2008年09月20日

ついにトラの姿が目の前に・・・&熾烈なCS進出争い   【プロ野球  レギュラーシーズン】

  プロ野球は20日、セ・パ両リーグで合わせて6試合が行われ、セ・リーグの首位攻防戦、巨人×阪神の試合は昨日に続き巨人が連勝し、つにゲーム差1に迫った。また、クライマックスシリーズ進出を懸けた3位広島と4位中日の直接対決第2戦は広島が中日を圧倒しゲーム差を2に引き離した。逆に敗れた中日のリーグ優勝の可能性がこの時点で消滅した。 

  一方、パ・リーグでは西武とソフトバンクが8月29日に行われた3連戦に引き続き4たび延長戦に突入したが、西武が10回に待望の先制点を上げて守り切った。これで西武は両リーグを通じでクライマックスシリーズ1番乗りを果たし優勝へのマジックを4とした。

  大詰めを迎えたプロ野球のレギュラーシーズン。明日21日も6試合行われる。

【20日の試合結果】
◎セ・リーグ
中 日 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
広 島 2 0 0  0 0 4  4 0 x  10
【勝】 前田健 7勝 2敗 0S
【負】 川井 1勝 5敗 0S
  スタンドを埋め尽くした大勢のファンの前で19日に引き続き、カープの選手が躍動した。打っては中日投手陣からアレックスの本塁打など10得点を奪い、投げては若手期待の投手前田健投手が4安打無四球、完封で中日打線を抑えた。
  一方、昨日に引き続き若手投手に抑えられた中日はリーグ優勝の可能性がなくなっただけでなく、自力で3位に上がる事も出来なくなった。9月の初めに横浜、巨人に連勝した頃の勢いを取り戻す事が出来るだろうか。  

阪 神 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
巨 人 4 3 0  2 0 0  0 0 x  9 
【勝】 内海 10勝 8敗 0S
【負】 下柳 11勝 6敗 0S
  ホームラン攻勢で昨日に続き巨人が首位阪神に勝って9連勝。ついに虎の姿が大きく見える位置まで迫ってきた。
  阪神の先発下柳投手を序盤で攻略し試合を決めた。先発内海投手は阪神打線を1失点に抑え、3年連続2ケタ勝利を達成した。
  一方、阪神は初回のチャンスで先制点を上げられなかったのが痛かった。これで2位巨人との差は僅か。明日は是が非でも勝利をもぎ取って、我が庭である甲子園に帰りたい所である。果たしてその通りになるか。

 横 浜 0 0 0  0 1 0  0 0 0  1
ヤクルト 0 2 0  0 0 0  0 2 x  4
【勝】 川島亮 7勝 6敗 0S
【負】 ウッド 3勝 12敗 0S
【S】 五十嵐 3勝 1敗 1S
  ヤクルトが3連勝。五十嵐投手は1年半ぶりのセーブポイントを挙げ復活の狼煙を上げた。一方、横浜の村田選手は41号ソロを放ち、本塁打王争いトップの座をキープした。


◎パ・リーグ
 楽天 0 0 0  0 0 0  1 0 0  1
ロッテ 4 0 0  0 0 0  0 0 x  4
【勝】 成瀬 7勝 6敗 0S
【負】 木谷 0勝 3敗 1S
【S】 荻野 5勝 5敗 27S
  ロッテが初回にズレータ選手の2ランなどで4点を先制し試合を決めた。先発の成瀬投手は2ヶ月ぶりの白星となる7勝目を挙げた。これで勝率5割に戻し3位に浮上した千葉のカモメ。このまま降下する事無くキープする事が出来るか。
  一方の楽天の連勝は3で止まった。この試合の負けで70敗目を喫した東北のワシ。秋の夜空にノムさんのボヤキがこだまする。

 日本ハム 0 0 0  0 0 0  1 0 0  1
オリックス  0 6 0  0 0 0  0 0 x  6
【勝】 山本 10勝 6敗 0S
【負】 グリン 6勝 14敗 0S
  オリックスが2回に大量6点を先制して今季70勝目(7季ぶり)を挙げると共にこのカードの勝ち越しを決めた。先発山本投手は自身初の2ケタ勝利となる10勝目を挙げ、小松、金子投手に続く3人目の2ケタ勝利投手となった。
  一方の日本ハムは4連敗でリーグ優勝の可能性が消滅。まだ可能性が消えた訳ではないが、クライマックスシリーズ進出を争っているカモメの姿が少し霞むようになって来た。

 西 武   0 0 0  0 0 0  0 0 0  1  1
ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0  0
【勝】 星野 4勝 1敗 0S
【負】 和田 8勝 6敗 0S
【S】 グラマン 3勝 2敗 30S
  史上初の同一カード4戦連続の延長戦となったこの試合。西武が10回表に細川選手の値千金の一発が飛び出し、裏のソフトバンクの攻撃を無得点に抑えて接戦をモノにした。これで西武はAクラス以上が決まり、昨年の屈辱を1シーズンで取り戻した。
  一方、塁上を賑わせたもののホームベースが遠かったホークス。先発の和田投手を援護できず、順位は5位のまま。リーグ優勝の可能性がなくったタカに、目の前にちらつくハム、カモメを捕らえる力が残っているだろうか。

<コメント>
  各試合結果にコメントを付けているので詳しくは書かないが、巨人の怒涛の追い上げ以上に興味を引くのは、万年Bクラスに甘んじていたオリックスと広島が3位以内にいる事である。例年同じようなチームがクライマックスシリーズに出場していたが、今年は今までとは少し違った展開が見られるかも知れない。


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2008年09月17日

優勝争い以上に先が読めないクライマックスシリーズ進出争い  【プロ野球 レギュラーシーズン】

 レギュラーシーズンの優勝争いとクライマックスシリーズ進出争いが大詰めを迎えたプロ野球。17日にセ・パ合わせて6試合が行われた。

  セ・リーグで優勝争いを演じている阪神と巨人は共に勝ち、ゲーム差3のまま、いよいよ明後日から天王山となる3連戦(東京ドーム)を迎える事となった。また、クライマックスシリーズ進出を争っている中日と広島は共に敗れ同率3位は変わらず。こちらも明後日から直接対決の3連戦(広島)を迎える。

  一方、パ・リーグは首位の西武が勝ち、2位のオリックスが敗れたため西武の優勝へのマジックナンバーは5に減った。3位の日本ハムと4位のロッテとの差は1ゲーム、5位ソフトバンクとの差が2,5ゲーム。クライマックスシリーズ進出争いはセ・パ両リーグとも熾烈を極めている。


【17日の試合結果】
◎セ・リーグ
巨 人 0 2 4  0 0 0  0 0 0  6
横 浜 0 0 0  0 0 2  0 0 0  2
【勝】 東野 1勝 0敗 0S
【負】 三浦 7勝 8敗 0S
 チームの勢いの差がそのまま出た試合だった。巨人は坂本など3発で横浜を圧倒しこれで7連勝。投げては先発東野が横浜打線を2点に抑えて初勝利を挙げた。最高の形で阪神との3連戦を迎える巨人。メークミラクルの再現はあるのか。


阪 神 4 2 1  2 0 0  0 2 0  11
中 日 0 0 1  3 2 0  0 0 0  6
【勝】 アッチソン 7勝 4敗 0S
【負】 山本昌 11勝 6敗 0S
 阪神は序盤で中日先発の山本昌を打ち崩した。中盤追い上げられたが継投で何とかかわした。

 広 島 0 0 0  1 0 0  0 0 0  1
ヤクルト 1 0 0  0 2 1  0 2 x  6
【勝】 石川 10勝 9敗 0S
【負】 篠田 3勝 3敗 0S
  初のクライマックスシリーズ進出に向け1つでも勝ち星を拾いたい広島だったが、ヤクルト先発の石川に翻弄され打線が沈黙した。一方のヤクルトは連敗を8で止め、クライマックスシリーズ進出に首の皮一枚繋がった。


◎パ・リーグ
ロッテ 0 0 0  3 0 1  0 0 0  0   4
西 武 0 1 0  0 0 0  3 0 0  1x  5
【勝】 大沼 2勝 2敗 1S
【負】 川崎 2勝 5敗 1S
  延長戦までもつれた試合だったが西武が中村のサヨナラ本塁打で勝利を収め優勝へ大きく前進した。一方ロッテは2、3位のチームが敗れただけに勝っておきたい試合だった。
 

ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  0 0 4  4
オリックス  2 0 0  0 0 0  0 0 0  2
【勝】 杉内 10勝 6敗 0S
【負】 加藤 2勝 5敗 33S
【S】 馬原 0勝 1敗 9S
  ソフトバンクが土壇場の9回に逆転し連敗を5で止めた。一方のオリックスは勝利を目の前にして逆転負け。レオの尻尾が遠のいていった。

日本ハム 1 0 1  0 1 1  0 3 0  7
楽 天   4 1 0  0 3 6  1 0 x  15
【勝】 朝井 9勝 10敗 0S
【負】 スウィーニー 11勝 5敗 0S
  序盤から楽天の打線が爆発しこのカード勝ち越しを決めた。一方の日本ハムは投手陣総崩れで連敗となり貯金がなくなった。

<コメント>
  プロ野球の優勝争いもいよいよ大詰めを迎えた。パ・リーグは西武で決まった感があるが、セ・リーグの方が面白い展開になってきた。トラがもたついている間にジャイアンツが怒涛の7連勝でついに尻尾をつかめる位置にまでやって来た。北京五輪で韓国を優勝に導いたイ・スンヨプを中心にとにかく打線が好調である。19日からの直接対決3連戦に逆転優勝へ望みを託す事になるが、3連勝して勢いに乗りたいところだ。阪神も巨人3連戦後はしばらく自分の庭での試合となるだけに一つでも多く勝って乗り切りたいところである。
 
