一方、F組の鹿島はホームのカシマスタジアムでクルンタイ銀行(タイ)に8−1と大勝。ナムディン(ベトナム)を3−0で下した北京国安(中国)と勝ち点12で並び、得失点差で首位を守った。
【試合結果】
◎G組
G大 阪 2−0 チョンブリ(タイ)
◎F組
鹿 島 8−1 ナムディン(ベトナム)
F組は、鹿島と北京国安が勝ち点12.得失点差は鹿島が+21、北京国安が+7
<コメント>
アジアチャンピオンズリーグ1次リーグはいよいよ大詰めを迎えた。
まず、G大阪は最終戦を待たずして決勝トーナメント進出を決めた。韓国の全南やオーストラリアのメルボルンFCと同居し、厳しい戦いが当初予想された。現に序盤戦でもたつき、予選突破が危うい時期もあったが、アジアでの戦いに慣れた中盤戦以降は順調に勝ち点を重ねた。ライバルの2チームがもたついた事もあり、難無く予選突破の命題ををクリアした。Jリーグでは、なかなか調子が上がらない西の雄だが、未知の体験となる決勝トーナメントでどんな戦いを見せるのか。
一方、北京国安と首位を並走する咋シーズンのJリーグ王者鹿島は、ここのところ勝利の女神に見放されJリーグでもトップの座も明け渡したが、この日はその鬱憤を晴らすかのような戦いぶりだった。その様は本番(決勝トーナメント)へ向けてのスパーリングと言った所か。得失点差で北京国安に大きく差を付けているものの最終戦の結果によっては、決勝トーナメントの舞台を踏まずにアジアでの戦いに終止符を打たなければならない可能性も残されているが、この勝利でこれまでのモヤモヤを吹き飛ばす事が出来るか。
昨年、浦和がアジアを制覇し日本のクラブがアジアを意識し始めた今年、ベスト8(決勝トーナメント)に、参戦した3チーム全てが残ると言う夢物語が正夢になろうとしている。比較の対象にするとヨーロッパのサッカーファンに怒られるだろうが、最近プレミア勢が欧州CLでは我が物顔で上位を独占している。Jリーグがアジアでプレミアリーグのような存在に果たしてなれるのか。今年が日本のクラブ或いは代表チームが、アジアから世界に飛び出せるか否かの重要な分岐点となるのかも知れない。

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ラベル:ACL
こうしたプレミアリーグの成功を推し進めたのは巨額の放映権料と世界的な資産家達です。
マンUは1800億円。
リバプールは1100億円で米国人の富豪に買収されています。
オーナー達はクラブの負債も完済し、新スタジアムの建設資金も負担しています。
100億円近い資金を毎年大型補強に投資し競い合いチェルシーを2300億円で買収したアブラモヴィチは毎年派手な補強を繰り返しこれまで2000億円近い資金を投資しています。
Jリーグ18チーム全体の年間売上が
550億円そこそこということを考えるとどれだけ巨額のお金が動いているのかがわかります。。
結局クラブの強さはお金で買えるんです。