また2着には2番人気のエイシンアポロン、3着にはダイワバーバリアンが入った。
今年のGT戦線は残す所、後1レース。今度の日曜日(27日)に1年の総決算である有馬記念が行われる。
【第61回朝日杯FS競走成績】
1着 ローズキングダム 小牧太 1分34秒0
2着 エイシンアポロン 池添謙一
3着 ダイワバーバリアン 蛯名正義
4着 ガルボ 吉田隼人
5着 ニシノメイゲツ 北村宏司
<コメント>
競馬界で「バラ一族」と言えば、ロゼカラーやローズバド等、今まで重賞レースで好成績を収めた実績のある血統である。しかし、何故かG1レースになると惜敗が続き縁がなかった。
現役時に後一歩のところでビックタイトルを逃した母の、そして一族悲願のGTタイトル獲得の期待を一身に背負ったローズキングダム。その期待に応え、無傷のまま見事G1タイトルを獲得し、来年のクラシックレースの有力候補に名乗りを上げた。
最後の直線でも小牧騎手が殆どステッキを使わないまま突き抜けると他馬を寄せ付けず、最後は余力を残してゴール板を通過した。その姿を見ると来年のクラシック戦線で主役を演じるだけでなく、将来大物になる可能性を秘めているのでは…。そんな事を感じさせるレース振りだった。
ここ数年、話題となるのは牝馬の活躍ぶりばかりで蚊帳も外に置かれている感のある牡馬だが、久々に期待出来る一頭が誕生した。期待しているのはファンだけではなく厩舎スタッフもそうだろう。橋口調教師は今年、クラシックタイトル獲得を目指すべく期待をこめてリーチザクラウンを送り出した。ダービーで2着には入ったが野望は叶わなかった。それだけに、この馬に懸ける思いは人一倍あると思う。
無傷で2歳チャンピオンとなったローズキングダム。来年のクラシックレースを制し、果てはディープインパクト等、歴代の名馬に肩を並べるような成績を残す事が出来るだろうか。「バラ一族」の孝行息子の挑戦は続くのである。
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