一方、優勝争い以上に先の展開が読めないのが両リーグとも事実上、それぞれ残り1枚となったクライマックスシリーズ行きのチケットを懸けた争いである。(パ・リークは2枚残されているのかも知れないが・・・。)
 セ・リーグでは広島市民球場での開催が今年最後となる広島と昨年日本一となった中日の2チーム、パ・リーグは昨年のクライマックスシリーズ進出チームである日本ハム、ロッテ、ソフトバンクの3チームと初のクライマックスシリーズ進出で清原選手の引退の花道を飾れるか、のオリックス。果たして最後に笑うのはどのチームなのか。


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2008年09月10日

とうとうこの時がやって来た!!どうする日本のプロ野球!!  【野球 田沢投手メジャーへ】 

〜スポーツナビ より〜
  今秋のプロ野球ドラフト会議で注目される選手の一人、社会人野球・新日本石油ENEOSの田沢純一投手(22)が、米大リーグ挑戦の意向を持っていることが分かった。11日に記者会見して表明する。10日、関係者が明らかにした。
 田沢は神奈川・横浜商大高出。150キロ台の速球を武器とする本格派右腕で、9日に終わった都市対抗野球でも大会4勝をマークするなど優勝に貢献し、橋戸賞(最優秀選手)に選ばれた。

<コメント>
  日本でもメジャーリーグが身近な存在となった昨今、何れ日本のプロ野球を経ずにメジャーを目指す選手が現れると思っていたが、ついにその時がやって来た。今秋のドラフトの目玉だっただけに、日本のプロ野球関係者から見れば「やって来てしまった。」と言う表現の方が適切だろうか。

  今までも直接アメリカに渡った選手はいたが、あくまでマイナー契約が前提でそこからメジャーに這い上がると言うパターンが多かった。確かジャイアンツの上原投手も大学卒業後にメジャー挑戦も視野に入れていたものの、当時日本の選手に対する評価の低さや周囲の説得もあり断念した経緯があったと記憶している。ドラフトの目玉となる選手が直接メジャーに行くと言うケースは今回が初めてとなる。田沢投手が海の向こうで、言葉の壁や文化、習慣の違いを乗り越えどんなピッチングを見せるのか、注目したい。

  その一方で、将来球界の宝となり得る人材の流出を指をくわえながら見る格好となる日本のプロ野球界。まさに人気凋落の象徴的な出来事である。きちんと協定を結び、アマチュアの選手がメジャーへ流出するのを防ぐべきだ、と主張する球界関係者もいる。しかし、野球を志す者にとって、最終的にはメジャーで力を試したいと言う考えを持つのは、メジャーが遠い存在では無くなった今の時代、自然な流れである。制度によって選手の選択の自由を奪う事が果たして妥当なのだろうか。それより今のプロ野球が職場として魅力がないと選ぶ側から見られている現実を受け止め、どのような策を講じれば振り向いてくれるのか考えなければならない時期に来ていると思う。(とは言ってもそう簡単に解決策が見つかるような話ではないのも事実だが・・・。)

  このままだと、日本のプロ野球を経てFAまで待って旬を過ぎてから海を渡るより、メジャーのスカウトから声が掛かれば直接行って力を試したい、と言う考えを持つ選手が(特に社会人や大学生)今後、増えるような気がする。「プロ野球存亡の危機」と言うのは大袈裟かも知れないが、ますます魅力を失って行くような気がしてならない。


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2008年09月06日

トラ失速のセ&意外なチームが首位に迫るパ  【プロ野球 ペナントレース】

 プロ野球は5日、セ・パ両リーグで合わせて5試合が行われ、セ・リーグでは巨人がヤクルトに勝ち3連勝。一方、首位の阪神は広島に敗れ5連敗となり優勝へのマジックが消滅した。この結果、首位阪神と2位巨人とのゲーム差は3.5に縮まった。

   一方、パ・リーグは好調のオリックスが首位西武を下し7連勝となった。

  大詰めを迎えたプロ野球のペナントレースは6日にセ・パ合わせて6試合が行われる。


【試合結果】
横 浜 0 0 0  0 0 1  0 0 0  1
中 日 0 2 0  4 0 0  0 0 x  6
【勝】 山本昌 11勝 4敗 0S
【負】 ウッド 2勝 11敗 0S
  中日がデラロサの先制二塁打や森野の2ランなどで快勝し、連敗を3で止めた。8月月間MVPの山本昌は11勝目。横浜の楽しみは勝率よりも高い打率で首位打者トップの座を維持ている内川の活躍だけか?
 

阪 神 2 0 0  0 0 0  0 1 0  3 
広 島 4 0 1  0 0 0  1 0 x  6
【勝】 篠田 2勝 2敗 0S
【負】 下柳 11勝 5敗 0S
【S】 永川 4勝 1敗 29S
  広島が主砲栗原の活躍で首位阪神を下した。一方阪神は打線が振るわず5連敗。4度目のマジック消滅の上に、2位巨人が迫ってきてでいよいよお尻に火がついた。


巨 人  2 0 0  0 2 4  0 0 0  8
ヤクルト 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
【勝】 グライシンガー 14勝 8敗 0S
【負】 川島亮 6勝 6敗 0S
  巨人が終始主導権を握りヤクルトを圧倒し3連勝。いよいよトラの尻尾が大きく見えてきた。一方、ヤクルトは昨年までチームメートだったグライジンガーを打ち崩せず5位に転落。このカード負け越しも決まった。


楽 天  0 0 0  0 0 0  0 3 0 2  5
日本ハム 0 0 2  0 1 0  0 0 0 0  3
【勝】 グウィン 1勝 0敗 1S
【負】 MICHEAL 2勝 2敗 22S
 楽天が延長戦を制し、久々の白星。一方、日本ハムは抑えのマイケルが打たれ痛い黒星を喫した。

西 武   1 0 0  0 1 1  0 0 0  3
オリックス 0 3 3  0 0 2  0 0 x  8
【勝】 岸田 3勝 0敗 0S
【負】 帆足 10勝 5敗 0S
  波に乗るオリックスが西武を下し7連勝。2位の座をキープし初のクライマックスシリーズ進出に一歩近づいた。一方西武は、オリックスをカモにしていた帆足が打たれた。一方、負けても首位の座は揺るがない西武だが、故障者が相次いで出ておりクライマックスシリーズへ向けて不安を残した。

<コメント>
 今年の夏は高校野球に加えオリンピックが開催された事もあってすっかり影に隠れてしまったプロ野球のペナントレース。オリンピックが終わってようやくスポーツニュースや新聞でメインで扱われるようになった。
  驚きなのはセ・リーグの展開がいつの間にか激変した事。2、3位の差に開きがあるのは変わらないが、気持ちよく首位を独走していたトラが息切れしたのか、ここに来て急に失速し始めた事である。オリンピックに主力選手を出しその選手の怪我が悪化し出場していない事もあるとは思うが、まるで別のチームになってしまったような気がする。それは現在3位をキープしているものの、後ろの広島が接近して来ているドラゴンズにも言える事か。この猛獣2頭、果たして息を吹き返し逃げ切る事が出来るか。それとも球界の盟主&広島市民球場の最後を飾ろうとモチベーションが高まっているであろうカープが逆転するか。
 
  そしてペナント争い以上に面白い展開となっているのがパ・リーグのクライマックスシリーズのキップを懸けた争い。2位〜5位のゲーム差が3と展開が読めない状況になっている。
  その中でも特筆すべきはオリックスの勢いである。シーズン当初、ローズ、カブレラが仕事をすれば他球団にとって怖い存在になると本紙でも書いた記憶があるが、まさにその通りとなっている。それ以上に知名度が低い投手陣の踏ん張りがこのチームが浮上した最大の要因となっている。小松、山本、金子・・・。ベテランと若手が上手く噛み合っているオリックス。万年Bクラスのチームが初のクライマックスシリーズ行きのキップを手にする事が出来るか。


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2008年09月02日

前途多難な代表監督選考!!  【プロ野球 WBC監督問題】

〜スポーツナビ より〜
  プロ野球の実行委員会が1日、東京都内で開かれ、来年3月に実施される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督の選考について協議し、加藤良三コミッショナーを中心に早急に人選を進めていくことを確認した。
 会見した加藤コミッショナーは「WBCに勝てる強いチームづくりが重要との意見で一致した」と説明。日本シリーズ優勝監督が就任する案や、選考委員会を設ける案も出たが、加藤コミッショナーが前回大会で指揮を執ったソフトバンクの王貞治監督らから意見を聞き、見解をまとめることに決まった。

<コメント>
 先日行われた北京五輪で、もし星野ジャパンが金メダルを獲得したら、或いはそこに近い所まで辿り着き、感動を与えるような試合内容だったら、WBCの監督も星野氏ですんなり決まっただろう。しかし、事はうまく運ばず日本はメダル獲得チームに1度も勝つ事なく惨敗に終わった。
  
  この事も踏まえて注目されているWBCの監督問題。しかし、1日行われたプロ野球実行委員会では、様々な意見が出されたものの案の定まとまらず、結局はコミッショナーが中心となり人選が進められる事となった。
 
  今や指導者よりも、アメリカのメジャーリーグに所属している選手の方が存在感が大きくなってしまった日本のプロ野球界。恐らくWBCには、メジャーリーグに所属している日本人選手の何人かは要請があれば参加するだろう。存在感が大きくなった選手を束ねられる指揮官が日本にいるかと言うと、正直いないような気がする。世界的にも名が知られている王氏、長嶋氏が監督を務めるのは現状では無理な話である。
  
  選手はともかく、日本を代表する指揮官の人材が不足しているのが今の日本のプロ野球の姿である。サッカーなどと違い、これまでいわゆる「井の中の蛙」の状態だった日本のプロ野球が、近年俄かにやって来た国際化の波に呑み込まれ、世界にも目を向けなければならなくなった、と言う事もあり仕方の無い部分ではあるが・・・。

  とは言え、誰かが日本代表の指揮官としてベンチに座らなければ格好がつかないのもまた事実である。井の中から出ざるを得なくなった日本のプロ野球が、北京五輪で受けた屈辱を来年3月に行われるWBC(ワールドベースボールクラシック)で晴らすべく、万全の体制を整える事が果たして出来るだろうか。その道は決して平坦な道ではないような気がする。


