2007年02月27日

チームで掴んだ浮上へのきっかけ  【スキージャンプ 世界選手権】

  ノルディックスキー世界選手権札幌大会第4日の25日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で行われたジャンプ団体ラージヒルで日本が3位に入り銅メダルを獲得した。日本勢にとって、地元開催となった今大会で初めてのメダル。世界選手権でのメダル獲得は2003年以来2大会ぶり。
  優勝はオーストリア、2位はノルウェーだった。オーストリアはポイントで1000点を突破し他国を大きく引き離す圧倒的勝利だった。

【ジャンプLH団体結果】
1位 オーストリア    1000.2点
2位 ノルウェー      953.3点
3位 日 本        905.9点
 
<コメント> 
 前日に行われた個人LHでは良い所無く終わった日本ジャンプ陣だったが、団体戦で意地を見せ2大会振りに表彰台に上がる事が出来た。個人LHで見せ場が無かったとは言え、決勝に進んだ4人全員が揃って2本目に進んだ国は他に数えるほどしかなく、4人の総合力が問われる団体戦であれば上位進出の予兆はあった。加えて、試合会場は天候が目まぐるしく変わる事から、難所と言われる地元の大倉山。各国選手が気まぐれな風に苦しむ中、地の利を生かし久々に明るい話題をもたらした。ポイント差を見ると上位2カ国のオーストリア、ノルウェーは別格としても、フィンランド、スイス等と言った有力国が次々と脱落していく中で、ベテラン、若手選手が一体となってメダルを獲得した事は、今後復活を目指す上で大きな一歩となったと言える。

 個々の差では世界との間に大きな隔たりがあるのは否めないが、前回書いた通りベテランを脅かすような若手の選手が多く出てくれば2010年のバンクーバーへの道は明るいものとなるだろう。まずはこのメダルがフロックではない事を証明する為に3日に行われる個人NHで上位に進出する事が必要である。2大会振りに日の丸を掲揚台に掲げた飛行隊がその勢いで浮上のきっかけを掴む事が出来るか。



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posted by スポーツ職人 at 01:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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