2009年10月03日

2016年夏季五輪 東京は落選!!  開催地はリオデジャネイロに決定!!  〜追記、コメントあり〜

   2016年夏季五輪の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)第121回総会が2日行われ、開催候補地として立候補していた東京は1回目の投票をクリアしたものの、2回目の投票で最下位となり落選した。
   最終投票に進んだのはマドリード(スペイン)とリオデジャネイロ(ブラジル)。結果は日本時間の3日午前2時ごろに発表される予定。


2016年夏季五輪は初の南米開催!! 〜追 記〜
  2016年夏季五輪開催地を決める国際オリンピック委員会の総会がコペンハーゲン(デンマーク)で行われ、マドリードとリオデジャネイロとの間で行われた最終投票の結果、2016年夏季五輪はリオデジャネイロ(ブラジル)で行われる事が決まった。オリンピックの南米開催は初めて。また、ブラジルは2014年のサッカーW杯に続きビックイベントが開催される事になった。

<コメント>
  2016年の夏季五輪の開催地はブラジルのリオデジャネイロに決定した。
  東京を含め4都市が立候補した2016年夏季五輪招致合戦。当初から横一線と言われていたが、予想通り2都市による決戦投票までもつれ込んだ。最後まで残ったのは、サマランチ前IOC会長のお膝元であるマドリード(スペイン)と、南米初の五輪開催を目指すリオデジャネイロだった。
  治安やインフラの整備、そして2014年に行われるサッカーW杯に続くビックイベントを行う体力が果たしてあるかどうか疑問視されたリオデジャネイロだったが、「南米初」と言う事が最大の武器となってマドリードに大差を付け開催地に決定した。南米初と言う事もそうだが、国のトップである大統領が陣頭指揮を執り、招致活動をしていた事が、一都市のトップが陣頭指揮を執っていた日本とは違い印象的だった。東京が選ばれなかった事は残念だが、南米大陸で初めて開催されるのは意義のある事だと思う。

  一方、今回決戦投票の手前で涙を飲んだ東京。環境に配慮し、既存の施設を再使用するコンセプトはある程度受け入れられたと思うが、なぜ物資の集中する日本の中心東京で2回目の開催をするべきなのか、プラスアルファをIOCの委員に十分にアピール出来なかった事、そして何より国内で余り盛り上がらなかった事が最後まで響いた。実際、小生の周りでもオリンピックの事が話題に上る事はあっても、盛り上がる所までは行かなかったような気がする。IOCの評価だと市民の支持率は60%にも満たなかったらしい。東京の招致委員会の算出した値とは多少開きがあるのかも知れない。皆、「内に秘たる思い」はあったのかも知れないがそれが表に出なかった。それを考えるとIOCの評価は概ね妥当だと言える。
  
  現段階で2020年のオリンピックに東京が手を上げるのかどうかは分からないが、もし再度目指すと言うのであればプラスアルファの部分をどうアピールして行くのか、国民の支持をどうやって取り付けるのか、そして今回、他国に比べて見劣りした感が否めなかった招致活動の「顔」となるべき人物を誰にするのか。名古屋、大阪、そして東京と日本の3大都市圏がことごとく敗れ去ったオリンピックの招致活動。改めてオリンピックを誘致する難しさを思い知らされた今回の出来事だった。








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2009年08月14日

開催地が東京でも…五輪復帰への道が途絶えた「あの種目」!!   【オリンピック 2016年夏季五輪追加競技】

〜スポーツナビ より〜
  国際オリンピック委員会(IOC)は13日、ベルリンでで理事会を開き、2016年夏季五輪で追加する競技の候補を7人制ラグビーとゴルフに決めた。10月のIOC総会(コペンハーゲン)で推薦され、承認されれば採用が正式決定する。
 日本のメダル有望競技である野球とソフトボールは2012年ロンドン五輪での除外が決まっており、2016年五輪での復帰を狙ったがともに落選した。

<コメント>
  東京も開催候補地として名を連ねている2016年の夏季オリンピック。追加競技としてゴルフとラグビー(7人制)がその候補として、10月のIOC総会で諮られる事になった。

  ゴルフは男子のタイガーウッズを始め、日本の石川遼や女子の宮里藍選手等と言った、日本で活躍し世界の一流プレーヤーとも対等に渡り合っている選手が世間で話題となり、近年注目度が増している。かつてオリンピックでも行われた事がある種目であり、約120カ国でプレーされているスポーツである事から、今の人気度を考えても再び五輪種目として選ばれるのはある意味自然な成り行きなのかも知れない。そして世界のトッププレーヤー、タイガーウッズが仮に東京で見られるとなれば、フィーバーは最高潮に達するだろう。どのように選手を選考するのかや試合方式などはこれから決められるが(個人競技のみだとすれば、直近の世界ランクが参考となるような気もする。)正式に採用が決まれば、更に注目を浴びるのは間違いないだろう。試合会場は、東京が開催地に決まった場合は、よみうりCC辺りになるのだろうか。
  ラグビーは15人制が2019年に日本でW杯が開催される事もあり、こちらも仮に東京で開催されるとなれば、機運が高まるきっかけになるだろう。
  
   その一方で採用されれば日本にとってメダルの有力候補となり得る野球とソフトボールの復活は実現しなかった。
   日本では断然の人気を誇る「メジャースポーツ」野球も世界全体で見ると、前出のゴルフやラグビーに比べプレーされている国は限定的である事やメジャーリーガーの参加をIOCが求めているのに対し、メジャー側が固辞している事が減点材料になった。世界中の人々が注目するスポーツの祭典で行われないのは残念である。しかし、オリンピックにアマチュアが出るべきかプロが出るべきかと言う議論はさて置き、既に野球と言う競技が日本国内で高校から注目される土壌が出来上がっている事、そして国別対抗戦としてWBCと言う舞台がある事から、この落選が日本の野球そのものに与えるダメージはそう大きくないと思う。
   むしろ大きなダメージを受けるのはソフトボールのような気がする。日本のメダル獲得有力種目と言うこともあり、オリンピックでは注目されるソフトボールも、それ以外で大きく取り上げられる事は余りない。オリンピックが世界にアピールできる数少ない場所であるが、2大会続けてその場に立つ事が出来ないのは、今後競技人口の減少に繋がる要因にもなりかねない。上野選手が「子供たちの世代に夢をつなぐことができなかったことが、ただ悔しくて残念です。」とコメントしていたが、オリンピックを目指そうとしている子供達に、再び世界最高峰の舞台が用意される事はあるのだろうか。