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2008年08月04日

達成感と悲壮感 好対照のベテラン  【プロ野球 ベテラン選手の活躍&復帰】 

  プロ野球、中日ドラゴンズの山本昌投手が4日行われたジャイアンツ戦で完投勝利を収め、史上24人目の通算200勝を達成した。
  
  山本投手は現在42歳。1984年に日大藤沢高からドラフト5位で中日に入団。1993年に17勝、防御率2.05で最多勝、防御率1位を獲得。翌年も19勝を挙げ2年連続の最多勝に加え沢村賞を同時受賞。1997年にも最多勝、奪三振王に輝き、リーグを代表する左腕として今中慎二(現野球解説者)とともに90年代の中日投手陣を支えた。
 
 2000年代に入ってからは、タイトルこそないものの、2006年まで毎年7勝以上と直実に勝ち星を積み上げた。また、この年に日本プロ野球史上最年長となるノーヒットノーランを達成。11勝を挙げ、チームのリーグ優勝に貢献した。昨シーズンこそ、2勝と振るわなかったものの、今シーズンは季はオールスターまでに6勝を積み重ね、この日悲願の200勝達成となった。


【4日のプロ野球の結果】
阪神 3−6 横浜
巨人 1−5 中日
ヤクルト 11−12 広島
ロッテ 2−16 西武
ソフトバンク 4−3 オリックス
日本ハム 6−2 楽天

<コメント>
 熱戦が繰り広げられている高校野球や開幕を目前に控えている北京五輪などもありプロ野球の扱いが二の次になりそうな昨今だが、今回は40歳を過ぎてなお、現役で頑張っているプロ野球選手2人を取り上げたい。

 本当は清原選手復活に関する記事を書こうと思っていたのだが、まずは200勝を達成し名球会入りを果たした中日の山本昌投手の事から。
 
 プロ野球の世界に入って25年になる同投手。投手は肩や肘を酷使する事から打者より選手寿命が短い傾向にあるが、これだけの年数を投手として働き、しかも毎年コンスタントに勝ち星を挙げる投手も珍しい。年々筋力や体力が衰える一方で、少しでも長くプロ野球選手であり続けるには、自己管理を徹底しないと選手寿命を伸ばすのは難しいと思う。普段の生活から節制し自己管理を徹底した賜物なのだろう。
 200勝目前だった昨年こそ不振を極め、引退も囁かれていたが今シーズンは本来のピッチングを取り戻した山本投手。この後、幾つ勝ち星を重ねるのか注目したい。

 そして3日に一軍に復帰したオリックスの清原選手。
 平成の怪物と言う称号はこれまで何人かの選手に付けられたが、初代平成の怪物と言えば、この選手をおいて他にはいないだろう。
 ここ数年は怪我に苦しみ、リハビリの日々を送っていた清原選手が2年ぶりに1軍のグラウンドに戻って来た。
 清原の名がコールされると、観客の歓声がひときわ大きくなり、彼がバットを振る度にそれは続いていった。前日(2日)の悲壮感漂う記者会見をスポーツニュースで見た。本人、周囲が納得行く結果が得られなければ、恐らく今シーズンでユニフォームを脱ぐだろう。もしかしたら復帰後の最初の打席が最後になるかも知れない。そんな感じがした。しかし、3日に続き4日も代打で登場し復帰後初ヒットを放ち僅かながら復活への光が見えた。
 3日、4日とも守備に着く事なくベンチに退いた。膝は完治していない或いは野球を続ける限り治らないほどの重症なのかも知れない。引退覚悟の一軍復帰。果たしてこの後、僅かに差し込んだ光を大きくする事が出来るのか。それともやはり静かにバットを置くのか。かつての怪物と呼ばれた男の、引退を懸けた戦いはまだまだ続く。


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2008年08月02日

筋書きの無いドラマ2008 〜第2幕〜 開演!!舞台の中央に立つチームは果たして・・・?   【高校野球 第90回全国高校野球選手権】 

   第90回全国高校野球選手権が2日開幕し、各都道府県の代表55校が深紅の大優勝旗を目指す戦いがいよいよ幕を開けた。

  大会初日は、開会式の後1回戦3試合が行われ、駒大岩見沢、智弁和歌山、木更津総合が勝ち2回戦にコマを進めた。
  明日(3日)の第2日は1回戦4試合が行われる。

【第1日の結果】
 下関工    0 0 0  0 0 3  0 3 0  6
駒大岩見沢  0 0 6  0 2 0  0 0 x  8

 3回に集中打を浴びせて大量点を挙げた駒大岩見沢が逃げ切り、初戦を突破した。初出場の下関工は終盤追い上げたが、序盤の大量失点が響き甲子園初勝利を挙げる事が出来なかった。


智弁和歌山 0 0 1  1 0 1  0 0 0  3 
済 美    0 0 0  0 0 0  0 0 0  0

 14年ぶりの名将対決は、智弁和歌山高島監督に再び軍配が上がった。智弁和歌山は岡田投手が要所を締め完封勝利を収めた。打線が14安打と打ちながら3点しか取れなかっただけに、次の試合は打線が繋がるかどうかがポイントになる。
 一方、済美が得点圏にランナーを進めるも1点が遠かった。


 鳥取西   0 0 0  0 1 0  0 0 0  1
木更津総合 1 0 0  0 0 0  0 5 x  6

 木更津総合田中、鳥取西鈴木両投手の投げ合いとなったこの試合は、8回に均衡を破った木更津総合が勝利を収めた。鳥取西打線から10個の三振を奪った木更津総合の田中投手。次に対戦するの智弁和歌山打線をどう料理するのか楽しみである。
 一方、鳥取西は先発の鈴木投手が踏ん張ったが、最後まで持ちこたえる事が出来なかった。守備での6失策も響いた。


【第2日の試合予定】
1 日大鶴ケ丘(西東京)× 鹿児島実(鹿児島)
2 城北(熊本)× 宮崎商(宮崎)
3 智弁学園(奈良)× 近江(滋賀)
4 県央工(新潟)× 報徳学園(東兵庫)

 宮崎商業赤川投手、報徳学園近田投手は今大会注目の好投手。果たしてどんなピッチングを見せるか。第2、第3試合はそれぞれ九州勢、近畿勢同士の対戦。

<コメント>
 90回目の深紅の大優勝旗を巡る戦いがいよいよ幕を開けた。今年は記念大会と言う事もあり出場校が55校といつもより多く、更に北京五輪が開催される為、日程がいつもより早まっている。

 一昨年の駒大苫小牧と早実の激闘、昨年は特待生問題に揺れる中、公立校の佐賀北の躍進と、ここ数年真夏の日本に話題を提供している高校野球。果たして大会最終日に聖地甲子園球場に残っているチームはどこか。そして、今年もアッと驚くようなシナリオが用意されているのか。大会前に騒動が起きた事は残念であるが、例年通り、出場する選手が高校生らしくひたむきに白球を追いかける姿を見せてくれる事を期待したい。







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2008年07月28日

常連、復活、初登場!!役者が揃い筋書きのないドラマは第二幕へ!! 【高校野球 第90回全国高校野球選手権大会】

  第90回全国高校野球選手権大会の地方予選は27日、全国で最後となる東東京、北神奈川、南大阪で代表が決まり、各都道府県の代表55校が出揃った。
  この内、北神奈川で行われた慶応×東海大相模は、4時間を超える大熱戦となったが、慶応が延長13回にホームランなどで勝ち越して勝利を収め、46年ぶりに甲子園行きのキップを手にした。一方、3年連続で決勝に進出した東海大相模だったが、またしても厚い壁に阻まれ、夏の甲子園出場に手が届かなかった。
  この他、東東京では関東一高が春夏連続出場を果たし、南大阪では近大付属が注目の1年生勧野を擁するPL学園を下し、甲子園出場を果たした。

  90回目の真夏の祭典は8月2日から17日まで、甲子園球場で行われる。

【各都道府県代表校】
北北海道  駒大岩見沢(2年連続4回目)
南北海道  北 海(9年ぶり34回目)
青 森   青森山田(5年連続9回目)
秋 田   本 荘(2年ぶり4回目)
岩 手   盛岡大付(4年ぶり6回目)
山 形   酒田南(3年ぶり8回目)
宮 城   仙台育英(3年連続21回目)
福 島   聖光学院(2年連続5回目)
茨 城   常総学院(3年連続12回目)
栃 木   白鴎大足利(29年ぶり3回目)
群 馬   桐生一(2年ぶり9回目)
北埼玉   本庄一(初出場)
南埼玉   浦和学院(3年連続10回目)
東千葉   木更津総合(5年ぶり2回目)
西千葉   千葉経大付(2年ぶり3回目)
東東京   関東一(14年ぶり4回目)
西東京   日大鶴ヶ丘(18年ぶり2回目)
北神奈川  慶 応(46年ぶり17回目)
南神奈川  横 浜(2年ぶり13回目)
山 梨   日本航空(3年ぶり5回目)
新 潟   県央工(初出場)
富 山   高岡商(3年ぶり16回目)
石 川   金 沢(2年ぶり12回目) 
福 井   福井商(4年連続19回目)
長 野   松商学園(2年連続35回目)
静 岡   常葉菊川(2年連続3回目)
東愛知   大 府(28年ぶり3回目)
西愛知   東 邦(6年ぶり15回目)
岐 阜   市岐阜商(5年ぶり4回目)
三 重   菰 野(3年ぶり2回目)
滋 賀   近 江(2年連続10回目)
奈 良   智弁学園(2年連続15回目)
和歌山   智弁和歌山(4年連続16回目)
京 都   福知山成美(2年ぶり3回目)
北大阪   大阪桐蔭(2年ぶり5回目)
南大阪   近大付(15年ぶり4回目)
東兵庫   報徳学園(2年連続13回目)
西兵庫   加古川北(初出場)
岡 山   倉敷商(11年ぶり7回目)
広 島   広 陵(2年連続19回目)
鳥 取   鳥取西(3年ぶり23回目)
島 根   開 星(3年連続6回目)
山 口   下関工(初出場)
香 川   香川西(2年ぶり3回目)
愛 媛   済 美(3年ぶり3回目)
徳 島   鳴門工(3年ぶり5回目)
高 知   高 知(2年連続12回目)
福 岡   飯 塚(初出場)
長 崎   清 峰(2年ぶり3回目)
佐 賀   佐賀商(2年ぶり15回目)
大 分   日田林工(9年ぶり4回目)
熊 本   城 北(13年ぶり3回目)
宮 崎   宮崎商(39年ぶり4回目)
鹿児島   鹿児島実(4年ぶり16回目)
沖 縄   浦添商(11年ぶり3回目)


