男子100mは2次予選まで行われ、この種目第1人者の朝原宣治は1次予選で優勝候補のゲイ(米国)に先着する活躍を見せ、2次予選も突破し準決勝に進出した。
この他、男子ハンマー投げの室伏も予選を通過したが、期待の男子400mハードル為末大は、後半失速し1次予選で敗退した。
【第1日主な結果】
◎男子マラソン
5位 尾方 剛
6位 大崎悟史
7位 諏訪利成
◎男子100m
朝原宣治・・・準決勝進出
◎男子400mハードル
成迫 健児・・・準決勝進出
為末 大・・・1次予選敗退
◎男子ハンマー投げ
室伏 広治・・・決勝進出
<コメント>
来年の北京五輪を占う意味で重要な大会となる世界選手権が開幕した。
男子マラソンは酷暑の中途中棄権する選手が続出する中、日本の3選手が入賞した。メダルこそ逃したものの健闘したといって良いだろう。男子マラソンは長い間、低迷が続いているがこれを復活のきっかけにして欲しい。
一方、この大会3つ目のメダルが期待された400mハードルの為末選手が1次予選で敗退すると言う波乱が起きた。この種目は米国勢が強いと言われる中、それらの選手とどう渡り合うか注目していたが、まさかここで敗退するとは予想もしていなかった。レース後のインタビューでも話していたがここ最近不調に陥り、納得のいく調整が出来なかったとの事。今大会、不本意な結果に終わった侍ハードラー。まだ隠居するには早いような気がする。この後来年の北京五輪に向けてどう巻き返すのか。その巻き返しに期待したい。
26日の見どころは「陸上の花形」、男子100mである。ゲイ(米国)とパウエル(ジャマイカ)の対決も見ものだが、今大会好調の朝原選手がファイナリストになれるのか注目したい。

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