ちになる可能性もある。(2国のみ出場の予選をアジア予選と言えるのか疑問だが・・・。)再予選実施にまでこぎつけたハンドボール協会の今回の行動は評価しても良いと思う反面、日本同様オリンピック出場を目指す韓国の引き立て役になってしまうのでは、と心配になる気持ちも少しある。今まであまり注目されなかったハンドボールが、思わぬ形で世間の注目を浴びる事になってしまったのだから・・・。
 
 現時点で再予選の参加国がどうなるか分からないが、少なくとも苦戦が予想される韓国戦。とにもかくにもハンドボールをアピールする絶好の機会を得たのだから良い試合をして、是非北京行きのキップを掴んでほしい。






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2008年01月05日

名門復活!!その一方で襷が途絶えた大学も・・・  【陸 上 箱根駅伝復路】

  第84回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日行われ、往路で2位だった駒澤大学が9区で逆転し3年ぶり6度目総合優勝を果たした。2位には前日の往路でトップだった早稲田大学、3位には中央学院大学が入った。また、関東学連選抜が4位に入る健闘を見せ、次回の予選会通過校が1つ増える事になった。

 一方前回シード校の内、日体大、専修大がシード権を得る事が出来ず、前回優勝で途中棄権した順天堂大、同じく優勝候補に挙げられながら最終区で棄権した東海大と共に予選会から巻き返す事となった。

【総合成績】
1駒澤大、2早稲田大、3中央学院大、4関東学連選抜、5亜細亜大、6山梨学院大、7中央大、8帝京大、9日大、10東洋大  

 以上、次回大会のシード校

11城西大、12日体大、13国士舘大、14専修大、15神奈川大、16法政大、17東農大 

 順天堂大、大東文化大、東海大は途中棄権

<コメント>
  近年稀に見る混戦となった「超戦国駅伝」を制したのは、全ての区間大崩れする事なく襷を繋いだ駒澤大学だった。往路を無難にまとめると、山下りで前を行く早稲田に離されたものの、その後徐々に追い上げ、9区で捕らえると、そのままトップで大手町のゴールへ駆け込んだ。飛び抜けた選手はいないが、走った10人の選手とそれをサポートした関係者がキッチリ役割を果たしたチームの勝利と言えるだろう。

 2〜4位の早稲田、中央学院、学連選抜は健闘したと言って良いと思う。特にあと一歩で総合優勝に手が届くところだった早稲田は、これまで鬼門だった箱根の山で力を発揮出来た事は、来年以降チームにとって大きな強みになるだろう。有力な選手が入学すると言われているが、次回大会が楽しみである。

 逆転に次ぐ逆転で盛り上がった今回のレースは、一方で3校が最後まで襷を繋げなかったと言う前代未聞の事態も起きた。この事も忘れてはならない。昨秋から2つの駅伝競走をこなした大学もあり、箱根駅伝でベストの状態に持ってくるのは難しい。加えて優勝争い、シード権争いが熾烈を極める上に、テレビで放映されるようになって年々注目度が増し、勝つ事が優先されているような気がする。勝負だから勝つ事が大事なのは言うまでもないが、だからと言って将来のある選手の競技生活を短くするような事があってはならない。競技終了後、近年の大会で最も過酷だったと大会関係者や指導者が口を揃えてコメントしていたが、84回目の箱根路は、その関係者に選手の健康管理や大会の運営方法など様々な問題を投げかけたと言えるだろう。

 さて、次回大会は予選会通過枠が1つ増えるが、有力校の順天堂や東海が予選会に出場する為、今回よりも更に熾烈な争いになる事が予想される。85回目となる来年の大会はどんな展開になるのか。それよりも、まずは参加する全大学が襷を繋ぎ切る事を願いたい。