【各校初戦の組合せ】
◎第1日
1 駒大岩見沢(北北海道) − 下関工(山口)
2 済美(愛媛) − 智弁和歌山(和歌山)
3 鳥取西(鳥取) − 木更津総合(東千葉)
◎第2日
1 日大鶴ケ丘(西東京) − 鹿児島実(鹿児島)
2 城北(熊本) − 宮崎商(宮崎)
3 智弁学園(奈良) − 近江(滋賀)
4 新潟県央工(新潟) − 報徳学園(東兵庫)
◎第3日
1 常総学院(茨城) − 関東一(東東京)
2 本荘(秋田) − 鳴門工(徳島)
3 浦添商(沖縄) − 飯塚(福岡)
4 千葉経大付(西千葉) − 近大付(南大阪)
◎第4日
1 本庄一(北埼玉) − 開星(島根)
2 青森山田(青森) − 日本航空(山梨)
3 慶応(北神奈川) − 松商学園(長野)
4 大府(東愛知) − 高岡商(富山)
◎第5日
1 白鴎大足利(栃木) − 清峰(長崎)
2 東邦(西愛知) − 北海(南北海道)
3 大阪桐蔭(北大阪) − 日田林工(大分)
◎第6日
1 桐生第一(群馬) − 金沢(石川)
2 広陵(広島) − 高知(高知)
3 浦和学院(南埼玉) − 横浜(南神奈川)
4 菰野(三重) − 仙台育英(宮城)
◎第7日
1 福井商(福井) − 酒田南(山形)
▽2回戦
2 聖光学院(福島) − 加古川北(西兵庫)
3 市岐阜商(岐阜) − 香川西(香川)
4 福知山成美(京都) − 常葉菊川(静岡)
◎第8日
1 佐賀商(佐賀) − 倉敷商(岡山)
2 盛岡大付(岩手)−  駒大岩見沢(北北海道)×下関工(山口)の勝者

<コメント>
  6月に沖縄で始まった甲子園を目指す戦いは、昨日(27日)の東東京などを最後に幕を閉じ、真紅の大優勝旗を目指す55校が決まった。
  甲子園ではお馴染みのチームや、初めて甲子園の土を踏むチームなどが高校野球の聖地に集い、筋書きのないドラマ第2幕を繰り広げる。
 
  地方予選の結果を振り返ってみると、何年も続けて夏の甲子園に出て来るチームもあれば、ここ数年幾度となく予選の決勝に進み、その度に厚い壁に跳ね返されてしまうチームもあり、勝負の神様は何と非情な決断を下すのか、と思わずにはいられない。また、今春行われたセンバツで上位に進出したチームのほとんどが戻ってくること無く表舞台から去ってしまった事が、夏の大会を勝ち抜くのがいかに難しいかを表している。それがプロ野球にはない、高校野球の面白さでもあり、まさに筋書きのないドラマなのである。

  さて、出場校の顔触れを見ると、初出場が5校とフレッシュさに幾分欠ける感はあるが、慶応や宮崎商、白鴎大足利(旧足利学園)など、今の選手がまだ生まれていない時以来、久しぶりに夏の甲子園に帰ってくるチームもあり、なかなか面白い顔触れが揃ったと思う。

  各地区予選で例年以上に接戦が展開され、きっかけ一つで代表校が変わったであろう地区も多かった。それを考えると本選も混戦が予想され、昨年の佐賀北のように、誰も予想しないシナリオが用意されているような気がする。また初戦で同じ地域同士のチームが当たる組合わせがある(特に九州と関東)のも興味深い。
 
  北京五輪の関係で日程が早まり、甲子園練習もなければ組合せ抽選会もないなど、異例づくめの記念大会ではあるが、例年同様、ファンの心を引き付ける試合やプレーが多くある事を期待したい。









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2008年07月21日

代表校続々決定!! 筋書きのないドラマ第1幕もいよいよ大詰め!!  【高校野球 地方予選】

  第90回全国高校野球選手権大会の地方予選が21日、各地で行われ、秋田、岩手などで代表校が決まった。
  この内、秋田ではノーシードから勝ち上がった本荘が2年ぶり4回目の甲子園行きを決めた他、宮崎では宮崎商業が強豪日南学園を接戦の末下し、39年ぶりに甲子園の土を踏む事となった。この他、岩手の盛岡大付、山梨の日本航空などが甲子園行きを決めた。
  各地で熱戦が続いている地方予選が22日、青森や京都等で代表校が決まる。

  
【これまでに決まった代表校】
南北海道  北 海(9年ぶり34回目)
秋 田   本 荘(2年ぶり4回目)
岩 手   盛岡大付(4年ぶり6回目)
山 梨   日本航空(3年ぶり5回目)
長 野   松商学園(2年連続35回目)
鳥 取   鳥取西(3年ぶり23回目)
長 崎   清 峰(2年ぶり3回目)
佐 賀   佐賀商(2年ぶり15回目)
大 分   日田林工(9年ぶり4回目)
宮 崎   宮崎商(39年ぶり4回目)
鹿児島   鹿児島実(4年ぶり16回目)
沖 縄   浦添商(11年ぶり3回目)   

  地方予選を占うシリーズ最終回は、近畿地方の状況について紹介したいと思う。(日程が進み展望を語ってもあまり意味のない事なので、状況を紹介しようと思う。)


【滋 賀】・・・昨夏代表 近 江
  現在ベスト4が出揃っている。組合せは、近江×水口、綾羽×八幡商。センバツに出場した北大津を下した水口が昨夏代表の近江に一泡吹かせるか。

【奈 良】・・・昨夏代表 智弁学園
  天理高が2回戦で敗れる波乱が起きた奈良大会。22日に準々決勝が行われる。昨夏代表の智弁学園や伝統校の郡山などが勝ち残っている。

【和歌山】・・・昨夏代表  智弁和歌山
  準決勝組合せ・・・智弁和歌山×串本  市和歌山商×日高中津
 昨年の秋から和歌山県を制している智弁和歌山が優勝の最短距離にいる。春の県大会でその智弁和歌山に大敗した日高中津がリベンジを果たし、悲願の夏の甲子園初出場を果たせるか。


【京 都】・・・昨夏代表  京都外大西 
 決勝組合せ  福知山成美×立命館宇治
 昨夏代表の京都外大西をコールドで下した福知山成美とセンバツ出場の龍谷大平安(旧平安)を接戦の末下した立命館宇治との争い。春は福知山成美が勝っているが、今回は果たして・・・? 
 
【大 阪】・・・昨夏代表 金光大阪 
  2校が出場できる大阪。南北ともベスト16が出揃い、ベスト8のイスの内、それぞれ4つが埋まった。履正社や近大付と言った私学勢の他に桜宮や三国丘と言った甲子園経験のある公立勢がベスト8にコマを進めた。この他、PL学園や大阪桐蔭などがベスト16に勝ち残っている。

【兵 庫】・・・昨夏代表  報徳学園
  ここも2校出場地区。有力校が順当に勝ち上がった東に比べ、東洋大姫路が早々と敗退した西は大混戦。その東洋大姫路を破り、準々決勝で同じくシード校の社も下した北条の強さは勢いではなく本物か。「一戦ごとに強くなっていく。」まさに高校野球の典型的なパターンである。このまま頂点に立つことが出来るか。


【各地区情報】
 今回は小生が住んでいる関東地区(首都圏)の状況を紹介しようと思う。

 首都圏も代表校決定に向けて大詰めを迎えている。東東京はベスト8が出揃った。帝京を破った関東一や国士舘と言った甲子園経験校が勝ち残った中で、昨年の選手権予選ベスト4の足立新田が昨年に続きベスト8に勝ち残った。唯一都立で残った同校。どこまで勝ち進むか。
 西東京もベスト8が決まっているが、こちらはとにかく日大勢の活躍が目立つ。
 北埼玉大会では春日部共栄が昨年の埼玉大会準優勝の本庄一に敗れた。ベスト4は、本庄一×熊谷商、春日部×上尾。シード校で勝ち上がったのが上尾のみと、戦前の予想通り混戦となっている。注目は、大応援団をバックにここまで打ち勝って来た春日部。TV中継を見ていたがあの応援団の多さは、対戦する相手にとって脅威だろう。







Image071.jpg
 群馬大会4回戦の桐生市商×大間々(高崎城南球場)を観戦した時の1コマ。試合は6−2で桐生市商の勝利。この後行われた、中央×前橋工は地元高崎に学校がある中央を応援する人が多く、前橋工はアウエー状態だった。試合も接戦となったが強豪の意地なのか、前橋工が競り勝った。ちなみに続く準々決勝で両校は対戦したが、桐生市商に軍配が上がりベスト4にコマを進めた。



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2008年07月18日

間もなくクライマックスを迎える「筋書きのないドラマ2008 〜第1幕〜」  【高校野球 地方予選】

 各地で熱戦が繰り広げられている第90回全国高校野球選手権大会の地方予選。13日の浦添商に続き16日には鹿児島実(鹿児島)が4年ぶりに夏の甲子園に戻って来る事が決まった。来週、続々と都道府県の代表校が決まる。

 さて、地方予選を占うシリーズの6回目となる今回は中国・四国地方の状況を紹介したいと思う。


【岡 山】・・・昨夏代表 岡山理大付
 既にベスト8のイスを争う戦いが始まっておりその内、常連校関西やサッカーではお馴染みの作陽などがベスト8進出を決めている。他に春の県大会を制した倉敷商や4強の倉敷が残っている。一方、昨夏代表の岡山理大付やセンバツに出場した興譲館はベスト8に残る事が出来なかった。


