2008年06月02日

オリンピック出場へ向けて運命の分かれ道となるか?大会第3日  【男子バレーボール 北京五輪世界最終予選】

  男子バレーボールの北京五輪アジア予選兼世界最終予選の第2日。初戦イタリアに手痛い黒星を喫した日本は、イランと対戦しセットカウント3−1で大会初白星を飾った。
  第2戦を終えてオーストラリアがトップ。2位イタリア、3位アルジェリアの順で日本は4位につけている。
  第3戦は3日行われ、日本は韓国と対戦する。またオーストラリア×イタリアの全勝対決も行われる。


【第2日の結果】
 タ イ    0−3  アルジェリア
アルゼンチン  0−3  オーストラリア
イタリア    3−0  韓 国
日 本     3−1  イラン


<コメント>
  悪夢の敗戦から息つく暇もなく行われたイランとの第2戦。ここからが運命の分かれ道となるアジア4カ国との戦いとなる。イランも初戦ランクで格下のアルジェリアにフルセットの末敗れており、精神的には同じ状態である。同じ土俵上ならやはり日本に一日の長があったと言う事か。内容はともかくこの大会初勝利を飾った事で、イタリア戦のショックは払拭されたのではないだろうか。

  さて、第3戦となる韓国戦。ここも1つ関門となるが、気になる試合がもう1つある。同じ3日に全勝で対決するイタリアとオーストラリアである。ランキングや実績ではイタリアが上回るが、この大会オーストラリアはここまで失セット数0で絶好調である。仮にオーストラリアがイタリアを下すような事があると、アジアトップどころか全体のトップで通過する可能性すらある。そのような展開になると、アジア2位でも五輪出場の可能性が出てくるだけに日本にとっては朗報なのだが・・・。
  初戦勝ったとは言え、北京への扉はまだまだ遠いのか。それとも近くに用意されているのか。4大会ぶりのオリンピック出場に向けてとにかく勝つしかない植田ジャパン。この後どんなシナリオが用意されているのだろうか。運命の第3日を迎える。

◎北京五輪出場の条件
1) 全体の1位
2) 1)を除くアジア圏の最上位チーム

 まさか、女子の予選の時のように最後になって出場の条件が違っていたなんて事は無いとは思うが・・・。(例えば全体の1位がアジア圏から出た場合、残りの1枚はその他の地域の最上位チーム、と言う条件だったなんて事とか・・・。)


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2008年06月01日

結果が出ないとオリンピックには行けません!!  【バレーボール  世界最終予選】

    男子バレーボールの北京五輪世界最終予選が31日、東京体育館で開幕した。
  初戦でイタリアと対戦した日本は、セットカウント2-3で逆転負けを喫し初戦を白星で飾る事は出来なかった。その他ライバル、オーストラリアなどが勝利を収めた。
  黒星スタートとなった日本は1日、イランと対戦する。  
 
【初日の結果】
オーストラリア 3−0  タ イ
 韓 国    1−3 アルゼンチン
アルジェリア 3−2 イラン
日 本 2−3  イタリア

<コメント>
  北京行きのキップは僅か2枚。4大会振りのオリンピック出場を目指すバレーボールの男子日本代表は、その内の1枚を獲得すべく強豪イタリアとの初戦に臨んだ。 
  第1セットを先取されたものの、続く第2、第3セットを大激戦の末奪い返し、第4セットも7点差で先にマッチポイントを取り、大金星が目の前にちらついた。が、そこから地力で勝るイタリアが猛追を見せ、第4セットを奪った。意気消沈した日本に第5セットをもぎ取る力は残っておらず、ファイナルセットを取ったイタリアが初戦をモノにした。

  恐らく選手、関係者、そして観戦したファンが信じて疑わなかったジャイアントキリング。しかし勝負強さと言う点で、世界で揉まれ続けたイタリアと、世界から取り残された日本との差が最後の最後で出た感じがした。イタリア戦で勢いをつけると言う目論みはゴール寸前まで成功したかに見えたが、直前で音を立てて崩れ去り、残ったのはフルセット戦って敗れた疲労感と黒星スタートと言う事実だけだった。

  バレーボールで久々に熱い試合を見たような気がした。それでもこの大会は結果が出ないと評価されない。心配なのは、勝てる試合を落とした(と思っているであろう)日本の選手が気持ちを切り替えられるかどうか。いくら良い試合をしても負けは負けである。負けはしたが強豪相手に次に繋がる試合が出来たと前向きに捉える事が出来れば大丈夫だと思うが、試合後の選手、関係者から次のイラン戦に向けて威勢の良い言葉は出てこなかった。負けたショックはかなり大きいのだろう。

 アジアのトップで北京に行くというのが現実路線であるならば、明日以降の4試合が非常に重要である。イタリア戦の事は忘れてイラン戦に向かっていって欲しい。




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2008年05月30日

北京行き最終チケットに手が届くか?  【男子バレーボール 世界最終予選】

〜スポーツナビ より〜

  日本バレーボール協会は、31日に開幕する北京五輪男子世界最終予選兼アジア予選(東京体育館)に挑む日本代表の12人を29日に発表し、主砲の越川優や荻野正二主将(ともにサントリー)ら昨年のワールドカップ(W杯)代表10人が入った。
 最年長は荻野の38歳で、東海大の清水邦広と中大の福沢達哉は21歳の若手。
 大会はイタリアや韓国などを含め8チームが参加し、出場枠2を争う。日本は4大会ぶりのオリンピック出場を目指す。
 代表は次の通り。
 斎藤信治(東レ)宇佐美大輔、山本隆弘(以上パナソニック)荻野、山村宏太、津曲勝利、越川(以上サントリー)石島雄介、朝長孝介(以上堺)松本慶彦(NEC)清水、福沢

