9月12日に行われたこの試合。後半29分過ぎに豪雨の為、試合が中断となり、今日の試合はその時点から再開された。開始早々、鹿島は岩政選手がゴールを決め1点差に迫ったが及ばなかった。
【試合結果】
川崎F 3−2 鹿 島
(得点者)
前19分 鄭大世(川崎F)
前30分 マルキーニョス(鹿島)
前32分 鄭大世(川崎F)
後21分 ジュニーニョ(川崎F)
後29分 岩 政(鹿島)
【Jリーグ順位表】
1 清 水 50(得失点差+14)
2 鹿 島 50(得失点差+10)
3 G大阪 49(得失点差+15)
4 川崎F 49(得失点差+14)
5 新 潟 46
(中 略)
15山 形 31
16 柏 27
17千 葉 23
18大 分 16
数字は勝ち点
<コメント>
およそ3週間前に試合が行われた時点で両チームは1、2位に位置し首位攻防戦として注目が集まっていたこのカード。しかし「雨の悪戯」により最後の「オチ」を見る事無く試合は打ち切られた。恐らく対戦した両選手、チーム関係者そしてサポーターはモヤモヤした感情を引きずったまま3週間後のこの日を迎えたであろう。楽しみにしていたサスペンスドラマで犯人があと少しで分かると言う状況で、放送事故或いは重大事件があって臨時ニュースに切り替わり放送時間を過ぎてしまい、後日再放送となってしまった時に抱く感情に似ているだろうか。
あれから3週間。両チームの置かれた状況は変わった。鹿島は負けが続き首位から陥落した。一方の川崎もACL制覇への道が絶たれ、リーグ戦の順位も下がった。サポーター等の関係者が色んな思いを抱え前代未聞の「3週間前の首位攻防戦」の続き、「16分間のドラマ」は再開された。しかもあの時と同じ雨の中で…。
結果は、敵地でしかも追われる立場で再開した事でやり難かったであろう川崎Fが鹿島の猛攻を1点で凌いで勝利を収めた。鹿島は勝てば首位に返り咲くチャンスだったが及ばなかった。
今回の措置は賛否両論あると思うが、明確なルールが無い中で、双方ある程度納得の行く形で折り合いを付ける方法は、中断した所から再開すると言う方法以外無かったと思う。試合がかなり進んだ状況だったし、せっかくゴールを決めた選手やJリーグデビューを果たした選手の記録が消えてしまうのは選手にとっては納得行かないだろう。
今後も今回のようなケースは起こる可能性がある。今後、きちんとしたルールを作り、円滑に試合運営が進むようにして欲しいと思う。
さて、残り試合が少なくなって来た今シーズンのJリーグ。4位までの勝ち点差が1と混戦のまま終盤戦を迎えようとしている。優勝争い、そして残留争いの結末やいかに…。

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