【広 島】・・・昨夏代表 広 陵 
 18日から3回戦入る。昨夏、全国準優勝の広陵や如水館などシード校の殆どが順当に勝ち進んでいる。豊富な投手陣を揃える広陵を他のシード勢が追いかける展開。昨夏予選で準優勝、秋の県大会を制した総合技術がシード勢を倒して上位に進出出来るか。

【鳥 取】・・・昨夏代表 境
◎準決勝組合せ  鳥取商×鳥取西  八頭×鳥取城北
 順調に行くと20日に代表校が決まる。センバツに出場した八頭と3試合全てコールドで勝ち進んで来た伝統校鳥取西の争いか。

【島 根】・・・昨夏代表  開 星 
  ベスト8が出揃い19日に準々決勝が行われる。ここまで全ての県大会を制し、3年連続出場を目指す開星の優位は動かないと見る。初戦で江の川に打ち勝った大社や浜田などがどこまで迫るか。

【山 口】・・・昨夏代表 岩 国
  全国で最も遅い開幕となった山口。昨夏代表で春の県大会を制した岩国が初戦で敗れる波乱の幕開けとなった。センバツ出場の下関商や21世紀枠で同じくセンバツに出場した華陵、春の中国大会を制した宇部商の争いか。

【香 川】・・・昨夏代表 尽誠学園
  18日からベスト8のイスを懸けた争いが始まる。優勝候補の一角寒川は2回戦で姿を消し、昨夏代表の尽誠学園は古豪高松商に敗れた。優勝争いは投手層の厚い香川西が中心も混戦が予想される。


【愛 媛】・・・昨夏代表  今治西
  松山商のコールド負けには正直驚いた愛媛大会だが、現在ベスト16が出揃っている。優勝争いは、3年連続出場を狙う今治西とその今治西に甲子園行きを阻まれ続けている済美を軸に松山商をコールドで下した西条や宇和島東などが続くと予想される。日本ウェルネス高校は初のベスト16進出。スポーツコースがある単位制の高校のようだが、この後どこまで上位に食い込むか。 


【高 知】・・・昨夏代表  高 知
  センバツに出場し、その後の四国大会でも優勝した明徳義塾が優勝に最も近い。高知商、高知と言った、かつて高知をリードして来た高校がどこまで迫るか。春の県大会を制し、久々の甲子園出場の期待が高かった古豪土佐は初戦で敗れ姿を消した。

【徳 島】・・・昨夏代表  徳島商
  センバツ出場の小松島、徳島商に春の県大会を制した富岡西の争いか。生光学園は県内初の私立校での甲子園出場を目指す。それにしても私学全盛の高校野球で、私立校が出場した事が無い県があると言うのも珍しい。

【その他の地区の状況】
 今回は東日本の状況について簡単に紹介したい。
○北海道・東北地区
 大会史上初の深紅の大優勝旗の津軽海峡越えを果たした駒大苫小牧がコールド負けを喫し選手権連続出場は「5」で止まった。東北各県はベスト16〜8が決まっている状況。私学が強いのは例年と変わらないが、青森、盛岡一、仙台二など、いわゆる公立進学校がベスト8に勝ち残っているのも注目すべき点である。


○関 東
 最も日程の消化が早い山梨では21日代表が決まる予定。準決勝のカードは日本航空×冨士学苑、帝京三×日川。 

○北信越
 長野で20日に代表が決まる予定。準決勝のカードは佐久長聖×諏訪清稜、松商学園×東海大三。東海大三の好投手甲斐を松商学園の打線がどう攻略するか。新潟では日本文理と新潟明訓がベスト8を懸けて19日に対戦する。







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2008年07月14日

熱戦続く「筋書きのないドラマ」 憧れの甲子園は近いか?遠いか?  【高校野球 地方予選など】

  各地で熱戦が続いている第90回全国高校野球選手権大会の地方予選。ここでは、今日(14日)現在の各地区予選の状況と、地方予選を占うシリーズ(5回目・東海地区)を紹介したいと思う。


【各地区予選状況】
 
○北海道地区
 13日から南北海道大会が開幕した。春の道大会優勝の東海大四や北照などが初戦を突破しベスト8に進出した。


○東北地区
 宮城、山形でベスト16が決定。この内、宮城ではベスト8の内4つが決まった。仙台育英、東北は順当にコマを進めたが、他のシード校が既に敗退しており、この2校への挑戦権を得るチームの行方は混戦が予想される。過去に21世紀枠でセンバツに出場した一迫商などに期待したい。

○関東大会
 山梨でベスト8が決まり、東海大甲府や甲府工などは勝ち進んでいるが、昨夏代表の甲府商はベスト8を前に姿を消した。西東京では桜美林に進学した元巨人、桑田真澄投手の長男が代打で出場した。

○北信越地区
 長野でベスト8が決まり松商学園などが勝ち進んでいる。センバツベスト8の長野日大は佐久長聖に敗れた。同じくセンバツに出場した丸子修学館も姿を消した。注目は昨年の予選準優勝の長野高。古豪復活なるか。

○近畿地区
 奈良でセンバツベスト8だった天理が敗れる波乱が起きた。大阪桐蔭、龍谷大平安(旧平安)、報徳学園は勝ち進んだ。

○中国・四国地区
 鳥取でベスト16が出揃った。その他の地区は予選前半戦。有力校では明徳義塾は順当に勝ち進んでいるが、島根の江の川は初戦で姿を消した。衝撃的だったのは古豪松山商の初戦コールド負け。近年目立った成績を残していないが、古豪復活は険しいのだろうか。

○九州地区
 福岡を除きベスト16〜ベスト8が決まっている。昨年の選手権でベスト4の長崎日大が敗れた。


【これまでに決まっている代表校】
・浦添商業(沖縄・11年ぶり3回目)
 センバツ優勝の沖縄尚学を破っての選手権出場。プロ注目の東浜投手(沖縄尚学)と双璧をなすと言われている伊波投手のピッチングに注目したい。

 地方予選を展望・状況を紹介するシリーズの5回目。今回は東海地区を紹介する。

【静 岡】・・・昨夏代表 常葉菊川
  春の県大会・東海大会を制した常葉橘が夏も制するか。4季連続を目指す常葉菊川は監督交代後のチームの仕上がり具合がポイント。静岡などの公立伝統校がこれら私学にどこまで迫るか。

【愛 知】・・・昨夏代表  愛工大名電 
  2校出場出来る愛知県。東は高校野球の解説でお馴染みの佐竹氏を監督に迎えた豊田大谷、センバツに出場した成章などか中心か。西は私学を中心に激戦が予想される。初戦苦戦した愛工大名電は4連覇が懸かっている。

【岐 阜】・・・昨夏代表  大垣日大
  昨秋から上位を占めている中京、県岐阜商、市岐阜商、土岐商が優勝争いの中心。これを昨夏代表の大垣日大が追う。注目は廃校問題で揺れる市岐阜商がどんな戦いをみせるか。

【三 重】・・・昨夏代表  宇治山田商
  好投手平生を擁する宇治山田商が筆頭。春は振るわなかった三重、日生第二、春の県大会を制した菰野が続く。










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2008年07月13日

乱打戦あり、投手戦あり、波乱あり  筋書きのないドラマ全国各地で展開中!!  【高校野球  地方予選】 

  夏の風物詩、第90回全国高校野球選手権大会の地方予選は今週末、殆どの地区で開幕し、甲子園を目指す戦いがいよいよ本格的に始まった。沖縄では今日(13日)全国に先駆けて代表校が決まる。

【12日各地区予選情報】 
○東北地区
 青森山田、光星学院、東北、仙台育英と言った甲子園経験校が順当に勝ち進んだ。

○関東地区
 昨夏代表の前橋商、センバツ出場の関東一などは勝ち進んだが、センバツ準優勝の聖望学園はサヨナラ負けを喫し、初戦で姿を消した。


○北信越地区
 センバツベスト8の長野日大は3回戦突破。石川では金沢桜丘×宝達で60−0と言うスコアで金沢桜丘が勝つという試合もあった。福井では福井商が辛くも初戦を突破した。

○東海地区
 愛知の私学強豪(中京大中京、愛工大名電、享栄)が順当に勝ち進んだ。

○近畿地区
 センバツ出場の智弁和歌山が3回戦へ。

○中国・四国地区
 センバツ出場の小松島は初戦突破。池田は接戦をモノにする。尽誠学園、高知商なども勝ち進んだ。

○九州地区
 昨夏ベスト4の長崎日大は勝利を収めたが、「がばい旋風」を巻き起こし深紅の大優勝旗を手にした佐賀北は鳥栖工に敗れ3回戦で姿を消した。昨夏熊本代表の八代東も姿を消した。


【13日決勝戦情報】
○沖 縄・・・沖縄尚学×浦添商
  沖縄尚学東浜、浦添商伊波両投手の投げ合いが見もの。




  地方予選を展望・状況を紹介するシリーズの4回目。今回は北信越地区を紹介する。

【新 潟】・・・昨夏代表  新潟明訓
  新発田農で一時代を築いた松田監督率いる春の新潟王者、村上桜ヶ丘が長く続いた日本文理と新潟明訓の牙城を崩せるか。順調に勝ち進むとベスト16で日本文理×新潟明訓、その勝者がベスト8で村上桜ヶ丘とぶつかる。この他、昨秋の県大会で上位に進出した阿賀野や中越などが続く。

【富 山】・・・昨夏代表  桜 井
  本命不在の混戦。春の県大会を制した高岡商や富山商が、伝統の力で代表の座をもぎ取れるか。春は振るわなかったが、センバツの21世紀枠候補に挙げられた富山中部の巻き返しにも期待したい。

【長 野】・・・昨夏代表  松商学園
  ベスト16が出揃いここまではほぼ順当な顔ぶれ。今大会はノーシードながらセンバツベスト8の長野日大と、昨夏代表の松商学園が優勝争いの中心。例年、あと一歩の所で代表の座を逃している佐久長聖が続く。東海大三の甲斐投手はプロ注目好投手。この後どんなピッチングを見せるか。