<コメント>
 北京行きの最後のチケットを懸けた戦い。先日行われた女子に続き、31日から男子の世界最終予選が始まる。女子は枠が広かった事もあり何とか北京行きのチケットを確保したが、男子の場合は残されたチケットの枚数はたったの2枚。しかも相手はイタリア、アルゼンチンなどオリンピック本番でも上位に食い込みそうな強豪が名を連ねており、女子以上に狭き門となっている。まずはアジアでトップの座を確保できるかどうか。

  最大の難敵は、ワールドカップで惨敗を喫したオーストラリアだろうか。そのワールドカップでは、勝利を収めた韓国も日本戦となると目の色を変えてくるだろう。侮れない相手である。初戦となるイタリア戦の後のアジア各国との対戦が、本当の意味での「北京行きチケットを懸けた戦い」となる。イラン、韓国、タイに良い勝ち方をしてオーストラリア戦を迎えたいところだ。

  4大会ぶりに五輪の舞台に立てるか。男子バレーボール。果たしてその運命やいかに・・・。


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2008年05月24日

オリンピック出場を決めるも、世界との差は・・・  【女子バレーボール  北京五輪最終予選】

  バレーボール女子の北京五輪最終予選第5日が23日に東京体育館で行われ、日本は韓国に3−1で勝利し、全体3位以内とアジア圏最上位を確定させ、2大会連続の五輪出場を決めた。

  
<コメント>
  世界最終予選から北京五輪へ向かう為に用意されたチケットは4枚。その内の1枚を日本が掴み取った。オリンピック出場が当たり前と思われているだけに関係者は胸を撫で下ろした事だろう。
  
  ただ、指揮官が「目標はメダルを獲得する事」と常々口にしているので(現実を直視出来ないのか、それともメディアの代弁者となっているのかは別として・・・)、敢えて厳しい言い方をするならば、敗者復活戦である今回の「世界最終予選」は、いわば世界に残れるか、それとも取り残されるかの瀬戸際の戦いであった。世界の舞台から取り残される事無くオリンピック出場を決めた一方で、その場に日本が存在していると言う現実とも向き合わなければならない。単純な言い方ではあるが、今回の予選を1位で突破しても、オリンピックに出場する12チームの中の9番目でしかないのである。圧倒的な勝ち方をすれば見方も変わるが、少なくとも勝って当然と言う雰囲気がチーム内にあるようには見えない。メダルを目指すチームならそれぐらいの気概でやらなければならないと思うのだが・・・。

 もちろん勝負事はやってみなければ分からない。だが、ロシアやイタリアなど世界の強豪はまだ雲の上の存在と言わざるを得ないだろう。

  先日、国際バレーボール連盟の会長であるアコスタ氏が退任を表明した。言わずと知れた親日派で多くの国際大会の日本開催に重要な役割を果たして来た。日本のバレーボールは必要以上にメディアから持ち上げられ、今に始まった話ではないがすっかり「ぬるま湯」体質になってしまった。

  今後は世界に出て「熱湯」にさらされる場面が増える可能性がある。(長い目で見るとその方が日本のバレーにとって良いような気もするが・・・。)
  「ぬるま湯」体質で迎えるオリンピックは、今回が最後になるかも知れない。北京の舞台で日本バレーの存在感を今一度示して欲しいものである。







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2008年05月18日

Road to BEIJING最終章 〜4枚のキップを懸けて・・・〜【女子バレーボール  北京五輪世界最終予選】

  女子バレーの北京五輪世界最終予選が17日、東京体育館で開幕した。
  この大会で北京行きのキップ獲得を目指す日本は、強豪ポーランドと対戦し第3セットを落としたものの3−1で勝利を収め好スタートを切った。
  この大会で全体の1位、それ以外のアジア最上位など4チームが北京行きの切符を得る。
  初戦をモノにした日本の第2戦の相手はプエルトリコ。


【第1日目の結果】
ドミニカ共和国  3−0  タ イ 
韓 国       3−1  プエルトリコ
セルビア      3−1  カザフスタン
日 本        3−1  ポーランド


<コメント>
  北京行きのキップの残り枚数は4枚。その4枚のキップを懸けた戦いが始まった。その内の1枚を獲得すべくこの大会に臨む女子バレー日本代表は、初戦で強豪ポーランドと対戦し、第1セットを取って序盤で流れに乗ると、その後も要所でポイントを稼いだ。第3セットこそ奪われたものの、相手のミスもあって、結局3−1でポーランドを破り好スタートを切った。
  
  この大会ではまずアジアのトップになる事が最低限のミッションとなる。そういう意味で初戦で同等の相手を破った事は今後の試合に弾みになるだろう。18日のプエルトリコ戦で更に勢いをつけて、そして最初の関門である20日のカザフスタン戦に向かっていって欲しい。






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2008年05月11日

時代と共に変わるもの、変わらず引き継がれ る伝統   【野球 仙台一高・ニ高野球定期戦】

  今回はローカルな話題を取り上げてみる。

  昨日(5月10日)、楽天の本拠地、仙台のクリネックススタジアム宮城で戦後63回目となる伝統の仙台一高・二高野球定期戦が行われた。一・ニ高定期戦については本紙で紹介した2年前の以下の記事を参照願いたい。

 「杜の都の早慶戦」と称されるこの定期戦も、時代と共に色々な事が変わった。小生が在学していた頃は「本家早慶戦」同様、2戦先勝方式の3試合(土、日、1勝1敗の時は月曜の3日間)行われていたのが1試合のみとなり、そして最も変わったの事と言えば、ライバル仙台二高が共学となった事である。その影響もあってか、ここ数年応援団を結成出来なかった仙台ニ高は大会前の様々なイベント(アピール行進等。アピール行進についても下記記事を参照願いたい。)に参加出来ず、試合中も応援「合戦」(ヤジの飛ばし合い?)にならなかったと聞いている。

