一方、2日続けてノーゲームとなった高知×如水館は、2日とも試合がノーゲームとなるまでリードしていた如水館だったが、三たび仕切り直しとなった今日(11日)の試合は一度もリードを奪う事無く敗れ去り、改めて甲子園で勝つ事の難しさを示す試合となった。
大会3日目となる12日は4試合行われ、70年ぶり出場の関西学院や今秋ドラフト候補の左腕、菊池投手擁する花巻東などが登場する。
【大会2日目の結果】
旭川大高 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
常葉学園橘 1 0 0 0 0 0 1 0 x 2
共に地方大会で好投した常葉橘庄司、旭川大高柿田両投手の投げ合いとなったこの試合。結果は常葉橘に軍配が上がった。旭川大高は相手を上回るヒット数だったが、要所を抑えられ柿田投手を援護出来なかった。
長野日大 1 2 0 0 2 4 1 0 0 10
作新学院 1 0 2 0 3 0 2 0 0 8
第1試合の投手戦から一転、点の取り合いとなったこの試合だったが中盤突き放した長野日大が作新学院の追撃をかわした。作新学院は最終回にチャンスを作ったが、あと1本が出なかった。
南砺福野 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
天 理 7 0 2 1 0 2 2 1 x 15
新型インフルエンザの影響が心配された天理だったが、初回に大量7点を取るなど終始試合を有利に進め圧勝。2回戦にコマを進めた。南砺福野は初回の大量失点で浮き足立ちペースを掴むことが出来なかった。
高 知 1 2 0 0 0 0 5 0 1 9
如水館 0 1 0 0 0 1 0 1 0 3
2日連続ノーゲームとなったこのカード。前の2試合はリードを許していた高知だったが、この日は打線が繋がり、またエース公文投手が14奪三振と力投を見せ如水館を下した。前半相手を追った如水館だったが、終盤投手陣が踏ん張りきれなかった。
【大会3日目の予定】
1 関西学院×酒田南
2 龍谷大平安×中京大中京
3 伊万里農林×横浜隼人
4 花巻東×長崎日大
<コメント>
今夏は、天候不順の影響で特に西日本で順延が相次いだが、本大会に入っても大会2日目でいきなり2日連続の順延となった。こうなると選手も大変だが、それ以上に大変なのが地元から応援に来ている生徒や保護者などである。宿泊などのやり繰りも一苦労だと思う。そんな波乱のスタートとなった「筋書きのないドラマ2009夏」第2幕。大会2日目は、その雨の影響が明暗を分ける結果となった。
まず第3試合に登場した天理は、奈良大会終了後に新型インフルエンザが野球部内で蔓延し、チームを仕上げる大事な時期に練習出来なかった。後ろの日程を希望していた初戦も大会2日目となり、不安を抱えたまま大会に入る事になったが、しかし雨で日程が延びた事が逆に味方したのだろうか。今日(11日)の試合ではそんな不安を感じさせない猛打を序盤から見せ付け圧勝した。
そして3日続けて同じチームと対戦すると言う異例の事態となった高知×如水館の試合。ノーゲームとなった前の2試合では如水館がリードしていたが、この日行われた3度目の対戦はある意味「命拾い」した高知が追う者の強みなのか、終始試合を優位に進めて勝利を収めた。一方、ノーゲームとなった前の2試合でリードしていた如水館は、勝利が逃げて行ったと言う微妙な心理が影響したのか、この試合は後手に回ってしまい最後まで相手の背中を追い越す事は出来なかった。
雨が勝利の女神の心理をも狂わせたのか。それとも予め決められたシナリオなのか。この後「筋書きのないドラマ」は果たしてどのように展開されるのだろうか。
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Atashiジャーナルの北条カレンです
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