2009年12月29日

国立冬の陣!! 「家電メーカー」×「自動車メーカー」勝つのはどっちだ?   【サッカー 天皇杯】

  サッカーの第89回全日本サッカー選手権大会(天皇杯)準決勝2試合が29日、東京・国立競技場などで行われ、連覇を狙うガンバ大阪と名古屋グランパスが1月1日、国立競技場で行われる決勝にコマを進めた。
  ガンバ大阪はルーカスの2ゴールでJ2で唯一勝ち上がったベガルタ仙台に競り勝った。名古屋グランパス×清水エスパルスは延長でも決着が付かずP.Kの末、名古屋が10大会ぶりの決勝進出を決めた。

  サッカーの天皇杯決勝は元旦に国立競技場で行われ、名古屋が勝てばACL(アジアチャンピオンズリーグ)を獲得する。一方、既にACLへの出場権を持っているガンバ大阪が勝てば、JリーグJ14位のサンフレッチェ広島がACL出場権を獲得する。


【天皇杯準決勝試合結果】
名古屋  1−1  清 水 
   (P.K5−3)
(得点者)
前16分 岡 崎(清水)
後11分 玉 田(名古屋)

G大阪  2−1  仙 台
(得点者)
前 3分 ルーカス(大阪)
後13分 中 原(仙台)
後20分 ルーカス(大阪) 

<コメント>
  世の中、年末年始のお休みモードだが小生は明日までビッシリ仕事が入っている為、今日の試合も見る事が出来なかった。我が故郷のベガルタを応援しに国立に足を運ぼうとと思い、29日の休暇取得を画策したがダメだった。
  そのベガルタは残念ながら決勝にコマを進める事が出来なかったがJ1に昇格する来シーズンに向けて期待の出来る結果だったと思う。是非ビッククラブを脅かす存在になって、J1を盛り上げて欲しい。

  さて、今シーズンの日本サッカーの総決算、天皇杯もいよいよ大詰めを迎えた。決勝に進出したのはG大阪と名古屋グランパス。G大阪が勝てば2連覇。
  一方の名古屋が勝てば指揮官のストイコビッチが選手時代に優勝した79回大会以来となる。そして名古屋にはもう1つ大きな目的がある。Jリーグで逃したACL出場権を獲得する事である。前回果たせなかったアジアNo.1の座を奪い取る為の舞台に立つ為にはG大阪を倒さなければならない。
 
  GK楢崎、MF遠藤、FW玉田など日本代表の主力を抱える両チーム。果たしてワールドカップイヤーとなる2010年の幕開け、そしてシーズンの最後を飾るのは果たしてどちらのクラブなのだろうか。











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2009年12月22日

メッシのメッシによるメッシの為の大会!! 【サッカー クラブW杯決勝など】

  トヨタ・クラブW杯は19日(日本時間20日未明)、UAEのアブダビで決勝を行い、欧州王者バルセロナ(スペイン)が延長戦の末に南米王者のエストゥディアンテス(アルゼンチン)を2―1で下し、初のクラブ世界一に輝いた。
  前半先制され苦しい展開となったバルセロナは試合終了間際の後半44分、途中出場のペドロが頭で押し込み同点に追い付くと延長後半5分にメッシが胸で押し込んで勝ち越し点を上げて勝負を決めた。
  
  3度目の挑戦で世界クラブNo.1の座に就いたバルセロナは、これでリーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯、チャンピオンズリーグの3冠に加え、スペイン・スーパーカップ、UEFAスーパーカップ、クラブW杯と史上初の年間6冠を達成した。

  またこれに先立ち行われた3位決定戦ではアジア代表浦項スティーラーズ(韓国)が、北中米カリブ海代表のアトランテ(メキシコ)をP.K戦の末下し、浦和、G大阪と続いたアジア勢3位の座を死守した。


【クラブW杯決勝試合結果】
バルセロナ 2−1  エストゥディアンテス
(得点者)
前37分  ボセッリ(エ)
後44分  ペドロ(バ)
延長後5分 メッシ(バ)

【クラブW杯3位決定戦試合結果
浦 項   1−1  アトランテ
    (P.K4−3)
(得点者)
前42分 デニウソン(浦)
後 1分 マルケス(ア)

<コメント>
  世界クラブNo.1を決めるクラブW杯は、劇的な幕切れでバルセロナが今年6つ目のタイトルを獲得した。
  
  前身のトヨタ杯を含め昨年まで日本で行われていたこの大会は、今年と来年はUAEで行われる。今回は日本テレビが中継していたが、時差の関係もあって余り見る事が出来なかった。しかし、決勝だけでもと思い録画しておいて、昨晩(21日夜)見た。
  
  メッシを始め、後ろにも前にもきら星の如く輝く世界でもトップクラスの選手を擁するバルセロナ。しかし、ジャイアントキリングと言う言葉が示す通り、強い者が必ず勝つとは限らないのがサッカーである。(エストゥディアンテスが決して弱い訳ではないが…。)
  華麗なパスサッカーが売りのバルセロナは中盤の要、イニエスタを欠いた事や相手の厳しいチェックにより、前半はそれを封じ込められて精彩を欠き、相手に先制点を許した。後半に入ると選手を入れ替え反転攻勢に出たが、なかなかゴールを割る事が出来ず時間だけが過ぎて行った。まさにジャイアントキリング完成かと思った試合終了直前、後半からピッチに立ったペドロが同点ゴールを決めると、息を吹き返したバルセロナは延長後半にメッシが試合を決めるゴールを胸で押し込み、激闘に終止符を打った。足首の怪我等、体調が万全ではなかったメッシだったが、準決勝は途中出場で即ゴールを決め、決勝でも「美味しい所」を持って行った。まさにスーパースター。今年バロンドール(世界最優秀選手)の座を射止めた男はやはり何かを持っているような気がする。

  W杯の余韻が覚めるであろう来年の今頃、バルセロナが再び砂漠の街に姿を現すのか。そして、Jリーグのクラブはこの地に辿り着けるのだろうか。来年のクラブW杯を巡る戦いは既に始まっているのである。
















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2009年12月18日

「来年の」UAE行きのチケットを獲得するのは果たして・・・?【サッカー 欧州CL決勝トーナメント1回戦組合せ】

   2009−2010シーズンの欧州クラブチャンピオンを決めるサッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の組合せが決まった。
   前回この大会を制し、現在UAEで行われているクラブW杯に参戦しているバルセロナ(スペイン)はシュツットガルト(ドイツ)と、前々回優勝のマンチェスターU(イングランド)はACミラン(イタリア)と対戦する。この他、チェルシー(イングランド)が、かつて指揮を執っていたモウリーニョ監督率いるインテル(イタリア)と対戦する。

  欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦は第2戦が来年の2月中旬、第2戦が3月中旬に行われ、決勝は5月22日にマドリードで開催される。 

【欧州CL決勝トーナメント1回戦組合せ】
シュツットガルト(ドイツ)×バルセロナ(スペイン)
オリンピアコス(ギリシャ)×ボルドー(フランス)
インテル(イタリア)×チェルシー(イングランド)
バイエルン(ドイツ)×フィオレンティーナ(イタリア)
CSKAモスクワ(ロシア)×セビージャ(スペイン)
リヨン(フランス)×レアル・マドリー(スペイン)
FCポルト(ポルトガル)×アーセナル(イングランド)
ACミラン(イタリア)×マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

<コメント>
  現在、UEAではクラブNo.1を決めるクラブW杯が開催されているが、決勝は恒例の「南米王者」×「欧州王者」となった。某新聞によると、欧州代表のバルセロナと南米代表のエストゥディアンテスの試合以外は客足が鈍いとの事である。地元のクラブが初戦で敗れた事やクラブ、選手の知名度等を考えると仕方無いだろうし、この傾向は続くだろう。(地元クラブが勝てば盛り上がると思うが…。)
  さて決勝の行方であるが、バルセロナがまた1つ勲章を加えるのか。それともエストゥディアンテスがそれを阻止するのか。世界中のサッカーファンの目が、砂漠の街に注がれる。