  しかし、今年はその仙台二高に応援団が復活し久々に盛り上がったようだ。(アピール行進は、学校側の指導で参加できなかったようだが・・・。ちなみに現在のニ高の校長は、小生が在学していた時の化学の先生である。)

  母校を卒業しておよそ20年。仙台を離れている今、定期戦を見に行く事もなくなり、結果を地元新聞のWeb版などで見るだけになってしまった。また我が母校も2010年には共学になるので、男子校としては最後となる来年の定期戦は、都合がついたら見に行きたいものである。 

  時代と共に変わるものがある一方で、昔から変わらない応援スタイル、それより何より定期戦自体両校が共学となっても続いて欲しいと思う。

  ところで、コンバットマーチは今でも仙台一高「高山書店」、仙台二高「ベニーランド」なのだろうか。ベニーランドのコンバットマーチは楽天が使っているようだが・・・。 

【試合の結果】
仙台二102 002 000=5
仙台一000 000 000=0


「杜の都の早慶戦」を紹介した2年前の記事
http://sports-com.seesaa.net/article/17785923.html


昨日の試合の模様を紹介した地元新聞の記事
・河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05
/20080511t14018.htm

・朝日新聞
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000805100007


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2008年04月29日

北京行き最終便のチケット獲得なるか?  【バレーボール 女子五輪最終予選】

〜スポーツナビ より〜

  バレーボールの全日本女子代表は28日、北京五輪世界最終予選兼アジア大陸予選の代表メンバー12人を発表した。代表には、エースの栗原恵(パイオニア)、竹下佳江(JT)、高橋みゆき(NEC)ら、アテネ五輪出場メンバーなどが選ばれた。持病の腰痛の状況が懸念されていた大山加奈(東レ)は、代表から外れた。

<全日本女子メンバー>
1.栗原恵(パイオニア)
2.多治見麻子(パイオニア)
3.竹下佳江(JT)※主将
4.大村加奈子(久光製薬)
5.高橋みゆき(NEC)
6.佐野優子(久光製薬)
7.杉山祥子(NEC)
8.櫻井由香(デンソー)
9.狩野美雪(久光製薬)
11.荒木絵里香(東レ)
12.木村沙織(東レ)
14.河合由貴(JT)

◎北京五輪世界最終予選兼アジア大陸予選
女子大会 5月17日〜25日
男子大会 5月31日〜6月1日
開催地 東京体育館

<女子・日本戦日程>
5月17日 ポーランド
5月18日 プエルトリコ
5月20日 カザフスタン
5月21日 ドミニカ共和国
5月23日 韓国
5月24日 タイ
5月25日 セルビア

北京五輪出場の条件
1)全体の最上位チーム
2)1)を除くアジア圏での最上位チーム
3)1)2)を除く上位2チーム



<コメント>
  8月に行われる北京オリンピック。聖火リレーでの騒動など、競技とは関係のない政治絡みの問題で話題となっているが、各競技の日本代表が続々と決まっている。
  そんな中、日本がオリンピックに出場できる可能性のある数少ない(と言うか少なくなってしまった)団体競技の1つ、女子バレーボールの世界最終予選兼アジア大陸予選が来月17日から始まり、日本も北京行きのチケットを懸けて出場する。最低限、アジア最上位に入れば良い事を考えると、韓国とタイ、それとカザフスタンには必ず勝たなければならない。昨年行われたW杯などを見ると、今回は地の利もある事から決して高い壁ではないと思う。柳本監督になって2度目の五輪出場なるか。果たして結果やいかに?

※男子バレーボールの最終予選(兼アジア大陸予選)も女子の大会の後行われるが、こちらは韓国、オーストラリアなどが名を連ね厳しい戦いが予想される。






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2008年04月16日

王者の貫禄!! 「やっぱり北島強かった〜!!」 【競 泳  日本選手権】

 北京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権第2日は16日、東京辰巳国際水泳場で3種目の決勝などを行い、男子100メートル平泳ぎは北島康介(日本コカ・コーラ)が9連覇を果たし、3大会連続の五輪代表入りを決めた。
 女子100メートルバタフライは中西悠子(枚方SS)が58秒52の日本新記録をマークして3度目の優勝を遂げ、2位の加藤ゆか(山梨学院大)とともに北京行きを決めた。
 男子100メートル背泳ぎは森田智己(セントラルスポーツ)が54秒03で7連覇し、2位の宮下純一(ホリプロ)も五輪代表となった。


<コメント>
  北京五輪のキップを懸けた国内の代表選考会いもいよいよ佳境に入ってきた。先日は柔道の代表選考会が行われ、そして今週からは柔道同様、メダルへの期待が高い競泳の代表選考会が始まった。柔道と違うのは、選考基準がハッキリしている事。尚且つ一発勝負である事だ。

  今日は、競泳の中でも最もメダルの可能性がある男子平泳ぎの北島康介が登場した。結果は、王者の貫禄を見せつけ問題なく代表キップを手にした。予選からの3レース全て59秒台で泳ぎ、本番での金メダル獲得へ向けて、まずは順調な滑り出しと言ったところか。
  この種目には長年のライバル、ブレンダン・ハンセン(米国)がいる。今季のタイムでもハンセンが1位となっている。本番でライバルであるハンセンを抑え、アテネ五輪の時のように「やっぱり北島強かった〜!!」とレース当日実況するアナウンサーに言わせる事が出来るか。北京での活躍が楽しみである。

