2008年07月18日

間もなくクライマックスを迎える「筋書きのないドラマ2008 〜第1幕〜」  【高校野球 地方予選】

 各地で熱戦が繰り広げられている第90回全国高校野球選手権大会の地方予選。13日の浦添商に続き16日には鹿児島実(鹿児島)が4年ぶりに夏の甲子園に戻って来る事が決まった。来週、続々と都道府県の代表校が決まる。

 さて、地方予選を占うシリーズの6回目となる今回は中国・四国地方の状況を紹介したいと思う。


【岡 山】・・・昨夏代表 岡山理大付
 既にベスト8のイスを争う戦いが始まっておりその内、常連校関西やサッカーではお馴染みの作陽などがベスト8進出を決めている。他に春の県大会を制した倉敷商や4強の倉敷が残っている。一方、昨夏代表の岡山理大付やセンバツに出場した興譲館はベスト8に残る事が出来なかった。


【広 島】・・・昨夏代表 広 陵 
 18日から3回戦入る。昨夏、全国準優勝の広陵や如水館などシード校の殆どが順当に勝ち進んでいる。豊富な投手陣を揃える広陵を他のシード勢が追いかける展開。昨夏予選で準優勝、秋の県大会を制した総合技術がシード勢を倒して上位に進出出来るか。

【鳥 取】・・・昨夏代表 境
◎準決勝組合せ  鳥取商×鳥取西  八頭×鳥取城北
 順調に行くと20日に代表校が決まる。センバツに出場した八頭と3試合全てコールドで勝ち進んで来た伝統校鳥取西の争いか。

【島 根】・・・昨夏代表  開 星 
  ベスト8が出揃い19日に準々決勝が行われる。ここまで全ての県大会を制し、3年連続出場を目指す開星の優位は動かないと見る。初戦で江の川に打ち勝った大社や浜田などがどこまで迫るか。

【山 口】・・・昨夏代表 岩 国
  全国で最も遅い開幕となった山口。昨夏代表で春の県大会を制した岩国が初戦で敗れる波乱の幕開けとなった。センバツ出場の下関商や21世紀枠で同じくセンバツに出場した華陵、春の中国大会を制した宇部商の争いか。

【香 川】・・・昨夏代表 尽誠学園
  18日からベスト8のイスを懸けた争いが始まる。優勝候補の一角寒川は2回戦で姿を消し、昨夏代表の尽誠学園は古豪高松商に敗れた。優勝争いは投手層の厚い香川西が中心も混戦が予想される。


【愛 媛】・・・昨夏代表  今治西
  松山商のコールド負けには正直驚いた愛媛大会だが、現在ベスト16が出揃っている。優勝争いは、3年連続出場を狙う今治西とその今治西に甲子園行きを阻まれ続けている済美を軸に松山商をコールドで下した西条や宇和島東などが続くと予想される。日本ウェルネス高校は初のベスト16進出。スポーツコースがある単位制の高校のようだが、この後どこまで上位に食い込むか。 


【高 知】・・・昨夏代表  高 知
  センバツに出場し、その後の四国大会でも優勝した明徳義塾が優勝に最も近い。高知商、高知と言った、かつて高知をリードして来た高校がどこまで迫るか。春の県大会を制し、久々の甲子園出場の期待が高かった古豪土佐は初戦で敗れ姿を消した。

【徳 島】・・・昨夏代表  徳島商
  センバツ出場の小松島、徳島商に春の県大会を制した富岡西の争いか。生光学園は県内初の私立校での甲子園出場を目指す。それにしても私学全盛の高校野球で、私立校が出場した事が無い県があると言うのも珍しい。

【その他の地区の状況】
 今回は東日本の状況について簡単に紹介したい。
○北海道・東北地区
 大会史上初の深紅の大優勝旗の津軽海峡越えを果たした駒大苫小牧がコールド負けを喫し選手権連続出場は「5」で止まった。東北各県はベスト16〜8が決まっている状況。私学が強いのは例年と変わらないが、青森、盛岡一、仙台二など、いわゆる公立進学校がベスト8に勝ち残っているのも注目すべき点である。


○関 東
 最も日程の消化が早い山梨では21日代表が決まる予定。準決勝のカードは日本航空×冨士学苑、帝京三×日川。 

○北信越
 長野で20日に代表が決まる予定。準決勝のカードは佐久長聖×諏訪清稜、松商学園×東海大三。東海大三の好投手甲斐を松商学園の打線がどう攻略するか。新潟では日本文理と新潟明訓がベスト8を懸けて19日に対戦する。







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ラベル:甲子園 高校野球
posted by スポーツ職人 at 05:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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