南米予選ではアルゼンチンを下したパラグアイがブラジルに続きW杯本大会出場を決めた。一方のアルゼンチンは自動的に本大会に出場できる4位から5位に順位を下げ後が無くなった。
この他では、勝者がニュージーランドとのプレーオフに回るアジア5位決定戦でバーレーンがロスタイムに追い付き2−2のドロー。アウエーゴール数でサウジアラビアを上回ったバーレーンが劇的な幕切れで5位となり、南アフリカ行きのチケットを懸けてニュージーランドと対戦する事になった。
【南米予選の主な結果(9日分)】
パラグアイ 1−0 アルゼンチン
ウルグアイ 3−1 コロンビア
ベネズエラ 3−1 ペルー
ブラジル 4−2 チリ
ボリビア 1−3 エクアドル
左側がホームチーム
【南米予選順位表(9日終了時点)】
1 ブラジル 33
2 パラグアイ 30
以上、W杯本大会出場決定
3 チ リ 27
4 エクアドル 23
5 アルゼンチン 22
6 ウルグアイ 21(得失点差+1)
7 ベネズエラ 21(得失点差−5)
以下省略
<コメント>
先日、目の前でブラジルにW杯出場を決められたアルゼンチン。その傷も癒えぬまま乗り込んだ敵地で再び同じ光景を目にする屈辱的な敗北となった。これで大陸間プレーオフに回る5位へ転落した。それどころか、次節アウエーで行われるウルグアイ戦で敗れるような事があると予選敗退と言う信じ難い現象が起き可能性すらある。現役時代、国民からの圧倒的な支持を受けた英雄マラドーナだが、代表監督で結果を残す事が出来ず今や批判の矢面に立たされている。残り2試合で怒りの導火線に火のついた国民の心を鎮めるような結果を残す事が出来るだろうか。
【アジア5位決定戦第2戦(リヤド)】
サウジアラビア 2−2 バーレーン
(第1戦0−0。アウエーゴール数で上回ったバーレーンが対ニュージーランド戦進出決定。)
<コメント>
この試合のハイライトは後半ロスタイムからの攻防だった。規定の45分を終えロスタイムに入ってサウジアラビアが1点勝ち越し、これで決まりかと思われたが、その直後CKからバーレーンの選手が頭で押し込み2−2の同点となってタイムアップ。ロスタイムに入ってから二転三転する激しい展開の末、バーレーンがプレーオフの権利を勝ち取った。
最近のW杯本大会では中東のチームが必ず1チームは出場していたが、今回は転籍して来たオーストラリアと東アジア勢に押されている。果たしてバーレーンがアジア最後の枠を確保する事が出来るのか。それとも、ニュージーランドが前回大会に続いてオセアニアに出場枠をもたらすのか。注目の一戦は10月10日、14日行われる。
余談であるが、CK、ヘディングシュート、スコア2-2と聞いてピンときた方もいるだろう。1993年ドーハで日本代表が味わったあのシーンと同じである。

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