6月に沖縄で始まった甲子園を目指す戦いは、これで全日程が終了し各都道府県予選を勝ち抜いた49校が出揃った。
91回目となる夏の風物詩、全国高校野球選手権大会は5日に大阪市内で組合わせ抽選会が行われ、8日から阪神甲子園球場で熱戦の火蓋が切られる。
【地方予選1日試合結果】
◎大 阪(決 勝)
PL学園 10−0 関大北陽
(PL学園は5年ぶり17回目の出場)
【代表49校の横顔】
◎最多出場
龍谷大平安(京都)…30回目
◎初出場
八千代東(千葉)、横浜隼人(神奈川)、常葉橘(静岡)、南砺総合高福野(富山)、日本航空石川(石川)、滋賀学園(滋賀)、鳥取城北(鳥取)、立正大淞南(島根)、藤井学園寒川(香川)、徳島北(徳島)、伊万里農林(佐賀)、長野日大(長野)、華 陵(山口)
※青字は春夏通じて初出場
◎久々の出場
関西学院(兵庫)…70年ぶり
◎春夏連続出場
花巻東(岩手)、日本文理(新潟)、中京大中京、PL学園(大阪)、天理(奈良)、西条(愛媛)、樟南(鹿児島)、興南(沖縄)
<コメント>
全国四千数百校が参加して行われた高校球児憧れの地、甲子園を目指す戦いも今日(1日)の大阪大会を最後に全ての日程を終える事となった。8日に、各地方予選の激戦を勝ち抜いた49校が深紅の大優勝旗を獲るべく甲子園に集い熱戦の火蓋が切られる。
今年の顔触れを見ると初出場校の多さに驚かされる。直近5年でも最多の校数である。特に甲子園で勝ち抜くよりも難しいと思われる全国有数の激戦区、千葉や神奈川の予選の頂点に立ったのが春夏通じて初出場校だったと言うのも特筆すべき点である。いかに選手層の厚い甲子園常連校と言えども、一発勝負のトーナメント、しかもコンディション維持が難しい時期に行われる夏の予選を勝ち抜くのが難しいかを思い知る現象でもある。
また、春のセンバツで4強に残り夏に再び戻って来たのは花巻東(岩手)のみ。優勝した清峰(長崎)、利府(宮城)、報徳学園(兵庫)は甲子園に姿を見せる事無く「夏」を終えた。春と違いチームの総合力が問われる夏は、勝ち抜く事がいかに厳しいかが分かる。
さて、多彩な顔触れが揃った91回目の夏の風物詩。果たして深紅に大優勝旗を手にするのはどこの学校なのか。そして過去何度もあった、人々を引き付けるようなドラマは生まれるのか。更に我が故郷である東北地方に、その優勝旗が今度こそ届くのか。「筋書きのないドラマ2009夏」は第2幕が始まろうとしている。
〜出場校の横顔 番外編〜
福岡代表の九州国際大付の指揮を執る若生監督は、2003年の選手権大会でダルビッシュ投手(日本ハム)を擁し準優勝した時の東北高(宮城)の監督である。くしくも今回同じ舞台に立つ事になった両校。そう言えばユニフォームのデザインも似ている。今大会で対戦する事があれば注目したいと思う。
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