勝ったセイウンワンダーは父グラスワンダー、母セイウンクノイチの血統で、重賞は新潟2歳Sに続いて2勝目。また、このレース父子2代に渡っての制覇となった。鞍上の岩田騎手は今年のGT4勝目となり今年のGT最多勝が確定した。
2着には5番人気のフィフスペトルが入り、骨折から復活を期す武豊騎乗の1番人気、ブレイクランアウトは3着に終わった。
【第60回朝日FS競走成績】
1着 セイウンワンダー 岩田康誠 1分35秒12
2着 フィフスペトル ルメール
3着 ブレイクランアウト 武 豊
4着 ホッコータキオン 飯田祐史
5着 ピースピース 吉田隼人
<コメント>
来年の牡馬クラシックレースを占う2歳王者決定戦、朝日杯フューチュリティステークスが行われ、夏の新潟を制したセイウンワンダーが勝ち、来年のクラシック候補に名乗りを上げた。
先週の阪神JFで2歳女王に輝いたブエナビスタの観客のド肝を抜くようなレースぶりと比べると地味な内容ではあったが、大外から強襲した他馬をしぶとくかわし栄冠を勝ち取った。鞍上の岩田騎手が上手くの内ラチ沿いを抜け出す好騎乗も光った。この事によってもたらされた勝利と言っても良いだろう。来週のグランプリレースは騎乗出来ない為、ここで存在感を示した格好となった。
夏の王者が翌年のクラシック戦線を賑わす例はあまりない。果たして外国産であるがゆえにクラシックレースとは縁がなかった父にその称号をプレゼントする事が出来るだろうか。
2着のフィフスペトル、3着のブレイクランアウトも最後追い込んだが、外を回った分だけ届かなかった。特に3着に入ったブレイクランアウトに騎乗した武騎手は、ここで完全復活をアピールしたかっただけに余計、悔しいだろう。それとも、完全復活のドラマは今度の日曜日に行われる大舞台まで取っておいたと言う事だろうか。
ここ数年続く「牝高牡低」。今年の2歳チャンピオンの戦いを見ていると来年もその傾向は続くような気がする。果たして今回のメンバーからクラシッ3冠馬或いはそれを予感させる雰囲気を漂わせた馬が誕生するのか。来年のクラシックレースが今から楽しみである。
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