【石 川】・・・昨夏代表 星 稜
  私学三強(星陵、遊学館、金沢)の争いは今年も不変の様相。春の県大会でその牙城を切り崩した金沢西が再び割って入れるか。

【福 井】・・・昨夏代表 福井商
  福井、福井商、敦賀気比が優勝争いの中心。昨秋、今春と好成績を収めている鯖江がどこまで食い込むか。福井商は接戦の末、初戦を突破し次戦その鯖江と対戦する。


 余談だが、今日(13日)西東京大会で初戦を迎える桜美林高校には、前巨人投手桑田真澄氏の長男がベンチ入りしている。出場するかどうかは分からないが注目を浴びる事だろう。









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2008年07月10日

筋書きのないドラマ2008  ドラマの序章地方予選を占うVol3  【高校野球 地方予選展望】

  第90回全国高校野球選手権大会地方予選の行方を探るシリーズ。3回目となる今回は、は関東地区の展望・状況などを紹介する。

  この週末に栃木、千葉、神奈川大会が開幕し、全ての都県で熱戦が繰り広げられる事になる。首都圏を中心に例年私学勢が強い地域だが、今年は果たして・・・。   
  

【栃 木】・・・昨夏代表  文星芸大付
  センバツ出場の宇都宮南、春の県大会優勝の宇都宮工が有力も、昨夏代表の文星芸大付など甲子園を経験している私学勢も照準をこの大会に合わせており混戦が予想される。
   
【群 馬】・・・昨夏代表 前橋商
  私学では甲子園常連の桐生第一、その桐生第一を春の県大会で下し優勝した前橋育英、公立なら投手力のある前橋工、桐生市商、高崎商が中心か。抜け出たチームなく混戦が予想される。

【茨 城】・・・昨夏代表  常総学院
  名将木内監督が復帰した常総学院が3年連続出場を目指す。対抗馬は霞ヶ浦や土浦湖北など。センバツ出場の水戸商は、その後の出遅れをどこまで取り戻せるか。

【埼 玉】・・・昨夏代表 浦和学院
  記念大会で2校出場の埼玉県。南はセンバツ準優勝の聖望と浦和学院、北は春日部共栄と昨年夏の予選準優勝の本庄一の争いか。春の県大会で活躍した市立川越や松山、市立川口などの公立勢ががどこまで迫るか。それにしても東西に長い県をどうして南北に細切りにしたのか。分け方が不自然と感じるのは小生だけだろうか。(神奈川も同様。)

【東東京】・・・昨夏代表 帝 京
   甲子園のマウンドを経験している高島投手擁する帝京がリードする。センバツ出場の関東一はノーシードから春夏連続出場を目指す。順当に勝ち進むと両校が4回戦で対戦する。私学が上位を占める傾向が強いが今年もその可能性が高い。傑出したチームが見当たらない都立勢は苦しいか。

【西東京】・・・昨夏代表  創 価
  春の都大会準優勝、選手層が厚い日大三が最右翼。これを追うのは二高、鶴ヶ丘の日大勢か。昨年の経験者が残る創価や一昨年の代表早実も勢いに乗れば怖い存在。都立では昨年から注目されている調布南の高野投手がどんなピッチングを見せるか。


【千 葉】・・・昨夏代表  市立船橋
  記念大会で2校出場の千葉県。東は昨年の夏、気やしい思いをしたメンバーが残った木更津総合が有力。21世紀枠で全国の舞台を経験した安房は実力でキップを掴み取る事が出来るか。西はセンバツベスト4の千葉経大附が中心。昨夏代表の市船橋などがどこまで迫るか。

【神奈川】・・・昨夏代表  桐光学園
  ここも2校出場。(当然か)試合数の負担は減ったが、強豪校のバランスは偏った。南は常連の横浜が有力。初戦で当たる可能性が高い日大藤沢、その次の平塚学園×藤嶺藤沢の勝者と対戦する序盤戦が最初のヤマとなる。反対に北は昨夏代表の桐光、センバツ出場の慶応に桐蔭、東海相模と強豪ひしめく激戦区。どこが勝ち上がってもおかしくない。

【山 梨】・・・昨夏代表 甲府商 
  好投手渡辺投手を擁し、攻撃力のある東海大甲府を昨夏代表の甲府商や日本航空、夏に強い甲府工などが追う。昨秋、今春と好成績を収め東海大甲府の対抗馬と目されていた山梨学院大付が初戦で姿を消した。


【今日の地方予選情報】
  鹿児島では、鹿児島工、神村学園の有力校の他、れいめい、喜界がベスト8進出。この他、浦和学院、創価、松商学園などの昨夏代表は勝利を収めたが、東洋大姫路が2回戦で姿を消した。

 地方予選を占うシリーズ。4回目は北信越地区の展望・状況を紹介する予定。







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2008年07月09日

筋書きのないドラマ2008 地方予選を探る Vol2【高校野球 地方予選展望】

  第90回全国高校野球選手権大会地方予選の行方を探るシリーズ。2回目となる今回は、は九州地区の展望・状況を紹介する。

 
  全国に先駆けて各県で予選が本格的に始まっており、沖縄ではベスト4が出揃った。順調に日程を消化すると、13日に全国のトップを切って代表が決まる。

【沖 縄】・・・昨夏代表 興 南
 準決勝の組合せ 浦添商×石川 興南×沖縄尚学 

 順当なら好投手伊波投手を擁する浦添商と、春のセンバツ覇者の沖縄尚学の争いか。昨年代表の興南が、プロ注目の沖縄尚学エース東浜投手をどのように攻略するか。    

【鹿児島】・・・昨夏代表 神村学園
 鹿実、樟南、神村の私学3強と、センバツ出場の鹿児島工業が優勝争いの中心と見る。どのチームも好投手を擁するだけに、投手陣の出来とともに打線がどれだけ援護出来るかがカギを握りそうだ。現在3回戦まで進んでおり、有力校ではシード校の鹿児島商が既に敗退している。

【宮 崎】・・・昨夏代表 日南学園
 好投手を擁する日南学園が有力も、上位の実力は伯仲している。宮崎商や近年、好成績を収めている都城商などの公立勢がどこまで食い下がるか。

【熊 本】・・・昨夏代表  熊本工
  伝統校、熊本工が初戦で姿を消す波乱が起きている。センバツに出場した城北などシード勢が有力だが、昨年の八代東のようにノーシードからキップを掴むチームが出る可能性も。本命不在の混戦である。

【大 分】・・・昨夏代表 楊志館
  昨夏代表の揚志館が既に姿を消している。センバツに出場した明豊が有力か。柳ヶ浦、日本文理大付、大分商などが追う。

【佐 賀】・・・ 昨夏代表 佐賀北
 昨年の夏、がばい旋風を巻き起こした佐賀北が連続出場出来るかに注目が集まる。初戦は苦戦しながらもサヨナラ勝ちを収めた。勢いに乗れるか。春の県大会を制し、本命と目されていた鳥栖商が初戦で姿を消した。混戦模様か。

【長 崎】・・・昨夏代表 長崎日大
  ここ数年、県大会ごとに優勝校が入れ替わる地区である。今大会も混戦が予想される。昨夏全国ベスト4の長崎日大はノーシードからどんな戦いを見せるか。この他、2年ぶりの出場を目指す清峰などが有力。

【福 岡】・・・昨夏代表 東福岡 
  全国でも有数の激戦区。例年私学が強い地区だが、好投手三嶋投手を擁しセンバツ覇者の沖縄尚学を破って春の九州を制した福岡工が、久々(1996年の東筑以来)の公立勢出場となるか。連続出場を目指す東福岡など強敵は多い。

<3回目は関東地区の展望・状況を紹介する予定>






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2008年07月08日

筋書きのないドラマ2008 今年のキャッチフレーズは「この一球に、かける夏」!! 【高校野球 地方予選展望1】

  第90回全国高校野球選手権大会が8月2日から17日間、甲子園球場で行われる。
  今年は90回目の記念大会と言う事もあり、地方予選で参加校の多い千葉、埼玉、神奈川などから2校が選出され、例年よりも多い都道府県の代表55校が深紅の大優勝旗を目指す。

  既に6月から沖縄を皮切りに地方予選が始まっており、今週末辺りから本格的に各地で熱戦が繰り広げられる。
 
  そこで、本紙でも各地方予選の展望や予選の状況を追ってみる事にする。第1回目は北海道・東北地区


【北北海道】・・・昨夏代表 駒大岩見沢
  3季連続出場を目指す「ヒグマ打線」がウリのの駒大岩見沢が優勝争いの1番手。追うのは旭川実など。


【南北海道】・・・昨夏代表 駒大苫小牧
  混戦模様も東海大四、北海などの札幌勢が中心か。これまで強さを見せてきた駒大苫小牧は投手陣の踏ん張り次第。怖いのは、不祥事で春の大会出場辞退した北照。

【青 森】・・・昨夏代表 青森山田
  総合力と経験で青森山田が一歩リードか。注目は軟式野球の全中で優勝した時のエース(岩手・福岡中)下沖投手擁する光星学院。八戸西などの公立勢が私学の牙城を崩せるか。

【岩 手】・・・昨夏代表 花巻東
  例年通り私学の優位は揺るがない。福岡中で全国優勝した時のメンバーが主力の古豪、福岡が風穴を開けられるか。

【秋 田】・・・昨夏代表 金足農
  春を制した明桜(旧秋田経法大付)がリードも混戦模様。秋の大会で優勝した大曲工や夏に強い秋田、秋田商の伝統校、昨夏代表の金足農など有力校がひしめく。

【山 形】・・・昨夏代表 日大山形
 春を制した酒田南や東海、日大など私学が優勝争いの中心。秋、春と私学に善戦した山形中央がどこまで食い下がるか。

【宮 城】・・・昨夏代表 仙台育英 
 既に5日から熱戦が繰り広げられている。第1シード、第2シードに分かれた育英と東北の一騎打ちの様相。共に初戦で順当に勝ちを収めた。聖和などの新興私学や夏に強い公立勢が波乱を起こせるか。
  
