牝馬3冠最終戦、競馬の第14回秋華賞が18日、京都競馬場芝2,000mで行われ、2番人気に支持されたレッドディザイアが初のGTタイトルを獲得した。2着には3番人気のブロードストリートが入り、3冠の期待が懸かった1番人気のブエナビスタは2番目に入線したものの4コーナーで外側に斜行した事でブロードストリートの進路を妨害したと判断され3着に降着となった。
勝ったレッドディザイアを管理する松永調教師は、第1回のこのレースの優勝ジョッキー。自身が騎手時代に制したレースで嬉しいGT初制覇を果たした。
【第14回秋華賞競走成績】
1着 ◎レッドディザイア 四位洋文 1分58秒2
2着 ▲ブロードストリート 藤田伸二
3着 ○ブエナビスタ 安藤勝己
4着 △クーデグレイス 川田将雅
5着 △ミクロコスモス 武 豊
<コメント>
3冠達成か。それとも3度目の正直で悲願のG1タイトル獲得か。3歳牝馬最後の大舞台、秋華賞は春も凌ぎを削った2頭の叩き合いとなったがゴール板通過後、思わぬシナリオが用意されていた。
まず悲願のG1タイトルを獲得したレッドディザイアの馬体重を見て驚いた。前走がやや太めだったとは言え、かなり絞ってきたな、と・・・。このレースを是が非でも獲りたいと言う陣営が渾身の仕上げを施した結果か、それとも馬自身の調子が下降線を辿っているのか。しかしレースが始まると後者を心配する必要は無かった。いつも通り中団に位置し、最後の直線でいち早く抜け出して押し切る正攻法の戦法でタイトルを奪取した。
レッドディザイアを管理する松永調教師と言えば、このレース最初の優勝ジョッキーである。今度は調教師としてこのレースを制した。喜びもひとしおだろう。
その他、上位に入った馬もそれぞれ持ち味を出した。特に繰り上がりで2着となったブロードストリートはスタートで出遅れ、勝負所で不利を受けながらも怯まなかった。前走レコードタイムを叩き出した脚はダテではなかった。最も強いレースをしたのはこの馬だったような気がする。
上位入線馬が持ち味を出したのに対し、牝馬3冠の偉業を達成出来なかったブエナビスタは不完全燃焼のまま終わった。
敵はレッドディザイア1頭と踏んだのか、道中常に後ろに付けピタリとマークした。後方から剛脚を繰り出して他馬を一気にかわす、いつもの戦法とは違っていた。そして明暗を分けた4コーナー。先に行ったライバルを捕らえようにも前も外も開かず、一歩遅れたのが致命傷となり、更に後ろから来たブロードストリートの進路を妨害したと判断され順位を下げた。枠順も内に包まれやすい内枠だった上に最後の直線付近で馬がばらけない、トリッキーなコースの罠にはまって3冠の夢は潰えた。詰まりながらも最後は何とか突き抜け、「らしさ」を見せただけに降着処分は勿体無かった。
かくして3度目となったライバルの対決は、春のクラシックレースで泣かされ続けたレッドディザイアが雪辱を果たした。次の直接対決ではどんな結果になるのか。今後の2頭の動向に注目したい。
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