  世界のサッカーファンが注目すると言えば欧州チャンピオンズリーグだが、こちらは来年のUAE行きのチケットを懸けた戦いとなる。先日、グループリーグが終了し、16チームが次のステージに進む事になったが、その組合せが決定した。

  連覇を目指すバルセロナが、先日ゴール裏で「粗相」をした事で話題となったGKレーマンのいるシュツットガルトと、1月から期限付き移籍でミランでプレーする事になったベッカムは、古巣のマンチェスターUと顔を合わせることになった。また、チェルシーはかつての指揮官モウリーニョ率いるインテルとの対戦。そして、日本代表の本田選手の移籍先としてクローズアップされているCSKAモスクワはスペインのセビージャと対戦するなど、見所の多い決勝トーナメント1回戦の組合せとなった。果たして来春、決勝と舞台となるレアル・マドリードのホームスタジアムであるサンチャゴ・ベルナベウの地に立つのはどのクラブなのだろうか。










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2009年12月12日

J1クラブを次々と撃破しサッカーの聖地へ…!! J1昇格即ACL出場権獲得の快挙なるか? 【サッカー 天皇杯準々決勝】

  サッカーの第89回全日本サッカー選手権大会(天皇杯)準々決勝の内、3試合が12日行われ、今シーズンJ2を制したベガルタ仙台がJ1準優勝の川崎フロンターレを延長の末下し、クラブ初のベスト4進出を決めた。
  試合終了間際に同点に追い付かれた仙台は延長後半、クロスボールを平瀬が頭で決めて勝ち越し、そのまま逃げ切った。
  
  この他、ガンバ大阪が鹿島アントラーズを2−1で、清水エスパルスがアルビレックス新潟を3−2でそれぞれ下しベスト4にコマを進めた。鹿島アントラーズは今シーズンJリーグに続く2冠獲得はならなかった。

  準々決勝の残る1試合、名古屋グランパス×FC岐阜は13日、瑞穂陸上競技場で行われる。



【第89回天皇杯試合結果】
仙 台  2−1  川崎F

G大阪  2−1  鹿 島

清 水  3−2  新 潟


【準決勝組合せ】 
G大阪 ×  仙 台 (29日 15:00  国 立)

清 水 ×  名古屋と岐阜の勝者
           (29日 13:00  エコパ)      
<コメント>
  J1、J2クラブと各都道府県の代表など合わせて80チーム余りが参加して9月から熱戦が繰り広げられてきた89回目の天皇杯もいよいよ大詰めを迎えた。元旦に国立競技場で行われる晴れの舞台を目指し、またJ1で上位に入ったクラブ(鹿島、川崎F、G大阪)を除くクラブは、次回ACL出場権を目指すべく準々決勝が行われ、次のステージに進む事を許される4チームの内、3チームが決まった。

  今シーズンJ2を制し久々にJ1への昇格を果たしたベガルタ仙台。毎シーズンJ2の上位争いをしながら中々J1の扉をこじ開ける事が出来ず、昨シーズン入れ替え戦に出場したものの、ジュビロ磐田に敗れ、J1の壁に跳ね返された。
  毎年コロコロ指揮官が代わるイメージがあったが(かつて率いていたサンタナ監督は、最近まで南アフリカ代表監督を務めていた。)手倉森監督続投となった2シーズン目の今年、ついに悲願達成となった。

  J2優勝の勢いは天皇杯でも衰える事無く、ナビスコ杯覇者のFC東京、J1で最後まで優勝争いをした川崎FなどJ1チームを次々と撃破し、クラブ初のビックタイトル獲得まで後少しの所まで来た。我が故郷のクラブが、ここまで勝ち上がって来た事を嬉しく思う。
  次の相手は、昨年アジアを制したG大阪。J2に在籍してのACL参戦は過去に東京Vの例があるが、J1昇格即ACL出場権の例はまだ無い。「ベガルタ仙台」の名を全国にアジアに轟かす事が出来るか。
  
  仙台と言えば、今年の秋にプロ野球の楽天が世間の注目を浴び、リーグ制覇まで後一歩の所まで行った。実績では他のチームに劣るが、臆する事無く戦って野球に続いて欲しい。29日の国立の試合は仕事があって応援に行く事が出来ないが、良い試合をする事を期待したい。












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2009年12月08日

アジアの頂点を目指す「赤」&来シーズン復活を期す「赤」 立場が入れ替わった両チームの行く先はどこか?  【サッカー JリーグJ1】

  サッカーのJリーグJ1は5日、最終節の9試合が行われ、鹿島アントラーズが浦和レッズを1−0で下し、リーグ3連覇を成し遂げた。アントラーズと優勝争いを演じていた川崎Fも最終戦を白星で飾ったが及ばなかった。尚、後日行われたJリーグアワードで小笠原満男選手がMVPに、新人王には13得点を上げ、新人最多得点記録を塗り替えた横浜Fマリノスの渡辺千真選手が選ばれた。
  Jリーグは今シーズンの全日程を終え、J2から仙台、C大阪、湘南が昇格し、柏、千葉、大分がJ2に降格する事になった。


【J1最終順位】
 1 鹿 島  66
 2 川崎F  64
 3 G大阪  60
〜以上、次回ACL出場権獲得〜

 4 広 島  56
 5 FC東京 53
 6 浦 和  52
 7 清 水  51
 8 新 潟  50(得失点差+11)
 9 名古屋  50(得失点差+4)
10 横 浜  46
11 磐 田  41(得失点差−10)
12 京 都  41(得失点差−12)
13 大 宮  39(得失点差−7)
14 神 戸  39(得失点差−8、総得点40)
15 山 形  39(得失点差−8、総得点32)

〜以下、来シーズンJ2降格〜
16 柏    34
17 大 分  30
18 千 葉  27
<コメント>
  サッカーのJリーグJ1は鹿島アントラーズが最終節の浦和戦に勝ち、史上初のリーグ3連覇を成し遂げた。
  
  今シーズンのアントラーズはアジアNo1のタイトルこそ取れなかったものの、Jリーグに加えてACLにも出場する等、タイトな日程を強いられた。そんな中で勝ち取ったリーグ優勝だけに価値がある。途中、連敗しトップの座を川崎Fに譲るなど、万事上手く事が運んだとは言えないのかも知れないが、それでも最後はその座を奪い返した。代表経験もありベテランの域に達した小笠原や本山などの79年組と、内田、興梠と言ったこれからのアントラーズを背負う若手選手との歯車が噛み合ったシーズンだったと言えるのではないだろうか。
   来シーズンはいよいよアジアの天下獲りに挑む。果たして、第2の黄金期を迎える事になるのだろうか。

   一方、数年前にアジアを制し世界を見据えたはずのもう1つの赤の軍団、レッズはチームにとって今シーズンは試行錯誤、サポーターにとっては我慢の1年だった。
  フィンケ監督の育成重視の方針を考えると、結果が出るのはもう少し先になるのだろうか。そう考えると確かに天皇杯でアマチュアチームに敗れる失態を演じる等、不甲斐ない面はあったが、リーグ6位はまずまずの結果だったと言えるような気もする。若い芽も少しずつではあるが伸びて来ている。
  しかし、一度世界の扉の入口を見たレッズサポーターにとっては、そろそろ我慢の限界だろう。三都主が去り闘莉王や高原も今シーズン限りてチームを去ると言われ、来シーズンに向けて若手の有望選手を補強するようだ。結果を求められるであろう来シーズン。ダイヤモンドは輝きを取り戻す事が出来るだろうか。

 2年前、アジアを制しながら最後の最後で逆転されアントラーズの復活を許したレッズ。あれから2年。立場がすっかり入れ替わってしまった「それぞれの赤」が最終節で相対するとは・・・。何か因縁めいたものを感じると共に時代の流れの早さを感じる最終節、両チームの対戦だった。

最後に余談だが、我が地元の仙台が久々にJ1の舞台に登場する。どんな戦いを見せるのか注目したい。











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2009年12月05日

岡田ジャパンベスト4への道 第1関門の壁は高いか?低いか?【サッカー  2010年W杯南アフリカ大会組合せ】

   サッカーの2010年W杯南アフリカ大会の組合せ抽選が4日(現時時間)、南アフリカのケープタウンで行われ、日本は1次リーグでグループEに入りオランダ、カメルーン、デンマークと対戦する事になった。
  
