バスケットボール男子の日本リーグに今季加入し、田臥勇太が所属するリンク栃木は10日、加藤三彦監督(46)を9日付で更迭したと発表した。現状のチーム体制では今後の成長が困難と判断したことを理由に挙げた。後任監督について協議中で、加藤監督も別の役職で残る可能性がある。
今季のリーグはここまで3勝7敗で、8チーム中6番目にいる。
加藤監督は高校男子の強豪、秋田の能代工高を率いて幾多の全国制覇を果たした。3年契約で今春就任したばかりだった。
<コメント>
かつて能代工業を率いて幾度となく全国優勝を成し遂げ、今年4月に久々に日本リーグのコートに指導者として戻って来た加藤氏。その後、教え子だった田臥選手や日本代表の川村選手なども加わり、その手腕が注目されていた。3年契約でまだ1年にも満たない、しかもリーグ戦が始まって間もないこの時期での解任劇は異例とも言える。
ここまでの成績は決してチームとしても本人としても満足行くものではないと思うが、これからのチームである。スポーツ紙などの記事を見ると、その成績が原因ではなくチーム体制に問題があったようだ。チーム内で何があったのかは詳しくは分からないが、選手との信頼関係を築き方など、高校とプロとの違いに戸惑いがあったのだろうか。それと、恩師の更迭を田臥選手はどう思っているのだろうか。話題性や期待が大きかっただけに残念である。
それにしてもこれに関する記事の扱いは各紙決して大きいものではなかった。小生が読んだ某スポーツ紙は隅の方に数行書かれていただけである。プロ野球の日本シリーズがあったので仕方ない面はあるが、やはりバスケットボールは日本ではメジャースポーツではないのだろうか。
加藤氏監督就任時に書いた記事(4月1日付)
http://sports-com.seesaa.net/article/91892376.html
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