この内、男子準決勝では3冠(インターハイ、国体、ウィンターカップ)の期待が懸かった名門、能代工業(秋田)が洛南(京都)と対戦し72−102で敗れた。29日行われる決勝は明成(宮城)に競り勝った福岡第一(福岡)と大会2連覇を目指す洛南(京都)の間で争われる。
一方、この日が決勝の女子は桜花学園(愛知)が東京成徳大(東京)89−68で快勝し、こちらは3冠を達成した。
【28日の結果】
◎女子決勝
桜花学園(愛知) 89−68 東京成徳大(東京)
◎女子3位決定戦
山形商(山形) 75−59 聖カタリナ女(愛媛)
◎男子準決勝
洛 南(京都) 102−72 能代工(秋田)
福岡第一(福岡) 86−84 明 成(宮城)
<コメント>
高校バスケットの主要大会と言えば、インターハイ、国体と現在行われているウィンターカップ。過去何度も3冠を達成している能代工業。記憶に新しい所では、田臥勇太がいた1996年〜98年だろうか。近年、留学生のいるチームの高さに苦しんでいたが、今年はインターハイ、国体を制し残すは最後の1冠ウィンターカップのみだったが、その夢を果たす事は出来なかった。試合を見ていないので、どんな試合展開だったのか分からないが、オフェンスの中心選手が負傷してからリズムが変わったとの事。名門、能代工業と言えどもやはり3冠を達成するのは難しい事である。選手のスキルは勿論の事、コンディションや大会での各試合のゲームプランetc・・・。全てが噛み合わないとこの偉業は達成できないのだと思う。と、同時にそれを過去何度も達成している同チームの凄さを改めて感じる。まさに「必勝不敗」の名門なのである。
そして29日の決勝は、東北のチームを破った福岡第一×洛南の対戦となった。両チームとも全国大会では常に上位に顔を出している。どんな展開になるのか注目したい。それも去ることながら3位決定戦の能代工業×明成の東北勢同士がどんな戦いになるのか、東北出身の小生としてはこちらの方が楽しみである。
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