   野球とソフトボールが、いつかオリンピックに復活する事を期待したいが、改善すべき条件などその道のりは決して生易しいものではないような気もする。果たして2競技の今後の運命やいかに…。











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2008年08月27日

最後まで「諦めず」に「我慢」し、状況の変化に「対応」したアスリートが栄冠を勝ち取ったオリンピック  【北京五輪】


〜スポーツナビ より〜
  北京五輪の日本代表選手団は26日、都内のホテルで解団式を行い、選手団主将の鈴木桂治(平成管財)や開会式で旗手を勤めた福原愛(ANA)、競泳で2種目2連覇を達成した北島康介(日本コカ・コーラ)ら、選手、関係者を含め349人が参加した。

 式典では、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長のあいさつや、日本代表選手団の福田富昭団長による大会報告が行わた。報告の中で福田団長は、「今回特に思ったことは、世界のどの競技もスポーツも、競技レベルがものすごく高くなっていることを痛感しました。どの競技も(アテネ五輪以後の)この4年間でレベルが高くなったと言えます」と話した。今大会では、期待された男女マラソンでの日本人選手の入賞はなく、陸上のトラック種目でも、多くの選手が決勝に進むことなく敗退していた。また、競泳では、世界新記録が25種目で更新されるなど、世界のレベルが数段上がっていることが実感できた大会でもあった。

<コメント>
  世界中の人々が熱狂した4年に1度のスポーツの祭典。昨日、日本選手団が解団し、これで北京五輪は完全に幕を閉じた。それと同時に4年後に向けた戦いが始まった事を意味する式典でもあった。ひとまず出場した全選手に「お疲れ様」と言いたい。

 「諦めない」、「我慢」そして「対応力」。大会期間中に選手がコメントし、マスコミがこぞって書き連ねた言葉である。
  この3つのキーワードを兼ね備えたアスリートが世界の頂点或いはそれに近い成績を収めたオリンピックだったような気がする。

「日本で学んだ事は我慢する事。」男子マラソンで優勝したワンジル選手がレース後のインタビューで発したコメント。日本人の心から抜け落ちてしまったこの漢字2文字を日本で技術を磨き花を咲かせた外国人から発せられた事が印象的だった。
 今大会は、競泳の北島選手を始めアテネ五輪で獲得したトップの座を守り抜いた選手が多かった。我々の想像を越すであろうプレッシャーとの戦いに勝ち、再びトップの座を獲得すべく多くの事を我慢し、諦めずに努力した結果である。これは選手本人だけでなく、選手をサポートした関係者もまた然り。
  北島選手の他にも、金メダル獲得を最後まで諦めなかったソフトボールなど印象に残るシーンの多いオリンピックだった。

  そして、どんな状況に置かれても実力を発揮出来る「対応力」。メダルこそ取れなかったが、崖っぷちから這い上がり、そして完全アウエーの中、地元中国チームに勝ったなでしこジャパンやバトミントンの前田・末綱ペア。そして、「柔道」へのこだわりを捨てて、「JUDO」にいち早く対応し金メダルを獲得した石井選手など。
  その一方で国際化の波に呑まれた男子柔道や野球、応援の態度に関する問題は別にして、アウエーの洗礼を受けて脆さを露呈したバレーボール、リレーの歴史的偉業はあったものの怪我人続出で大阪世界陸上の教訓を生かせなかった陸上。今回の教訓を生かし、次回巻き返す事が出来るだろうか。(野球がリベンジを果たす舞台はWBCになると思うが・・・。)

  また、全体を振り返るとメダルを獲得した国が多かったのも今大会の特徴として挙げられる。スポーツの国際化が進んでいる事を象徴する出来事だった。

  さてスポーツ最大のイベント、次の舞台は霧の都ロンドンで開催される。4年後の事を語るのはまだ早いが、日本にとって世代交代が上手くいったかどうかが問われる大会になるような気がする。果たしてどんなニューヒーロー、ヒロインが誕生するのだろうか。その誕生を今から待ちたいと思う。





北京五輪後、中国はどうなる?北京五輪後、中国はどうなる?
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価格 :
[タイトル] 北京五輪後、中国はどうなる?
[著者] 宮崎正弘
[種類] 単行本
[発売日] 2008-06-10
[出版社] 並木書房

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2008年08月24日

笛吹けど兵踊らずか?それとも笛の吹き方が間違っていたのか?  【北京五輪 野 球】

  北京五輪、野球競技の3位決定戦と決勝戦が23日行われ、決勝では韓国が接戦の末キューバを下し初優勝を果たした。
  また、3位決定戦でアメリカと対戦した日本は序盤先制したものの
アメリカのパワーの屈して逆転負けを喫し、シドニー五輪以来のメダルなしに終わった。


【試合結果】

◎決 勝
 韓  国 2 0 0  0 0 0 1 0 0  3
キューバ 1 0 0  0 0 0 1 0 0  2

◎3位決定戦
日 本 1 0 3  0 0 0  0 0 0  4
米 国 0 1 3  0 4 0  0 0 x  8

<コメント>
  同じプロ相手の宿敵韓国に2度敗れ、野球王国とは言え、セミプロのアメリカに敗れ日本の野球ファンにとっては失意のどん底に突き落とされた衝撃的な2日間だった。

  「金メダルしかいらない。」これが指揮官が大会前に公言していたフレーズだった。もちろん選手は必死になって戦っただろう。しかし、昨年のアジア予選や、出場選手は違うが日本が世界の頂点に立った1回目のWBCに比べると何が何でも勝つんだと言う気迫や、チームとしての一体感が見ている側には伝わらなかったのは残念でならない。熱血漢で有名な指揮官も静かだった。