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2008年01月03日

躍動するエンジのユニフォーム  1月2日は「WASEDA」の日!!  【陸 上 箱根駅伝ほか】

   第84回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路が2日、行われ早稲田大学が12年ぶり13度目の優勝を果たした。
  2位には総合優勝を狙う駒澤大学、前回総合優勝の順天堂大学は最終5区で小野選手ががゴールまで500メートルと迫ったところで両足のけいれんで立ち上がれず、まさかの途中棄権となった。
 
  戦国駅伝と言われる84回目の箱根駅伝、3日に復路が行われ総合優勝が決まる。

  また、ラグビーの全国大学選手権は早稲田大学と慶応大学が決勝に進出し39年ぶりの早慶戦となった。決勝は12日国立競技場で行われる。


【箱根駅伝往路結果】
1早稲田大学、2駒澤大学、3山梨学院大学、4関東学連選抜、5中央学院大学、6日本大学、7亜細亜大学、8東海大学、9東洋大学、10中央大学 
 ここまでがシード圏内

11大東文化大学、12帝京大学、13国士舘大学、14日本体育大学
15法政大学、16城西大学、17専修大学、18東京農業大学、19神奈川大学


【ラグビー 全国大学選手権準決勝の結果】
慶応大学  34−27  明治大学

早稲田大学 12−5   帝京大学



<コメント>
 1月2日に箱根駅伝の往路とラグビーの大学選手権準決勝が行われるのは毎年同じ事である。ラグビーの方は決勝の2つイスの内、1つはここ数年早稲田大学の指定席となっている。主力をケガで欠き苦戦はしたが今回もキッチリ指定席に収まり、サプライズはなかった。サプライズがあったのは、箱根駅伝の方だろう。1月2日はまさに「WASEDA」デーとなった。

  戦前から混戦が予想された84回目の箱根駅伝は、「戦国駅伝」の名の通り各区間で順位が目まぐるしく変わる展開となった。
 
 その混戦を制したのは名門、早稲田大学だった。往路での優勝は現在監督を務める渡辺氏が現役選手として活躍した12年前の72回大会以来の事である。以前は上位を賑わせていたが同校も、21世紀に入ってから上位に顔を出す事は無くなり、いつの間にか予選会の常連となってしまった。しかし、現役時に活躍した渡辺氏が監督が就任し、選手のリクルートなど強化に乗り出し、前回大会久々にシード権を獲得した。更に昨夏、世界選手権に出場した竹澤選手と言う大砲を擁し、上位進出が期待されていた今大会。各区間で各選手堅実な走りを見せ、最後は往路の見せ場、箱根の山登りで駒野選手が区間記録に迫る力走を見せて、名門復活の狼煙を上げる結果をもたらした。追われる立場となる復路で、どこまで粘れるか。

  2位の駒澤大学は往路優勝は逃したものの総合優勝を狙うには理想的な位置だろう。前を行く早稲田との差は1分と少し。選手の力量を考えると総合優勝に最も近いと言える。

  3位の山梨学院大学はモグス選手が作った貯金をほぼ保った。前回逃したシード権を取り戻す事が出来るか。

  そして早稲田大学同様、健闘したのが4位に入った関東学連選抜。シード圏内に入ると、次回予選会で枠が1つ増える事になるが、次回大会を狙う大学に恩恵をもたらす事が出来るか。

  この他、後に控える有力校の東海、東洋などがどこまで上位に迫れるか、またシード権の行方は・・・。近年稀に見る「戦国駅伝」の復路は、序盤の山下りから激しい順位変動がありそうな予感がする。
  
  また前回大会で優勝した順天堂大学の途中棄権は、山登りを厳しさを改めて実感させられるアクシデントだった。次回大会は予選からと言う事なるが、悔しさをバネに来年復活する事を期待したい。











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2007年12月31日

今年1年間どうも有難うございます&来年も宜しくお願いします!!

