そこで何回かに分けて各大陸予選を振り返り、本大会の展望についても簡単に触れてみたいと思う。今回は、欧州大陸予選とアジア予選。
【凪で終わるかと思いきや最後に大波が…欧州大陸予選】
最後の最後で大波が押し寄せ、物議を醸す結果となった欧州予選だったが、全体的にはこれと言った大きな波乱も無く「凪」で終わり、出るべき国が出て来た、と言う印象である。尚、「神の手」に関するコメントはここでは差し控えたい。
また、グループリーグの回顧については、過日書いた以下の記事を参照頂ければ幸いである。
◎グループリーグの回顧を書いた記事
http://sports-com.seesaa.net/article/130434548.html
さて本大会での話に移るが、ヨーロッパの中から優勝争いに加わりそうなのが、EURO2008チャンピオンのスペイン、ここ何大会かのW杯では堅実な結果を残しているドイツ等、1次リーグの組合せ抽選で、いわゆる「第1ポット」に入る事が予想される国だろうか。個人的にはカペッロ氏が監督になって息を吹き返したサッカーの母国、イングランドが復権しベスト8の壁を破る事が出来るかに注目したい。
この他、第1ポットから漏れる有力国がどの国と同居するのか。1次リーグの組合せ次第では、優勝候補に挙げられる国と言えども大会序盤から気の抜けない戦いが続く事になる。くれぐれも岡田ジャパンがそのような組に入らない事を願うばかりである。
◎2010年W杯南アフリカ大会ヨーロッパ代表国
・イングランド(4大会連続13度目)
・スペイン(9大会連続13度目)
・イタリア(13大会連続17度目)
・ドイツ(15大会連続17度目)
・デンマーク(2大会ぶり4度目)
・セルビア(初出場)
・スロバキア(初出場)
・スイス(2大会連続9度目)
・オランダ(2大会連続9度目)
・ギリシャ(4大会ぶり2度目)
・スロベニア(2大会ぶり2度目)
・ポルトガル(3大会連続5度目)
・フランス(4大会連続13度目)
【出場枠を維持できるか試金石となる本大会…アジア予選】
オーストラリアがAFCに転籍して初のW杯予選となったアジア地区。今までの予選と決定的に違うのは、長年アジアのサッカー界をリードして来た中東から代表国が出なかった事である。常連だったイラン、サウジアラビアは最終予選、5位決定戦で姿を消し、最後の砦となったバーレーンもニュージーランドの軍門に下った。代わって北朝鮮が久々に国際舞台に登場する。サッカーに限らず謎の部分が多い国だけに色んな意味で注目が集まる。
日本を始め、東アジアの3ヵ国は恐らく組合せで第4ポットに組み入れられる事になるだろう。他地区の代表国を見ると、どのグループに入っても格上の相手ばかりである。初出場国が多かったドイツ大会より骨っぽい相手が揃った今大会。ベスト4を目指す日本にとっては厳しい戦いになるだろう。
地元アフリカ勢が躍進すれば、アジア勢の成績次第で2014年ブラジル大会では出場枠が削られる可能性があるアジア地区。どの国でも良いから予選を突破し、上位に食い込んで欲しいものだが・・・。
◎2010年W杯南アフリカ大会アジア代表国
・日 本(4大会連続4度目)
・北朝鮮(11大会ぶり2度目)
・韓 国(7大会連続8度目)
・オーストラリア(2大会連続3度目)

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