  スポーツで相手に勝つ為の条件として、「心・技・体」が伴う事が挙げられるが、今大会は選手のコンディションも含めて「心」と「体」が欠けていたのだろう。直接関係する訳ではないと思うが、兵役の問題を抱える韓国、劣悪な環境でメジャーリーガーを目指すアメリカの選手、そして温室育ちの日本の選手。大事な試合の肝心な場面で投打とも踏ん張り切れなかったのは、そんな「心」の部分で差が出たような気がする。また、日本が身上とする繋ぐ野球もあまり出来なかった。ペナントレース途中での開催、基準の定まらないジャッジを含めた国際試合への対応など難しい部分は確かにあったと思うが、他チームも条件は同じである。言い訳にはならないだろう。金メダルを獲得したのがライバル韓国ならば尚更の事である。
 それにしてもメダルが懸かった試合で打たれたのが星野監督が天塩にかけて育てた選手、そして引導を渡した相手選手や指揮官が、現役時代に敵視していたチームにゆかりのある人物だったとは何とも皮肉な結末である。

  かくして、国際大会と今後どう向き合うのか難しい課題を持ち帰る事になった星野ジャパン。しかしこの課題は現場のみの問題ではなく、アマチュアを含めて野球界全体で考えなければならない問題である。アマチュア最高峰の大会だったオリンピックを金メダル獲得と言う至上命題の名の下にプロが奪う形となり、2大会続けて結果が出なかったのだからプロの責任は小さくない。そう言った意味では、語弊があるかも知れないが、何も首に掛けないで日本に帰ってくるのは、かえって良かったと言う思いもある。大会前に「1」か「0」のどちらかと指揮官が公言して出た結果が「0」だったのだから受け止めなければならない。、中途半端に銅メダルを首からぶら下げて帰ってきたら、事の重大さがぼやけてしまうだろうから・・・。

  日本の野球がオリンピックでこの屈辱を晴らす事は出来なくなった。IOCが挙げている復帰の条件(大リーガーの参加)を考えると、永遠に開催されない気がする。しかし、プロにはリベンジを果たす舞台が来年の3月にある。日の丸を付けたサムライ達が今回受けた屈辱を是非晴らし、北京五輪で咲かす事が出来なかった桜を咲かせてくれると信じたい。いや、絶対咲かせなければ行けない。でないと今度こそ本当に日本のプロ野球は地に落ちたと言われても返す言葉は無いのである。













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2008年08月22日

3度目の正直でついに世界の頂点に・・・  【北京五輪  ソフトボール】

  北京五輪のソフトボール決勝が21日行われ、日本がアメリカを3−1で下し初の金メダルを獲得した。
 
  日本は初回に満塁のピンチを無得点で切り抜けると3回に先制点を挙げ、4回には狩野選手がホームランで中押し、そして7回に相手の守備に乱れから駄目押しとなる3点目を挙げて試合を決めた。一方、4連覇を狙ったアメリカは初めて金メダルを逃した。


【試合結果】
 日 本  3−1  アメリカ 
(日本は初優勝) 
  

<コメント>
  常に日本の前に立ちはだかったアメリカの牙城。その為、過去のオリンピックで銅、銀メダルを獲得しているものの、一番高い位置に立つ事は出来なかった。しかし、予選、準決勝と2度その牙城の高い壁に跳ね返されて迎えた決勝戦で、ついにその牙城を崩し世界の頂点に立った。

 最近のオリンピックで日本は個人種目で金メダルを獲得するケースが多かった。今回ソフトボールが獲得した金メダルは団体競技(球技)としては久し振りの事である。公開競技を含めれば1984年ロサンゼルス五輪の野球、正式種目だと1976年のモントリオール五輪で女子バレーボールが金メダルを獲得して以来という事になるだろうか。北京五輪でも野球、サッカー、バレーボール等が出場した日本だったが、球技の多くは世界の壁を越える事が出来ずに(野球はまだ結果が出ていないが・・・)舞台から去った。日本が団体競技、特にボール競技で金メダルを獲得するは暫く無いでは、と思っていただけに喜ばしい事である。

  アメリカへのリベンジを託された上野投手は3連投。強打を誇るアメリカ打線相手に序盤と終盤に満塁のピンチを迎えたものの要所を締め、打線も上野投手の力投に応えた。序盤のピンチで先制点を与えなかった事が大きかった。

  昨日も書いたが、ソフトボールは野球と共に次回ロンドン五輪では正式種目から外され開催されない事が決まっており、その後の開催の有無は未定となっている。最初で最後の金メダルになってしまうのは残念であるが、是非とも次々回のオリンピックで復活して欲しい。そして、韓国戦、その先の戦いを控えている星野ジャパンに好影響をもたらしてくれると願いたい。










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2008年08月21日

明暗分かれたタイブレークの行方!!  【北京五輪 野球&ソフトボール】

  北京五輪のソフトボール競技は20日、3位決定戦の日本×オーストラリアが行われた。試合はタイブレークに縺れ込む接戦となったが延長12回の裏、日本が西山のタイムリーヒットで4−3でサヨナラ勝ちを収め、決勝に進出した。これで日本の銀メダル以上が確定した。
  日本は21日の決勝で予選、準決勝に引き続き三たびアメリカと対戦する。

  一方、野球の1次リーグ最終戦でアメリカと対戦した日本はソフトボール同様、タイブレークに縺れ込んだが4−2で敗れ4位が確定。準決勝で予選1位の韓国と対戦する事になった。


【試合結果】
◎ソフトボール
 日 本  4−3 オーストラリア

◎野 球
 アメリカ 4−2 日 本


<コメント>
  共に金メダルの期待が懸かる野球とソフトボールは、タイブレーク方式に慣れているソフトボールと今回が初体験の野球とで明暗が分かれる結果となった。  

  まずソフトボール。午前中に準決勝でアメリカに敗れ(この試合もタイブレークまでもつれ込んだ。)再びアメリカへの挑戦権を獲得すべく挑んだオーストラリアとの3位決定戦。タイブレークに突入した延長でもなかなか決着しなかった試合は12回に日本がサヨナラ勝ちを収めた。この日、決勝進出の立役者となったエース上野投手はアメリカ戦と合わせて1人で投げ抜いた。その球数300球超。まさに鉄人である。決勝も先発で行くのかどうか、投げるとしたら今度はどんな投球を見せるのか注目したい。