 一方、昨日行われた女子400m自由形に出場したアテネ五輪800mの金メダリスト、柴田亜衣は優勝したものの、派遣標準記録に届かずこの種目での五輪代表権を逃した。選手にとっては分かりやすい選考基準である反面、優勝しても北京行きのキップに手の届かないと言う、複雑な心境にさせる「派遣標準記録」なのである。





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2008年04月07日

「JUDO」の代表及び代表候補決まる!!  【柔 道  北京五輪代表選考】

  4月5日、6日に北京五輪の代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権大会が行われ、大会終了後にオリンピック日本代表選手及び代表候補選手が下記の通り決定した。

なお、女子の78kg超級は4月20日全日本女子選手権終了後、男子の100kg超級は全日本選手権終了後の強化委員会にて協議後、決定する。

【北京五輪 柔道日本代表選手及び代表候補選手】

◎男 子
60kg級   平岡 拓晃※

66kg級   内柴 正人※

73kg級   金丸 雄介

81kg級   小野 卓志※

90kg級   泉 浩 ※

100kg級  鈴木 桂治※


◎女 子
48kg級   谷 亮子

52kg級   中村 美里

57kg級   佐藤 愛子

63kg級   谷本 歩実

70kg級   上野 雅恵※

78kg級   中澤 さえ

※の選手はアジア選手権で出場枠を確保できれば代表となる。

<コメント>
  柔道の北京五輪代表及び代表候補が決まった。しかし選ばれたメンバーを見ると、女子は体重別選手権で敗退した者が海外での大会の実績で選ばれると言う異例の事態となり、男子に至ってはほとんどの階級でアジア選手権を経ないと枠が取れない(だから現段階では候補なのだが)と言う不安が残る船出となった。

  アテネ五輪以降、世界の潮流に巻き込まれ不振が続く日本の柔道だか、それを象徴するような今回の代表選考。代表選考会と銘打って行われた今回の体重別選手権で首脳陣は一体何を見たかったのだろうか。せっかく勝っても選ばれなかった選手の事を考えると、首を傾げたくなる気もするが、晴れて(と言う気分になった選手は殆どいないと思うが)代表或いは代表候補になった選手は、代表選考会で優勝しながら北京行きのチケットを得る事が出来なかった選手の分まで頑張って欲しい。いや、北京で好成績を残さなければならない責務があると思う。

  オリンピックで柔道が「JUDO」の流れに傾き始めたのは、今からちょうど20年前に行われたソウル五輪だった。この時、ヨーロッパの選手が繰り出しだレスリングまがいの技が次々にポイントとなり、日本は苦戦した。結果、金メダルは斉藤仁現日本男子監督が獲得した1個に終わり日本柔道は惨敗した。
  あれから20年、舞台はくしくも同じアジアの地、北京。「JUDO」の前に日本の柔道は再び屈するのか。日本柔道が復権するよう、今回選ばれた選手の活躍に期待したい。









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2008年04月06日

勝負師としての面影なく・・・   【柔 道 全日本選抜体重別選手権】

〜スポーツナビ より〜

  柔道の北京五輪代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は5日、福岡国際センターで開幕し、男子60キロ級で五輪3連覇中の野村忠宏(ミキハウス)が、準決勝で浅野大輔(自衛隊)に敗れる波乱があった。北京五輪代表は6日の大会最終日終了後に決まるが、4連覇が懸かる同五輪の代表選出は微妙な状況になった。
 野村は初戦の1回戦で豊田真太朗(警視庁)にゴールデンスコアまでもつれる辛勝。2戦目の準決勝では3分40秒に場外際で浅野に背負い投げで技ありを奪われ、小内刈りでの効果と相手への指導で反撃したものの逆転できなかった。


<コメント>
  北京五輪で期待の懸かる柔道の代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権。60キロ級で、これまで「絶対王者」だった野村選手が準決勝で敗退し、五輪4連覇どころか北京五輪出場すら危うい状況となった。

  初戦から苦戦し、延長にもつれ込んでようやく勝利したものの続く準決勝では実績で格下の選手相手に技ありを奪われて、決勝の舞台すら踏む事が出来なかった。試合後、畳にへたり込む姿が印象的で、そこには五輪で3つの金メダルを獲得した勝負師としての面影はすっかり消えていた。
  
  アテネ五輪が終わってから怪我に泣かされ満足な調整が出来なかったようだが、この大会の前に行われた記者会見では自信を見せていた。「普通にやれば代表に選ばれるだろう」と言う慢心があったのか(試合後のインタビューではそれを認めていた)、それとも年齢から来る肉体的な衰えか。

  この階級で優勝したのは、ここのところ国際大会などで好成績を収めている平岡選手。柔道の代表選考は過去の実績も加味される為、この大会で優勝=北京五輪代表とはならないが、代表から落とす大義名分も無いだろう。

  この大会は、今日行われる男子100キロ超級に出場する井上選手がどんな戦いをするかに注目が集まっている。アテネ五輪後、不振が続いている日本柔道だけに、安全策でベテランを代表にする可能性も残されてはいるが、もう1人の「勝負師」が五輪4連覇という偉業を達成する舞台に立つ事が出来ぬまま、畳から去ろうとしている。






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ラベル:野村忠宏 柔道
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2008年03月23日

キング&クイーンの誕生!! とはならず 【スケート フィギュア世界選手権】

〜スポーツナビ より〜

 フィギュアスケートの世界選手権最終日は22日、スウェーデンのイエーテボリで男子のフリーを行い、前日のショートプログラム(SP)で3位の高橋大輔(22)=関大=は220・11点の4位に終わり、2季連続の表彰台を逃した。
 高橋は昨季は銀メダルで、2月に行われた4大陸選手権では世界歴代最高得点で優勝していた。日本男子初の世界選手権優勝に期待が集まったが、逆転を目指したフリーでは4回転ジャンプで転倒するなど精彩を欠いた。