   W杯南アフリカ大会はの1次リーグは、参加32カ国を8グループ4カ国に分けて総当りのリーグ戦を行う。上位2カ国、計16カ国がが決勝トーナメントに進出できる。

   開幕は2010年6月11日。南アフリカ×メキシコ戦で世界が熱狂するサッカーの祭典の幕が開く。


【1次リーグ 組合せ】
グループA 南アフリカ、メキシコ、ウルグアイ、フランス

グループB アルゼンチン、ナイジェリア、韓国、ギリシャ

グループC イングランド、アメリカ、アルジェリア、スロベニア

グループD ドイツ、オーストラリア、セルビア、ガーナ

グループE オランダ、デンマーク、日本、カメルーン

グループF イタリア、パラグアイ、ニュージーランド、スロバキア

グループG ブラジル、北朝鮮、コートジボワール、ポルトガル

グループH スペイン、スイス、ホンジュラス、チリ


【1次リーグ日本の日程】
6月14日 カメルーン  ブルームフォンテーン(16時)
6月19日 オランダ   ダーバン(16時)
6月24日 デンマーク  ルステンブルク(20時半)

試合時間は現地時間。日本時間は+7時間

<コメント>
  来年6月に南アフリカで行われるサッカーのW杯の1次リーグの組合せが決定した。
  シードから外れたフランス、ポルトガルが果たしてどのグループに入るか注目が集まったが、全体的に見るとバランスの取れた組合せになった。各グループの展望は後日書きたいと思うが、敢えて厳しいグループ、いわゆる「死のグループ」を選ぶとするならば、グループDとグループGだろうか。特にグループGのブラジルは各大会スロースターターだがグループリーグでもたつくようだと、決勝トーナメントの初戦でいきなりスペインと対戦する可能性もあるだけに、最初からエンジン全開で大会に臨む事が出来るかが優勝の行方を左右しそうだ。

  さて、ベスト4が目標(個人的には1次リーグを突破すれば万々歳と思っているのだが)の岡田ジャパンはヨーロッパ、アフリカの国と同じグループとなった。フランス、ポルトガルと言ったシード国に選ばれてもおかしくない国との1次リーグでの対戦は避けられた事、一度対戦しているオランダと再び対戦する事はプラス材料だが、オランダ以外の国も決して生易しい相手ではないだろう。勿論、開幕までの半年間、そして試合当日まで何が起こるか分からないので一概には言えないが、日本のサポーターにとって目を覆いたくなるようなシーンを見てしまう事も有り得る。特にマスコミがベスト4と騒いでいるだけに…。

  地元開催の2002年大会を除くと第2戦で、第1ポットの国(シード国)と対戦するのは今回が初めてである。そういう意味では第1戦となるカメルーン戦は絶対に落とすことが出来ず、非常に重要な意味を持つ。前回のドイツ大会初戦のオーストラリア戦では、試合の終盤になって運動量が落ち連続失点を許した。落ち込んだ気持ちを次の試合までに元に戻すには時間が短すぎるし、しかも次が強国オランダとの対戦と言うのはかなりきつい。組合せ抽選会の番組で元日本代表の福西氏もオーストラリア戦の後のメンタルの維持の難しさを語っていた。エトーを始め身体能力の高いカメルーンを相手に、その苦い経験を生かせるのかどうか。
  また、欧州予選でポルトガルを封じ込めた守備力に定評があり、プレミアリーグのアーセナルで活躍するベントナーと言うストライカーを有するデンマークもかなり手強い相手である。

  試合会場も高地→低地→高地と移動するだけにコンディションの維持もカギを握る。マッチメークを含め、時間が限られるであろう今後の強化策が代表の浮沈を決める事になる。

  岡田ジャパンにとって、W杯ベスト4が雲の上の存在なのか。それとも妥当な目標なのか。その答えは半年後、南アフリカの地で出る事になる。









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2009年12月02日

日本を待ち受ける最初の関門は、全て「死のグループ」なのか?  【サッカー 2010年W杯南アフリカ大会ポット分け】

  2010年に行われるW杯南アフリカ大会の組合せ抽選会が現地時間の4日行われるが、それに先立って2日、シード国8カ国(開催国の南アフリカを含む)とポット分けがFIFAから発表された。

  シード国が入るポット1にはブラジルを始め、前回大会優勝のイタリア、EURO2008チャンピオンのスペインなどが入り、欧州予選のプレーオフで物議を醸したフランスや前回大会4強のポルトガルが外れた。
  一方、日本はアジア及びオセアニア代表、北中米・カリブ代表の3カ国と同じポット2に入った。ポット分けは以下の通り。


<ポット1>
南アフリカ、ブラジル、ドイツ、イタリア、スペイン、イングランド、アルゼンチン、オランダ

<ポット2>
日本、韓国、オーストラリア、北朝鮮、メキシコ、米国、ホンジュラス、ニュージーランド

<ポット3>
ガーナ、カメルーン、コートジボワール、ナイジェリア、アルジェリア、チリ、パラグアイ、ウルグアイ

<ポット4>
フランス、ポルトガル、スイス、ギリシャ、セルビア、デンマーク、スロバキア、スロベニア


<コメント>
  2010年のW杯南アフリカ大会の組合せが4日(現地時間)行われるのに先立ち、注目されたポット分けが決まった。
  日本が出場した過去3回は組合せが決まった段階では比較的恵まれている感があった日本だが、(実際の試合を見るとそんな事は無かったのだが)今回南アフリカ行きを決めた国の顔触れを見ると、組合せの段階でどのグループに入っても、今まで以上に厳しい戦いが待ち受けているのではないかと思ってしまう。

  世界を驚かし、ベスト4に入る事が目標の岡田ジャパン。果たしてどこの国と同じグループになるのか。4日(日本では5日未明)の抽選会が、今から楽しみである。  












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2009年11月28日

アフリカ勢の躍進は「アル」のか「ナイ」のか?  【サッカー W杯アフリカ大陸予選&オセアニア予選回顧など】 

  2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選を振り返るシリーズ。最終回となる今回は、アフリカ大陸予選とオセアニア予選について書きたいと思う。


【地元開催で旋風を巻き起こすか?…アフリカ大陸予選】
   前回のドイツ大会は初出場国が軒並み名を連ねたアフリカ勢だったが、ガーナが1次予選を突破する等、なかなかの活躍を見せた。進境著しい地域でしかも地元開催となる本大会で更なる躍進の予感がする。そんな期待を 抱かせる5ヵ国(これらに加えて開催国枠で南アフリカが出場)が予選を突破した。
   信じられないような身体能力を有する事は周知の事実だが、近年ヨーロッパのビッククラブで揉まれ、活躍する選手が増えて来た事も代表チームのレベルアップの一因となっている。コートジボワールのドログバ(チェルシー)やカメルーンのエトー(インテル)など…。

  実力上位の国が順当に勝ち上がった中で、勝負の行方が最後まで分からなかったのがエジプトとアルジェリア。最終予選のグループリーグで決着が付かず、中立地でのプレーオフでアルジェリアに軍配が上がった。
   因縁の対決とあって、14日のカイロでの試合でアルジェリア選手のバスに石が投げ込まれる等、試合前からヒートアップ。試合でもアルジェリアが出場権獲得目前となった後半ロスタイムにエジプトが得点し、プレーオフに持ち込まれた。(投石の件はエジプトの人に言わせると、アルジェリア側が自らを被害者に見立てた自作自演の話だと言う事らしいが・・・。)
  更にプレーオフで敗れたエジプトではデモが発生し、アルジェリア大使が召還される事態となり、まさに「サッカーは国と国との戦いである。」の格言を地で行くような壮絶な戦いだった。
   
   さて本大会が行われる6月。アフリカの代表国のサポーターが喜ぶ結果となるのか。そしてホスト国南アフリカは1次リーグを突破できるのか。2014年ブラジル大会のアジアの出場国枠との絡みもあり目が離せない。

