2007年06月24日

ミクロの差で決まった代表校!!  【バスケットボール インターハイ(男子)東京都予選】

  バスケットボールのインターハイ東京都予選男子決勝リーグ(最終日)が24日駒沢体育館で行われ、インターハイに出場する3チームが決定した。

  インターハイの東京都予選は、参加校を4つのブロックに分けて予選トーナメントが行われ約1カ月の間、各高校の体育館等で熱戦が繰り広げられた。先に行われた春季大会のベスト8はシードされ、それぞれのブロックに振り分けられる。今回のシード校は八王子、東海大菅生、世田谷学園、京北、国学院久我山、帝京、日大豊山、早実の8校。
   
  その結果、予選トーナメントを勝ち抜き決勝リーグにコマを進めたのは順当に第1シード〜第4シードの学校(八王子、東海大菅生、世田谷学園、京北)だった。22日、23日に行われた決勝リーグの結果、京北が2勝、八王子と東海大菅生が1勝1敗、世田谷学園が2敗で最終日を迎えた。
 
【24日の結果】
世田谷学園×八王子
 八王子が勝てば、この時点でインターハイ出場権獲得。一方既に2敗している世田谷学園は負ければその時点でインターハイへの道が絶たれる為、勝つ事以外に道が無い。点差をつけて勝ち、当該校同士のゴールアベレージに持ち込んで、インターハイへの道が開けるかどうかと言うところである。

・前半(1Q、2Q) 
 世田谷学園は外角中心のオフェンス、八王子は留学生の#7がインサイドで攻撃の起点となり得点を重ねた。 世田谷は相手の高さを気にしてか、インサイドを攻略する事が出来ず得点が伸び悩むも、ディフェンスで上からプレッシャーを掛けて相手のミスを誘い、次第にリズムを取り戻す。一方、八王子は次第に攻撃のリズムが狂い始め#7の高さも機能しなくなり始める。44−43で八王子リードで前半終了。


・後半(3Q,4Q)
一進一退の攻防が続くも、プレーにムラがある#7を途中でベンチに下げた八王子。 高さで対等になった世田谷が、徐々に引き離し始める。八王子も留学生の#7を戻すものの、一度失ったリズムを取り戻せず68−61世田谷リードで3Q終了。

4Qに入っても流れは変わらず。八王子はオフェンスリバウンドが取れず苦戦を強いられる。留学生に集め必死に追撃するが、#7がファールアウトで攻め手を失う。結局98−92で世田谷学園が勝ち、インターハイの行方は最終戦の京北×東海大菅生の結果次第という事になった。
 世田谷学園のボールに対する執着心が八王子のそれよりも上回った好ゲームだった。
 
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京北×東海大菅生
 この試合が始めるまでの結果で京北が勝てば八王子が、東海大菅生が勝てば世田谷学園が3つ目のインターハイへの切符を手にする事となった。という事で試合が始まる前に京北と東海大菅生のインターハイ出場が決定した。 
 インターハイ出場が決まった両校は、勝てば本大会優勝と言う大事な一戦となった。
 この試合は前半こそ互角の戦いだったが、京北の#4を中心とした速攻と早いパス回しに東海大菅生が次第に翻弄され始め、結局京北が94−82で勝利を収め、第1代表でインターハイへコマを進める事となった。
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 この結果、1位京北、2位八王子、3位東海大菅生の3校が8月から佐賀県で行われるインターハイに東京代表として出場する事になった。
  
 2位〜4位は当該校のゴールアベレージで決まり、3位の東海大菅生と4位の世田谷学園の差は点数にして4点と言う僅差だった。勝負事に「タラ」、「レバ」は禁句だが、世田谷学園の選手はあの1プレーが、と悔やむシーンが後になって浮かんでくる事だろう。八王子戦終了後、選手や応援関係者は喜んでいたが、監督が表情を変えていなかったのが印象的だった。勝ったとは言え6点差では届かないと察知したのだろう。この悔しさをウィンターカップの予選で晴らせるかどうか。ひと夏を越えてどんなチームになるのか見守りたい。  
  
 一方、佐賀行きを決めた3チームには東京の代表として是非とも上位に進出して欲しいものである。 


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posted by スポーツ職人 at 23:59| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バスケットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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