  一方の女子は浅田真央選手がSP2位から逆転し初優勝した。中野選手は4位、安藤選手は怪我で棄権した。 

【男子最終成績】
1 ジェフリー・バトル(カナダ)     245.17
2 ブライアン・ジュベール(フランス) 231.12
3 ジョニー・ウィアー(米 国)     221.84
4 高橋大輔                220.11
5 ステファン・ランビール(スイス)   217.88

【女子最終成績】
1 浅田真央              185.56
2 カロリナ・コストナー(イタリア) 184.68
3 金妍兒 (韓 国)          183.23
4 中野友加里             177.40
5 ジョアニー・ロシェット(カナダ)   174.12

<コメント>
  北欧の地、イエーテボリでキング&クイーンの誕生か、と期待されたフィギュアスケートの世界選手権だったが、男女揃って日の丸を一番高い所に掲げる事は出来なかった。

  まず、女子の浅田選手は序盤のジャンプで転倒したものの、その後は今シーズン磨きをかけた表現力をいかんなく発揮し、SP2位から逆転して初優勝を飾り、シーズンを締めくくった。表現力と共に序盤崩れてもその後リカバーできる強い精神力を身に付けた浅田選手。来シーズン、そして2年後のバンクーバーでどんな演技を見せるのか。今後に期待を持たせる今シーズンの活躍ぶりだった。
  また、SPで出遅れた浅田選手のライバル、キムヨナ選手もフリーではトップの成績を収めているだけに、体調が万全ならと言う想いが本人にも関係者にもあったと思う。この2人の争い、次はお互いベストコンディションでの演技を見たいものである。

  一方、男子の高橋選手は今シーズングランプリファイナル2位、四大陸選手権優勝と絶好調でシーズン最後の大会を迎え、ショートプログラムで良い位置につけたものの、フリーではジャンプで失敗するなど精彩を欠き、前回大会に続くメダル獲得はならなかった。
過去、ガラスのハート等と揶揄されたがそんなイメージを払拭した今シーズンの活躍ぶりは見事だった。しかしシーズン終盤でベストの体調ではなかったのだろうか。最後の大会を最高の形で締めくくる事は出来なかった。来シーズンの巻き返しを期待したい。








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2008年03月20日

女王の座を巡る争い in イエーテボリ 【フィギュアスケート 世界選手権】

  イエーテボリ(スウェーデン)で行われているフィギュアスケートの世界選手権。2日目となる19日は、女子ショートプログラムが行われ、昨年のこの大会2位だった浅田真央(愛知・中京大中京高)は今季自己最高となる64.10点を叩き出し2位と絶好の位置に付けた。この他では、中野友加里が3位、安藤美姫は8位だった。首位はカロリナ・コストナー(イタリア)で、浅田のライバル、韓国のキム・ヨナ)は転倒が響いて59・85点で5位と出遅れた。

【女子ショートプログラム結果】
1 カロリナ・コストナー (イタリア)  64.28  
2 浅田真央               64.10  
3 中野友加里             61.10  
4 キーラ・コルピ(フィンランド)   60.58  
5 金妍兒 (韓 国)          59.85

<コメント>
  スキー・モーグルの上村選手に代表されるように、今すぐオリンピックがあれば、と思わせるような女性アスリートの活躍ぶりが顕著だった今シーズンのウィンタースポーツ。そのシーズンを締めくくるフィギュアスケートの世界選手権でも大和撫子の活躍が目立っている。
  
  浅田選手は苦手とするショートプログラムを無難にこなし(本人は満足した内容ではなかったようだが)、フリーで逆転可能な2位と好位置に付けた。ライバルの金妍兒選手のコンディションが万全ではないと伝えられており、この大会優勝する絶好のチャンスである。是非そのチャンスをモノにして欲しい。
  3位の中野選手も、納得の行く演技で悲願のメダル獲得へ向けて良い位置に付けた。フリーは最終滑走と言う事でプレッシャーが掛かる順番になったが、それをはねのけて表彰台に上がって欲しいと思う。
  残念だったのは2連覇を目指す安藤選手。練習の段階で曲目を変更する等、万全の状態ではない中での出場となった。8位と言う順位では2連覇は困難となったが、フリーでどこまで順位を上げる事が出来るか。
  
  ショートプログラムを終えて、上位陣は誰が優勝してもおかしくない接戦となっている。浅田選手が悲願の初優勝を成し遂げるか、ライバル金妍兒選手の巻き返しはあるのか。北欧で繰り広げられている女王の座を巡る戦いは、これからがいよいよ本番である。








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2008年03月10日

玉手箱の中に北京行きのチケットは・・・無かった   【陸上 名古屋国際女子マラソン】

  北京五輪の代表選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンが9日行われ、マラソン初挑戦だった中村友梨香(天満屋)が2時間25分51秒で優勝し、北京五輪代表のキップを勝ち取った。

  また、注目されたシドニー五輪金メダリストの高橋尚子(ファイテン)は、序盤で失速し27位に終わった。

  これでマラソン代表選考会は全て終了し、10日日本陸連は北京五輪に出場する男女6選手を発表した。

【北京五輪マラソン代表選手】
野口みずき(シスメックス)
土佐礼子(三井住友海上)
中村友梨香(天満屋)
尾方剛、佐藤敦之(ともに中国電力)
大崎悟史(NTT西日本)

<コメント>
  まずは見事に「サクラサク」の通知を受け取った6選手におめでとう、と言いたい。毎回、悲喜こもごものオリンピックのマラソン代表選考だが、今回は順当な顔ぶれと言えよう。レース本番で、各選手それぞれ実力を発揮してくれる事を期待したいと思う。

