【日本代表の成績】
◎男 子
・予選リーグ 5戦全勝
・決勝トーナメント
準々決勝 3−0 台 湾
準決勝 1−3 韓 国
◎女 子
・予選リーグ 5戦全勝
・決勝トーナメント
準々決勝 3−0 ハンガリー
準決勝 0ー3 シンガポール
<コメント>
卓球の世界選手権団体戦で日本の選手が活躍している。女子は4大会連続で銅メダルを獲得し、男子も4大会ぶりにメダルを獲得した。男女揃ってメダルを獲得したのは29年ぶりの事だと言う。
かつてお家芸と言われた日本の卓球も、卓球大国中国にはかなわず、ヨーロッパ各国の台頭もあってすっかり影を潜めてしまった。過去の歴史を紐解くと、今回の世界選手権のように団体戦で好成績を収めてはいるが、オリンピックを含めて個人戦で上位に来る選手はいなくなった。1位、2位に難しい漢字が羅列しているのは今も昔も変わらない。(それが卓球王国中国と言われる所以でもあるが・・・。)
しかし、北京五輪では団体戦が採用される事が決まっており、オリンピックの前哨戦と言う意味で今までの世界選手権とは様相が異なると思う。前哨戦となる今大会で男女揃ってメダルを獲得した事は大きな意味を持つ。個人戦では通用しなくても、団体戦であれば・・・、と言う期待を抱かせる結果をもたらした。
それと同時に中国の他にもシンガポール、香港、韓国といった強豪が近隣諸国には控えており、それらを突破するのは容易ではない事を思い知らされた大会でもあった。オリンピックでは今大会と違って3位決定戦があり、メダル獲得の為にはそれが大きな壁となって立ちはだかるだろう。北京五輪まで、半年を切った。この結果におごる事無く更に精進し、お家芸復活をオリンピックでアピールして欲しいと思う。

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