  そして、1次リーグ最終戦を迎えた星野ジャパンは先発にダルビッシュ投手を持って来た。恐らく決勝トーナメントを見据えての事だろう。短いイニングだったがまずまずの出来だった。それより心配なのが攻撃の方。9回まではヒット2本に抑えられた。前の中国戦で爆発した打線は影を潜めてしまった。準決勝に向けて少し不安である。
  今大会初体験のタイブレークで勝利の女神は日本に微笑まなかった。とは言え、この後も起こり得るこの方式を一度経験できた事は大きい。
  次は韓国戦。思い起こせばWBCの時も韓国にリベンジして息を吹き返し頂点に立った。予選で苦杯を舐めた相手にリベンジして決勝にコマを進めて欲しい。
  
  この2つの競技は次回のロンドン五輪では開催されない事が既に決まっており、その後は開催されるのかどうか不透明である。今回が最後になるかもしれない晴れの舞台で、センターポールに日の丸を掲げてくれる事を期待したい。


<








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2008年08月19日

綱渡りから一歩前進!! 次のターゲットはキューバか?韓国か? 【北京五輪 野球星野ジャパン】

  北京五輪野球の予選リーグ第6戦が19日行われ、日本は中国に付け入るスキを与えず、10−0のコールドで勝利を収め決勝トーナメント進出を決めた。
  また、キューバと韓国の全勝同士の対決は韓国に軍配が上がり、この結果1位韓国、2位キューバが確定した。
  決勝トーナメント進出を決めた日本は予選リーグ3位の座を懸けて20日、アメリカと対戦する。日本が勝てば3位となり準決勝でキューバと、負ければ4位で韓国と対戦する。
   
【試合結果】
中 国 0 0 0  0 0 0  0   0
日 本 0 3 1  0 0 6  x  10

<コメント>
  週末、パソコンはおろか携帯電話すら繋がり難い所に出掛けていた為、記事の更新が出来なかった。(辛うじてテレビはあったのでオリンピック放送は見る事が出来た。)

  さて、金メダルの期待が懸かる星野ジャパン。予選リーグ1位が決まった韓国、同じく2位となったキューバ戦で星を落とし台湾、オランダ、カナダと勝つには勝ったが打線が湿りがちで今後に不安を残したまま中国戦を迎えたが、今までの鬱憤を晴らすかのように打線が爆発しコールドで決勝トーナメント進出を決めた。投手は先発陣を中心に好調だがとにかく打線が繋がらなかった過去5試合。しかし中国戦でようやく投打の歯車が噛み合うようになった。後はエース、ダルビッシュの調子がどうかだが、チームの状態が上向きになりつつあるのは好材料だろう。
 
  明日のアメリカ戦の勝ち負けで3位か4位が決まる。星野監督の事だから恐らく星勘定を考慮するようなゲーム運びをするような事はないと思うが、決勝トーナメントで最初に当たるのがキューバになるのか、韓国になるのか。どのような戦いを見せるのか注目したい。










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2008年08月14日

大丈夫か?日本のエース   【北京五輪 野球など】

  北京五輪は野球が開幕し初戦でキューバと対戦した日本代表は2−4で敗れ黒星スタートとなった。
  北京五輪の野球は出場する8カ国が総当りで予選を戦い、上位4カ国が決勝トーナメントに進出する。初戦を落とした日本は14日に台湾と対戦する。

  また、女子バレーボールはフルセットの末ポーランドを下し決勝トーナメント進出へ向け貴重な1勝を挙げた。
  

【試合結果】

◎野 球
 日 本 0 0 1  0 1 0  0 0 0  2
キューバ 0 1 1  0 2 0  0 0 x  4


◎バレーボール女子1次リーグ
 日 本  3−2  ポーランド

 
<コメント>
  金メダル獲得を目指す星野ジャパンはエース、ダルビッシュを先発に立てたが初戦を落とした。相手がキューバと言う事もあり、負ける事は最悪の想定の範囲内だったのかも知れないが、今後に向けて気になるのが、ダルビッシュの調子の良し悪しと川崎の怪我の程度である。ダルビッシュは、4回でおよそ100球放り制球に苦しんだ。どうも国際規格のボールがしっくり行かないようで今後に不安を残した。星野監督が日本のエースと位置付けているだけに、次回こそは「らしい」ピッチングを見せて欲しい。また、足を引きずりながら全得点に絡む活躍を見せた川崎選手だが、機動力を生かす上で欠かせない存在だけに怪我の程度が心配である。
  そして初戦の相手キューバ。今までは力任せと言う印象が強かったが、かつてシダックスに所属していた(当時の監督は現楽天監督の野村氏)パチェコ&キンデラン体制となってから、ある程度細かい野球が出来るようになっているようで、決勝トーナメントで再戦の可能性がある日本にとっては、金メダルを目指す上で要注意の相手となりそうだ。
  
  また、深夜始まった女子バレーはフルセットまで縺れ込む大接戦となったが、ファイナルセットを日本が取り2勝目を挙げた。1次リーグで対戦する国を考えると、このポーランド戦が決勝トーナメントに進出出来るかどうか大きな鍵を握ると見られていただけに貴重な1勝と言えるだろう。次の試合も頑張って欲しい。
 それにしてもこの試合が終わったのが日本で深夜の2時近く、1時間時差がある北京だと1時近くになるだろうか。今回のオリンピック、競泳の決勝は午前中だし、バレーボールは深夜に試合と出場する選手は大変である。











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2008年08月13日

順当勝ちもあり、そしてサプライズもあり  だからオリンピックは面白い!!  【北京五輪 日本選手成績】

  大会6日目を迎えた北京五輪。今日も競泳の男子バタフライ200mで松田選手が銅メダル、柔道女子70キロ級で上野選手が金メダルを獲得するなど、日本選手が活躍した。
  
  その一方で男子サッカーが3連敗で全日程を終了、また柔道男子も内柴選手以外メダルすら獲得できない状況になるなど、不振にあえいでいる種目もある。野球もキューバに敗れ黒星スタートとなった。

