それによると合意した主な内容は、契約期間は1年で、年俸は今季の半分の650万ドル(約5億8千万円)とみられる。早ければ現地時間16日(日本時間17日)にも記者会見が行われるとされている。
松井選手は巨人の主軸として10年間活躍し、2003年にヤンキース入団。契約最終年だった今季は指名打者で活躍し、フィリーズとのワールドシリーズでは3本塁打を放った。しかし、若返りと人件費抑制をはかるヤンキースとの残留交渉は、進展していなかった。
<コメント>
ヤンキースとの契約満了に伴い、その去就が注目されていたゴジラこと松井選手の移籍先。越年も有り得ると言われて来たが、年内に決着する事となった。(正式にはメディカルチェックの後であるが…。)
膝等の怪我で守備に不安を抱える松井選手を契約満了に伴い今シーズン限りで放出すると言う話はシーズン中、球団幹部の口から発せられ一時は日本の球団が獲得に動く可能性も示唆されていた。
しかし、ワールドシリーズでの活躍によりファンなどから残留を望む声が上がるなど、ゴジラの行き先がますます世間の注目を集める事になった。そして様々な噂が行き交った末に、これまで活躍の場として来た東海岸に別れを告げ、来シーズンは西海岸に活躍の場を移す事になった。
また今回の件では、あくまでビジネスを貫き通すアメリカのドライさが垣間見えたような気がする。日本ならポストシーズンでに活躍したら、球団側が「情」を見せるような気もする一方で、そこは文化の違いだから致し方ないと言う気もする。
ただ今年の契約更改を見ていると、日本の球団も昨今の経済情勢の悪化からか、選手の年俸も今までのように青天井とは行かないようだが…。
さて松井選手の話に戻るが、寒冷の東海岸から温暖な西海岸に移る事は故障を抱える松井選手にとっては良い事だし、日本人も多く住む土地柄である事から溶け込むのに時間は掛からないだろう。エンゼルスはプレーオフに何度も進出する等、地区でも強豪のチームで、松井選手にとっては打ってつけの球団だと思う。
ただ半分に抑えられた年俸もさる事ながら、短い期間で結果を残さなければならない事を考えると、手放しで喜べる状況では無いだろう。結果が出なければ来年の今頃、再び新天地を探さなければならない可能性もある。1年契約で仮にシーズン中に怪我などで戦線離脱した場合は契約内容にもよるが、即戦力外通告となる事も有り得る。その厳しさを乗り越える事が出来るか。
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