またこの日、準々決勝の組合せ抽選が行われ、春のセンバツの決勝のカード、常葉菊川×大垣日大が20日の第2試合に組まれる事になった。最も面白いとされる準々決勝は19、20日に行われる。
【第11日の結果とコメント】
今治西 0 0 0 0 0 2 0 0 4 6
文星芸大付 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
前半は文星芸大付のエース佐藤投手が今治西打線をノーヒットに抑える好投を見せるなど、文星芸大付がペースを掴んだが、中盤から今治西打線が佐藤投手を捕え、9回に勝ち越して勝負を決めた。今治西は夏の大会26年ぶりのベスト8進出。
帝 京 0 4 0 0 1 1 0 0 0 6
智弁学園 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
帝京が、今大会エースナンバーを託した垣ヶ原投手が智弁打線に付け入るスキを与えず完封勝利を収め、昨年に続きベスト8にコマを進めた。3回戦で今大会屈指の好投手、仙台育英の佐藤投手を攻略した智弁学園だったが、打線が沈黙しベスト8進出を果たす事は出来なかった。これで近畿勢は全て姿を消した。
新潟明訓 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3
大垣日大 1 2 3 1 0 0 0 1 X 8
大垣日大が序盤から新潟明訓のエース永井投手を攻略し勝負を決めた。新潟明訓は、エース永井投手が序盤から相手打線に捕まったのが響いた。中盤3点を返したものの、最後まで大垣日大のエース森田投手を打ち崩す事は出来なかった。
広 陵 0 3 3 0 0 0 0 1 1 8
聖光学院 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
ここまでの2試合2ケタ安打と打撃好調な広陵が、この日も13安打を放ち相手を圧倒して5年ぶりのベスト8進出を果たした。聖光学院は最後まで流れを引き寄せる事が出来ず、初のベスト8進出を逸した。
【12日目の組合せと見どころ】
◎準々決勝第1試合 帝 京×佐賀北
帝京投手陣はエース垣ヶ原、2年生高島と何れも今大会好投しており安定感がある。打撃陣も好調で、チーム状態はかなり良いと思われる。一方の佐賀北も延長再試合を制する等、勢いが出てきている。
安定感のある帝京投手陣を佐賀北打線がどう攻略するのか。序盤から帝京がペースを握るような試合展開だと、投手陣の力量からして佐賀北は苦しいだろう。逆に試合がもつれるようだと、ここまで比較的楽な試合展開で勝ち進んできている帝京に対し、苦しい試合を拾ってきている佐賀北に勝ち目が出てくるような気がする。佐賀北としては先制点を取って相手の焦りを誘いたいところだ。
◎準々決勝第2試合 今治西×広 陵
近県同士の対戦となった第2試合。3試合連続2ケタ安打と打撃絶好調の広陵打線に対し、今治西のエース熊代投手がどう抑えるのか。文星芸大付戦では、ランナーが出た時のピッチングに課題を残した。四球など無駄なランナーは極力出したくない所である。
お互い先制点をどちらが先に取って投手陣を援護出来るかがポイントとなりそうである。打線が共に好調なだけにピッチャーの調子次第では打ち合いになる事も予想される。

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今年は、最後まで、筋書きの無いドラマでしたね。
と言うか。誰かが書いた。アニメの様な展開でしたね。