  色んなドラマがあった2007年ももうすぐ終わります。今年1年間、私のブログにアクセス頂き有難うございます。

  さて2008年は、北京五輪などスポーツ界にとって大きなイベントがあります。来年も色んなスポーツの事について記事にしていきたいと思いますので、引き続き宜しくお願いします。

  では、皆さんにとって2008年が良い年でありますように・・・。



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2007年12月16日

遠い表彰台のてっぺん!!  【フィギアスケート グランプリファイナル】


〜スポーツナビ より〜
 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は15日日、イタリアのトリノで行われ、女子自由で前日のショートプログラム(SP)最下位6位だった浅田真央(愛知・中京大中京高)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなどほぼミスのない演技で1位となったが、合計191.59点で昨季に続き2位に終わった。メダル獲得は3季連続。
 SP1位の金妍児(韓国)がリードを守り、196.83点で前身のチャンピオンズシリーズ・ファイナルを通じ、女子で3人目の2連覇を達成した。SP4位の中野友加里(早大)は172.96点で5位。

 一方、男子でショートプログラム(SP)首位の高橋大輔(関大)は自由で2位となり、合計238.94点で2季連続の2位にとどまり、日本男子初優勝はならなかった。ステファン・ランビエル(スイス)が自由1位となって、合計239.10点でSP2位から逆転。2季ぶり2度目の優勝を果たした。
 

<コメント>
 まず女子の方から。ショートプログラムでまさかの最下位となった浅田選手。フリーの演技を見ていないので内容は分からないが、よく巻き返したと言って良いだろう。ショートプログラムでついた約5ポイントの差がそのまま総合成績の結果となり、「もし」ショートプログラムでのミスが無ければと言う気もする。特に今シーズンはジャンプに苦しんでいる同選手にとって、大きな目標である2010年の五輪に向けて今後どう課題をクリアしていくのか。これからの活躍に期待したい。
 一方、男子の高橋選手はショートプログラムでトップだったがフリーで得点が伸びず日本男子初優勝の偉業を達成する事は出来なかった。
 フィギュアスケートの男子も女子も表彰台のてっぺんが以前よりも近い存在となっている事は確かだが、頂上に到達するにはまだまだ険しい道が残されていると言えそうだ。








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2007年12月01日

人も馬も投げる、蹴る、走る12月!!  【12月のスポーツイベント】

  今年も残すところ、後1ヶ月となった。師匠も走る12月はスポーツのビックイベントが多く行われる。そこで、今回は今月行われる主なスポーツイベントを紹介したいと思う。

【野 球】
◎北京五輪アジア予選(12月1日〜3日 台 湾)
 日本、韓国、台湾、フィリピンの4カ国が総当りのリーグ戦で戦い1位がオリンピック出場権を獲得する。プロを揃えた日本と韓国の争いか。

【サッカー】
◎Jリーグ最終節(12月2日 各 地)
 首位浦和が逃げ切るか。それとも鹿島の逆転優勝か。

◎クラブW杯(12月7日〜16日 国立競技場など)
 ACミラン、ボカ・ジュニアーズなど各大陸のクラブチャンピオンがクラブ世界一を懸けて争う。アジア代表として出場する浦和レッズの戦いにも注目したい。

 この他、日本代表の後任監督が決定する。


【バレーボール】
◎W杯男子(12月1日〜2日 東 京)
 この大会での北京五輪出場はなくなった日本だが、来年行われる最終予選に繋がる戦いを見せて欲しい。一方、北京五輪出場権争いも熾烈である。ブラジル、ロシア、ブルガリア、アメリカが3つのイスの座を争う。

【競 馬】
◎有馬記念(12月23日 中山競馬場)
 ダイワ兄妹、ウオッカとメイショウサムソンの新旧ダービー馬など豪華メンバーが揃うと思われる今年のクランプリレース。馬券は買わない方が得策か?