  そして色んな意味で注目された女子マラソンの代表選考最終戦となった名古屋国際女子マラソン。優勝したのはマラソン初挑戦の中村選手。そのまま五輪代表にまで登りつめた。まさにシンデレラガールの誕生である。
  対照的に世間の誰もが復活を願った高橋選手は、本人も納得はしていないであろう不甲斐ない結果となり、1つの時代が終わった事を印象付けるレースとなった。

  「玉手箱を開けるような気持ち。」レース前の会見で高橋選手はこう述べた。しかし、玉手箱の中に北京行きのチケットは入っておらず、その代わり入っていたのは、屈辱の2文字だった。
  競技生活の集大成として、満を持して臨んだレースだったが序盤で集団から遅れ、やがてブラウン管から消えていった。高地トレーニングの影響かどうか分からないが、体調不良で万全の状態ではなかったようだ。

  レース後、笑顔でグラウンドを去ったがその表情とは裏腹に疲れ切った姿が痛々しかった。会見で引退をきっぱりと否定したが、(惨敗=引退と騒ぎ立てるマスコミも節操ないが・・・)今後、全盛期の走りを期待するのはあまりにも酷な気がする。また、「師」から独り立ちし、練習計画も自ら立てている事から肩を叩いてくれる誰かがいないのも不幸な事である。

  高橋選手が目指していたであろう北京五輪のマラソン代表は今日発表されたが、どんな思いで聞いたのだろうか。本人は納得行くまで競技生活を続けたいのだと思う。この後復活して再び元気な姿を見せて欲しい思う反面、引き際だけは誤らないで欲しいとも思う。





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2008年03月09日

辛くもドローで国民の期待に応えた王者  【ボクシング WBCフライ級タイトルマッチ】

   世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦は8日、東京・両国国技館で行われ、チャンピオンの内藤大助(宮田ジム)が前王者で挑戦者の同級1位ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)と対戦し、三者三様の判定で引き分け、辛くも2度目の防衛に成功した。内藤は33歳6カ月での世界王座防衛で、自身の持つ日本のジム所属選手の年長記録を更新した。

【試合結果】
 
チャンピオン        挑戦者
    内藤大助  判 定    ポンサクレック・ウォンジョンカム

<コメント>
 内藤選手が挑戦者の頃から数えて4度目の、まさに因縁の対戦となった今回のポンサクレックとの試合は、両者激しい打ち合いとなりドローでチャンピオンがベルトを死守した。

 8Rまでのジャッジで僅かにチャンピオンがリードすると言う、どちらが勝ってもおかしくない接戦だった。内藤選手はパンチが空転する等、調子は決して良くなかったと思う。本人にしてみればポンサクレック選手と4度目の対戦で今度こそ引導を渡すと言う意味で勝ちたかったと思うが、相手の攻めを巧みにかわし、何とか防衛に成功した。

 これで次の試合は恐らく日本人との戦いになるだろう。WBA同級のチャンピオン坂田選手との統一戦か、それとも「あの一家」との因縁の戦いの続編か?日本人年長記録保持者の戦いはまだまだ続くのである。




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2008年03月03日

優勝者が出なかった代表選考会 男子マラソン復活の道険し!!   【陸上 マラソン男子五輪代表選考】

  北京五輪の代表選考会を兼ねた、第63回びわこ毎日マラソンが、滋賀県の皇子山陸上競技場を発着とする42.195キロのコースで行われ、世界陸上銀メダリストのムバラク・シャミ(カタール)が2時間8分23秒で制した。
  また、注目の北京五輪代表争いは2007年大阪世界陸上6位の大崎悟史(NTT西日本)が、2時間8分36秒で日本人トップとなる3位に入り、北京五輪の代表入りに大きく近づいた。五輪代表の男女各3枠は10日の日本陸連理事会、評議員会で決まる。

<コメント>
  北京行きのキップを懸けたびわ湖毎日マラソン。日本で最も古い歴史をもつレースだが、東京国際等、他の選考会に比べて地味な感じがする。
  しかし今大会は、昨年の世界選手権銀メダリストのシャミなど有力な選手がエントリーし、五輪代表選考も兼ねるレースとあって例年以上に注目された。

  レース内容は、外国人が先頭争いをしハイラップを刻む厳しい展開となった。そんな中、最後まで粘りのレースを見せたのが日本人最上位となった大崎選手。後半の粘りやタイムを考慮すると北京行きのチケットを獲得するのは間違いない。前回のアテネ五輪では、あと一歩のところで代表の座を逃しているだけに喜びもひとしおだろう。

  これで男子の選考レースは全て終了した。五輪代表選考の都度、色んな意味で注目され泣き笑いのある女子と違い、男子の方は今回も波風立たずスンナリ決まりそうだ。順当なら世界選手権5位の尾方選手、福岡国際3位の佐藤、そして今回のレースで日本人最上位となった大崎選手が選ばれるだろう。

 ただメダルが期待される女子と違って、声高らかにメダル獲得が最低限の目標と言えない状況なのは残念である。今回の各選考レースで優勝したのは全て外国人選手だった。女子の野口選手のように誰が見てもケチを付ける所がない、と言う強さを見せ付ける男子の選手が現れなかった所に世界との差を感じてしまう。もちろん、勝負事は何が起きるか分からないのだが・・・。

 それはさて置き、理事会の行われる10日に「サクラサク」の吉報を受け取った選手が、オリンピック本番のレースでも良い走りをしてくれる事を期待したい。

 一方、女子の方は実質残り1つの枠を争う戦いが続いている。9日に行われる名古屋国際女子マラソンで、シドニー五輪金メダリストの「あの人」が、北京行きのチケットを獲得する事が出来るか。世間の注目はむしろそちらに集まっている。果たして代表選考争いの結末やいかに・・・。 