  そんな中、本紙では大会前にあまり騒がれなかったものの躍進を遂げた2組(人)の選手を取り上げたい。


◎女子バトミントンダブルス
 
 準々決勝で世界ランキング1位の中国ペアを破った末綱、前田ペアは準決勝で韓国ペアと対戦しセットカウント2−0で敗れ、3位決定戦で銅メダル獲得を目指す事となった。
 バトミントン女子ダブルスと言えば、「オクシオ」こと小椋・潮田ペアに話題が集中しメダルの期待が懸かったが、メダルに手が届く所まで到達したのは、もう1つのペアである末綱・前田ペアの方だった。無理も無い。準々決勝で世界ランク1位の中国ペアに勝つ事、ましてや地元中国を応援する観客が多い、いわゆる「アウエー」の状況で勝つ事など誰が予想しただろうか。ワンツー、或いは表彰台独占を目論む中国の牙城を崩したのだからまさに大金星、大健闘である。残念ながら準決勝で韓国ペアの粘りに屈し、3位決定戦で再び中国ペアと対戦する末綱・前田ペアだが、是非銅メダルを獲得して欲しい。




◎男子フェンシング個人フルーレ
 
  アテネ五輪9位の太田雄貴(京都ク)が銀メダルを獲得した。決勝で2007年世界選手権3位のクライブリンク(ドイツ)に9−15で敗れ惜しくも金メダルは逃したが、日本勢にこの競技初のメダルをもたらした。
  太田選手がアジアでトップクラスである事は新聞報道等で知っていたが、日本ではいかんせんマイナースポーツである。その扱いはとても小さいものだった。今回のオリンピックでもメダルの期待が大きい柔道や競泳などと比べると決して大きく取り扱われる事は無かった。が、大会が始まると世界ランク1位の選手を準々決勝で、準決勝でアテネ五輪銀メダリストを破る快進撃で決勝に進出した。残念ながら決勝で勝つ事は出来なかったが、こんな種目もあると言う事を示すには十分な活躍だったと思う。
  
  メダルと取ると言われている選手が順当にメダルを獲得する事も勿論喜ばしい事なのだが、大会前に話題にならなかった人が活躍するのを目の当たりにするのもオリンピックの楽しみ方の1つである。この後、日本中をあっと言わせる選手が果たしてどれだけ出てくるのか注目したい。





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2008年08月12日

魚になった?水の王者!!  【競 泳 北京五輪男子平泳ぎ】

〜スポーツナビ より〜 

  北京五輪の競泳日本代表、北島康介は11日、男子100メートル平泳ぎ決勝で世界新記録での優勝を果たし、2大会連続金メダルを獲得した。
 準決勝まで北島を上回る好成績を挙げていたアレクサンドル・ダーレオーエン(ノルウェー)や宿敵ブレンダン・ハンセン(米国)を破り、予告通り国家水泳センターのセンターポールに日の丸を掲げた。
 世界新で金メダルを決めた直後のテレビインタビューで、北島は「うれしい。すいません、何にも言えない。本当に金メダル取れてよかった。アテネのとき以上に気持ちいい」と、涙で言葉を詰まらせながら語った。さらに「記録も、優勝もできたので本当に満足。この後200メートルもあるので頑張る」と大会2冠に向けて強い意気込みを示した。
 北島の記録は58秒91で、ハンセンが2006年8月にマークした世界記録59秒13を塗り替えた。レース前半こそダーレオーエンとハンセンに次ぐ3位で折り返したものの、後半には温存していた力でスパートをかけ、2位のダーレオーエンを0秒29差で交わした。ハンセンは北島に0秒46遅れて4位でゴールし、メダルを逃した。

<コメント>
  現在公開中の「崖の上のポニョ」で、ポニョは宗介に会いたくて人間に生まれ変わった。
 北島康介は金メダルに会いたくて魚に生まれ変わったのだろうか。イチローが北島に贈った
「4年に1度しかないチャンスを確実にものにして、しかも世界新ということに驚嘆しています。しかし、きみは魚類か?
 と言うコメントを聞いてそんな事を思った。

  冗談はさておき、長年のライバルであるハンセン、そして予選、準決勝で世界記録に迫るタイムを叩き出し、彗星の如く北島の前に現れたダーレオーエンらの存在も、同じ土俵に立てばこの男にとっては全く問題なかった。序盤こそリードを許したが終盤、ライバルを突き放し世界新記録で2連覇を果たすと言う宣言通り、58秒台をマークしオリンピック2連覇を達成した。まさに有言実行、大した男である。
 アテネでトップの座を射止めてからは追われる立場になり、ハンセンに勝てない時期もあった。オリンピック前に話題となった魔法の水着の問題で心が揺れた時期もあったに違いない。

 それでも北京五輪でセンターポールに日の丸を掲げる事だけを考え、予選からのシナリオを描き、その通り(準決勝でタイムがやや落ちたのは想定から少し外れたようだが・・・。)演じ切った。ハンセンの実績もダーレオーエンの勢いも封じ込めた。

 この後の200メートルでどんな泳ぎを見せるのか楽しみだ。ぜひとも再びセンターポールに日の丸を掲げて欲しい。










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2007年05月14日

放った矢は北京まで届くのか?  【アーチェリー 世界選手権選考会】

〜スポーツナビ より〜

 アーチェリーの世界選手権(7月、ドイツ・ライプチヒ)代表最終選考会最終日は13日、静岡県掛川市のつま恋グリーンスポーツ広場で行われ、五輪種目のリカーブ男子で、アテネ五輪銀メダリストで44歳の山本博(日体大教)は4位で補欠となり、同選手権14大会連続の代表入りはならなかった。
  代表は男子がアテネ五輪代表の古川高晴(近大職)、2005年世界選手権2位の守屋龍一(ミキハウス)、天野良太(近大)。女子はシドニー五輪5位の北畠紗代子(ミキハウス)、今春の世界室内選手権優勝の早川浪(日体大)、桜沢明代(清瀬病院)となった。
  全日本アーチェリー連盟は、今夏の世界選手権で北京五輪出場枠を獲得した選手を五輪代表に内定する方針のため、山本の五輪出場は厳しくなった。