【福 島】・・・昨夏代表 聖光学院
 センバツに出場し、4季連続を目指す聖光は強いが、春の県大会初戦敗退の後遺症からどこまで立ち直ったかがポイント。その春の大会で聖光を破った磐城などが虎視眈々と頂点を狙う。

<2回目は九州地区を紹介する予定>






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2008年07月06日

トラのひとり旅のセ&付かず離れずのパ  【プロ野球 レギュラーシーズン】

  プロ野球は5日、セ・パ両リーグで6試合行われ共に首位を走る阪神と西武が勝利を収めた。セ・リーグの阪神はこれで巨人に敗れた2位中日に10.5ゲーム差をつけ独走状態が続いている。
  一方、パ・リーグは首位西武と2位日本ハムとの差は2ゲーム。ロッテがソフトバンクに勝ち最下位を脱出した。ソフトバンクは7連敗と出口が見えない。

 プロ野球はオールスターゲームが行われる7月31日、8月1日までレギュラーシーズン前半戦が行われる。

【プロ野球5日の結果】
◎セ・リーグ
阪神 0 2 0 3 2 0 1 1 0 9
横浜 0 0 0 0 0 0 1 2 1 4
【勝】 安藤 7勝 4敗 0S
【負】 那須野 5勝 9敗 0S
 打線好調の阪神がまた2ケタ安打で9得点を奪い5連勝。投げては先発安藤投手が5回無失点で7勝目。横浜は投手陣の乱調が響いた。


ヤクルト 0 1 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 5
広  島 3 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5
  6回以降、両チームの投手陣が踏ん張り相手に決勝点を与えず引き分けとなった。
 

巨人 4 2 1 0 0 0 0 0 0 7
中日 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2
【勝】 高橋尚 3勝 3敗 0S
【負】 小笠原 7勝 6敗 0S
  巨人が初回の4点を初め前半で7点を奪い試合を決めた。中日は先発小笠原投手が序盤で崩れゲームを作る事が出来なかった。


◎パ・リーグ
オリックス 2 0 0 0 0 1 0 0 0 3
日本ハム 0 1 1 0 2 0 0 0 x 4
【勝】 多田野 4勝 2敗 0S
【負】 オルティズ 3勝 5敗 0S
【S】 MICHEAL 2勝 0敗 15S
 日本ハムが稲葉選手の3回の同点打と勝ち越し打で勝利を収めた。抑えのマイケル投手は通算通算89セーブ目で、江夏豊氏の持つ通算88セーブの球団記録を更新した。 

楽天 0 0 0 0 0 0 1 1 0 2
西武 1 0 0 1 0 0 1 0 x 3
【勝】 岸 7勝 4敗 0S
【負】 田中 6勝 5敗 1S
【S】 グラマン 1勝 2敗 16S
 西武が接戦を制し首位をキープした。同期対決となった岸投手と田中投手の投げ合いは岸投手に軍配が上がった。 

ソフトバンク 0 0 3 1 2 0 0 0 0 6
   ロッテ 0 0 0 1 2 5 4 0 x 12
【勝】 松本 1勝 0敗 0S
【負】 高橋秀 0勝 1敗 0S
 ロッテは、大松選手が6打点を稼ぐ活躍で打ち勝った。ソフトバンクは前半のリードを守り切れず9年ぶりの7連敗。

<コメント>
  5月、6月とサッカーW杯の予選とEURO2008やらバレーボールの北京五輪予選の記事が中心となり、プロ野球の事が頭の中からすっかり抜けてしまった。その間交流戦もあったが、振り返って見ると交流戦の最初の方に記事にしただけだった。と言う訳でプロ野球も少し取り上げて行きたい。

  さて、今年のプロ野球も前半戦から後半戦に差しかかろうとしている。
  セ・リーグは阪神の好調さが目立っている。交流戦後の全7試合で2ケタ安打と打線の好調さは特筆すべきものがある。2位中日との差は10.5ゲーム差。レギュラーシーズンの優勝=日本シリーズ進出とはならないのが今のルールとなっている。昨年もリーグはジャイアンツだったが、クライマックスシリーズを制したのは2位の中日だった。クライマックスシリーズ進出と言う意味では2位〜5位の差が開いていないので、阪神以外の残り2つイス(この後阪神にも何がおきるか分からないが、敢えて2つのイスと言っておく。)をどこのチームが獲得するのかに注目が集まる。果たして後半戦に向けてどんなシナリオが用意されているだろうか。

  一方パ・リーグは、西武が相変わらず首位をキープしているが2位とのゲーム差2はセーフティリードではない。また、クライマックスシリーズを考えると2〜6位もゲーム差が小さく、まだチャンスが残されている。特にギリギリの所で借金生活を免れている楽天は、初のAクラス入りなるか。エース岩隈が好調なだけに田中投手など次に続く投手の踏ん張りが浮沈のカギを握るだろう。心配なのはソフトバンクの不振。あまり連敗をしないイメージがあったので、7連敗には正直驚いた。この後、浮上のきっかけを掴む事が出来るか。

  人気低迷が続くプロ野球であるが、8月にはオールプロで挑む北京五輪もあるし、来年はワールドベースモールクラシックもある。是非、日本のプロ野球も盛り上がって欲しいものである。










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2008年05月22日

4年目を迎えた交流戦 主役を演じるチームは果たして?  【プロ野球 交流戦】

 プロ野球の交流戦が20日開幕し、6月22日までの約1カ月間に渡り熱戦が繰り広げられる。過去3回は何れもパリーグの球団が優勝し、通算成績でもパリーグ優位となっているが今年の交流戦はどのチームが栄冠を勝ち取るのだろうか。

【5月20日〜22日の試合結果(左側がホーム)】
◎5月20日
日本ハム 6―3 横 浜
オリックス 4―3 阪 神
楽 天 6―1 中 日
ソフトバンク 4―3 広 島
ロッテ 11―12 巨 人

◎5月21日
日本ハム 4―3 横 浜
西 武 4―5ヤクルト
オリックス 3―7 阪 神
楽 天 1―3 中 日
ソフトバンク 9―4 広 島
ロッテ 5―8 巨 人

◎5月22日
西 武 7―2 ヤクルト

【5月23日〜25日の試合予定】
◎5月23日
日本ハム ― 中 日(18:00 札幌D)
西 武 ― 巨 人(18:00 西武D)
オリックス ― 広 島(18:00 京セラD)
楽 天 ― 横 浜(18:00 Kスタ宮城)
ソフトバンク ― 阪 神 (18:00  ヤフーD)
ロッテ ― ヤクルト(18:15 千 葉)

◎5月24日
西 武 ― 巨 人 (13:00 西武D)
オリックス ― 広 島(13:00京セラD)
日本ハム ― 中 日(14:00 札幌D)
ロッテ ― ヤクルト(14:00 千 葉)
楽 天 ― 横 浜(14:00 Kスタ宮城)
ソフトバンク ― 阪 神(14:00 ヤフーD)

◎5月25日
横 浜 ― オリックス(14:00  横 浜)
阪 神 ― 西 武(14:00 甲子園)
巨 人 ― 日本ハム(18:00 東京D)
中 日 ― ソフトバンク(18:00ナゴヤD)
広 島 ― ロッテ(18:00 広 島)
ヤクルト ― 楽 天(18:20 神 宮)

<コメント>
  プロ野球ファンの要望に応える形で始まった交流戦も4年目を迎えた。
  交流戦の楽しみと言えば、従来、日本シリーズなど限られた場面でしか見る事が出来ない対戦が見られる事と、同一リーグ同士の対戦ではないので順位の変動がが読みにくい事である。個人的には優勝争いが熾烈を極める時期に実施すれば順位の変動が読みにくい事により、更にスリリングが展開になると思うのだが、球団の思惑やその後、プレーオフが控えており選手の疲労度を考えると、この時期に開催するのは致し方ないところか。

 例年、この大会で好成績を収めたチームがその後波に乗ってシーズンを制する傾向にある。過去3年間はパ・リーグのチームが交流戦を制しており、全体の勝利数でもパ・リーグの方が上回っている。今や死語となってしまったが、「人気のセ、実力のパ」の通りの結果となっている。今シーズンの交流戦はまだ始まったばかりなので、チャンピオンの行方を占うのはまだ早いが、今日までの結果ではセ・パほぼ五分となっている。始まって早々、監督辞任で緊急事態となっているチームも出た今年の交流戦。果たして4回目の交流戦の結末はどのようになるのだろうか。
  










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2008年05月07日

もうすぐ交流戦!!それまでの各チームの皮算用は? 【プロ野球  レギュラーシーズン】

 プロ野球は7日、セ・パ合わせて6試合が行われ、共に首位を走る阪神と西武はそれぞれ勝って貯金を増やした。この他セ・リーグではヤクルト、中日 が、パ・リーグではオリックスと楽天がそれぞれ勝利を収めた。


【プロ野球 7日の結果】
阪 神 0 3 0  0 0 1  0 1 0  5
巨 人 2 0 0  0 0 0  2 0 0  4
【勝】 江草 1勝 0敗 0S
【負】 山口 1勝 1敗 1S
【S】 藤川 1勝 1敗 12S
 阪神が接戦をモノにしジャイアンツに連勝した。一方、ジャイアンツは2回の無死満塁で無得点だったのが最後まで響いた。


ヤクルト 0 0 0  0 0 0  2 0 0  2
横  浜 0 0 0  1 0 0  0 0 0  1
【勝】 増渕 2勝 3敗 0S
【負】 那須野 1勝 5敗 0S
【S】 林昌勇 0勝 0敗 8S
 ヤクルトが先発増渕の好投で連敗を止めた。横浜は、村田の一発による1点に終わり打線が沈黙した。


広 島 0 0 0  0 0 0  2 0 1  3
中 日 0 0 3  0 0 2  0 5 x  10
【勝】 山本昌 1勝 0敗 0S
【負】 大竹 1勝 4敗 0S
 中日の先発山本昌が約1年ぶりの勝利投手となった。通算200勝まであと6勝。


