A組の日本は韓国と初戦を戦ったが、相手の高さとスピードに翻弄され3Q終了時点で43−78と大きく引き離された。結局、74−95で敗れ白星を飾る事が出来なかった。7日に行われた2戦目となるフィリピン戦にも69−78で敗れて2連敗を喫し、1次予選突破に向けて後がなくなった。日本代表は1次リーグ最終戦となる8日にスリランカと対戦する。
男子アジア選手権は参加16カ国が4組に分かれて1次リーグを行い上位3カ国が2次予選(ベスト8決定戦)に進み、最終的に上位3カ国が来年トルコで行われる世界選手権への出場権を獲得する。
【試合結果(日本関係分)】
◎A 組
韓 国 95−74 日 本
フィリピン 78−69 日 本
<コメント>
来年の世界選手権出場、その先の2012年ロンドン五輪出場を目指す戦いが始まったバスケットボール男子日本代表。大会前に指揮官が交代し、代表選手のコンディション不良など万全の状態とは言えない中で迎えたアジア選手権だが、ここまでは厳しい現実を突きつけられる結果が続いている。元NBAプレーヤーのハ・スンジン選手など先日行われた東アジア選手権の時と違いメンバーを揃えて来た韓国相手に歯が立たず、先ほどまで行われていたフィリピン戦でも後半ひっくり返され逆転負けを喫し2連敗となった。
各グループ上位3カ国が勝ち進む1次予選。最初の関門を突破する為に次のスリランカ戦は、内容はともかく絶対に勝たなくてはならない。ここまでの結果を見る限り、仮に1次予選を突破してもこの先非常に厳しい戦いが続くと思われる。世界選手権のキップを手にするのはかなり困難であると言わざるを得ない。
しかし、2006年に日本で行われた世界選手権でホスト国として満足の行く成績を残すことが出来ず、2年前に徳島で行われた北京五輪予選を兼ねたアジア選手権では、大国中国が開催国枠で出場するためチャンスだったにも関わらず、五輪出場権どころか史上最低の成績(8位)に終わり選手、関係者は勿論の事、オリンピック出場を願っていたファンも悔しい思いをしたはずである。日本から応援しているファンの為にも1次予選の最終戦は今後に期待を抱かせるような試合をし、スッキリ勝って次に進んで欲しいと思う。選手の奮起に期待したい。

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