【スケート】
◎グランプリ・ファイナル
           (12月13日〜16日 イタリア・トリノ)
 グランプリシリーズで2勝している浅田真央とキム・ヨナ(韓国)の争いに注目が集まる。日本からはこの他中野友加里が出場する。安藤美姫は12月2日まで仙台で行われているNHK杯で2位以上になれば、出場権獲得となる。


【陸 上】 
◎男子福岡国際マラソン(12月2日)
 北京五輪代表選考会を兼ねる今年の福岡国際マラソン。アテネ五輪5位の油谷繁(中国電力)、日本記録保持者の高岡寿成(カネボウ)等が出場する。

【ラグビー】
◎関東大学ラグビー対抗戦(12月2日 国立競技場)
 伝統の一戦、早大×明大が行われる。ここ数年、大学ラグビー界をリードしている早稲田に対し、明治がどこまで食い下がるか。

【アメリカンフットボール】
◎関東大学選手権(クラッシュボール 法政大×日本大)
                 (12月2日 味の素スタジアム)
 長らく低迷していたかつてのアメフト大学王者日大が、久々に復活し関東大学No.1の座を懸けて、現在の大学アメフト界のトップクラス法政大と対戦する。勝者は大学No.1の座を懸けて関西学生リーグを制した関西学院大学と対戦する。 


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2007年11月25日

今年の相撲界を象徴するような結末  【大相撲 九州場所】

 大相撲の九州場所は25日千秋楽となり、3敗で白鵬を追っていた大関千代大海が休場した為、2敗で優勝争いトップだった横綱白鵬が千秋楽の取組みを待たずに2場所連続5度目の優勝を果たした。優勝を争う一方の力士が休場して取組前に優勝が決まったのは、不戦勝制度が確立されて以来、史上初めて。


<コメント>
 今年の相撲界は八百長疑惑に朝青龍問題、時津風部屋問題と不祥事続きの1年だった。そして1年納めの九州場所も賜杯を争う一方の力士が休場すると言う前代未聞の珍事で締りの無い、まるで今年の相撲界を象徴する終わり方だった。優勝が決まって気が抜けたのかも知れないが、最後の一番で横綱には勝って締めくくって欲しかった。幕内の優勝力士が3敗もしては、ファンはしらけてしまうだろう。
 
 来場所からは東西横綱が揃う事になる。来年は土俵の外でなく土俵上でファンに熱い戦いを見せて欲しいものである。






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2007年11月19日

東西で「・・・王」が貫禄を見せつける!!  〜その1〜  【陸上 女子マラソン北京五輪選考会】

〜マラソンの女「王」 驚異的な走りで北京五輪当確!!〜  

  北京五輪出場選手の選考を兼ねる陸上の東京国際女子マラソンが18日行われ、アテネ五輪金メダリストの野口みずきが2時間21分37秒の大会新記録で他を寄せつけず圧勝し、北京五輪出場へ一歩リードした。

  女子マラソンの北京五輪出場枠は3つ。この内、世界選手権で銅メダルを獲得した土佐礼子選手が内定を決めており、残る枠は2つとなっている。この後1月に行われる大阪国際と3月の名古屋国際、そして今回の東京国際のレース内容で残り2つの枠が決まる。


<コメント>
  オリンピックがある度に物議を醸す女子マラソンの選考。今回も選考会が3レースで枠が2つと、優勝しても選ばれない可能性があると言う非常に厳しい条件の下、第1弾となる東京国際女子マラソンが行われた。
  「とにかく強かった。」その一言に尽きる。まるで2年のブランクなど感じされない走りで、アテネ五輪で金メダルを獲得した女王がゴールを駆け抜けた。記録の最も出にくいとされる今回のコース。しかも気温が上昇しマラソンをするには決して好条件とは言えない中、終盤の上り坂でペースが落ちるどころか逆に上げていくと言う彼女しか出来ないであろう驚異的な走りで1人舞台を締めくくった。今回のレース内容でケチを付けようものなら石でも飛んできそうな、文句の付けようのないレース内容だった。陸連関係者からも今回の内容を評価するコメントが出ている事から、この後行われる選考会で、それこそ世界記録でも出ない限り北京五輪出場は当確と見てよいだろう。
 これで、残る枠は実質1つとなった。記録が出やすいとされる2つのレースに出場する選手にとっては逆にかなりのプレッシャーとなるだろう。来年の3月、果たして誰の元に「サクラサク」の吉報はやって来るのだろうか。


