また日本バスケットボール協会は同日、来年の世界選手権出場が懸かるアジア男子選手権(6〜16日・天津=中国)に出場する日本代表12人を発表し、五十嵐圭(トヨタ自動車)や竹内公輔(アイシン)竹内譲次(日立)兄弟らが選ばれた。
アジア選手権は、16の国・地域が参加し、上位3チームが2010年の世界選手権への出場権を得る。
【インターハイ男子決勝結果】
福岡第一 82−80 延岡学園
(18−12、21−23、24−20、19−25)
【男子アジア選手権メンバー】
4 岡田 優介 トヨタ自動車アルバルク
5 山田 大治 レラカムイ北海道
6 桜井 良太 レラカムイ北海道
7 五十嵐 圭 トヨタ自動車アルバルク
8 柏木 真介 アイシンシーホース
9 折茂 武彦 レラカムイ北海道
10 竹内 公輔 アイシンシーホース
11 網野 友雄 アイシンシーホース
12 竹田 謙 リンク栃木ブレックス
13 正中 岳城 トヨタ自動車アルバルク
14 伊藤 俊亮 リンク栃木ブレックス
15 竹内 譲次 日立サンロッカーズ
HC 倉石 平
<コメント>
この時期の高校スポーツの話題の中心は高校野球である。昨今の特待生問題で、地元色が薄い学校が代表となっている地区もあるがやはり母校や故郷の代表の結果は気になるものである。
そして、この時期の高校スポーツと言えばインターハイである。注目度やメディアでの取り上げられ方は高校野球に劣ってしまうのは致し方ないが野球同様、各都道府県の予選を勝ち抜いた代表校がしのぎを削る「高校スポーツの祭典」である。
今年は奈良県を中心とした近畿圏で行われているインターハイ。バスケットボールは大阪府の各会場で行われ、3日に行われた男子の決勝は福岡第一×延岡学園と言う、九州勢同士且つ、昨年と同じカードとなった。結果は福岡第一が接戦を制してリベンジを果たすと共に延岡学園の連覇を阻止した。
昨年まではインターハイのベスト4に能代工や洛南など、留学生がいないチームが4強の1角を占めていたが、今大会は全て留学生を擁するチームが4強を独占した事が特徴として挙げられる。私学を中心にインターハイに出場した学校以外にも広がっているこの流れを考えると、選手育成と言う面でプラスになるのかどうか賛否両論あるとは思うが、留学生の問題を頭ごなしに否定する事も出来ないだろう。上に挙げた留学生を採用していない学校が12月のウィンターカップでどこまで巻き返すのか注目したい。と同時に、留学生を抜きにしたら、どこのチームが強いのか見てみたいと言う邪な考えを持つ小生であった。
そして、今回のインターハイに出場した選手の中から加わる選手が出てくるかも知れない(逆に今の代表選手を脅かすような人材が出て来ないと困るのだが…。)ナショナルチームは、世界への扉を開けられるかどうかの試金石となる大会を迎える。アジア選手権の予選リーグ第1戦となる韓国戦が今後を占う上で重要な試合になると思われる。ここを勝って弾みを付けて欲しいと思う。
2012年のロンドン五輪出場へ向け、明るい展望が見えるのか。それとも再び迷走してしまうのか。日本バスケット界の命運を託された12名の選手の活躍に期待したい。
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