 
◎2010年W杯南アフリカ大会アフリカ代表国
・南アフリカ(2大会ぶり3度目)
・ナイジェリア(2大会ぶり4度目)
・ガーナ(2大会連続2度目)
・コートジボワール(2大会連続2度目)
・カメルーン(2大会ぶり6度目)
・アルジェリア(6大会ぶり3度目) 


【黄色の次は白色が久々に表舞台に…オセアニア予選】
  オーストラリアがAFCに転籍し、ニュージーランドがオセアニア予選を勝ち上がるのはある意味予想通りだった。しかし、この予選を勝ち上がってもワールドカップに行けないのはいつもの事。今回の大陸間プレーオフの相手はアジア勢。初出場を目指す中東最後の砦、バーレーンの野望を打ち砕き、久々に世界の表舞台に登場する。
  「オールホワイツ」が前回のオーストラリア同様、果たしてオセアニア旋風を巻き起こす事が出来るだろうか。

◎2010年W杯南アフリカ大会オセアニア代表国
・ニュージーランド(7大会ぶり2度目)
















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2009年11月25日

明暗を分けた両雄&本大会で台風の目となるか?U.S.A   【サッカー W杯南米&北中米・カリブ予選回顧など】

  2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選を振り返るシリーズ。2回目の今回は、南米大陸予選と北中米・カリブ予選について書きたいと思う。


【順当な顔触れだが… 南米大陸予選】
  欧州大陸予選同様、こちらも顔触れ自体に驚く感じはしない。予選5位のウルグアイも大陸間プレーオフを勝ち抜いて南アフリカ行きのキップを手にした。これで、本大会は歴代の優勝国が全て揃う事となった。
  
  さて、南米の両雄であるブラジルとアルゼンチン。予選の戦いぶりは明暗がはっきり分かれる結果となった。
  まずブラジルだが、総じて安定した戦いぶりだった。サッカー大国ゆえ国民の納得行く結果が得られないと騒動となり、事あるごとにドゥンガ監督解任論が渦巻いた。しかし、コンフェデレーションズ杯を制した辺りからその解任論も徐々に消え、終わってみれば予選トップで本大会に進む事になった。ここ最近のW杯の優勝国、ブラジル、ヨーロッパ諸国、ブラジル、ヨーロッパ諸国となっている。このローテーションだと今度の大会はブラジルの出番となるが果たして・・・。個人的には最近、所属クラブのACミランで調子を上げているロナウジーニョ選手がドゥンガ監督のお眼鏡に適うのかどうかにも注目してみたい。

  一方、ブラジルとは対照的に冷や汗を掻きつつ何とか予選を突破したアルゼンチン。監督交代時期辺りから雲行きが怪しくなり、マラドーナが監督に就任してからは、予選通過ラインをさまよう低空飛行を続けた。一時、プレーオフ或いは予選敗退の危機にさらされたが、最後の最後に踏み止まりクリアした。メッシと言う有能なタレントはいるが、破綻する事が多かったディフェンスを整備しないと本大会でも苦しい戦いを強いられるような気がする。常に優勝候補に挙げられながら、準優勝した1990年以降、余り目立った成績を上げていない「アルビセレステ」(アルゼンチン代表の愛称。)今度の大会ではどんなパフォーマンスを見せるのだろうか。

◎2010年W杯南アフリカ大会南米代表国
・ブラジル(19大会連続19度目)
・チ リ(3大会ぶり8度目)
・アルゼンチン(10大会連続15度目)
・パラグアイ(4大会連続8度目)
・ウルグアイ(2大会ぶり11度目)


【コンフェデ杯準優勝の実力は本物か?…北中米・カリブ予選】 
  ヨーロッパや南米と比べると注目度は決して高くない北中米・カリブ予選。ここ何大会かの出場国はメキシコ、アメリカとどこか、と言う構図だが、今回もそれは変わらなかった。ただ、最終予選前半でメキシコがもたつき、その構図が崩れるのでは、と思わせた時期もあった。エリクソン監督を解任しアギーレ氏が就任してから持ち直し、無事予選を通過した。
  そして今回、「どこか」の座を射止めたのが久々の出場となるホンジュラス。かつてW杯の結果を巡ってエルサルバドルと戦争になった事は有名な話である。今回のチームはインテルに所属(今シーズンはポルトガルのベンフィカにレンタル移籍している)スアレと言うストライカーを擁しているが、果たしてどんなチームなのだろうか。

 さて、本大会で面白い存在になりそうなのが、アメリカ。今年行われたコンフデレーションズカップでスペインを破り準優勝した。チームにとって大きな自信になっただろう。ヨーロッパのクラブに所属している選手もおり、勢いに乗れば台風の目になる可能性を秘めている。ヨーロッパ、南米の強豪相手にどんな戦いを見せるのか注目したい。

◎2010年W杯南アフリカ大会北中米・カリブ代表国
・米 国(6大会連続9度目)
・メキシコ(5大会連続14度目)
・ホンジュラス(7大会ぶり2度目)














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2009年11月24日

外交問題にまで発展した21世紀版「神の手」&今後を占う意味で重要な大会となるアジア勢 【サッカー W杯欧州&アジア予選回顧など】

  2010年W杯南アフリカ大会に出場する32ヵ国が出揃った。12月4日には1次リーグの組合せ抽選も行われ、大会が始まるまでの半年間、マスコミやサポーターの間で予選突破の為の皮算用が繰り広げられる。その話をするのが実は最も楽しいのかも知れない。宝くじと同じである。
 そこで何回かに分けて各大陸予選を振り返り、本大会の展望についても簡単に触れてみたいと思う。今回は、欧州大陸予選とアジア予選。


【凪で終わるかと思いきや最後に大波が…欧州大陸予選】
  最後の最後で大波が押し寄せ、物議を醸す結果となった欧州予選だったが、全体的にはこれと言った大きな波乱も無く「凪」で終わり、出るべき国が出て来た、と言う印象である。尚、「神の手」に関するコメントはここでは差し控えたい。
  また、グループリーグの回顧については、過日書いた以下の記事を参照頂ければ幸いである。
  
◎グループリーグの回顧を書いた記事
http://sports-com.seesaa.net/article/130434548.html


  さて本大会での話に移るが、ヨーロッパの中から優勝争いに加わりそうなのが、EURO2008チャンピオンのスペイン、ここ何大会かのW杯では堅実な結果を残しているドイツ等、1次リーグの組合せ抽選で、いわゆる「第1ポット」に入る事が予想される国だろうか。個人的にはカペッロ氏が監督になって息を吹き返したサッカーの母国、イングランドが復権しベスト8の壁を破る事が出来るかに注目したい。
  この他、第1ポットから漏れる有力国がどの国と同居するのか。1次リーグの組合せ次第では、優勝候補に挙げられる国と言えども大会序盤から気の抜けない戦いが続く事になる。くれぐれも岡田ジャパンがそのような組に入らない事を願うばかりである。
 

◎2010年W杯南アフリカ大会ヨーロッパ代表国
・イングランド(4大会連続13度目)
・スペイン(9大会連続13度目)
・イタリア(13大会連続17度目)
・ドイツ(15大会連続17度目)
・デンマーク(2大会ぶり4度目)
・セルビア(初出場)
・スロバキア(初出場)
・スイス(2大会連続9度目)
・オランダ(2大会連続9度目)
・ギリシャ(4大会ぶり2度目)
・スロベニア(2大会ぶり2度目)
・ポルトガル(3大会連続5度目)
・フランス(4大会連続13度目)


【出場枠を維持できるか試金石となる本大会…アジア予選】
   オーストラリアがAFCに転籍して初のW杯予選となったアジア地区。今までの予選と決定的に違うのは、長年アジアのサッカー界をリードして来た中東から代表国が出なかった事である。常連だったイラン、サウジアラビアは最終予選、5位決定戦で姿を消し、最後の砦となったバーレーンもニュージーランドの軍門に下った。代わって北朝鮮が久々に国際舞台に登場する。サッカーに限らず謎の部分が多い国だけに色んな意味で注目が集まる。

