日本バレーボール協会は、31日に開幕する北京五輪男子世界最終予選兼アジア予選(東京体育館)に挑む日本代表の12人を29日に発表し、主砲の越川優や荻野正二主将(ともにサントリー)ら昨年のワールドカップ(W杯)代表10人が入った。
最年長は荻野の38歳で、東海大の清水邦広と中大の福沢達哉は21歳の若手。
大会はイタリアや韓国などを含め8チームが参加し、出場枠2を争う。日本は4大会ぶりのオリンピック出場を目指す。
代表は次の通り。
斎藤信治(東レ)宇佐美大輔、山本隆弘(以上パナソニック)荻野、山村宏太、津曲勝利、越川(以上サントリー)石島雄介、朝長孝介(以上堺)松本慶彦(NEC)清水、福沢
<コメント>
北京行きの最後のチケットを懸けた戦い。先日行われた女子に続き、31日から男子の世界最終予選が始まる。女子は枠が広かった事もあり何とか北京行きのチケットを確保したが、男子の場合は残されたチケットの枚数はたったの2枚。しかも相手はイタリア、アルゼンチンなどオリンピック本番でも上位に食い込みそうな強豪が名を連ねており、女子以上に狭き門となっている。まずはアジアでトップの座を確保できるかどうか。
最大の難敵は、ワールドカップで惨敗を喫したオーストラリアだろうか。そのワールドカップでは、勝利を収めた韓国も日本戦となると目の色を変えてくるだろう。侮れない相手である。初戦となるイタリア戦の後のアジア各国との対戦が、本当の意味での「北京行きチケットを懸けた戦い」となる。イラン、韓国、タイに良い勝ち方をしてオーストラリア戦を迎えたいところだ。
4大会ぶりに五輪の舞台に立てるか。男子バレーボール。果たしてその運命やいかに・・・。

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