日本ハム 1 1 0  0 1 0  0 0 0  3
 西 武 0 1 0  0 1 0  1 0 1x  4
【勝】 星野 2勝 0敗 0S
【負】 ダルビッシュ 5勝 1敗 0S
 西武が終盤ダルビッシュを打ち崩してサヨナラ勝ち。一方、4月の月間MVPに輝いた日本ハム先発のダルビッシュは、最後に踏ん張れず、開幕からの連勝は5で止まった。

 
  ロッテ  0 0 1  3 0 2  0 0 0  0  6
オリックス 1 0 0  0 0 1  3 1 0  1x  7
【勝】 加藤 1勝 1敗 9S
【負】 荻野 1勝 2敗 5S
 オリックスが序盤についた点差を徐々に縮めて、延長戦に持ち込んでサヨナラ勝ちを収めた。
 

ソフトバンク 3 1 3  0 0 0  0 0 0  7
 楽  天  1 1 0  1 0 6  0 0 x  9
【勝】 朝井 4勝 3敗 0S
【負】 竹岡 0勝 1敗 0S
【S】 有銘 0勝 0敗 1S
  楽天が中盤6回、一気に6点を奪い逆転勝利を収めて借金を返済した。ソフトバンクは投手陣が踏ん張れず、連勝は5で止まった。楽天とソフトバンクが同率で3位となっている。


【順位表】
◎セ・リーグ
1 阪 神  
2 中 日  3
3 巨 人  5.5
4 ヤクルト 0
5 広 島  0
6 横 浜  5


◎パ・リーグ
1 西 武 
2 日本ハム    5
3 ソフトバンク  0.5
3 楽 天      0
5 千葉ロッテ   2 
6 オリックス    2

 数字はゲーム差

<コメント>
 プロ野球は開幕してから1ヶ月が過ぎ、20日からは恒例の交流戦が始まる。セ・パ両リーグとも首位の阪神と西武が快調に飛ばしているが、果たしてどこまで他のチームとの差を広げる事が出来るか。開幕してからの1ヶ月を簡単に振り返ってみたい。

【セ・リーグ】
 阪神と中日が一歩抜け出している。3位〜5位は混戦。6位の横浜は大きく水を開けられている。 
 阪神は金本選手を中心としたベテラン選手がチームを引っ張っており、ここまで順調に勝ち星を増やしている。また、岩田、アッチソン投手等新しい戦力が活躍しているのも心強い。抑えは元々しっかりしているだけに、この後も先発陣がそれなりの働きをすれば大きく崩れる事はないような気がする。
 中日はエースの川上投手の不調が気になるが、新戦力の吉見投手がカバーしている。阪神を追撃できるかどうかは、エースの復調具合に懸かっている。 
 この他7日現在で借金の数が同じ巨人、ヤクルト、広島はこの後どこまで借金を減らせるか。横浜はとりあえず勝ち数を2ケタにしたいところだ。 

【パ・リーグ】 
 快調に飛ばす「西武特急」。2位〜6位は混戦。
 大方の予想に反して「西武特急」が快調に飛ばしている。今年のライオンズは、とにかく本塁打が多いと言う印象がある。他の5チームのおよそ倍の数(54本)である。(本塁打数2位は33本のオリックス)この調子を維持出来るかどうか。
 この他の5チームは、きっかけ1つで勢いの乗るチーム、そうでないチームが出てきそうな気がする。日本ハムは打線の奮起、楽天は「内弁慶」の克服、ソフトバンク、は投手陣の整備等、どのチームも安要素を抱えているだけにシーズン中にそれをクリア出来たチームが上位に進出するだろう。
 「西武特急」好調の要因が攻撃にあるだけに、急停車した時に投手陣が踏ん張れないようだと、この先今以上に混戦になるような気がする。

  環境が変わる交流戦までの各チームの首脳陣の皮算用はどのようになっているのだろうか。







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2008年04月02日

春の珍事か?それとも妥当な結果か?  【プロ野球  レギュラーシーズン】

 プロ野球は2日、セ・パ両リーグで合わせて6試合が行われ、パ・リーグでは初のAクラス入りを狙う楽天がロッテに勝ち球団新記録となる6連勝となり、ソフトバンクに次いで2位となっている。
  一方、セ・リーグは昨シーズンレギュラーシーズンを制したジャイアンツが今日も中日に敗れ開幕から5連敗と長いトンネルに入ったままとなっている。セ・リーグの首位は、不調のジャイアンツを尻目に開幕5連勝と波に乗っている阪神、2位は同じく4連勝の中日となっている。


【4月2日の結果】

中 日 0 0 0  0 1 1  0 0 1  3
巨 人 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
【勝】 チェン 1勝 0敗 0S
【負】 内海 0勝 1敗 0S
【S】 岩瀬 0勝 0敗 3S


ヤクルト 4 0 2  1 0 1  0 0 0  8
横 浜  0 0 3  0 0 0  1 0 0  4
【勝】 増渕 1勝 0敗 0S
【負】 土肥 0勝 1敗 0S

阪 神 0 2 0  1 0 1  0 0 0  4
広 島 1 0 0  0 0 0  1 0 0  2
【勝】 下柳 1勝 0敗 0S
【負】 宮崎 0勝 1敗 0S
【S】 藤川 0勝 0敗 4S

ロッテ 0 1 0  0 0 0  0 0 2  3
楽 天 4 0 0  0 0 2  0 0 x  6
【勝】 永井 2勝 0敗 0S
【負】 清水 0勝 2敗 0S
【S】 青山 0勝 0敗 3S

 
西  武  1 1 1  1 0 1  0 0 0  5
オリックス 1 0 0  0 0 0  0 0 0  1
【勝】 岸 2勝 0敗 0S
【負】 高木 1勝 1敗 0S

 日本ハム  0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
ソフトバンク 3 0 2  4 0 0  0 0 x  9
   
【勝】 大隣 2勝 0敗 0S
【負】 吉川 0勝 2敗 0S

<コメント>
  パ・リーグに続いてセ・リーグも3月28日に開幕し、2008年のプロ野球がいよいよ本格的に始まった。

  パ・リーグは各チーム10〜11試合、セ・リーグは5試合消化した所なので今シーズンの戦力比較を語るのはまだ早い気がするが、早くも「春の珍事」が起きている。

  まず、今シーズンダークホース的な存在となり得るといわれながら開幕4連敗で、やはり「ダーク」のまま終わるのかと思われた楽天だが、その後怒涛の6連勝で、待望の貯金生活を満喫している。ボヤキでは12球団一の野村監督も、最初こそボヤキ連発でチームの成績とは裏腹にヒートアップするのかと思われたが、球団新記録の6連勝で笑いが止まらないだろう。昨年までの事があるだけに、ファンはいつまで上位争いが出来るのか半信半疑だと思うが、この勢い、もう少し先まで続きそうな気がする。

  それとは反対に、昨年レキュラーシーズンを制し、今年は日本一を狙うジャイアンツは、球団ワースト記録となる開幕5連敗で闇から抜け出せずにいる。大黒柱上原投手でも勝てず、昨年のチームの勝ち頭内海投手でも勝てないのでは原監督もお手上げと言ったところか。投手陣はともかく、オープン戦から続く打撃陣の不振は深刻である。「打線は水物」と言うが、いつ目覚めるのか。目覚めが遅いと、たかが140数試合の中の5連敗と言えなくなる事態になる。
 日本一奪回を目指すべく、各チームから大砲、エース、抑えの切り札を獲得しなりふり構わず大型補強をして臨んだ今シーズン。費用対効果はいかほどになるのか。シーズンは始まったばかりだが、早くも補強の結果に関する話題が出てきそうである。







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楽天、ついに首位に立つ!!(4月3日 追記) 
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2008年03月22日

熱戦もヒートアップ!!指揮官のボヤキもヒートアップ!?  【プロ野球 パ・リーグ】

  20日開幕したプロ野球パ・リーグは22日、各地で3試合が行われた。
  この内、初戦を落とした千葉ロッテと西武は共に勝利を収め1勝1敗のタイとしたが、楽天は2試合連続のサヨナラ負けで開幕2連敗となった。


【試合結果】

 ロッテ 0 0 0  1 1 0  1 0 0  3
日本ハム 0 1 0  0 0 1  0 0 0  2
 
 ロッテはエース成瀬が6安打2失点の力投で接戦をモノにした。一方日本ハムは先制したものの相手エースを攻めきれなかった。


オリックス 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
 西 武  1 1 0  0 1 1  0 2 x  6

  西武はヤクルトから移籍した石井(一)の好投が光り、打線も奮起して渡辺監督に初白星をプレゼントした。一方、オリックスは打線が沈黙し、投手陣も精彩を欠いた。

 楽 天    2 1 1  0 0 0  0 0 0  0 0  4
ソフトバンク 1 0 0  0 1 0  0 1 1  0 1x  5

 楽天は、序盤先制し試合を優位に進めた。田中投手は制球に苦しんだものの要所を抑えたが、前回に引き続き2番手以降が打たれ2試合連続のサヨナラ負けを喫した。一方のソフトバンクは開幕2連勝。

<コメント>
  パ・リーグは各チーム2試合目を迎え、楽天を除き片目が開いた状態となった。
  西武はヤクルトから移籍した石井が力投し、チームに今シーズン初勝利をもたらした。海を渡った経験を持つベテランの加入は、今後西武にとって貴重な戦力となるかも知れない。
  一方、初戦を嫌な負け方で落とした楽天は、2年目の田中投手が苦しみながらもソフトバンク打線相手に踏ん張って後に託したが、初戦のVTRを見ているかのような試合展開となり、再びサヨナラ負けを喫した。この日は選抜高校野球で東北高校も敗れ、仙台の人にとってはつまらない1日だったのではないだろうか。

  野村監督は「マー君に悪魔を取り払ってもらいましょう。」と初戦が終わった後のインタビューで話していたが、悪魔がこびり付いているようで、中継ぎ陣の整備と言う「魔よけ」を得られない限りしばらく悪魔に悩まされ、ボヤキがますますヒートアップしていきそうな気がする。

  今シーズン、台風の目となるのではと言われていた「黄金の鷲」はいつ羽ばたくのだろうか。   









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