   日本を始め、東アジアの3ヵ国は恐らく組合せで第4ポットに組み入れられる事になるだろう。他地区の代表国を見ると、どのグループに入っても格上の相手ばかりである。初出場国が多かったドイツ大会より骨っぽい相手が揃った今大会。ベスト4を目指す日本にとっては厳しい戦いになるだろう。
   地元アフリカ勢が躍進すれば、アジア勢の成績次第で2014年ブラジル大会では出場枠が削られる可能性があるアジア地区。どの国でも良いから予選を突破し、上位に食い込んで欲しいものだが・・・。

◎2010年W杯南アフリカ大会アジア代表国
・日 本(4大会連続4度目)
・北朝鮮(11大会ぶり2度目)
・韓 国(7大会連続8度目)
・オーストラリア(2大会連続3度目)











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2009年10月31日

ドイツW杯の後…五輪で全敗、U20は参加出来ず、U17も全敗!! A代表は来年どうなる? 【サッカー  U−17W杯】

〜スポーツナビ より〜
  サッカーのU−17(17歳以下)ワールドカップは30日(現地時間)、グループリーグの4試合が行われ、グループBの日本はメキシコに0−2で敗れて3戦全敗、同組最下位での敗退が決定した。

  日本は前半、メキシコの堅い守備に手こずり、思うようなチャンスを作ることができなかった。逆にメキシコの執拗(しつよう)なサイド攻撃からピンチを迎える場面も何度かあったが、何とか無失点で乗り切り、0−0で折り返した。

  後半に入ると、日本はよりゴールへの意識を強め、再三にわたってメキシコゴールに迫った。後半開始早々から投入された宮市亮が左サイドを突破してチャンスを演出すれば、エースの宇佐美貴史が数多くの決定機を迎えた。しかし、いずれも得点に結びつくことはなく、逆に後半20分、メキシコにワンチャンスを決められて先制されると、さらに34分にも追加点を奪われ万事休す。日本はメキシコに0−2で敗れ、3戦全敗でグループリーグ敗退となった。
  グループBのもう1試合は、スイスがブラジルを1−0で下し、3戦全勝の1位通過を果たした。2位には2勝1敗のメキシコが入り、決勝トーナメント進出が決定。ブラジルは3位となり、他グループの結果次第で突破か敗退が決まる。

【試合結果】
メキシコ 2−0 日 本


<コメント>
  ナイジェリアで開催されているU−17ワールドカップに出場している「若き日本代表」。ブラジル、スイスと競った試合をしながら白星を上げる事が出来ず、決勝トーナメント進出の為には是が非でも勝たなければならなかったメキシコ戦にも敗れ、全敗で大会を去る事になった。
  この世代にとってて大事なのは結果よりもむしろ世界を知る、いわば経験を積み重ねる事である。よって、今回の結果で世界との距離がまた離れたと言うのは早計であり、結果を求められるA代表とは切り離して考えるべだと思う。仮にこの世代に結果だけを求めたら予選敗退の瀬戸際に立たされているブラジルは大変な事になるだろう。
  今回の大会で得た貴重な経験を今後の選手生活に生かし、試合に出場した選手の中から多くの選手がJリーグや海外で活躍して欲しい。

  その反面、ドイツW杯以降のA代表を含め各カテゴリーの動向を見ると日本のサッカーが果たして前に進んでいるのか、少し不安な所もある。アジアカップで連覇出来なかった「A代表」。「北京に行けます。」と当時の監督が試合後、サポーターに挨拶しながら、実際には北京の会場まで辿り着けなかった「五輪代表」。そして、世界の舞台を踏めなかった「U−20日本代表」。

  来年開かれるW杯南アフリカ大会、そしてその後も続くであろう世界との戦いで、日本のサッカーは世界にどれだけ近付く事が出来るのだろうか。











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2009年10月28日

UAE行きのチケット奪取ならず!! 日本勢3連覇の野望は露と消え… 【サッカー ACL準決勝第2戦】

  サッカーのアジアクラブNo.1を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝、名古屋グランパス×アルイティハド(サウジアラビア)の第2戦が28日、名古屋市瑞穂陸上競技場で行われた。
   先日、敵地で行われた第1戦で2−6と大敗を喫し、決勝進出の為には大量得点での勝利が要求された名古屋だったが、ホームでの第2戦も1−2と勝利を収める事は出来ず、決勝進出はならなかった。
  これで日本勢は全て姿を消し、一昨年から日本のクラブが守り続けてきたアジアチャンピオンの座を他国のクラブに明け渡す事となった。

  ACLの準決勝のもう1試合は、ウンムサラル(カタール)と浦項(韓国)が対戦し、この勝者とアルイティハドがアジアチャンピオンの座を懸けて11月7日に東京・国立競技場で対戦する。


【ACL準決勝第2戦試合結果】
名古屋  1−2  アルイティハド
(得点者)
前42分 サレー(ア)
後15分 シェルミティ(ア)
後22分 杉本(名)

<コメント>
  一昨年の浦和レッズ、昨年のG大阪と日本が守り続けてきたアジアクラブチャンピオンの座。今回のACLでは日本のクラブが4チーム決勝トーナメントに勝ち残った。運命の悪戯か、準々決勝では川崎F×名古屋と言う日本のクラブ同士の対戦もあったが結局、名古屋グランパスが最後まで勝ち残り命運を託された格好となったが、第1戦で思わぬ大敗を喫し、決勝進出へ向けてかなり厳しい状況に追い込まれた。
  
  そんな中行われた第2戦は前線に3人置くなど攻撃的な布陣で臨んだグランパスだったが、守りを固めた相手に手こずり、なかなか得点を奪う事が出来ず、逆にカウンターから得点を許す悪いパターンで敗れた。一方、勝利を収めたアルイティハドにとっては、自国がW杯南アフリカ大会出場権を逃しただけに何としてもこの大会で優勝し、存在感を示したい所だろう。名古屋は、母国のプライドを懸けて戦った相手に屈したような気がする。

  これで、この大会日本勢3連覇は消滅し、12月にUAEで行われるクラブW杯の出場チームのリストに日本のクラブが名を連ねる事も無くなった。出来れば異国の地で日本のクラブがバルセロナなど、各大陸を代表するクラブと対戦するシーンを見たかったが、残念である。
  ところで、この大会の決勝が行われるのは国立競技場。日本のクラブが出場すれば多くのファンが訪れると思うが、それは無くなった。果たして他国のクラブ同士で争われる決勝は、どんな光景になるのだろうか。











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2009年10月16日

大きな波乱は起きなかった欧州大陸予選!!プレーオフも無風か?&戦意喪失の相手に大勝も緊迫感なく・・・ 【サッカー W杯予選など】

  2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選がほぼ終了し、大陸間及び欧州のプレーオフを残すのみとなった。
   そこで今回は各大陸予選の内、欧州、南米予選について振り返ってみたい。まずは欧州予選。それと録画しておいた日本×トーゴの試合を昨晩見たのでそれについての感想も下に付け加えておきたい。



【2010年W杯南アフリカ大会欧州大陸予選】
◎W杯出場国
 デンマーク、スイス、スロバキア、ドイツ、スペイン、イングランド、セルビア、イタリア、オランダ

◎プレーオフ進出国
 フランス、ポルトガル、ロシア、ギリシャ、ウクライナ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア

  これと言った大きな波乱もなく概ね順当な結果となった欧州大陸予選。中でもEURO2008チャンピオンのスペインは、この予選も10戦10勝とパーフェクトかつ圧倒的な強さで難無く突破した。恐らく本大会でも優勝候補の最右翼として挙げられるだろう。また、EURO2008予選でクロアチアに苦汁を飲まされたイングランドも、その因縁の相手を問題にしなかった。堅実なサッカーを身上とするカペッロ監督が就任して蘇ったサッカーの母国も南アフリカに乗り込む。
  ほぼ無風だった中で敢えて波乱だった要素を探すとしたら、ポルトガルの苦戦、そしてイブラヒモビッチを擁するスウェーデン、かつてランキング上位に名を連ねた事もあるチェコの敗退だろうか。敗退組は世代交代が上手くいかなかった感がある。
  ポルトガルは大黒柱ロナウドの不振が影響したのか、予選通過が危ぶまれたがラスト2試合で底力を見せて本大会出場に望みを繋いだ。

