〜スポーツナビ より〜
内紛が続く日本バスケットボール協会の遠藤安彦会長代行は8日、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長らと面談し、次期執行部人事を審議する臨時評議員会を19日に招集すると伝えた。JOCは、10日と定めた人事成立の期限を19日まで延ばす方針を決めた。
JOCの遅塚研一専務理事によると、遠藤会長代行は麻生太郎衆院議員を会長候補とする人事案について「職を賭して認めてもらうつもりだ」と決意を述べた。遅塚専務理事は19日の評議員会も流会した場合は「JOCによる人事の指導は必要だろう」と語った。
【右往左往する協会 その2】
〜スポーツナビより〜
アジア・ハンドボール連盟(AHF)が、北京五輪アジア予選のやり直しを拒否することを決めたと報道されたことについて、日本協会は6日、AHF事務局と連絡を取ったが、確認はできなかった。5日に常任理事会をクウェートで開いたことは認めたが、決定事項については「はぐらかされた」という。今回、常任理事会招集の案内は、AHFの副会長で常任理事である日本協会の渡辺佳英会長には届いていなかった。
日本協会は一方で、審判の偏った判定を理由に五輪アジア予選のやり直しを決めた国際連盟(IHF)幹部の財務担当理事に接触。この幹部はAHFの決定が無効との見解を示し、「AHFの決定にかかわらず、IHFはその決定に従って粛々と準備を進めていくことを確認した」(市原則之・日本協会副会長)としている。やり直しの日程、開催地は未定だが、IHFは日本以外にカタールが開催地に立候補していることも認めているという。
<コメント>
まずは昨年から続いているバスケットボール協会の内紛問題から。今回で6度目の流会となる。一昨年行われた世界選手権で生じた赤字の責任の所在に端を発し、予算案が可決したかと思ったら今度は人事で揉めてまたも流会と、どこまで恥をさらせば良いのか。
このゴタゴタの中、男子は2008年の北京五輪の出場権を逃し、女子も世界最終予選が残されているものの出場権獲得は厳しい状況となっている。本来ならアジアや世界にどうすれば通用するのか、強化策を練るのが協会の役目だと思うがその方向性さえ発信する事が出来ていない。内輪揉めだけがクローズアップされてしまっている現状を、現役で頑張っている選手や現場の指導者はどのような思いで見ているのだろうか。
次にハンドボールの予選やり直し問題。こちらは中東×東アジアの構図となっており、中東諸国が実権を握っているアジア連盟がやり直しを拒否している。再投票の可能性も残されているようだが、予断を許さない状況は続いている。先日まで予選に向けた強化合宿が行われていたが、合宿が無駄にならないよう、そしてやり直しとなった場合は今度こそ公正なジャッジがなされるよう願いたい。

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