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2008年03月02日

お家芸復活!!夢の続きは北京で・・・  【卓球 世界選手権】

  卓球の世界選手権が2月23日〜3月2日、中国の広州で行われている。日本は女子が4大会連続、男子も4大会ぶりにメダルを獲得し、北京五輪での活躍に期待の持てる結果となった。

【日本代表の成績】
  
◎男 子
・予選リーグ 5戦全勝
 
・決勝トーナメント
 準々決勝  3−0  台 湾
 準決勝   1−3  韓 国

◎女 子
・予選リーグ 5戦全勝

・決勝トーナメント
 準々決勝  3−0 ハンガリー
 準決勝   0ー3 シンガポール

<コメント>
  卓球の世界選手権団体戦で日本の選手が活躍している。女子は4大会連続で銅メダルを獲得し、男子も4大会ぶりにメダルを獲得した。男女揃ってメダルを獲得したのは29年ぶりの事だと言う。

  かつてお家芸と言われた日本の卓球も、卓球大国中国にはかなわず、ヨーロッパ各国の台頭もあってすっかり影を潜めてしまった。過去の歴史を紐解くと、今回の世界選手権のように団体戦で好成績を収めてはいるが、オリンピックを含めて個人戦で上位に来る選手はいなくなった。1位、2位に難しい漢字が羅列しているのは今も昔も変わらない。(それが卓球王国中国と言われる所以でもあるが・・・。)

  しかし、北京五輪では団体戦が採用される事が決まっており、オリンピックの前哨戦と言う意味で今までの世界選手権とは様相が異なると思う。前哨戦となる今大会で男女揃ってメダルを獲得した事は大きな意味を持つ。個人戦では通用しなくても、団体戦であれば・・・、と言う期待を抱かせる結果をもたらした。

  それと同時に中国の他にもシンガポール、香港、韓国といった強豪が近隣諸国には控えており、それらを突破するのは容易ではない事を思い知らされた大会でもあった。オリンピックでは今大会と違って3位決定戦があり、メダル獲得の為にはそれが大きな壁となって立ちはだかるだろう。北京五輪まで、半年を切った。この結果におごる事無く更に精進し、お家芸復活をオリンピックでアピールして欲しいと思う。












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2008年02月25日

決勝は「真の五輪代表」×「偽の五輪代表」 勝つのはどっちだ?  【ハンドボール  男子アジア選手権】

   来年クロアチアで行われる世界選手権の予選を兼ねたハンドボールの男子アジア選手権の準決勝が24日イランで行われ、クウェートと韓国が決勝へ進出すると共に世界戦選手権への切符を獲得した。

  一方、この大会で世界選手権の切符獲得を目指した日本代表は既に予選リーグでの敗退が決定しており、世界選手権の出場権を逸した。7、8位決定戦で中国と対戦する。


【男子アジア選手権準決勝の結果】
 
 韓 国   33−24  イラン
  
 クウェート 32−29  サウンジアラビア


<コメント>
  先月の今頃、「中東の笛」だとか「予選やり直し」などと騒がれたハンドボール。現在、再予選は無効と言うAHF(アジアハンドボール連盟)の訴えをCAS(スポーツ仲裁裁判所)が受理しその判断が委ねられている状況となっているが、そんな中、来年の世界選手権代表選考を兼ねたアジア選手権がイランで行われている。
 今回の大会はIHF(国際ハンドボール連盟)の管理下で行われ、これで真のアジアチャンピオンが分かるだろう、と言う事で注目していたが決勝に進んだのは、例の疑惑の予選でトップ争いを演じた韓国とクウェートだった。
 一方、この大会で好成績を収め、北京五輪の世界最終予選に向けて弾みをつけたかった日本代表は、韓国に惨敗した上に、世界選手権の代表を争う準決勝進出まで到達する事が出来なかった。選手は頑張っていると思うし、アジアでの実力差からすれば妥当な結果なのかも知れないが、あの異様とも言える盛り上がりを見せた代々木での夜の事を考えると、いささか寂しい結果である。公正なジャッジの下で行われた今回の結果で改めて、アジア各国との実力差、そして世界の壁はまだはるか先にあると言う事を思い知らされる事となった。それにしても、マスコミのアジア選手権の取り上げ方が、先月の再予選とは比較にならないほど小さいのにも驚く。

 今回の結果を協会はどう受け止め、今後どのような強化策を見出すのだろうか。あの再予選の後実施されたあるアンケート結果で、今回のブームは一過性のもので終わってしまう、と言う意見が多かったと聞く。残念な事だが、現状のままではやはりその通りになってしまうだろう。やはりマイナースポーツがメジャーにのし上がる事は出来ないのだろうか。せっかく芽が出て育つ可能性があった灯火が消えてしまうような気がしてならない。


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2008年02月20日

とある小さな港町が生んだ、あるスポーツ選手のお話  【スポーツ いま昔】

  先日、インターネットで色々なサイトを眺めていると、こんな記事を見つけた。
 
 「南海で活躍した田沢氏、急逝。71歳」

  田沢氏とは、昭和30年代にプロ野球の南海(現在のソフトバンクホークス)で活躍した田沢芳夫と言う投手である。オールドファンならともかく、小生の世代(30代)で知っている人はいないだろう。もし知っていたら、なかりコアなホークスファンだと思う。かく言う小生も面識がある訳でもなく、何の縁もないのだが、父が田沢氏の小、中学校の時に所属していた野球部の1つ上の先輩だったと言う話しを聞かされた事があるのを思い出し、今回取り上げる次第である。
 