  さて残る枠は4つ。その座を巡ってプレーオフが行われる。組分けはFIFAランク上位4ヵ国×下位4ヵ国となる事が既に決まっている。上位4ヵ国は、ポルトガル、フランス、ギリシャ、ロシア。下位4ヵ国はウクライナ、アイルランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア。ちなみにこの中で日本がどちらに入るか調べたところ下位4ヵ国に入る。
  プレーオフと言えどもレベルの高い熾烈な戦いが展開されるだろう。順当なら上位4ヵ国がそのまま突破すると思うが、ピークを過ぎたとは言え、代表には欠かせない存在のシェフチェンコを擁するウクライナが上位国にとっては怖い存在になるだろうか。もしロシアとウクライナが当たった場合、エネルギー問題等で対立した過去があるだけに不穏な空気が漂いそうだ。

  それと出場国及びプレーオフ進出国を見て気付いた事がもう1つある。ユーゴスラビアから分離独立した国がセルビアを始め合わせて3カ国が名を連ねている。他に、今予選は敗退したがクロアチアもW杯に何度も出場している強豪国である。
  ユーゴスラビアと言えば、かつて「東欧のブラジル」と称されるほど強い時代があった。国が分裂してもその伝統は脈々と受け継がれている事を改めて実感した。




【チーム力強化の為には「出稽古」しか方法はないのか?】
  日 本  5−0 トーゴ

  日本×トーゴの試合があった14日は仕事だった為、録画していた。しかしディスク容量が足りなかったらしく前半終了直前で録画した映像は終わっていた。森本選手の初ゴールが見る事が出来たのが救いだった。
  試合を見た感想としては勝った事は喜ばしいが、相手のレベルやコンディションを考えたら当然の結果のような気もする。
  新しい選手が加わり、個人間の連携を確認するには良かったのかも知れない。しかし、W杯本番を考えると緊迫感のない雰囲気で行われた試合でチームの底上げが出来たかどうかは分からない。今回のようなプレーが、例えば上に書いたヨーロッパのプレーオフのような緊迫感のある試合で出来れば本番でもそこそこやれるとは思うのだが・・・。
  9月のオランダ遠征で課題となったディフェンスの修正も10月の3試合で確認する機会がほとんどなかったのも気懸かりだ。
  W杯本番まで残された時間は少ない。親善試合で来日する相手国がベストメンバーを編成しない傾向にある昨今の状況を考えると、世界に出てどの程度戦えるのかを確かめるには、やはり積極的に「出稽古」に行くしかない。来年は代表チームにとって良いマッチメークがなされる事を期待したい。












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2009年10月13日

いよいよ大詰め!!プレーオフ進出の決定方法がちょっと複雑な欧州大陸予選  【サッカー 2010年W杯予選】

  サッカーの2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選もいよいよ大詰めを迎え、代表国が続々決定している。
  そこで今回は14日にグループリーグ最終節が行われ、自動的に南アフリカ行きのチケットを獲得する9カ国、プレーオフに回ってチケット獲得を目指す8カ国が出揃うヨーロッパ大陸予選の状況を紹介する。



【ほぼ順当な結果で終わろうとしているヨーロッパ大陸予選】
  グループ9のオランダが早々と予選突破を決めたのを皮切りにスペイン、ドイツ、イングランド、イタリアと言った常連国が南アフリカ行きのチケットを獲得している。
  その一方で前回のドイツW杯大会4強の一角、ポルトガルが苦戦を強いられ、最終戦の前でようやく自力でプレーオフ進出を決める事が出来る位置まで辿り着いた。この他、ロシア、フランス、アイルランド、ボスニア・ヘルツェゴビナがプレーオフに回る。


【南アフリカへの道】
  参加53カ国・地域を9つのグループに分けてホーム&アウエー方式でリーグ戦を行う。各グループ1位は自動的に予選通過。各グループ2位の内、上位8カ国がホーム&アウエー方式のプレーオフを行い4つのイスを争う。
  上位8カ国の選出方法は、グループ1〜8については予選終了時点で各グループ最下位の国との対戦成績を除いた成績で決まる。他グループより1カ国少ない5カ国でリーグ戦を行ったグループ9で2位だったノルウェーは、勝ち点10(得失点差+2)がそのまま採用される。  

【各組の状況】
◎グループ1
1 デンマーク  21
2 ポルトガル  16
3 スウェーデン 15
4 ハンガリー  13 

  比較的無風だった今回のヨーロッパ大陸予選の中で最大の関心事であろうポルトガルの動向。予選突破に黄色信号が点る苦しい状況が続いていたが、10日の試合で当面のライバルであるハンガリーを3−0で下した。スウェーデンがデンマークに敗れた為、2位に浮上。14日行われるマルタ戦に勝てばプレーオフ進出と言う所までこぎつけた。
  この試合で負傷退場したチームの大黒柱、ロナウドは最終戦となるマルタ戦の出場が厳しいようだが、エース抜きでも十分勝ちが計算出来る相手である。最終戦に勝ってもW杯出場が決まる訳ではないが、一時の危機からは脱し、視界がだいぶ開けて来たような気がする。
   一方、デンマークに敗れたスウェーデンは次の試合で勝ってもポルトガルが引き分け以下でない限り予選敗退が決まる。バルセロナで活躍するイブラヒモビッチ選手のプレーを南アフリカの地で見る事は出来ない可能性が高くなった。  



◎グループ2
1 スイス    20
2 ギリシャ   17(得失点差+9)
3 イスラエル 15(得失点差+10)
  
  数字上では4位のラトビア(勝ち点14)にもプレーオフ進出のチャンスが無い訳では無いが、得失点差を考えると上の3カ国に絞られたといって良いだろう。
  現在トップのスイスは最終戦で引き分け以上なら1位通過決定となる。3位のイスラエルは最終戦のスイス戦に勝ち、ギリシャが引き分け以下ならプレーオフ進出のチケットが転がり込んでくる。ただ、ギリシャとルクセンブルクの実力差を考えるとギリシャの勝利は固いか。結局、スイスとギリシャのどちらかが1、2位になる可能性が高い。




◎グループ3 
1 スロバキア   19
2 スロベニア   17
3 チェコ      15
4 北アイルランド 14

  悲願のW杯初出場まであと少しの所まで迫ったスロバキアだったが10日の試合でスロベニアに敗れ足踏み。最終戦の対戦カードを考えると、最下位のサンマリノと対戦するスロベニアに1位通過の可能性が出て来た。一方、スロバキアはアウエーで前回のドイツ大会に出場したポーランドと対戦。最後の試練か。チェコと北アイルランドが最終戦で直接対決。プレーオフ進出の為には勝つ事が最低条件。その上で上位チームの結果待ち。

◎グループ4
 ドイツの本大会出場、ロシアのプレーオフ進出が決定済み。


◎グループ5
 スペインの本大会出場、ボスニア・ヘルツェゴビナのプレーオフ進出が決定済み。

◎グループ6
1 イングランド  24
2 ウクライナ   18
3 クロアチア   17

  ウクライナとクロアチアによる2位争い。最終戦は共にアウエーで下位チームと対戦。10日の試合でイングランドから金星を上げたウクライナが有利と思われる。




◎グループ7  
  セルビアの本大会出場、フランスのプレーオフ進出が決定済み。 

◎グループ8
  イタリアの本大会出場、アイルランドのプレーオフ進出が決定済み。


◎グループ9
  オランダの本大会出場が決定済み。グループ2位だったノルウェーは他グループ2位の結果待ちだが状況は厳しい。








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2009年10月11日

新戦力発掘に一定の成果あり!!岡田ジャパンのテストは続く!!  【サッカー  日本代表国際親善試合】 

   サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップの日本×スコットランドが10日、横浜・日産スタジアムで行われ、後半、本田選手などのゴールで2点を奪った日本がスコットランドを下した。