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2007年11月17日

「お家芸」復活への道険し!!  【バレーボール 女子ワールドカップ】

 バレーボールの女子ワールドカップ最終日が16日名古屋などで行われ、ブラジルと対戦した日本は相手のパワーと高さについて行くことが出来ずセットカウント1−3で敗れ、通算成績6勝5敗で史上最低に並ぶ7位に終わった。
 尚、この大会で優勝したイタリア、2位のブラジル、3位のアメリカが来年行われる北京オリンピックへの出場権を獲得した。今大会でオリンピックの出場権を得る事が出来なかった日本は、来年5月東京で開催される最終予選兼アジア予選で出場権獲得を目指す。


【女子ワールドカップ順位】
1位  イタリア   11勝0敗
2位  ブラジル   9勝2敗
3位  アメリカ    9勝2敗
=以上、北京五輪出場権獲得=

4位  キューバ   8勝3敗
5位  セルビア   7勝4敗
6位  ポーランド   6勝5敗
7位  日 本     6勝5敗
8位韓 国、9位ドミニカ 10位タイ、11位ペルー、12位ケニア

2、3位と6、7位は得点率による。

<コメント>  
  上位争い、そしてあわよくばメダル&オリンピック出場権獲得も、と期待された女子バレーボールだったが、終わってみれば勝ったポーランドにも抜かれ7位と史上最低の成績に終わった。
  大会期間中、何試合かテレビで観ていたがとにかく勝った試合と負けた試合の差が激しかったような気がする。勝った試合は、相手のレベルにもよるのだろうがサーブレシーブが安定し身上であるスピードのあるバレーが出来ていた。一方、負けた試合はサーブレシーブで乱され単調な攻撃を繰り返し相手の高さに引っ掛かると言うパターンが多かった。キューバ戦などプレー1つで流れが変わったであろう惜しい試合もあったが、それをモノに出来なかったのが現状での実力の差なのだろう。上位の国に比べるとパワーも高さも足りず、それをスピードで補うには多くの課題をクリアしなければならない、言うのがこの大会を通じての感想である。
 
  また、これは個人的な意見であるが、協会などが本気で復活を願うのならば今のスタッフ始め今の強化体制で果たして良いのだろうかと思う。低迷していた女子バレーを世界の舞台へ立たせるまで復活させた手腕は評価しても良いと思うが、そこから世界と戦えると言うステップに進んでいない事が気になる。世界最終予選まで期間がそれほど長くない中で体制を変える事はタブーに近いとは思うが、一時期話題になった外国人監督の招聘を考えても良いのではないだろうか。もはやバレーボールは日本が世界を見なければならない時代なのだから・・・。但しバレーボール関係者が本気で「お家芸復活」を願うのであれば、であるが・・・。

 これで、オリンピック出場は来年の最終予選&アジア予選まで持ち越しとなった。今回の内容から恐らくアジア最上位と言う条件はそう難しいハードルでないと思う。ただ、オリンピック本番で今回対戦した各国や今回出場していない中国やロシアなどの強豪国と対等に戦う事が出来るのか。ファン、協会、関係者が願うバレー復活への道はまだまだ遠いと言わざるを得ない。








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2007年11月04日

世界の壁厚し!! 【バレーボール 女子ワールドカップ】  

  11月2日に開幕したバレーボールの女子ワールドカップ。2連勝し好スタートを切った日本は4日、セルビアと対戦したが相手の高さと強打に苦しみ3−1で敗れ痛い黒星を喫した。
  この大会で3位以内に入ると来年行われる北京五輪の出場権を獲得する事が出来る。各チーム3戦を終えて優勝候補のブラジル、欧州チャンピオンのイタリア、米国、セルビアが全勝となっている。


