また、京都競馬場で行われた第43回京都大賞典に出走した春の天皇賞馬、アドマイヤジュピタも9着に終わり、東西でGT馬が揃って敗れる波乱のスタートとなった。
【毎日王冠結果】
1着 スーパーホーネット 藤岡佑介 1分44秒62
2着 ウオッカ 武 豊
3着 アドマイヤフジ 川田将雅
4着 サクラメガワンダー 福永祐一
5着 カンパニー 横山典弘
<コメント>
今春行われた安田記念を制し、暑い夏に鋭気を養った「歴史的ダービー馬」ウオッカがターフに戻って来た。秋初戦となる毎日王冠でどのようなレースをするのか注目されたが、好スタートを切ると、何とそのまま先頭に立って、逃げのレースを展開した。これにはダービー馬の初戦を一目見ようと訪れた多くの競馬ファンが驚き、スタンドがどよめいた。最後は脚色がに鈍りマークされていたスーパーホーネットの一刺しに屈したが、休み明け初戦としてはまずまずの内容だったのではないだろうか。名馬と言われた馬もひと夏を過ごした休み明けのレースではエンジンの掛かりが遅いケースは過去にもあった。本番となる次回のレースでも有力な1頭である事は間違いないと思う。
それよりも今回のレースは安田記念で1番人気に推されながら敗れたスーパーホーネットの走りを称えるべきだろう。次は再び府中の森に姿を現すのか、それとも秋深まる淀に向かうのか。今後の動向から目が離せない。
さて、ウオッカも出走するであろう秋の天皇賞。3世代のダービー馬が参戦すると言われている。(メイショウサムソンは出否未定)ウオッカにはドバイ遠征時から武豊騎手と岩田騎手が主戦を務めている。安田記念にはスズカフェニックスも出走した為、武騎手はそちらに騎乗しウオッカが安田記念を制した時の騎乗は岩田騎手だった。が、歴史的偉業を果たした時の主戦は四位騎手。そして今年のダービー馬、ディープスカイの主戦もまた四位騎手。更にメイショウサムソンの現在の主戦は武豊騎手。同馬が参戦を表明した場合、平成の名手は果たしてどちらを選ぶのだろうか。そして代役を務める騎手は誰になるのか。グランプリレース並みの豪華メンバーの出走が予想される秋の天皇賞だが、一方で何か因縁めいたものが渦巻くレースになりそうだ。
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