  勝った日本代表は14日、トーゴと対戦する。

【試合結果】
日 本  2−0  スコットランド
(得点者)
後37分 オウンゴール
後44分 本 田

<コメント>
  2011年のアジアカップ出場の為に勝つ事が必要最低限のミッションだった8日の香港戦と違って、10日のスコットランド戦、そして14日のトーゴ戦はチーム力の底上げと、新戦力発掘が主な目的となる。そう言った意味では今回行われたスコットランド戦は試合後、岡田監督が語っていたように一定の成果が得られたのではないだろうか。
  余談だが、テレビ朝日のピッチレポートと言えばこれまでは堀池氏だったが、この試合は名波氏がピッチレポートだった。こちらも「新戦力」発掘か。

  2010年W杯大会がターゲットの日本に対し、W杯欧州予選敗退が既に決定し、次のEURO2012がターゲットとなるであろうスコットランド。出来ればスコットランドにはベストメンバーで来日して欲しかったが、移動距離の長さやチーム事情を考えると仕方ないだろうか。

  この試合、上に書いた事が主な目的の日本代表はJリーグ得点ランキングトップの前田選手(磐田)とそれを追う石川選手(FC東京)等、普段の公式戦とスタートのメンバーをかなり入れ替えて来た。見慣れない選手が配置された布陣を見て新鮮さを感じた。そして後半出場した注目の男、森本選手。ゴールこそ上げられなかったがそれなりに存在感は示したと思う。日本が奪った2点はどちらも彼が絡んで得られた得点である。
  新しく入った選手がそれぞれカラーを出したと思うが、個人的に印象に残ったのがセンターバックの岩政選手。スコットランドの高さに対応していたし、セットプレーなどでも積極的に絡んでいた。以前から手薄と言われ、オランダ遠征ではその事が新たな課題として浮き彫りとなった日本のセンターバック。相手がオランダやガーナのようにスピードも兼ね備えたチームへの対応となると分からないが、これで一定の目処が立ったと言えるだろうか。

  今回出場した「新戦力」が来年6月のW杯まで生き残る事が出来るかどうかはこの後の活躍次第だが、逆に生き残らないと世界と対等に渡り合う為のチーム力は上がらない。是非、ベストメンバーを脅かし、代表選考を悩ませる位の存在になって欲しいと思う。











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2009年10月08日

怒涛のゴールラッシュで大勝!!ところでアジア杯本大会で指揮を執るのは誰だろう?  【サッカー アジア杯予選】

  2011年にカタールで行われるサッカーアジアカップ最終予選グループA、日本×香港が静岡市のアウトソーシングスタジアム日本平で行われ、日本がFW岡崎選手のハットトリックなどで6-0と圧勝。勝ち点を6に伸ばした。
  
  アジアカップ予選は19カ国が5つのグループに分かれてホーム&アウエー方式で対戦し、上位2カ国が本戦に出場する。前回大会上位3カ国(イラク、サウジアラビア、韓国)、開催国のカタールとチャレンジカップ2008優勝のインドは既に本戦の出場権を獲得している。また、2010年に行われるチャレンジカップ優勝国にも出場権が与えられる。

【試合結果】
日 本  6−0  香 港
(得点者)
前18分 岡崎
前29分 長友
後 6分 中沢
後22分 闘莉王
後30分 岡崎
後32分 岡崎

【アジアカップ最終予選グループA順位表(8日現在)】
1 日 本    6(得失点差+6)
2 バーレーン 6(得失点差+3)
3 イエメン   3
4 香 港    0
国名右側の数字は勝ち点。バーレーン、イエメンは2試合消化。日本、香港は3試合消化。

<コメント>
  アジア杯最終予選の香港戦。W杯に向けた強化の為、日程が変更になった試合である。心配された台風の影響もなく試合は予定通り行われた。
  今回の試合に向けて、新しい選手を招集した岡田監督だったが、相手のレベルは別にして公式戦と言う事もあってか、スターティングメンバーはほぼ従来通りとなった。個人的には注目の森本選手のプレーを見たかったが、ベンチメンバーからも外れた。この後行われるスコットランド、トーゴとの試合で、その雄姿を是非見たいものである。

  さて試合の方であるが、アジア杯本大会の事を考えれば勝ち点3を積み上げる事が出来たのは良かったと思う。相手から奪った得点が6点、しかも地元の岡崎選手がハットトリックと日本平に駆けつけたサポーターを満足させる結果だったと思う。
  その一方で、多くのシュートを放ちながら決めるべきところで決めれなかった事や、6点の内、3点はディフェンダーが上げた得点だった事は、来年行われるW杯の事を考えると内容的には物足りなかった。相手のレベルを考えるともっと点が入っても不思議ではなかったような気がする。象徴的なシーンが前半あった。中村選手がを放り込んだクロスに、飛び込んだ3、4人の誰も触れる事が出来なかったシーン。世界レベルのチームは、今回のように多くのチャンスを与えてはくれない。あういう場面を決めれないと世界と戦うのは厳しいような気がする。残り少ない時間で、ゴール前での精度を上げると言う課題を果たしてクリア出来るのだろうか。

  ところで、アジアカップ本大会が行われるのは2011年。恐らく代表メンバーも多少入れ替わるだろう。そして何よりその時、誰が日本代表の指揮官となっているのか。NHKの衛星放送を見ながら、ふとそんな事が頭をよぎった一戦だった。











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2009年10月07日

ようやくエンディングを迎えた前代未聞の「16分間のドラマ」!!   【サッカー Jリーグ3週間前の首位攻防戦】

  サッカーのJリーグJ1は豪雨の為、中断していた鹿島アントラーズ×川崎フロンターレの試合が7日、鹿島スタジアムで行われ川崎フロンターレが3−2で勝ち勝ち点を49に伸ばした。一方の鹿島アントラーズは5連敗で勝ち点50のまま。

  9月12日に行われたこの試合。後半29分過ぎに豪雨の為、試合が中断となり、今日の試合はその時点から再開された。開始早々、鹿島は岩政選手がゴールを決め1点差に迫ったが及ばなかった。


【試合結果】
川崎F  3−2  鹿 島
(得点者)
前19分 鄭大世(川崎F)
前30分 マルキーニョス(鹿島)
前32分 鄭大世(川崎F)
後21分 ジュニーニョ(川崎F)
後29分 岩 政(鹿島)


【Jリーグ順位表】
1 清 水  50(得失点差+14)
2 鹿 島  50(得失点差+10)
3 G大阪  49(得失点差+15)
4 川崎F  49(得失点差+14)
5 新 潟  46
(中 略)
15山 形  31
16 柏   27
17千 葉  23
18大 分  16

数字は勝ち点 

<コメント>
  およそ3週間前に試合が行われた時点で両チームは1、2位に位置し首位攻防戦として注目が集まっていたこのカード。しかし「雨の悪戯」により最後の「オチ」を見る事無く試合は打ち切られた。恐らく対戦した両選手、チーム関係者そしてサポーターはモヤモヤした感情を引きずったまま3週間後のこの日を迎えたであろう。楽しみにしていたサスペンスドラマで犯人があと少しで分かると言う状況で、放送事故或いは重大事件があって臨時ニュースに切り替わり放送時間を過ぎてしまい、後日再放送となってしまった時に抱く感情に似ているだろうか。

  あれから3週間。両チームの置かれた状況は変わった。鹿島は負けが続き首位から陥落した。一方の川崎もACL制覇への道が絶たれ、リーグ戦の順位も下がった。サポーター等の関係者が色んな思いを抱え前代未聞の「3週間前の首位攻防戦」の続き、「16分間のドラマ」は再開された。しかもあの時と同じ雨の中で…。

  結果は、敵地でしかも追われる立場で再開した事でやり難かったであろう川崎Fが鹿島の猛攻を1点で凌いで勝利を収めた。鹿島は勝てば首位に返り咲くチャンスだったが及ばなかった。
  