<コメント>
 世界最大のスポーツイベントであるオリンピックがいよいよ来年に迫ってきた。ソフトボール等、既に幾つかの競技で出場する事が内定となっている競技もあるが、いよいよ代表選考会が本格的に始まる時期となってきている。
 
  そんな中、2004年のアテネ五輪で自身20年ぶりにメダル(銀メダル)を獲得し、一躍時の人となった「中年の星」山本選手の北京五輪への出場が極めて厳しい状況となった。この大会で4位となった選手にはアジア枠を懸けて争われる大陸選考会への出場権が与えられるが、その前に行われる世界選手権に出場する日本人が全てオリンピックの出場枠を獲得するとその時点で道が絶たれる事になる。
  
  アーチェリーと言えば、過去オリンピックに何度も出場し入賞の経験もある大ベテラン松下和幹選手がいる。ちなみに今回の選考会にも出場している。世代交代が進みにくい事は別にして、他の競技と違い選手寿命が長いスポーツである。

  試合後のインタビューで、既に北京は諦めたようなニュアンスをほのめかしている。その後の事は語っていない。今は結果を受け入れなければならない悔しさでいっぱいなのだろう。世代交代の必要性を感じこのまま現役を退くのか、北京の次を見据えるのか、それとも一度消えた炎を再び燃やし北京を目指すのか、その答えが出るのは世界選手権に出場する日本選手の結果次第と言う事になると思う。

ロサンゼルス五輪で銅、アネテ五輪で銀メダルを獲得し、世の中年に希望を与えた男は、この後どのような道を歩もうとしているのだろうか。











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posted by スポーツ職人 at 23:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月03日

五輪出場決定一番乗り!!  【ソフトボール世界選手権】 

  ソフトボール女子世界選手権の決勝トーナメントが3日から北京市の豊台ソフトボール場で始まり、日本(B組1位)は中国(A組2位)を延長8回タイブレーカーの末、1―0で勝って、4強入りを決め北京五輪出場権を獲得した。

 試合は緊迫した投手戦で0−0のまま、8回から前回最後の打者が二塁走者として無死二塁の状況を設定して試合を続けていく延長タイブレーカーに入り、決着をつけた。

 また、これに先立ち行われたつ試合で米国(A組1位)がオーストラリア(B組2位)を11―2で6回コールド勝ちし、準決勝進出を決め、五輪出場権を得た。

<コメント> 
  北京五輪出場権の懸かった試合で日本が中国を破り、どの競技よりも早く出場決定一番乗りとなった。メダルの期待がかかる上、オリンピックで行われる最後の大会の可能性があるソフトボール。今後の活躍に期待したい。
posted by スポーツ職人 at 17:18| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

10年後の葉月、「花の都 東京」で・・・。【オリンピック 国内候補地決 定】

東京都と福岡市が争った2016年夏季五輪国内候補都市選定でJOCは30日、都内で選定委員会を開き、東京都を国内候補地として選定した。五輪開催地は09年10月のIOC総会で決定する。今後、東京都は国外の候補都市と争う事になる。


<コメント>
 「地方都市の活性化」か、「大都市のネームバリューを最大限活かすか」が焦点となった国内の候補地選定だったが、過去に名古屋、大阪と言った地方の大都市が敗れた経緯から、東京が選定されたのはある意味自然な流れと言える。JOCは五輪誘致に向け、切り札を満を持して投入する事になった。
 一方、福岡は市民の意識が誘致に向けて統一されていたとは言えず、(それ以上に東京都民がこの事にどれだけ関心を寄せていたかは疑問であるが)数日前に起きた事故も選定委員の心象に微妙に影響を及ぼしたのかも知れない。

 さて、今度は2009年に行われる候補地選定までアピール活動が続く訳だが、東京にとって好材料はあまり無いのが現実である。2008年に同じアジアの北京で開かれる事、21世紀になってまだ開催されていないアメリカや、選ばれれば南米初の開催となるリオデジャネイロ(ブラジル)等、ライバルは多い。果たしてそれらのライバルを凌駕するようなプランが練り上げられ、アピールが出来るのか。これからが正念場である。
posted by スポーツ職人 at 09:01| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(5) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

「しょうゆ」と「とんこつ」勝つのはどっち!? 【2016年 夏季五輪】

 2016年夏季五輪招致を目指す東京都は28日、日本オリンピック委員会(JOC)に同五輪への立候補意思表明書を提出、正式に立候補を届け出た。 24日は福岡が正式に立候補に名乗りを挙げており、国内候補都市レースは両都市の一騎打ちとなった。
 2都市は6月30日までに基本理念、会場、交通、財政計画など16項目についてまとめた開催概要計画書をJOCに提出。8月30日にJOC役員やJOC加盟競技団体代表者らの投票で国内候補都市が決まる。
 
<コメント> 
 ラーメンの話ではなく、2016年に開催される夏季オリンピック招致の話である。
 海外では、ロサンゼルスやモスクワ等が立候補の意思を表明しているが、具体的に計画を立てている都市はまだ無い。 
 そんな中、日本で東京と福岡が名乗りを挙げた。8月の国内候補地決定まで熱い招致合戦が繰り広げられる。その後は、世界各都市との争いとなる。
 1スポーツファンとしては、世界の一流選手のプレーを間近で見たいと言う思いはある。が、財政的な部分で問題はないのか、本当に開催されるとなった場合、世界中の人々が大挙して日本の特定の地域に押し寄せる事になり時期は限定されるだろうが果たして市民生活にどのような影響を及ぼすのだろうか。
 過去に長野五輪やサッカーW杯等、実績はあるが夏季オリンピックとなるとやはり規模や注目度が違ってくる。今回、手を挙げた福岡と東京及びJOCには、その辺りも考慮に入れて都市の選考や日本として立候補するか否か決めて欲しいと思う。
posted by スポーツ職人 at 00:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月10日

トリノ五輪代表チーム、中学生に敗れる!! 〜カーリング〜

<速 報>

  青森市で開かれている日本女子カーリング選手権は10日、予選第6ラウンドが行われ、トリノ五輪代表の「チーム青森」が、初出場の「チーム常呂中学校(北海道北見市)」に
8―9で敗れる波乱があった。チーム青森の通算成績は3勝2敗。