  野球部の先輩だった田沢氏は小学生の時からとにかく球が速くて、中学生でも打てなかったそうだ。父曰く、「目の前でボールがホップするので恐くて捕球する事が出来なかった。」とか。
  小生、小学生の時に地元の少年野球チームで野球をやっていて、夏休みに父の実家(山形県鶴岡市の加茂と言う小さな港町)に家族で遊びに行くと、野球をやっている事を知っている親戚の人が田沢氏の話をしてくれた事を覚えている。父の実家と田沢氏の実家も近所だったそうだ。
 数年前に妻と子供を連れて父の実家に遊びに行ったが、当時田沢氏や父が通っていた中学校は既に廃校となり、校舎だけが残っていた。
 
 ちなみに小生、中学、高校ではバスケットボール部だったのだが、高校卒業後、父の実家に遊びに行った時に、これまた親戚の人から近くの水産高校に昔、バスケットの上手い選手がいて、その水産高校がインターハイに出場した、と言う話を聞かされた事がある。後で調べると、日体大から日本鉱業(現在のジャパンエナジー)に進みミュンヘン、モントリオール五輪(主将)で活躍した阿部成章と言う選手だった。バスケットボールの男子日本代表は以後、オリンピックに出場出来ていない。

  鶴岡の小さな港町から有名なスポーツ選手が輩出されている事、そして、今でこそ全国大会で勝てるようになり、プロ野球選手も増えてきているが、小生が学生だった頃、PL学園×東海大山形に象徴されるように、決して野球が強かった訳でもなく、プロ野球選手が多くいた訳でもない山形県と言う土地で、昭和30年代、田沢氏の他にも同じ南海出身の皆川氏(米沢市出身)や、高橋氏(後に新庄市長に転進。)など、日本のプロ野球の一時代を築いた選手がいたのは興味深い事である。
  3氏とも既に他界しているが、有名になるとメジャーに行ってしまう今のプロ野球選手をどのような想いで、天国から見つめているのだろうか。

  田沢氏の記事を見つけた翌日、父にその事を話すと初耳だったそうで、感慨深げに当時の思い出話をしてくれた。ちなみにスポーツ選手ではないが、Mr.Childrenのボーカル、桜井和寿の母親が我が父の中学、高校の同級生で同窓会でも何度か顔を会わせた事があるそうだ。






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2008年02月11日

いよいよ崖っぷち、柔道王!!  【柔道 フランス国際大会】

〜スポーツナビ より〜  

  北京五輪代表の重要な選考材料となる柔道のフランス国際大会最終日は10日、当地で男女7階級が行われ、男子100キロ超級で注目の井上康生(綜合警備保障)は準決勝で昨年の世界選手権覇者のリネール(フランス)に敗れ、連覇を逃した。
 井上は初戦の2回戦で一本勝ち、3回戦は判定で競り勝ち、4回戦は一本勝ちした。しかし、リネール戦は延長戦にもつれ、背負い投げにいったところを押し倒され、先に効果を奪われた。
 
<コメント>  
 昨日取り上げた卓球の福原選手は既にオリンピック代表に内定しているが、柔道のシドニー五輪金メダリストの北京への道は、いよいよ崖っぷちに立たされた。 
 北京五輪へ向けてこの大会で復活を期していた井上選手だったが、昨年の世界選手権で敗れた相手に再び敗れ、続く3位決定戦も落とした事で、代表争いが最も厳しい重量級で大きく後退したと言っても良いだろう。
 世界選手権終了後、一度決めた「引退」の2文字を封印し結婚して環境も変わったかつての柔道王。必勝を期して挑んだ今大会でそれを実行できなかった事は本人にとってかなりショックだったに違いない。
 棟田、石井など有力候補がひしめく代表争いに踏みとどまる事が出来るか。それとも、集大成と決めている北京の地を踏む事すら出来ず表舞台から消えてしまうのか。柔道界を席巻してきた王者がいよいよ追いつめられた。 






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2008年02月10日

日本で勝てないかつての「天才少女」!!大丈夫か?オリンピック  【卓球  ジャパントップ12大会】

〜スポーツナビ より〜 

  卓球のジャパントップ12大会は9日、東京・代々木第2体育館で行われ、女子は全日本選手権覇者で北京五輪代表に内定している平野早矢香(ミキハウス)が2年連続3度目の優勝を遂げた。男子は吉田海偉(神奈川県協会)が4連覇。決勝で平野は樋浦令子(タイコウハウス)に4−0で快勝、吉田は同五輪代表の韓陽(東京アート)を4−1で破り、ともに賞金100万円を獲得した。
 女子では北京五輪代表の福原愛(ANA)が準決勝で樋浦に0−4で完敗。若手のホープ石川佳純(ミキハウスJSC)も準決勝で平野にフルゲームの末惜敗した。 

<コメント>
  既に北京五輪出場が内定し世界ランクも1けたとなった、かつての「卓球天才少女」福原選手。その天才少女も何故か日本ではタイトルに縁が無い。(ダブルスでは獲得しているが・・・。)
  日本のトップ選手が集まって開かれた今回の大会でも、先日の全日本選手権で敗れた選手に再び苦杯を舐める結果となった。今年最大のイベントである北京五輪に照準を合わせているとは思うのだが、最近の成績を見るといささか不安が残る。
 それと個人的にそう思うのだが最近闘争心と言うか、そういうものが以前に比べ前面に出て来なくなったような気がする。環境の変化等、色々な要因はあると思うが、下の世代からも有望な選手が出て来ておりかつての天才少女もその地位が脅かされつつある。2月下旬に行われる世界選手権、そして北京五輪に向けて正念場を迎えている。果たしてかつての「天才少女」は輝きを取り戻す事が出来るだろうか。






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