クライマックスシリーズ第1ステージは先に2勝した方が第2ステージでレギュラーシーズン優勝した日本ハムと対戦する。第2戦は17日、K・スタ宮城で行われ、先発投手は楽天が田中投手、ソフトバンクはホールトン投手と発表されている。
【試合結果】
ソフトバンク 0 0 0 4 0 0 0 0 0 4
楽 天 3 0 4 0 0 3 1 0 x 11
楽天岩隈、ソフトバンク杉内、両エースの先発で始まった第1戦は初回にホームラン攻勢で楽天が先制すると3回にも追加点を加え相手エースをマウンドから引きずり下ろすと、その後も攻撃の手を緩めず大差で大事な第1戦をモノにした。先発の岩隈投手は4回に4点を取られたおのの、その後は立ち直り完投勝利を収めた。
一方、ソフトバンクはエースの杉内投手が序盤で崩れたのが全てだった。出鼻をくじかれ、3点差に詰め寄った後に肝心なところで守備のミスが出たのも痛かった。思わぬ大差を付けられ、松中や多村と言った主力を欠いた打線に相手エースを打ち崩す力は残っていなかった。
<コメント>
地元仙台を離れておよそ20年。いつの間にか東京に住んでいる年月の方が長くなってしまったが、今年ほど「仙台」とか「宮城」の事を意識した年は無いような気がする。近くの西武ドームで楽天の試合があれば時間の許す限り足を運んだ。クライマックスシリーズ初戦。家に帰ってテレビの番組欄を見るとNHK衛星で中継があったので、地元に帰った気分になって観戦した。
8、9月の快進撃で初のAクラスどころか2位の座を射止め本拠地でクライマックスシリーズを迎える事が出来たイーグルス。レギュラーシーズン終了間際に監督人事問題でゴタゴタが続き、チーム状態が心配されたが、その事で逆にチームが結束した。終盤の勢いはポストシーズンに入っても衰える事は無かった。
楽天にとっては、先に2勝した方が次のステージに進める「超短期決戦」の初戦をモノに出来たのは大きい。ポストシーズンを知らないメンバーが多い中で数少ないポストシーズンを知る男、岩隈投手がチームを勝利に導いた。点を取られた4回以外はほぼ完璧なピッチングだった。
またシーズン終盤、快進撃の原動力となった打線も4本の本塁打に先発全員安打と爆発し、両チームのエースの投げ合いが予想された第1戦は思わぬ大差が付いた。
第1戦をモノにしたイーグルス。試合終了後のインタビューで岩隈投手が「本気でてっぺん狙ってます。」と高らかに叫んだ。果たしてその言葉にどこまで近づけるか。まだ先の話になるが、セ・リーグの代表が巨人或いはヤクルトになる事を祈りつつ、吉報を東京で待ちたいと思う。
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