【第3戦の結果】
 セルビア  3−1  日 本

<コメント>
 初戦のドミニカ共和国、第2戦の韓国を撃破し好スタートを切った日本だったが、高さで勝るセルビアに良いところ無く敗れこの大会でのオリンピック出場権獲得は厳しい状況となった。
 世界と戦う為にはどうしても越えなければならない高い壁。これを克服する事がメダル獲得のための大きな課題である事は以前から言われ続けてきた。セルビア戦が上位3カ国に食い込めるかどうかの試金石であったが、相手にネット上での制空権を奪われ、最後は生命線である守備も乱れて痛い星を落とした。
 この後、ブラジル、イタリアなど強豪との対戦が控える柳本ジャパン。この後世界の高さをどう克服するのか。気持ちを切り替え、残りの試合勝ってオリンピック行きの切符を獲得して欲しいと言う思いがある一方、やはり世界の高さとパワーに通用する術は無いのかと言う思いが頭を過ぎった日曜の夜だった。







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辛くもドローで防衛!!「あの選手」との対決はあるのか? 【ボクシング WBAフライ級タイトルマッチ】 

〜スポーツナビ より〜

 世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ12回戦は4日、さいたまスーパーアリーナで行われ、チャンピオンの坂田健史(協栄ジム)が同級2位のデンカオセーン・カオウィチット(31)(タイ)を相手に三者三様の判定で引き分け、辛くも2度目の防衛に成功した。

<コメント>
 先日防衛に成功し内藤選手と共に以前から亀田兄弟と対戦するのではと注目されていたチャンピオンの2度目の防衛戦が行われ、辛くもドローで勝利を収めた。
 第1Rいきなり相手からパンチを貰いダウンを喫したが、中盤から後半にかけては相手のスタミナが切れた事もあり、手数で上回ったチャンピオンのペースで試合が進められた。だが思ったほど採点で開きが出ずに、最終ラウンドで相手のクリンチによる減点がなければチャンピオンの座は危なかったかも知れない。
 
 近年、回数を重ねて防衛するケースが少ないボクシング界。同門ではあるが、坂田選手と先日メキシコに発った「あの選手」との対決は実現するのか。それまで防衛を続けて欲しいものである。









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2007年10月27日

府中ダービーでシーズン幕開け!!  【ラグビー トップリーグ】

〜スポーツニッポンより〜

  ラグビーのトップリーグは26日、34年ぶりに照明が設置された東京・秩父宮ラグビー場での夜間試合で開幕し、昨季決勝の再現となった雨中の一戦は、昨季2位のサントリーが4連覇を狙う東芝を10―3と破った。前半19分にCTBライアン・ニコラス(28)のPGで先制し、後半18分には日本代表WTB小野沢宏時(29)の突破から同代表FB有賀剛(23)がトライ。03〜04年シーズンから7連敗中だった東芝にトップリーグ創設5年目で初めて勝ち、就任2年目の清宮克幸監督(40)は堂々の全勝優勝宣言。初優勝へ最高のスタートを切った。
  
<コメント>
 既に関東大学リーグが開幕しており今季のラグビーシーズンは幕を開けているが、トップリーグが開幕した事で本格的なラグビーシーズン到来と言って良いだろう。
 
 そのトップリーグの先陣を切ったのが、ここ数年日本のラグビーを引っ張っている名門東芝とサントリー。知っている人も多いと思うがこの両チームは東京の府中市をホームタウンとしている。ちなみに松任谷由実の「中央フリーウェイ」の歌詞に出てくる「左はビール工場・・・」はサントリーの武蔵野工場である。

 東芝は現在3連覇中で今季4連覇を目指している。一方、サントリーも昨シーズンから早稲田大学をトップチームに育て上げた清宮氏を監督に迎え、昨年は2位という好成績を残した。

