2007年08月02日

日本のバスケに未来はあるのか? 【バスケットボール 男子アジア選手権】

  来年の北京五輪アジア予選を兼ねたバスケットボールの男子アジア選手権2次リーグ最終戦が2日、徳島で行われ日本はヨルダンに71−68で勝ったが、前に行われたカザフスタン×韓国の試合でカザフスタンが韓国に勝った為、この時点で準決勝進出の望みが絶たれた。この大会2、3位に与えられる世界最終予選へのキップも手にする事が出来ず
1976年モントリオール五輪以来のオリンピック出場はならなかった。


【試合結果】
◎2次リーグ2組
 カザフスタン 75−73  韓 国 
 (ともに2勝1敗)

 日 本    71−68  ヨルダン
 (ともに1勝2敗) 

 この結果カザフスタンと韓国が準決勝へ進出

 2次リーグ1組は、イランとレバノンが準決勝進出

【準決勝組合せ】
 カザフスタン×イラン   韓 国×レバノン 

<コメント>
 長年に渡り日本のバスケ関係者の悲願だったオリンピック出場は今回も厚い壁に阻まれた。
  
 アジアNo.1の中国が開催国枠で既に出場が決まっている為、1枠しかないとは言え、久々のオリンピック出場に向け、またとないチャンスだった今回のアジア選手権。1次リーグで格上のレバノンを破るなど全勝で2次リーグに進んだが、カザフスタン、韓国と相手の高さとスピードに翻弄され1次リーグの勢いは急速に衰えた。1次リーグで破ったレバノンがベスト4に進出しているのだから何とも皮肉な結果である。

 これで恐らく鈴木監督は大会終了後辞任と言う事になるだろう。昨年行われた世界選手権終了後に監督交代があってから1年も経たない内に2人の監督が退くと言う、ある意味異常事態である。評議会が未だに予算の赤字問題で揺れている中で、抜本的な強化策が見出せないまま付け焼刃的な強化ではいつまでも強くならない。頑張っている選手が気の毒である。このままでは日本のバスケットの火が消えてしまうような気がしてならない。

 折りしも佐賀県ではインターハイが行われているが中、高校生の競技人口は決して少なくない。前にも書いたが選手が育つ下地は出来ていると思う。その芽を無くす事だけはして欲しくないと思う。
 五輪出場が消えた中で行われたヨルダン戦に勝った事が、日本のバスケットの未来に、僅かながらまだ光が差していると思いたい。そして協会、現場が一体となってどうすれば日本のバスケットボールがアジアで、世界で通用するのか考えて欲しいと思う。

 オリンピック出場の可能性はなくなったがまだアジア選手権は終わっていない。順位決定戦で最後の意地を見せて欲しいと思う。


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posted by スポーツ職人 at 23:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バスケットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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