〜スポーツナビ より〜
北京五輪の日本代表選手団は26日、都内のホテルで解団式を行い、選手団主将の鈴木桂治(平成管財)や開会式で旗手を勤めた福原愛(ANA)、競泳で2種目2連覇を達成した北島康介(日本コカ・コーラ)ら、選手、関係者を含め349人が参加した。
式典では、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長のあいさつや、日本代表選手団の福田富昭団長による大会報告が行わた。報告の中で福田団長は、「今回特に思ったことは、世界のどの競技もスポーツも、競技レベルがものすごく高くなっていることを痛感しました。どの競技も(アテネ五輪以後の)この4年間でレベルが高くなったと言えます」と話した。今大会では、期待された男女マラソンでの日本人選手の入賞はなく、陸上のトラック種目でも、多くの選手が決勝に進むことなく敗退していた。また、競泳では、世界新記録が25種目で更新されるなど、世界のレベルが数段上がっていることが実感できた大会でもあった。
<コメント>
世界中の人々が熱狂した4年に1度のスポーツの祭典。昨日、日本選手団が解団し、これで北京五輪は完全に幕を閉じた。それと同時に4年後に向けた戦いが始まった事を意味する式典でもあった。ひとまず出場した全選手に「お疲れ様」と言いたい。
「諦めない」、「我慢」そして「対応力」。大会期間中に選手がコメントし、マスコミがこぞって書き連ねた言葉である。
この3つのキーワードを兼ね備えたアスリートが世界の頂点或いはそれに近い成績を収めたオリンピックだったような気がする。
「日本で学んだ事は我慢する事。」男子マラソンで優勝したワンジル選手がレース後のインタビューで発したコメント。日本人の心から抜け落ちてしまったこの漢字2文字を日本で技術を磨き花を咲かせた外国人から発せられた事が印象的だった。
今大会は、競泳の北島選手を始めアテネ五輪で獲得したトップの座を守り抜いた選手が多かった。我々の想像を越すであろうプレッシャーとの戦いに勝ち、再びトップの座を獲得すべく多くの事を我慢し、諦めずに努力した結果である。これは選手本人だけでなく、選手をサポートした関係者もまた然り。
北島選手の他にも、金メダル獲得を最後まで諦めなかったソフトボールなど印象に残るシーンの多いオリンピックだった。
そして、どんな状況に置かれても実力を発揮出来る「対応力」。メダルこそ取れなかったが、崖っぷちから這い上がり、そして完全アウエーの中、地元中国チームに勝ったなでしこジャパンやバトミントンの前田・末綱ペア。そして、「柔道」へのこだわりを捨てて、「JUDO」にいち早く対応し金メダルを獲得した石井選手など。
その一方で国際化の波に呑まれた男子柔道や野球、応援の態度に関する問題は別にして、アウエーの洗礼を受けて脆さを露呈したバレーボール、リレーの歴史的偉業はあったものの怪我人続出で大阪世界陸上の教訓を生かせなかった陸上。今回の教訓を生かし、次回巻き返す事が出来るだろうか。(野球がリベンジを果たす舞台はWBCになると思うが・・・。)
また、全体を振り返るとメダルを獲得した国が多かったのも今大会の特徴として挙げられる。スポーツの国際化が進んでいる事を象徴する出来事だった。
さてスポーツ最大のイベント、次の舞台は霧の都ロンドンで開催される。4年後の事を語るのはまだ早いが、日本にとって世代交代が上手くいったかどうかが問われる大会になるような気がする。果たしてどんなニューヒーロー、ヒロインが誕生するのだろうか。その誕生を今から待ちたいと思う。
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男ならヨイショのZEROだけでなく
解団式にも出なよ。
壮行会には、あんなに
偉そうに振舞ってたくせに。
あー女性から見ても情けない。