 この試合ではサントリーが東芝から5シーズンぶりに白星を上げたが、両チームが次に対戦するであろうマイクロソフトカップではどのような展開になるのか楽しみである。

 今年はラグビーのW杯が行われ、日本も出場した。大会前はテレビ局が特集番組を組むなど盛り上げていたが、結局日本が予選で姿を消すと、いつの間にかその盛り上がりもフェードアウトしてしまい大会が終わってしまった。(優勝は南アフリカ。)
 世界レベルに達するにはまだまだ時間が掛かりそうな日本のラグビー。この両チームが引っ張って日本のラグビー界を盛り上げって行って欲しいと思う。 
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2007年10月16日

騒動の責任は当事者だけにあるのか? 【ボクシング 反則行為の結末】

〜スポーツナビ〜 より

 11日のWBC世界フライ級タイトルマッチで亀田3兄弟の次兄・大毅(18)が悪質な反則を犯した問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)の倫理委員会が15日、処分を発表した。父・史郎氏(42)はセコンド・ライセンスの無期限停止、大毅には1年間のボクサー・ライセンス停止の厳罰。長男・興毅(20)も厳重戒告となった。また、JBCは史郎氏の練習指導も認めないと断言した。

<コメント>
  ここのところ、野球、サッカーに関する記事ばかり書いていたので、それ以外に関する記事を書くのは久しぶりのような気がする。
 
 さて、先日のタイトルマッチで亀田大毅選手が犯した反則行為に対する処分が発表された。処分内容は賛否両論あると思うが、ルールに反する行為を行った上にリング外でのこれまでの言動を考えると妥当な内容だと思う。ボクシングと言えどもスポーツである。アンフェアなプレーに対してはそれなりの罰則が下されるのはどのスポーツでも同じである。
 しかし、と同時にこの家族をここまで放任してきた協会やメディアに責任はないのだろうかと考えさせられる。
 今世紀初めに、低迷するボクシング界に救世主のごとく現れた亀田一家。マスコミはこぞって彼等の一挙手一投足に注目し、協会も本来なら認められてない世界戦での親族のセコンド参加や独自の練習場の設置を事実上認めて来た。(と言うよりは、亀田家に上に立たれて厳しく追及出来なかっと言えるだろうか。)その顛末が今回の騒動である。事件の性格は違うが、死亡事故を起こした同じ法人の日本相撲協会は、役員の減俸処分と言うペナルティを課した。(これでも軽いような気がするが・・・。)これだけ世間を騒がせ、ボクシングのイメージを失墜させた元締めであるJBCの役員にも何らかの処分が課せられて然るべきだと思う。
 また自分達の利益を求めるばかりで善悪の指摘をして来なかった一部ディアのこれまでの取り上げ方も問題があったと思う。政治や社会の悪を指摘する一方で、視聴率の為なら多少の悪しき態度は容認すると言う姿勢には矛盾を感じる。

 とにもかくにも一連の騒動は一応の決着を見た。これで今までのような、世間の常識から乖離したとも言える言動や振る舞いは出来なくなるだろう。救いは、素質ある若者を完全に切り捨てるような処分にならなかった事だろうか。本人が本気でボクシングを続けたいと言うのならば、父の元を離れ第三者の指導に耳を傾けこれだけの騒動を巻き起こしても尚、ボクシングを続けられる状況である事に対し感謝の気持ちを持つ態度が必要なのは言うまでもない。
 また、周囲の人間が厳しく指導しつつも更正の道を見守る事が必要ではないだろうか。重ねて言うがあくまで当の本人がこれまでの態度を猛省し心を入れ替えて取り組むと言う真摯な態度を取れば、の話であるが・・・。

 最後にここ数年、話題になるスポーツ選手をまるでアイドルのように取り上げてきたメディアは、スポーツ選手の取り上げ方を考えてもらいたい。メディアとスポーツは今や切っても切れない密接な関係にあると言える。それが悪いと言っている訳ではない。ある程度の線引きが必要だと思う。この問題をうやむやのまま終わりにしてしまったのでは、今後第2、第3の「亀田家」が出てくるような気がしてならない。
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