  試合は、序盤にリードした常呂中が後半追いつかれ延長までもつれ込んだが、振り切って勝利を収めた。チーム青森の 小野寺歩、林弓枝、本橋麻里は常呂中学校の出身。
posted by スポーツ職人 at 16:47| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

4年後への課題   〜トリノ五輪終わる〜

 17日間の熱戦に幕を閉じたトリノ五輪。日本は、フィギアスケートの荒川静香が金メダルを獲得したものの、全体的に低調な成績に終わった。練習施設の充実や選手の育成方法など、幾つもの課題を浮き彫りにした五輪だったと言えるのではないだろうか。

 当初、JOCはメダル獲得数を5個と予想していた。もちろん、選手の発奮を促す為、多少ハッタリをきかせた部分はあったと思うが、結局蓋を開けてみればメダル0個でも不思議ではなかった。アメリカの専門誌が大会前に日本のメダル2個と予想していたが、世界の方が客観的な見方が出来ていたと言う事か。

【派遣選手の多さ】
 今回、日本が派遣した選手の数は121人。近隣諸国(韓国40人強。中国70人強。)と比べても多い。しかし、結果論ではあるが、中韓それぞれが獲得したメダルは11個ずつであった。08年に北京五輪を控えている中国はともかく、韓国はショートトラックでほぼ金メダルを独占するなどスケートの強さが際立った。

 今回活躍したフィギアスケート、スピードスケート短距離、スキーアルペン、カーリング以外の種目は、果たして派遣人数が妥当であったかどうか検証する余地はあると思う。
 試合後、「世界とのレベルの差を痛感した。」と言うようなコメントをよく耳にしたが、オリンピック以外のW杯等でそれを痛感していないのか。
 もし、JOCが今後勝つ為に選手をオリンピックに派遣させると言うのであれば、世界との差を痛感していない(或いは出来ない)選手を4年に一度の大舞台に出していいのかどうかと言う疑問は残る。
 参加する事に意義があると言うコンセプトならば派遣枠いっぱいの選手を送り込むのは問題ないだろうが、メダルの数がどうとか、成績の事を大会前に公言するのは矛盾しているように思える。
 今後、JOCは冬季オリンピックへのコンセプトをきちんと説明する必要があるのではなかろうか。

 それよりも役員が選手よりも多いと聞いて驚いた。一体、何しに行ったのだろうか。選手云々よりそちらの方が問題である。

【メダルへの執着心の薄さ】
 「今の若い選手には、メダルと取ってやると言う執着心が無い。堀井にしても清水にしても大会前から目がギラついていていた。」 
 スピードスケートの岡崎選手が大会終了後に言ったそうだが、正にその通りだと思った。
 試合後、悔しいとか納得いかないとコメントしていた選手がいたが、心の底からそう思っているのか、伝わって来ない選手も何人かいた。
 上にも書いた通り、オリンピックは「参加する事に意義があるのか。」、「勝つため、世界と戦うために出るのか。」
 今後、参加する選手側も考える必要はあると思う。

【どうなる4年後】
 旧態依然のような企業頼みの支援では冬季競技を取り巻く環境は今後も厳しくなるだろう。事実、有力な選手は海外を練習拠点にしている。スケートリンクの閉鎖も年々増えている。フィギアスケート男子の高橋、女子の荒川が礎を築いたリンクですら閉鎖しているのが現状だ。

 スキーに通年行えるような環境をと言うのは無理な話であるが、スケートでそのような環境を作るのは可能だと思う。底辺拡大の為には、まず子供達に関心を持って貰う事から始まる。今までのように冬季オリンピックの代表が偏った地域からしか選ばれない状況が続く限り、競技力の向上は望めないのではないだろうか。
 日本の閣僚から選手育成の為、支援や練習施設を充実させる事も必要と言うコメントが出ているが、一時のブームに流されず実行する事を願っている。
posted by スポーツ職人 at 21:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

日本 フィギアスケート女子で今大会初の金メダル 〜トリノ五輪〜

フィギアスケート女子は当地23日(日本時間 24日早朝)フリーの演技が行われ、日本の荒川静香が優勝し、日本人としてこの種目初の金メダルを獲得した。 
 SPで首位だったコーエン(アメリカ)、2位だったスルツカヤ(ロシア)は共にジャンプでの転倒が響き順位を下げた。
 他の日本勢は村主が4位、4回転が期待された安藤は結局成功させる事が出来ず15位に終わった。また、ロシアのフィギアスケート全種目制覇もならなかった。
 
◎フィギアスケート女子結果
 1位 荒川 静香 191.34  
 2位 サーシャ・コーエン 183.36
 3位 イリーナ・スルツカヤ 181.11
 4位 村主 章枝 175.23

15位 安藤 美姫 140.20

 採点表を見ると、1位荒川と2位コーエンの約7ポイント差は、フリーでの技術点の差とほぼ同じ。ジャンプの成否が明暗を分けた形となった。 


<コメント>  
 
「1つミスがありましたけど、楽しく滑る事が出来ました。」 

フィギア女子で日本、アジア初の金メダル獲得と言う快挙を成し遂げたのに演技の後、これほどまでに冷静に見つめ直せる選手がかつていただろうか。

 前にも書いたが、4年に一度の大舞台。勝つのは技術云々よりもどれだけ勝ちたいかと言う思いと、そしてどんな事態が起きても揺るがないメンタルを備えた者だけが栄冠に輝くと思っていたが、荒川選手はまさにその両方を持ち得ていた。

 思えば、代表すら危ぶまれていた下馬評を全日本選手権での最高の演技でひっくり返し今回のオリンピックでもSP、フリー共にケチの付けようが無い程の完璧な演技。ブラウン管を通して「これが女王の演技だ。」と言う、オーラのような物さえ感じた。見ていて失敗する雰囲気が全くなかった。

 ソルトレイク五輪の代表落ち、その後も採点方法の変更で苦しんで培われた、まさに精神力の勝利と言えるのではないだろうか。


 今回のフィギアスケートの出場選手を見ると、上位4選手以外は10代の若い選手が多かった。 
 そう言った意味では、安藤選手にもう少し頑張って欲しかった。次の大会はこれら若い選手が主力となって出場してくるので厳しい言い方をするかも知れないが、今のままでは世界で通用しないのではないかと思う。
posted by スポーツ職人 at 11:45| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(4) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月22日