  今回の措置は賛否両論あると思うが、明確なルールが無い中で、双方ある程度納得の行く形で折り合いを付ける方法は、中断した所から再開すると言う方法以外無かったと思う。試合がかなり進んだ状況だったし、せっかくゴールを決めた選手やJリーグデビューを果たした選手の記録が消えてしまうのは選手にとっては納得行かないだろう。
  今後も今回のようなケースは起こる可能性がある。今後、きちんとしたルールを作り、円滑に試合運営が進むようにして欲しいと思う。

   さて、残り試合が少なくなって来た今シーズンのJリーグ。4位までの勝ち点差が1と混戦のまま終盤戦を迎えようとしている。優勝争い、そして残留争いの結末やいかに…。





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2009年10月02日

初召集あり、復帰組あり、そしてイタリアから来る「あの男」も… 岡田ジャパン、ただ今テストの真っ最中!!   【サッカー 日本代表発表】

〜スポーツナビ より〜
  日本サッカー協会は1日、アジア・カップ最終予選と国際親善試合の計3試合に臨む日本代表を発表し、岡田監督の下で初招集となるMF石川(FC東京)や9月のオランダ遠征は直前のけがで不参加となったFW森本(カターニア)ら28人を選出した。
 Jリーグで好調の清水からはGK山本海とDF岩下が代表初招集となり、欧州組は森本のほかに中村俊(エスパニョール)ら6人が呼ばれた。FW佐藤寿(広島)DF徳永(FC東京)らが復帰を果たした。
 チームは6日に集合し、アジア・カップ最終予選の香港戦(8日・アウトソーシングスタジアム日本平)に備える。その後、国際親善試合のスコットランド戦(10日・日産スタジアム)とトーゴ戦(14日・宮城スタジアム)を行う。

【日本代表メンバー(今回発表分)】
◎GK 川島永嗣(川崎F)、山本海人(清水)、西川周作(大分)

◎DF 中沢佑二(横浜)、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹(以上浦和)、駒野友一(磐田)、岩政大樹、内田篤人(以上鹿島)、今野泰幸、徳永悠平、長友佑都(以上東京)、岩下敬輔(清水)

◎MF 中村俊輔(エスパニョール)、橋本英郎、遠藤保仁(以上G大阪)、稲本潤一(レンヌ)、中村憲剛(川崎F)、松井大輔(グルノーブル)、石川直宏(東京)、長谷部誠(ボルフスブルク)、本田圭佑(VVV)

◎FW 玉田圭司(名古屋)、前田遼一(磐田)、佐藤寿人(広島)、大久保嘉人(神戸)、岡崎慎司(清水)、森本貴幸(カターニャ)

<コメント>
  10月は8日に行われるアジア杯最終予選の香港戦等、日本代表の試合が3試合が行われる。それらの試合に出場する代表メンバーが発表された。
  今まで岡田ジャパンの下で戦ってきたメンバーがメインだが、今回は新たに召集された選手、或いは過去に代表に名を連ねた事がある選手が数名選ばれた。Jリーグで得点王争いを演じているジュビロ磐田の前田選手やFC東京の石川選手などがアピールし、代表に定着出来るかにも注目が集まるが、やはりそれ以上に注目されるのは先月のオランダ遠征でメンバーに選ばれながら怪我で出場できなかったセリエA、カターニャに所属するFWの森本選手だろうか。リーグ戦で既に3ゴールを上げている同選手。中村(俊)選手や本田選手など中盤にタレントが多い日本代表で、その中盤の選手とどのように融合するのか。劇的な化学反応を起こして日本の起爆剤になってもらいたいと思うと共にどんなプレーをするのか、今から楽しみである。










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2009年09月30日

やっぱり効き目があった?アウエーゴール「1」と言う成分   【サッカー ACL準々決勝第2戦】

 サッカーのアジアクラブNo.1を決めるアジアチャンピオンズリーグ準々決勝、名古屋グランパス×川崎Fの第2戦が30日、名古屋市瑞穂陸上競技場で行われ、名古屋が3−1(2試合合計4−3)で川崎Fを下しベスト4に進出した。
  第1戦で敗れはしたもののアウエーゴールを奪った名古屋が2−1で迎えた試合終了間際、オーストラリア代表ケネディーのゴールで突き放した。

  ホームアンドアウェー方式の準決勝は10月21、28日に行われベスト4にコマを進めた名古屋は、アルイティハド(サウジアラビア)×パフタコル(ウズベキスタン)の勝者と顔を合わせる。


【ACL準々決勝第2戦結果】
名古屋  3−1  川崎F
(1勝1敗。2試合合計4−3で名古屋がベスト4進出)
(得点者)
前26分 小 川(名古屋)
前34分 吉 田(名古屋)
前37分 鄭大世(川崎F)
後42分 ケネディ(名古屋)


<コメント>
  ホーム&アウエー方式で行われるACL準々決勝。第1戦、敗れはしたもののアウエーで貴重な1得点を上げて第2戦に望みを繋いだ名古屋グランパスが、ホームで行われたその第2戦をモノにした。合計得点でも川崎Fを上回り逆転でベスト4にコマを進めた。結果的にはアウエーで上げた1得点が生きた格好となった。
  第1戦で貴重なアウエーゴールを奪ったのも、そして、今日(30日)行われた第2戦でベスト4進出を決めるゴールを捻じ込んだのも、今シーズン途中から加入したオーストラリア代表のケネディ選手だった。日本代表との試合でも日本のディフェンス陣を苦しめた同選手。やはり何かを持っているような気がする。

  今シーズンの名古屋は現在、Jリーグで7位とJリーグ優勝、来シーズンのACL出場権獲得には厳しい位置にいる。(天皇杯が残ってはいるが…。)今の所、タイトルを獲得の可能性があるとしたらACL優勝しかない。ビックタイトル獲得と言うモチベーションが逆にチームの士気を奮い立たせているのかも知れない。

  浦和レッズ、ガンバ大阪と日本のクラブが保持し続けたこのタイトルを今回も日本のクラブが獲得出来るのか。ファンの期待を一身に背負い、名古屋が次のステージに向かう。










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posted by スポーツ職人 at 23:20| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(9) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月24日

電光石火の逆転劇も、妙に引っ掛かるアウエーゴール「1」  【サッカー ACL準々決勝第1戦】

  サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、川崎F×名古屋グランパスの第1戦が23日、国立競技場で行われ、後半に中村(憲)のFK等で2得点を上げたホームの川崎Fが逆転勝利を収めた。第2戦は名古屋のホーム瑞穂陸上競技場で30日行われる。

【ACL準々決勝第1戦試合結果】
 川崎F  2−1  名古屋
(得点者)
前28分 ケネディ(名古屋)
後15分 中村(憲)(川崎F)
後18分 ジュニーニョ   

<コメント>
  日本のクラブチーム同士の対戦となった、ACL準々決勝第1戦川崎Fと名古屋グランパスの一戦は、ホームの川崎Fが逆転勝ちを収め、ベスト4進出に一歩近付いた。
  出来れば、決勝で見たかった両チームの対戦。前半先制点を上げた名古屋優位で展開した試合の流れを変えたのは、日本代表でも活躍する中村(憲)選手の一発だった。普通ならば味方に合わせるようなクロスを上げるであろう角度のない所から二アサイドを狙って、ゴールに捻じ込んだ。名古屋のディフェンス陣は恐らくクロスを上げて来る事を想定していたのかも知れない。相手の意表を突く見事なフリーキックだった。その後、気落ちしたのか立て続けに得点を奪われ大事な初戦を落とした名古屋。一方のホームで貴重な白星を挙げた川崎F。好対照な光景がそこにはあった。

  川崎Fが先勝して迎える第2戦。第1戦をモノにした事やJリーグ等の状況から考えると川崎Fが優位に立ったと言える。しかし、アウエーゴールを献上した事がどう影響するのか。優位に立ったとは言えまだ油断は出来ないだろう。
  名古屋は第2戦で形勢を逆転する為にもまずは先制点を取って相手の焦りを誘う事が必要だ。ケネディ選手の高さを生かすのか。それとも玉田選手のスピードを生かすのか。
  アウエーゴール「1」が重要なファクターとなるような気がするベスト4を巡る争い。注目の第2戦はどんな展開になるのだろか。





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