日本悲願のメダル獲得なるか?  〜フィギュアスケート女子〜

日本悲願のメダルの期待が懸かるフィギュアスケート女子SPが行われ、荒川静香(プリンスホテル)がほぼ完璧な演技を見せ、トップと1ポイント以内の差で3位に付け、メダルの可能性が見えて来た。約5ポイント差の4位に村主章枝(avex)が続いている。
一方、フリーで4回転ジャンプ披露を表明している安藤美姫(中京大中京)は、最初のジャンプでの着氷ミス等が響き8位と出遅れ、メダルの可能性は厳しくなった。

◎フィギュアスケート女子SP 

1位 サーシャ・コーエン(米国)   66.73
2位 イリーナ・スルツカヤ(ロシア) 66.70
3位 荒川静香           66.02  
4位 村主章枝           61.75
 
8位 安藤美姫           56.00



<コメント>
 急性腸炎を患い暫く更新していませんでしたが今日から復帰しますので、今後も宜しくお願いします。
 
 さて日本のメダル獲得の最後の砦となったフィギュアスケート女子。荒川、村主の2人の実力者が好位置につけました。特に荒川は、SP自己ベストのスコアを叩き出しほぼ完璧の演技を見せました。
 上位2人とのポイント差も1ポイント以内なので、フリーの演技次第では更なる順位アップ
も期待出来る位置にいます。メダルの有力候補と見られていた、地元イタリアのコストナーが
11位と出遅れ、他に有力者も見当たらない事からフリーでも大きな失敗が無ければ、まずメダルは間違いないと思いますが守りに入らず攻めの演技を見せて欲しいですね。
 
 村主選手も若干ポイント差は開きましたが、表現力が発揮できる得意のフリーでどこまで上
位3人に迫れるか楽しみです。フリーの配点割合が高いのでメダルのチャンスは十分あると思います。





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2006年02月18日

ラージヒルのメンバー決まる。 原田選手は外れる   〜トリノ五輪〜

 ◎ラージヒル出場メンバー

  葛西紀明(33)
  伊東大貴(20=ともに土屋ホーム)
  一戸剛(29=アインズ)
  岡部孝信(35=雪印)

  この内、岡部は予選免除。

<コメント>
 最後の枠は、公式練習での飛距離の結果で決定した。
 原田選手はまずまずのジャンプを見せたものの首脳陣を唸らせる所までは行かなかったようだ。最後の団体戦での出場を目指す事となった。
 また個人的には、将来を見据えて16歳の伊藤を抜擢しても面白かったのでは、と思っていたが公式練習でも飛距離が伸びず、原田同様、フィンランド人コーチのハートを揺さぶる事ははなかった。

 一戸選手は内臓疾患の為、複合からジャンプに転向した苦労人。是非、納得のいくジャンプをして欲しいと思う。

 尚、日本選手は全員予選を突破した。 
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2006年02月15日

不振続く日本勢 このまま終わるのか? 〜トリノ五輪〜

<結果・コメント>
  期待された男女スピードスケートの500mは、及川、岡崎が後一歩だったものの結局メダルに届かなかった。これで第5日を終えてメダル0。大会前、アメリカのスポーツ誌にメダル2個と予想されていた日本だが、30年ぶりのメダル0と言う最悪の事態を迎える可能性も出てきた。

 
◎スピードスケート男子 500m

 1位 ジョーイチーク(米国)
 2位 ドミトリー ドロフェエフ(ロシア)
 3位 Lee Kang Seok(韓国)  
 
 4位及川 6位加藤  13位長島 18位清水


  上位陣は34秒台での戦いになると思われたが、結局2回とも34秒台を叩き出したのは、ジョーイチークただ1人。チークの強さだけが際立ったレースだった。35秒台前半の争いであれば日本勢は普段通りの滑りが出来ればメダルの可能性は高かったが、1回目でついた差があまりにも大き過ぎた。
  気負いがあったのか過剰に意識し過ぎたのか。改めてオリンピックは、メンタルが強い者が勝つと言う事を印象付けたレースであった。特に金メダルが期待された加藤選手は2回目に好タイムを出しただけに相当悔しい思いをしているであろう。少なくとも後、2大会は出れる年齢だし、まずはこの経験を4年後に生かして欲しい。


◎スピードスケート男子 500m

 1位 スベトラーナ・ジュロワ(ロシア)
 2位 王 漫利(中国)
 3位 任 慧(中国)
 
 4位岡崎 8位大菅  9位吉井 15位渡辺

 1回目を終えた時点で岡崎3位、吉井5位と2回目の滑り次第では、2人にメダルの可能性があったが、結局2回揃える事は出来なかった。特に岡崎と3位との差は0.05秒。スポーツに「たら、れば」は禁句であるが、2回目の最終コーナーでバランスを崩さなければ2大会振りのメダルが手に届いたであろう。男子同様、2回揃える事の難しさを浮き彫りにしたレースだった。


 それにしても今大会、2回試技を行って競う競技で日本選手はなぜか両方ベストの演技、レースが出来ていまいように思われる。一昔前なら期待と言う重圧に潰されてしまというのが日本選手の「気質」だったが、若い年代から世界を転戦し経験豊富な選手が多い今の時代、そんな事が原因とは考えられない。
 むしろ大会前からマスコミが過剰に盛り上げ、選手にそれとは違った、気負いのようなプレッシャーを与えているのではないだろうか。メダルを期待するならば平常心で選手が競技に専念できるような環境作りが今後の課題ではないかと思う。世界と比べても決して実力で見劣りする選手達ではないだろう。

 
 そんな不振の続く日本選手だが、1つ朗報がある。今日行われるノルディック複合団体で4強と言われるノルウェー、フィンランド、オーストリア、ドイツの内、ノルウェーは体調不良者が続出し団体戦は棄権するようだ。強敵が1つ減った事で、僅かではあるが日本にもチャンスが出てきた。 
 

  
posted by スポーツ職人 at 13:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする