2009年09月30日

やっぱり効き目があった?アウエーゴール「1」と言う成分   【サッカー ACL準々決勝第2戦】

 サッカーのアジアクラブNo.1を決めるアジアチャンピオンズリーグ準々決勝、名古屋グランパス×川崎Fの第2戦が30日、名古屋市瑞穂陸上競技場で行われ、名古屋が3−1(2試合合計4−3)で川崎Fを下しベスト4に進出した。
  第1戦で敗れはしたもののアウエーゴールを奪った名古屋が2−1で迎えた試合終了間際、オーストラリア代表ケネディーのゴールで突き放した。

  ホームアンドアウェー方式の準決勝は10月21、28日に行われベスト4にコマを進めた名古屋は、アルイティハド(サウジアラビア)×パフタコル(ウズベキスタン)の勝者と顔を合わせる。


【ACL準々決勝第2戦結果】
名古屋  3−1  川崎F
(1勝1敗。2試合合計4−3で名古屋がベスト4進出)
(得点者)
前26分 小 川(名古屋)
前34分 吉 田(名古屋)
前37分 鄭大世(川崎F)
後42分 ケネディ(名古屋)


<コメント>
  ホーム&アウエー方式で行われるACL準々決勝。第1戦、敗れはしたもののアウエーで貴重な1得点を上げて第2戦に望みを繋いだ名古屋グランパスが、ホームで行われたその第2戦をモノにした。合計得点でも川崎Fを上回り逆転でベスト4にコマを進めた。結果的にはアウエーで上げた1得点が生きた格好となった。
  第1戦で貴重なアウエーゴールを奪ったのも、そして、今日(30日)行われた第2戦でベスト4進出を決めるゴールを捻じ込んだのも、今シーズン途中から加入したオーストラリア代表のケネディ選手だった。日本代表との試合でも日本のディフェンス陣を苦しめた同選手。やはり何かを持っているような気がする。

  今シーズンの名古屋は現在、Jリーグで7位とJリーグ優勝、来シーズンのACL出場権獲得には厳しい位置にいる。(天皇杯が残ってはいるが…。)今の所、タイトルを獲得の可能性があるとしたらACL優勝しかない。ビックタイトル獲得と言うモチベーションが逆にチームの士気を奮い立たせているのかも知れない。

  浦和レッズ、ガンバ大阪と日本のクラブが保持し続けたこのタイトルを今回も日本のクラブが獲得出来るのか。ファンの期待を一身に背負い、名古屋が次のステージに向かう。










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2009年09月28日

最後の1冠目指して…役者が揃い舞台は晩秋の淀へ!!  【競馬  神戸新聞杯結果】

   競馬の菊花賞トライアル、第57回神戸新聞杯が27日、阪神競馬場芝2,400mで行われ、7番人気のイコピコが最後の直線で切れのある末脚を見せ重賞初制覇を飾った。2着には3番人気のリーチザクラウン、3着には5番人気のセイウンワンダーと言った春の実績馬が入った。一方、1番人気に支持された皐月賞馬、アンライバルドは最後の直線で伸びを欠き4着に終わった。

  3歳牡馬クラシック戦線最後の1冠となる菊花賞は10月25日、京都競馬場(芝3,000m)で行われる。


【第57回神戸新聞杯結果】
1着 イコピコ      四位洋文  2分24秒2
2着 リーチザクラウン 武 豊
3着 セイウンワンダー 福永祐一
4着 アンライバルド   岩田康誠
5着 トップカミング   幸英明

<コメント>
  新潟や小倉など、地方で行われていた夏競馬も終わり、秋競馬が本格的に始まっている。春のG1戦線で活躍した馬が夏の間、北海道や或いは自らの厩舎で鋭気を養い、続々とターフに戻って来ている。今度の日曜日に行われるスプリンターズステークスを皮切りに秋のGTもスタートする。

  そんな中、牡馬クラシック最後の1冠の座を争うべく、その舞台に立つ資格を得る為のトライアルレース、神戸新聞杯が行われ春のクラシックレースを賑わせた馬が勢揃いした。ダービー2着のリーチザクラウン、2歳王者セイウンワンダーが上位に入線し、秋初戦としてはまずまずの出来を見せたが、それ以上にファンの度肝を抜いたのが、これらの実力馬を纏めて差し切りレコードのオマケまで付いたイコピコの末脚だった。春のクラシックには縁が無かった同馬。最後の1冠に間に合っただけでなく、一躍主役候補に踊り出た。血統的には母の父、ジェイドロバリーが少し気になる所だが、父がマンハッタンカフェである事から長丁場となる距離も何とかこなせるだろう。マークが厳しくなるであろう本番で果たしてどんな走りを見せるのか今から楽しみだ。

  それに対してこのレースが始動戦となった春の実績馬は明暗が分かれた感がある。馬体重を減らしながらも持ち味を発揮したリーチザクラウン、好位置から最後まで食い下がったセイウンワンダーは本番での走りに期待が持てる内容だったが、皐月賞馬のアンライバルドはダービーと同じ距離のこのレースで再び引っ掛かって伸び切れず、更に距離が延びる本番に向けて不安の残る結果となった。

 ダービー馬、ロジユニヴァースが昨年のディープスカイ同様、古馬のGT戦線に参戦する公算が高い事から菊花賞は恐らく回避するだろう。ダービー馬が出て来ないのは少し残念ではあるが、前の週に行われたセントライト記念の結果と合わせて、最後の1冠を目指す役者は揃った。
 10月、秋深まる淀の舞台で大輪の菊を咲かせるのは、春の実績馬か。新星か。それとも伏兵馬か。淀の舞台は、今や遅しとその時が来るのを待っている。 








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2009年09月27日

必死に逃げてたら「九州のタカ」の背中が見えて来た!?「東北のワシ」  【プロ野球 CS進出争い】

  クライマックスシリーズ進出争いが激しさを増しているプロ野球は26日、西武×楽天などセ・パ両リーグで合わせて6試合が行われた。
  まずパ・リーグから。激しいCS進出争いを続けている楽天と西武の直接対決第2ラウンドは、点の取り合いとなったが終盤西武を突き放した楽天が10−6で貴重な勝ち星を収めた。また、2位ソフトバンクが敗れた為、ソフトバンクとのゲーム差を0.5に縮めた。
  一方、セ・リーグではヤクルトが息を吹き返し4連勝。この日中日敗れた阪神と入れ替わり3位に浮上した。

  27日も楽天×西武、中日×阪神など6試合が予定されている。


【26日の試合結果】
◎セ・リーグ
阪 神 4 0 0  3 0 0  0 0 0  7
中 日 0 1 1  1 2 4  0 1 x  10
【勝】 パヤノ 2勝 1敗 0S
【負】 江草 4勝 5敗 0S
【S】 浅尾 7勝 9敗 4S
   序盤阪神にリーグを許した中日だったが、中盤ブランコ選手のホームランやタイムリー二塁打等で逆転し連敗を5で止めた。一方、阪神は序盤のリードを守る事が出来ず4位に転落した。


広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
巨 人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1x  1
【勝】 金刃 1勝 0敗 0S
【負】 横山 3勝 8敗 0S
  既にレギュラーシーズン優勝を決めている巨人が坂本選手のサヨナラヒットで勝ち9連勝。一方、広島は先発した前田(健)投手の好投も実らず、今シーズン負け越しが決定。3位ヤクルトとのゲーム差も3に広がりクライマックスシリーズ進出は厳しくなった。


横 浜  0 0 0  0 0 1  0 0 3  4
ヤクルト 0 2 0  0 0 0  2 1 x  5
【勝】 村中 1勝 5敗 0S
【負】 吉見 2勝 4敗 0S
【S】 林昌勇 5勝 4敗 26S
  ヤクルトが最終回1点差に詰め寄られたが逃げ切り4連勝で3位に浮上した。先発の村中投手は今シーズン初勝利。

◎パ・リーグ
オリックス 0 0 0  0 2 0  0 0 0  2
 ロッテ  1 0 1  2 0 0  0 2 x  6
【勝】 清水 6勝 7敗 0S
【負】 平野 3勝 12敗 0S
   ロッテが初回に先頭打者本塁打、4回にタイムリー2塁打を放っただ西岡選手の活躍などでオリックスを下し4連勝。一方、オリックスはロッテ先発、清水投手に2点に抑えられて3連敗となった。



楽 天 0 0 0  0 5 1  1 0 3  10
西 武 0 1 1  2 0 0  2 0 0  6
【勝】 川岸 3勝 3敗 2S
【負】 岸 12勝 5敗 0S
  下の「観戦レポート」で詳しく・・・。

 日本ハム  0 0 0  0 1 0  0 1 2  0 0 1  5
ソフトバンク 1 0 0  0 0 2  0 1 0  0 0 0  4
【勝】 武田久 3勝 0敗 32S
【負】 藤岡 5勝 8敗 0S
  終盤同点に追い付いた日本ハムが延長12回、スレッジ選手の値千金の一発でち勝ち越し、その裏を武田久が抑え逃げ切った。日本ハムの優勝へのマジックナンバーは「7」となった。一方、敗れたソフトバンクは3連敗。気が付けば「東北のワシ」の姿が大きく見える。

<コメント(観戦レポート)>
  激しいCS進出争いを続けている楽天×西武を観戦するため西武ドームへ出掛けて来た。
  大一番となった3連戦。西武は3位浮上の為には1つも負けられない戦い。一方楽天も金曜日(25日)に2本柱の一角、田中投手で敗れている為、この試合を落とすと尻に火が付く状況となる。そんな中で迎えた3連戦第2ラウンドは、両チームの置かれた状況を如実に表すような激しい打撃戦となった。
   
  まず前半、試合の流れを作ったのは西武ライオンズ。2回にG.G佐藤選手の一発で先制すると、その後も着々と加点し4−0。先発の岸投手も楽天打線をほぼ完璧に抑える好投を見せた。
  だがそんな西武優位の雰囲気を一変させる事態が5回表に起きた。この回先頭のセギノール選手がソロホームランを放つと、続くリンデン、中谷選手も右に左にスタンドへ放った。3者連続ホームランでたちまち1点差に迫ると、その後も動揺した西武の岸投手を攻めて塁上を賑わせ一気に逆転した。
  その後も追加点を上げた楽天が、終盤7回に1点差まで詰め寄られたものの、この日4安打と活躍したリンデン選手のタイムリーヒットなどで9回に突き放し、大事な一戦をモノにした。西武とのゲーム差を3に広げると共にCS進出へのマジックナンバー「8」が再々点灯した。

  先日、帰省した時にテレビ観戦した楽天も劣勢だった局面を一気に変える勢いで勝ちを収めていたが、この試合も5回にビックイニングを作り形勢を逆転した。この勢い、本物かも知れないと言う印象を受けた。西武との後にソフトバンク4連戦が控えているが、本拠地で行われる事もあり2位浮上もあり得るかも知れない。

  一方、西武は前半好投していた先発の岸投手が5回にホームランで崩れた事。その裏の満塁のチャンスを生かせなかった事。そして7回の中村、石井(義)選手の2者連続ホームランの後の同点のチャンスを逸した事が痛かった。今日(27日)先発のエース涌井投手で相手に大きなプレッシャーを懸けてCS進出を目論んだが、逆に自らにそのプレッシャーを掛ける結果となってしまった。


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2009年09月25日

将来、お巡りさん出身のプロ野球選手が誕生する!!かも?   【野球 警視庁野球部結成】

〜MSNニュース より〜
  警視庁警備部の機動隊に、年内にも硬式野球チームが誕生する。立川市を拠点とする第4機動隊に野球経験者を集め、都市対抗野球への出場を目指す。来年度からは、野球の実績があれば採用試験で優遇措置が受けられるようになる見通し。

 各機動隊内に置かれ、通常業務をこなしながら特定の競技を専門的に練習する「スポーツ小隊」の一つとして、硬式野球が新設される。スポーツ小隊からはこれまでにレスリングやフェンシングなどで五輪代表者を輩出している。

 硬式野球の監督は、日大三高(町田市)の投手として、甲子園に出場した警部補が務める予定で、メンバーが出身校の野球部を訪れるなどして、選手のスカウトにも力を入れる方針。不況などの影響で、企業の名門チームの休部が相次いでいるだけに、新チームの誕生は注目を集めそうだ。

<コメント>
  学生野球とプロ野球の橋渡し的な存在だった社会人野球だが、近年の経済情勢の悪化で年々チーム数が減り続けている。今夏、名門日産自動車の野球部が休部した事は記憶に新しい。あるチームはクラブとして再出発したり、またあるチームはチームそのものがなったりしており、代わりの受け皿として独立リーグが登場した。

  そんな冬真っ只中の社会人野球に久々に明るい話題がもたらされた。日本の首都、東京の治安を守る警視庁機動隊が硬式野球部を結成する事を発表した。今後、経験者を積極的に採用して都市対抗を目指すと言うのだ。過去に柔道等、個人競技で警視庁所属のオリンピック選手はいたが、トップレベルで活動する警視庁の団体競技のチームは余りないような気がする。Vリーグの2部に当たるV1リーグに属しているバレーボール男子ぐらいだろうか。

  結成される野球部もクラブ的な組織ではなく本格的に活動するようなので今後の動向が楽しみであると共に注目を集めるだろう。将来、お巡りさん出身のプロ野球選手が誕生するかも知れない。活動費は税金が使われる事になる。役人に対する世間の目が厳しい昨今、批判が出る可能性もあるが、目くじら立てずに温かく見守りたいものである。





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2009年09月24日

電光石火の逆転劇も、妙に引っ掛かるアウエーゴール「1」  【サッカー ACL準々決勝第1戦】

  サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、川崎F×名古屋グランパスの第1戦が23日、国立競技場で行われ、後半に中村(憲)のFK等で2得点を上げたホームの川崎Fが逆転勝利を収めた。第2戦は名古屋のホーム瑞穂陸上競技場で30日行われる。

【ACL準々決勝第1戦試合結果】
 川崎F  2−1  名古屋
(得点者)
前28分 ケネディ(名古屋)
後15分 中村(憲)(川崎F)
後18分 ジュニーニョ   

<コメント>
  日本のクラブチーム同士の対戦となった、ACL準々決勝第1戦川崎Fと名古屋グランパスの一戦は、ホームの川崎Fが逆転勝ちを収め、ベスト4進出に一歩近付いた。
  出来れば、決勝で見たかった両チームの対戦。前半先制点を上げた名古屋優位で展開した試合の流れを変えたのは、日本代表でも活躍する中村(憲)選手の一発だった。普通ならば味方に合わせるようなクロスを上げるであろう角度のない所から二アサイドを狙って、ゴールに捻じ込んだ。名古屋のディフェンス陣は恐らくクロスを上げて来る事を想定していたのかも知れない。相手の意表を突く見事なフリーキックだった。その後、気落ちしたのか立て続けに得点を奪われ大事な初戦を落とした名古屋。一方のホームで貴重な白星を挙げた川崎F。好対照な光景がそこにはあった。

  川崎Fが先勝して迎える第2戦。第1戦をモノにした事やJリーグ等の状況から考えると川崎Fが優位に立ったと言える。しかし、アウエーゴールを献上した事がどう影響するのか。優位に立ったとは言えまだ油断は出来ないだろう。
  名古屋は第2戦で形勢を逆転する為にもまずは先制点を取って相手の焦りを誘う事が必要だ。ケネディ選手の高さを生かすのか。それとも玉田選手のスピードを生かすのか。
  アウエーゴール「1」が重要なファクターとなるような気がするベスト4を巡る争い。注目の第2戦はどんな展開になるのだろか。





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2009年09月23日

居眠りする事無く先頭でゴールテープを切った「ウサギ」&展開が読めないCS進出争い!!  【プロ野球 レギュラーシーズン】

  プロ野球は23日、巨人×中日などセ・パ両リーグ合わせて6試合が行われた。
  この内、レギュラーシーズン優勝へのマジックナンバーを「1」としていた巨人は2位中日と対戦し、ラミレス選手のホームラン等で5−3と中日を下し、3年連続33度目(2リーグ制後)の優勝を成し遂げた。セ・リーグの3連覇は巨人の9連覇以来36年ぶり4度目(いずれも巨人)。
  一方、クライマックスシリーズ進出を目指し熾烈な争いを続けている阪神、ヤクルト、広島は、阪神とヤクルトが勝利を収め3位阪神を4位ヤクルトが0.5ゲーム差で追っている。5位広島はヤクルトとの差が1ゲームとなり一歩後退した。
  また、パ・リーグでは楽天がオリックスに勝ち、ロッテに敗れた2位ソフトバンクとの差が1ゲームに縮まった。また4位西武は首位に日本ハムに3連勝。ソフトバンク戦からの6連戦を5勝1敗で乗り切り、25日から行われる楽天との直接対決でクライマックスシリーズ進出を目指す事になった。

【23日試合結果】
ヤクルト 0 0 0  1 0 0  0 0 3  4
 広 島 0 0 0  0 0 0  0 0 1  1
【勝】 ユウキ 5勝 5敗 0S
【負】 今井 1勝 3敗 0S
  投手戦となったこの試合だが、9回に相川選手のタイムリー二塁打などで突き放したヤクルトが逃げ切り、クライマックスシリーズ進出に望みを繋いだ。一方、広島は好投した今井投手を打線が援護出来ず一歩後退した。
  

中 日 0 0 0  0 3 0  0 0 0  3
巨 人 0 1 0  3 0 0  1 0 x  5
【勝】 オビスポ 5勝 1敗 0S
【負】 山井 0勝 3敗 2S
【S】 クルーン 1勝 3敗 27S
  巨人は、2回に先制すると4回にラミレス選手のホームランなどで突き放し、その後は継投で逃げ切った。オビスポ投手は5勝目。チームは7連勝。一方、谷繁選手の3ランで一時は1点差まで迫った中日だったが追い付く事は出来なかった。


阪 神 4 2 0  0 0 0  0 0 0  6
横 浜 0 0 0  0 1 2  0 0 0  3
【勝】久保 8勝 8敗 0S
【負】 グリン 3勝 15敗 0S
【S】 藤川 5勝 3敗 23S
  序盤に6点取って試合を優位に進めた阪神が継投策で逃げ切り3位を死守した。久保投手は8勝目。一方、横浜は序盤の大量失点が最後まで響いた。


オリックス 0 0 0  0 1 0  0 0 0  1
 楽  天 0 0 1  2 0 1  0 0 x  4
【勝】 藤原 4勝 4敗 0S
【負】 近藤 8勝 11敗 0S
【S】 小山 1勝 3敗 4S
  楽天は3回に先制するとその後も着実に加点しオリックスを突き放した。先発藤原投手は9安打を打たれるも要所を締め、8回1失点で4勝目を上げた。一方、オリックスは10安打放ちながらも1点しか奪えず、今シーズン80敗目を喫した。


  ロッテ   1 0 1  5 0 0  0 0 0  7
ソフトバンク 1 0 1  2 0 0  0 1 0  5
【勝】 根本 1勝 0敗 0S
【負】 大場 1勝 4敗 0S
【S】 シコースキー 8勝 5敗 15S
  2−2で迎えた4回表、ロッテが大松選手の満塁ホームラン等で大量5得点を奪うと、その後ソフトバンクの追撃を振り切った。ソフトバンクは2点差まで迫ったが追い付く事は出来なかった。


 西 武  3 0 2  0 1 0  0 0 0  6
日本ハム 0 0 0  0 0 0  1 0 0  1
【勝】 西口 4勝 3敗 0S
【負】 吉川 0勝 1敗 0S
  西武が初回に中村選手の3ランで先制すると3回にも追加点を上げて6点のリードを奪った。先発西口投手は7回途中まで日本ハム打線を無失点に抑える好投で4ヶ月ぶりの4勝目。チームもこのカード3連勝を含む4連勝となった。一方、打線が沈黙した日本ハムは4連敗。エース、ダルビッシュ投手が登録抹消されるなど不安を抱えたまま25日からの首位攻防戦に挑む事となった。

<コメント>
  敬老の日と今年2回目の大型連休と言う事で銘打たれた「シルバーウィーク」。小生も家族を連れて実家のある仙台に帰省していた。
  仙台ではこの期間、楽天がKスタ宮城にロッテ、オリックスを迎え6連戦を行っていた。ナイターだった月曜日を除き地元のテレビ局(地上波)が中継していたのを見たが、クライマックスシリーズ進出が懸かっている事もあり連日スタンドは満員だった。地上波でのプロ野球中継が少なくなって来ている昨今だが、地元のテレビ局が放送している事で、改めて地域に愛されている球団になった事を実感した。

  さて、プロ野球のレギュラーシーズンもいよいよ大詰め。セ・リーグではジャイアンツが優勝し3連覇を達成した。かつて他の球団の主力選手をかき集めて強さを誇示していた頃と違い、生え抜きの若手選手がチームを引っ張った。4月中旬に首位に立つと夏場に中日に迫られはしたものの、一度もその座を譲る事無くこの日を迎えた。再登板した原監督が一貫して若手選手を積極的に起用し、選手がそれに応え若い芽はやがて大きな花を咲かせる事となった。坂本、亀井、山口選手など原監督が手塩にかけて育てた選手。
  ここまで強くなるとファンの期待は、やはりかつての黄金時代である9連覇よ再び、と言う事になるのだろう。当時と比べて戦力が均衡化している現在のプロ野球でその偉大な記録に届くかどうかは分からない。ましてや今はクライマックシリーズと言う、もう1つのハードルをクリアしないと日本一への挑戦権を獲得する事は出来ない。しかし、上に挙げた若手選手が順調に育てばそれに届くような・・・。そんな予感を漂わせるほど強かった今シーズンだった。
  2位が確定した中日は前も後ろも姿が見えないと言う事で、ここ数試合は難しい選手起用を強いられた。策士、落合監督の事を考えると龍が眠ったままの状態でライマックスシリーズを迎える事はないと思う。

  そして優勝争い以上に面白い生き残りを懸けた争い。ヤクルトが踏ん張り阪神にピッタリ食らいつく展開となっている。両チームは週明けに直接対決を控えているが、そこで決まるのか。それとも一歩後退した広島が両チームの間を抜け出すのか。三つ巴の争いは10月の最終戦までもつれ込みそうな気がする。


  一方のパ・リーグは、楽天が2位をも射程圏内に捉える勢いを見せている。帰省中にテレビで見ていたが、リードされていても、いつか試合をひっくり返すような雰囲気に球場全体が包まれているように見えた。25日からの西武との3連戦。西武もソフトバンク、日本ハム撃破して本拠地に戻ってくるとあってチームの雰囲気は最高潮に達しているだろう。裏ではその日本ハムとソフトバンクとの首位攻防戦が行われるが、この週末がパ・リーグのレギュラーシーズン最大の見せ場となるだろう。果たしてどんな結果になるのか注目したい。











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2009年09月19日

「トラ」、「ツバメ」、「コイ」 三つ巴の争いを制するのは?そして必死に逃げる「東北のワシ」の運命は?  【プロ野球 レギュラーシーズン】

  プロ野球は18日、ヤクルト×巨人、オリックス×日本ハムなどセ・パ合わせて6試合が行われた。
  レギュラーシーズン優勝へ秒読みの段階に入っている巨人は阿部選手の通算200号本塁打等でヤクルトを圧倒し10−2で快勝、2位の中日が敗れた為、マジックナンバーを2つ減らし「7」とした。

  パ・リーグの首位日本ハムもオリックスに競り勝ち、2位のソフトバンクが敗れた為、巨人と同じくマジックナンバーを2つ減らし「12」とした。


【18日の試合結果】
 巨 人 0 0 0  0 2 2  5 0 1  10
ヤクルト 0 0 0  0 0 0  2 0 0  2
【勝】 内海 8勝 10敗 0S
【負】 村中 0勝 5敗 0S
  4回まではチャンスを作りながら得点出来なかった巨人だったが、中盤打線が奮起し先制点を奪うと、7回には阿部選手のホームラン等で大量5点を奪い試合を決めた。ヤクルトは村中投手が中盤、巨人打線に捕まり試合の主導権を握る事が出来なかった。
  

横 浜 1 0 1  3 0 0  0 0 0  5
中 日 0 1 0  0 0 0  0 1 0  2
【勝】 ランドルフ 4勝 1敗 0S
【負】 ネルソン 1勝 3敗 1S
【S】 山口 5勝 4敗 17S
  横浜先発のランドルフ投手が力で中日打線を抑え4連勝。打線も繋がった横浜が快勝した。一方、中日はネルソン投手が序盤横浜打線に捕まり、打線も相手投手陣に抑えられた。

広 島 0 1 4  0 0 0  0 0 0  5
阪 神 0 2 0  0 0 2  0 0 0  4
【勝】 今井 1勝 2敗 0S
【負】 能見 10勝 9敗 0S
【S】 永川 2勝 6敗 32S
  CS進出へ生き残りを懸けた戦いの第1ラウンドは広島が接戦を制した。先発した今井投手はプロ初勝利。阪神はチームトップの10勝を挙げている能見投手をマウンドに送り必勝を期したが、痛い星を落とした。

ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
 西  武   0 0 0  5 0 0  1 0 x  6
【勝】 帆足 8勝 5敗 0S
【負】 ジャマーノ 5勝 4敗 0S
  西武の先発、帆足投手がソフトバンク打線相手に完封勝利を挙げ、打線も4回にビックイニングを作るなど投打の歯車が噛み合った。一方、ソフトバンクは、ジャマーノ投手の4回の乱調が誤算だった。打線も4安打に抑えられる等元気がなかった。


 日本ハム 0 2 0  0 0 0  4 0 0  0 1  7
オリックス  0 0 0  2 0 0  3 1 0  0 0  6
【勝】 武田久 2勝 0敗 32S
【負】 金子 11勝 8敗 1S
  日本ハムが苦しみながらも勝利を収めマジックナンバーを減らし、レギュラーシーズン優勝で一歩近づいた。一方、オリックスも食らいついたが最後は日本ハムスレッジ選手に一発を打たれ敗れると共に2年ぶりのBクラスが決まった。


ロッテ 0 0 2  0 0 0  2 1 0  5
楽 天 0 2 3  1 1 2  0 0 x  9
【勝】 田中 14勝 5敗 1S
【負】 清水 5勝 7敗 0S
  楽天が2回に先制点を上げると、それ以降もロッテ投手陣に襲い掛かり合計9得点を奪った。先発の田中投手は3、7回にホームラン等で得点を許したが打線に助けられた。一方ロッテは3回に一旦、追い付いたものの、初のCSシリーズ進出を目指す相手の勢いを止める事が出来なかった。

<コメント>
  9月も折り返し点を過ぎ、プロ野球の優勝争い、クライマックスシリーズ進出争いは大詰めを迎えている。
  
  まず優勝争いはセ・リーグ、パ・リーグとも秒読み段階に入っており余程の事がない限り、セ・リーグは巨人が最初にゴールテープを切る事になるだろう。パ・リーグも一時、首位に迫まりかけたソフトバンクがここの所、失速気味で日本ハムが恐らく逃げ切るだろう。

  優勝争い以上にヒートアップしているのが、クライマックスシリーズ進出争いである。特に3つ巴となっているセ・リーグの3位争いは熾烈を極めている。前回プロ野球に関する記事を書いた9月3日の時点では、夏の大ブレーキとなったヤクルトが何とか3位をキープしていたが
勢いを増した阪神があっという間に追い抜き、3位に浮上した。
  阪神はここに来て中継ぎ、抑え投手がしっかりしてきた。この前の巨人戦をテレビで見たが、藤川投手は昨年までのこの時期よりも登板機会が少ない事が功を奏しているのか、伸びのある直球を放っていた。先発投手陣がある程度踏ん張れば勝ち星の計算が出来るようになった事を考えると相手にとっては今後、脅威となる。
  そして阪神以上に不気味な存在なのが後ろから追っている広島カープ。阪神との直接対決の初戦を制し、この3連戦の結果次第では一気に3位に浮上する可能性すらある。この時期にプロ初勝利の投手が出てきた事もチームに勢いをもたらす意味で大きい。
  阪神、ヤクルト、広島。最後に圏内に滑り込むのは果たしてどのチームなのか。

  一方、パ・リーグは楽天と西武の付かず離れずの争いが続いている。こちらは25日からの3連戦で雌雄が決着しそうな気がするが、追う西武としては、それまで続く上位チームとの対戦で好成績を収めて勢いを付けた状態で本拠地に帰りたい所だろう。

  過熱するAクラス争いの裏で、選手などの去就に関する話がチラホラ出始め、チームによっては秋風が既に吹いている今年のプロ野球。いよいよクライマックスを迎えようとしている。













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2009年09月17日

互いの大砲を交換し、その威力を確かめてみたけれど…  【サッカー  UEFAチャンピオンズリーグ】

  2009−2010年シーズンのヨーロッパクラブチャンピオンを決めるサッカーのUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグが16日、ヨーロッパ各地でグループE〜Hの合計8試合が行われた。
  
  この内、グループEのリバプール、同Hのアーセナルのプレミア勢は揃って初戦を白星で飾った。
  また両FWがトレードとなり今夏の移籍市場で話題となったバルセロナとインテルが同じグループに入り、初戦でいきなり対戦した。試合は、バルセロナの攻撃をインテルがしのぐ展開となり結局スコアレスドローとなった。
  UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ第2節は、9月29日、30日に行われる。


【グループリーグ結果(16日分)】
◎グループE
リバプール   1−0  デブレツェンVSC
リヨン     1−0  フィオレンティーナ



◎グループF
インテル     0−0   バルセロナ
ディナモ・キエフ 3−1   ルビン・カザン



◎グループG
シュツットガルト 1−1  レンジャーズ
セビージャ     2−0 ウニレア・ウルジチェニ



◎グループF
スタンダール・リエージュ  2−3   アーセナル
オリンピアコス・ピラエウス 1−0   AZ



<コメント>
 昨日の記事でブラジル代表カカの前所属先のミランと現所属先のR・マドリードが同じグループに入った事は興味深い、と言うような事を書いたが、もう一組同じように運命の糸で引き寄せられたチームがある。前者同様、リーガエスパニョーラとセリエAでそれぞれ中心的な存在となっているバルセロナとインテルである。
  バルセロナはインテルの大砲イブラヒモビッチ選手(スウェーデン代表)を獲得すると、それまで攻撃の中心的な役割を担って来たエトォ選手(カメルーン代表)をインテルに差し出した。そして、その両雄がグループリーグ初戦でいきなり顔を合わせた。昨シーズンとは違う色のユニフォームに袖を通した両チームの大砲が果たしてどんな働きを見せるか注目が集まった試合だった。しかしヨーロッパチャンピオンを目指す長い旅の序章と言う事もあってか、互いに決め手を欠き、得点が入らないまま試合が終わった。期待された両チームの大砲も火を噴く事はなかった。
  試合展開を考えるとアウエーとは言え、勝ち点を得るチャンスが十分にあったバルセロナにとっては少し悔いの残る内容だったと言えるだろうか。
  この組(グループF)は実力的にこの2チームが決勝トーナメントに進出する可能性が高い。(勿論、何が起こるか分からないので断定は出来ないが…。)この後、スペインとイタリアの両雄がどんな戦いを見せるのか。そして交換した両チームの大砲がいつ火を噴くのか。今後の活躍に期待したい。

【かつて日本を率いた「あの人」はギリシャに…】
  先日CSKAモスクワを解任された元日本代表監督のジーコ氏が、ギリシャの強豪、オリンピアコスで指揮を執る事になった。契約期間は2年。オリンピアコスは現在行われているUEFAチャンピオンズリーグに参戦している。









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2009年09月16日

今シーズンも舞台の中心にいるのはプレミア勢か?それとも他チームが主役の座を奪うのか?  【サッカー UEFAチャンピオンズリーグ】

  2009−2010年シーズンのヨーロッパクラブチャンピオンを決めるサッカーのUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグが15日開幕した。
   グループA〜Dの合計8試合が行われ、日本代表の長谷部選手が属するボルフスブルク(ドイツ)や前回準優勝のマンチェスターU(イングランド)、カカやCロナウドが加入したR・マドリード(スペイン)等が順当に初戦を白星で飾った。

  大会は4チーム8組分かれてグループリーグが行われ、上位2チームが決勝トーナメントに進出する。決勝は来年の5月22日、R・マドリードのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウで行われ、優勝したチームには2010年のクラブW杯の出場権が与えられる。


【グループリーグ結果(15日分)】 
◎グループA
マッカビ・ハイファ  0−3  バイエルン
ユベントス      1−1  ボルドー



◎グループB
ボルフスブルク  3−1   CSKAモスクワ
ベジクタシュ   0−1 マンチェスター・U



◎グループC
FCチューリヒ  2−5  R・マドリード
マルセイユ   1−2  ミラン



◎グループD
チェルシー   1−0 FCポルト
A・マドリード 0−0 アポエル・ニコシア



<コメント>
  前々回は決勝でチャンピオンの座を争い、前回はバルセロナ(スペイン)が立ちはだかったものの、ベスト4に3チーム残る等、ここ数年プレミアリーグのクラブ、特に4大クラブと言われるマンチェスターU、チェルシー、アーセナル、リバプールがヨーロッパのサッカーを牽引している。
  今シーズンのヨーロッパクラブチャンピオンを決めるチャンピオンズリーグのグループリーグが15日開幕し、頂点を目指す為の長い戦いの火蓋が切られた。果たしてプレミア勢に待ったを掛ける他国のクラブチームが現れるのか。それとも、今シーズンもプレミア勢が席巻するのか。
  「STOP THE プレミア勢」の一番手は、ミラン(イタリア)からブラジル代表のカカ、マンチェスターU(イングランド)からポルトガル代表のC・ロナウドを獲得し「新銀河系」を形成したと言われるR・マドリードだろうか。昨シーズンは無冠に終わった同チーム。決勝の舞台がホームスタジアムと言う事もありサポーターの期待も大きいだろう。果たして来年の5月22日、「新・銀河系軍団」の姿を見る事が出来るのか注目が集まる。そのカカが昨シーズンまで在籍したミランと同じグループに属しているのも興味深い。
  この他、前回チャンピオンのバルセロナや復権を目指すセリエA所属のクラブの戦いぶりやボルフスブルク(ドイツ)の長谷部選手がヨーロッパの強豪相手にどんなプレーをするのかにも注目したい。








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2009年09月14日

足で稼いだ区切りのヒット!! 「イチローらしく」偉業達成!!   【米大リーグ  イチロー9年連続200本安打達成】

〜 スポーツナビ より〜
  米大リーグ、マリナーズのイチローは13日(日本時間14日)、敵地でのレンジャーズ戦ダブルヘッダー第2試合の2回にショートへのタイムリー内野安打を放ち、史上初となる9年連続200安打を達成した。

 第1試合に続き、第2試合も「1番・ライト」で先発出場したイチローは第2打席、2死三塁のチャンスでレンジャーズ先発ホランドの2ストライクからの3球目、外角高めのストレートを打つと、打球はゴロでショートへ。ショートは送球できずに、内野安打となった。 

<コメント>
  区切りの200本目は内野安打。まさに「イチロー」ならではのヒットだった。
  イチローが後世に語り継がれるであろう偉大なバッターになった事は誰もが認める所である。今シーズンの序盤、プロ野球の歴代最多安打の記録を塗り替え、大リーグ通算2000本安打も先日達成した。
  海を渡って以来、ずっと年間200本以上ヒットを打ち続ける光景を見ており、今シーズンも例年通りそれを達成した事が特別不思議な光景ではないように思える。しかし、最多安打記録更新時に引き合いに出されたP・ローズでさえ200本安打の連続記録は3年だった事等を考えると9年続けた事はとてつもなく凄い記録だと思う。今後、この記録を破る者がイチロー以外に出て来るのだろうかと考えると、ちょっと想像出来ない。

  試合後のインタビューで「やっと解放された。」と言うようなコメントを発していたが、今シーズンは開幕前に連覇の懸かるプレッシャーの中でWBCを戦い抜き、その後体調不良で出遅れ8月には左ふくらはぎを痛めてシーズン通して10数試合欠場した。いつもとは違う状況の中での新記録への挑戦だっただけに、それを達成してホッとした気持ちもあったのだろう。
  
  「無事これ名馬」ではないが、イチローの凄さはシーズン通してコンスタントに試合に出場できる「体の強さ」にあると思う。上に書いた通り、今シーズンは体調不良等で欠場する試合があったが、これまで大きな怪我も無く選手生活を送ってきた事が、偉業達成の大きな要因なのは間違いないだろう。人には真似の出来ない徹底して行っているであろう自己管理の賜物だと思う。  
   さて、年齢的には既に「引退」の2文字がちらつき始めてもおかしくないと思うが、今の状態を維持出来れば、まだまだやれるだろう。豪快な一発が魅力のメジャーリーグのイメージをすっかり変えた「平成の大打者」は、年間200本安打を後何年続ける事が出来るのか。またファンにどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。イチローの今後の活躍に注目したい。














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2009年09月12日

崖っぷちに立たされた「英雄」!! そしてアジアでは劇的な幕切れが…  【サッカー 2010年W杯南米大陸予選など】

  サッカーの2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選が9日、各地で行われた。
  南米予選ではアルゼンチンを下したパラグアイがブラジルに続きW杯本大会出場を決めた。一方のアルゼンチンは自動的に本大会に出場できる4位から5位に順位を下げ後が無くなった。
  この他では、勝者がニュージーランドとのプレーオフに回るアジア5位決定戦でバーレーンがロスタイムに追い付き2−2のドロー。アウエーゴール数でサウジアラビアを上回ったバーレーンが劇的な幕切れで5位となり、南アフリカ行きのチケットを懸けてニュージーランドと対戦する事になった。
   

【南米予選の主な結果(9日分)】
パラグアイ  1−0 アルゼンチン
ウルグアイ  3−1 コロンビア
ベネズエラ  3−1 ペルー
ブラジル   4−2 チリ
ボリビア   1−3 エクアドル

左側がホームチーム

【南米予選順位表(9日終了時点)】 
1 ブラジル   33
2 パラグアイ  30
以上、W杯本大会出場決定
3 チ リ    27
4 エクアドル  23
5 アルゼンチン 22
6 ウルグアイ  21(得失点差+1)
7 ベネズエラ  21(得失点差−5) 
以下省略

<コメント>
  先日、目の前でブラジルにW杯出場を決められたアルゼンチン。その傷も癒えぬまま乗り込んだ敵地で再び同じ光景を目にする屈辱的な敗北となった。これで大陸間プレーオフに回る5位へ転落した。それどころか、次節アウエーで行われるウルグアイ戦で敗れるような事があると予選敗退と言う信じ難い現象が起き可能性すらある。現役時代、国民からの圧倒的な支持を受けた英雄マラドーナだが、代表監督で結果を残す事が出来ず今や批判の矢面に立たされている。残り2試合で怒りの導火線に火のついた国民の心を鎮めるような結果を残す事が出来るだろうか。


【アジア5位決定戦第2戦(リヤド)】
サウジアラビア  2−2 バーレーン
(第1戦0−0。アウエーゴール数で上回ったバーレーンが対ニュージーランド戦進出決定。)

<コメント>
  この試合のハイライトは後半ロスタイムからの攻防だった。規定の45分を終えロスタイムに入ってサウジアラビアが1点勝ち越し、これで決まりかと思われたが、その直後CKからバーレーンの選手が頭で押し込み2−2の同点となってタイムアップ。ロスタイムに入ってから二転三転する激しい展開の末、バーレーンがプレーオフの権利を勝ち取った。
  最近のW杯本大会では中東のチームが必ず1チームは出場していたが、今回は転籍して来たオーストラリアと東アジア勢に押されている。果たしてバーレーンがアジア最後の枠を確保する事が出来るのか。それとも、ニュージーランドが前回大会に続いてオセアニアに出場枠をもたらすのか。注目の一戦は10月10日、14日行われる。

  余談であるが、CK、ヘディングシュート、スコア2-2と聞いてピンときた方もいるだろう。1993年ドーハで日本代表が味わったあのシーンと同じである。











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2009年09月11日

サッカーの母国も無敵艦隊も南アフリカへ…!!そして、かつて神様と呼ばれた「あのお方」はどこへ行く? 【サッカー 2010年W杯ヨーロッパ大陸予選など】

  サッカーの2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選が9日、各地で行われた。
  この内、各グループ大詰めを迎えたヨーロッパ大陸予選は、オランダに続きスペインとイングランドが共に無傷の8連勝で南アフリカ行きのチケットを獲得した。9日行われた試合でエストニアと対戦したスペインは相手を問題にせず3−0、クロアチアと対戦したイングランドは5−1と圧倒しそれぞれ勝利を収めた。

  ヨーロッパ大陸予選は全日程終了したグループ9を除き10月10日と14日行われ、自動的にW杯本大会に進出する9チームとプレーオフに進出する8チームが決定する。
  
【ヨーロッパ予選の主な結果(9日分)】
◎グループ1
ハンガリー  0−1 ポルトガル
アルバニア  1−1 デンマーク
(順位表)
1 デンマーク   18
2 スウェーデン 15
3 ポルトガル  13(得失点差+5)
4 ハンガリー  13(得失点差+4)
  ポルトガルがハンガリーを下し3位に浮上。本大会出場に向け苦しい状況に変わりはないが、2位スウェーデンの次の対戦相手がホームでめっぽう強い首位のデンマークだけに、結果次第で2位浮上の可能性も…。少しではあるが希望の光も見え始めたか。


◎グループ5
ボスニア
ヘルツェゴビナ   1−1  トルコ
   スペイン    3−0  エストニア
(順位表)
1 スペイン    24(W杯出場決定)
2 ボスニア 
  ヘルツェゴビナ 16
3 トルコ       12
 EURO2008王者のスペインが危なげなく本大会出場を決めた。プレーオフ進出を懸けてボスニア・ヘルツェゴビナとトルコが争う。ボスニア・ヘルツェゴビナは次節のエストニア戦に勝つとプレーオフ進出決定。最後にスペイン戦を残しているだけにここで勝って決めたい所。


◎グループ6
イングランド  5−1  クロアチア
(順位表)
1 イングランド  24(W杯出場決定)
2 クロアチア    17
3 ウクライナ    15 
  因縁の対決となったイングランドとクロアチアの対戦は、イングランドが5得点を奪い圧勝。屈辱を受けたウェンブリーの地でキッチリ借りを返しW杯本大会出場を決めた。聖地で苦汁を飲まされ、自信を失いかけたチームをまとめ上げたイタリア人指揮官、カペッロ監督が本大会でどのような采配を振るうのか楽しみである。


◎グループ7
セルビア  1−1  フランス
(順位表)
1 セルビア   19
2 フランス    15
3 オーストリア 11
  セルビアと引き分けたフランスは首位突破が厳しくなった。ただ下位からの追い上げもないのでプレーオフ進出は固いだろう。

各グループの結果の左側がホームチーム。順位表の数字は勝ち点。


【この他のグループの現況】
◎グループ2
  首位は勝ち点17でスイス。2位以下も混戦で勝ち点14のギリシャ、ラトビア、勝ち点12のイスラエル。どこが1、2位になってもおかしくない。

◎グループ3
  勝ち点19のスロバキアが一歩抜け出している。次のスロベニア戦引き分け以上で本大会出場決定となる。2位以下は混戦。勝ち点14のスロベニアと北アイルランドを始め、数字の上では勝ち点12のチェコ、監督交代で巻き返しを図る勝ち点11のポーランドにもチャンスがありそう。しかし、1試合多く消化している北アイルランド、勢いが感じられないチェコとポーランドの事を考えるとスロベニアが有利か。

◎グループ4
  勝ち点22のドイツ、勝ち点21のロシアが他国を大きく引き離している。その両チームの直接対決が次節ある。果たしてどちらに軍配が上がるか。

◎グループ8
  勝ち点20のイタリアが一歩抜け出した。次節のアイルランド戦、引き分け以上で本大会出場が決まる。2位も勝ち点16のアイルランドで決まりか。

◎グループ9
  全日程終了。オランダが全勝でW杯出場。





【W杯予選以外の話題】
  2006年のW杯ドイツ大会で日本代表の監督を務め、今シーズンはロシアのCSKAモスクワで指揮を執っていたジーコ氏が成績不振を理由に解任された。日本、トルコ、ロシア(少しだけウズベキスタンにもいた。)と渡ったサッカーの神様。次はどこへ行くのだろうか。








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2009年09月10日

逆境を跳ね返した事は喜ばしいが…新たな難題も見え隠れしたオランダ遠征  【サッカー 日本代表】

  オランダ遠征中のサッカー日本代表は9日、オランダのユトレヒトでガーナと親善試合を行い、3−1とリードされて迎えた後半30分過ぎから怒涛のゴールラッシュで逆転し4−3で勝利を収めた。

  オランダ遠征を1勝1敗で終えた日本代表。10月8日にアジア杯予選で香港と、10日、14日には親善試合(キリンチャレンジ)でスコットランド、トーゴと何れもホームで対戦する。 


【試合結果】
日 本  4−3 ガーナ
(得点者)
前31分  ギャン(PK)
後 2分  ギャン
後 8分  中村憲
後21分  アモア
後33分   玉田
後34分   岡崎
後38分   稲本

<コメント>
   先日のオランダ戦で力の差を見せ付けられた日本代表。この遠征2試合目の対戦相手は、5日W杯本大会出場を決めたばかりのアフリカの強豪、ガーナ。オランダ戦からスタメンが何人か入れ替わった岡田ジャパン。一方のガーナはW杯出場を決めたばかりでモチベーションの維持が難しい。今回の試合を本大会のシミュレーションと位置付ける試合に相応しいのかどうかは別にして、日本にとっては良い内容で、しかも「勝ち点」を獲得してこの遠征を締め括りたい所である。

  この試合、ガーナの選手の心境はこうなるだろうか。自分達は数日前にW杯本大会出場を決めて、余韻に浸る間もなくオランダにやって来た。心身共に疲れているがプロである以上、言い訳は許されない。勝ち負けは別にしてオランダにもいるであろうサポーターが納得してくれるプレーを見せよう。(あくまでも個人的な推察である。)
 そう考えるとこの負けはガーナにとって痛くも痒くもないという事になるだろうか。結果はともかく、対戦する機会の少ないアジアの国、選手を体感出来た事、多くの選手を試す良い機会だった事、そして彼等の持つ身体能力の高さを相手に十分見せ付けたと言う点で収穫があったのではないだろうか。ガーナのサポーターがどれほど「熱い」のかは分からないが、W杯出場決定直後である事から、ある程度納得の行く内容だったのではないだろうか。仮に結果が0−4とかだったら、W杯出場が決まった後とは言え「オイオイ」と言う事になるかも知れないが・・・。
  それを反映してか、試合後のインタビューでもガーナの監督から悲壮感は感じられず、日本を讃える余裕さえ見せた。それは「本番で対戦した時は終盤のようなプレータイムは与えないよ。」と言う警告の裏返しのようにも受け取れた。

  一方の日本代表。ガーナから奪った4得点は、プロセスも含めて良い内容だった。交代した選手がよい動きを見せたのも収穫の1つとして挙げられるだろう。特に良い働きを見せたのが稲本選手。かつては代表の主軸を担っていた彼も、長谷部選手などの台頭によりすっかり存在感が薄くなっていた。今回の遠征をラストチャンスと位置付けていたようだが、その決意がひしひしと伝わって来た。今後、中盤のポジション争いが厳しくなると思われるが良い傾向である。
  
  しかし、である。相手のコンディションの事を言っても仕方ないのだが3点取ってからのガーナは明らかに運動量が落ちていた。本物のガーナではなかったのもまた事実。劣勢の状況から試合をひっくり返した事は今までの代表にはない一面を見せたと言う事で評価しても良いと思うのだが、この結果をそのまま鵜呑みにしてはいけないだろう。4点取った事より失った3点を忘れてはいけない。
  P.Kで献上した1点はともかく、2、3点目の取られ方はある意味ショッキングな失点シーンだった。これまで鉄壁を誇っていた日本の最後の砦が、いとも簡単に崩れ落ちるとは・・・。怪我を抱えている闘莉王選手、そしてかつて誰もゴールに近付けないオーラがあったが最近、それが薄くなっているような気がする中澤選手。日本の生命線と言えるセンターバックが劣化して来ているような気がしてならない。鹿島アントラーズの岩政選手が代表でどんな動きをするのか見てみたかったが、残念ながら出場の機会はなかった。
 
  相手のコンディションがどうあろうとも劣勢を跳ね返した事は今後に繋がる。その事を各マスコミも大きく取り上げているが、その一方でディフェンスの修復と言う新たな難題を持ち帰る事になった岡田ジャパン。1勝1敗で終えたオランダ遠征。本大会なら勝ち点3で、次の試合勝てば予選突破はほぼ間違いない状況となる。「次の試合」をモノにする為に、各選手が今回得た経験を今後のJリーグなどで活かし、更に精進する事を期待したい。









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2009年09月07日

苦悩する現役最高峰のプレーヤーとかつての英雄!!  【サッカー W杯南アフリカ大会各大陸予選】

  サッカーの2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選が5日(アフリカ予選は一部6日)、各地で行われた。

  この内、ヨーロッパ予選ではグループ5のスペインがベルギーを5−0の大差で下し無傷の7連勝でW杯出場に王手をかけた。この他、グループ8のイタリアなどが勝利を収め勝ち点を伸ばしたが、グループ7のフランスがルーマニアと1−1のドローで自力での首位通過の可能性が消えた他、グループ1のポルトガルは首位のデンマークから勝ち点3をもぎ取る事が出来ずグループ4位で予選突破すら危うい状況となった。
 また南米予選では、ブラジルが宿敵アルゼンチンを3−1で下し19大会連続19回目、アフリカ予選でガーナが2大会連続2回目のW杯出場をそれぞれ決めた。

【ヨーロッパ予選の主な結果(5日分)】
◎グループ1
デンマーク  1−1  ポルトガル
スウェーデン 2−1  ハンガリー
デンマーク(17)、ハンガリー(13)、 スウェーデン(12)、ポルトガル(10)の順

◎グループ5
スペイン  5−0  ベルギー
スペイン(21)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(15)、トルコ(11)の順


◎グループ7
フランス   1−1  ルーマニア
セルビア(18)、フランス(14)、オーストリア(10)の順

◎グループ8
イタリア   2−0  グルジア
※イタリアの2得点は何れも相手のオウンゴール
イタリア(17)、アイルランド(16)、ブルガリア(11)の順
カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
  既に本大会出場を決めている日本にとっては遠い過去の話となってしまったW杯大陸予選だがその他の地域、特に注目度が最も高いヨーロッパの大陸予選はこれから佳境を迎える所である。
  イベリア半島に国を構えるスペインとポルトガル。共に2006年のドイツW杯に出場しポルトガルは4位と好成績を収めた。しかし南アフリカ行きのキッブを懸けた戦いでは対照的な姿を見せている。
  まずEURO2008を制したスペインはこの予選でも順調に勝ち点を伸ばし次戦で南アフリカ行きの切符を手にしようとしている。EURO2008終了後に指揮官が変わったが、豊富なタレントを誇る無敵艦隊の航行に何ら影響は無かった。恐らく来年、南アフリカの地で華麗なパスサッカーが再び見られる事は間違いないだろう。
  それに対してかつて名古屋グランパスを率いた経験を持つケイロス氏が監督のポルトガルはグループ4位。トップ通過どころか、予選敗退の可能性すら有り得る厳しい状況に追い込まれている。5日行われたグループトップのデンマークとの対戦では終始引いた相手に攻め手を失い引き分けと言う結果に終わり大事な試合で勝ち点3を獲得する事が出来なかった。。チームの大黒柱、Cロナウドもこの予選ここまで無得点と不振に喘いでいる。次節、次々節と続けて対戦する2位ハンガリー戦が生死を分ける大一番になるが、それに勝っても地力でプレーオフ圏内に行く事は出来ない。苦境に立たされた古豪に果たして光が差す事はあるのだろうか。



【南米予選の主な結果(5日分)】
ブラジル(30)  3−1  アルゼンチン(22)
チ リ(27)    2−2  ベネズエラ(18) 
パラグアイ(27) 1−0  ボリビア(12)
カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
  5日行われた試合ではやはり南米の両雄、ブラジルとアルゼンチンの直接対決を取り上げなければならないだろう。
  予選トップをひた走るブラジルと出場枠ギリギリのところを彷徨うアルゼンチン。ライバル同士の試合は、予選での両チームの状況をそのまま表すような結果となった。
  ブラジルはW杯出場を決めた事よりも、ホームで無類の強さを誇ったアルゼンチンに敵地で勝利を挙げた事の方が大きく取り上げられているようで、両チームのライバル関係がいかに凄まじいかを物語っている。監督就任以来、批判される事はあっても評価される事が殆どなかったドゥンガ監督だが、コンフェデレーションズカップでタイトルを獲得しそしてW杯出場と実績を積み上げて来た。2010年、南アフリカの地で今度はワールドカップトロフィーを掲げる事が出来るか注目が集まる。
   一方、試合会場を変えてまでブラジル戦の勝利にこだわったアルゼンチンはホームでライバルにW杯出場を許すと言う屈辱的な敗戦となった。現役時代、数々の伝説を作り上げた英雄、マラドーナ氏が監督に就任しても浮上のきっかけを掴む事が出来ない。出場枠キリギリである4位に踏みとどまってはいるが、パラグアイ、ウルグアイと実力のあるチームとアウエーでの対戦が残されている。結果次第で指揮官の進退問題に発展するのは必至と見られ、予断を許さない状況が続く。



【その他の主な結果】
◎北中米・カリブ予選
メキシコ   3−0 コスタリカ
ホンジュラス 4−1 トリニダード・トバゴ
アメリカ   2−1 エルサルバドル
  ホンジュラスが勝ち点13で首位浮上。同じく勝ち点13のアメリカが得失点差で2位、コスタリカに勝ったメキシコが3位。コスタリカが4位に後退。

◎アジア(5位決定戦)
バーレーン  0−0  サウジアラビア
 サウジアラビアが敵地でドロー。第2戦は9日行われる。アジア5位のチームが大陸間プレーオフ(対ニュージーランド戦)に進出する。








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2009年09月06日

これが、「世界4強」が至上命題のチームと悲願のチームとの差!!   【サッカー 日本代表強化試合】

  オランダ遠征中のサッカー日本代表は5日、現地でオランダと親善試合を行い、前半こそ0−0で互角に戦ったが足が止まった後半崩れ、結局0−3で敗れた。日本代表は9日にユトレヒトでガーナ代表と対戦する。


【試合結果】

オランダ  3−0  日 本
(得点者)
後24分 ファンペルシー
後28分 スナイダー
後42分 フンテラール 


<コメント>
 「ワールドカップで優勝するには4強に入る事は至上命題である。」ファンマルウェイク、オランダ監督は試合前にそのような事を語っていたと言う。ワールドカップで常に上位を争っている代表チームを目にしているオランダのサポーターにとってもそれは共通の認識だろう。
  一方、日本代表は4強に入る事が悲願である。しかし、本大会で予選突破した姿を見ていない(地元開催だった日韓大会を除いて)我々にとって、その壮大な計画を懐疑的に見るサッカー関係者(選手も含めて)やサポーターも少なくない。0−3と言う今回の結果は個々の技術やチーム力もさることながら、その差を如実に表したとも言えるのではないだろうか。

  ファン・ペルシー、ロッベン、スナイデル…。世界トップクラスのクラブチームで活躍する選手がスタメンにも控えにも揃っているオランダ代表に正攻法で挑んだ日本代表。

  前半は相手のお株を奪うような激しいプレスで中盤を支配し相手の攻撃の芽を摘んだ。ボールを支配した点では健闘したと言えるが、一方で相手の調子が上がらないこの時間帯に得点を取れないのが日本の課題でもある。
  前半相手の出方を探ったのか、それともただ単に調子が上がらなかったのか分からないが、日本と言うチームに慣れた後半のオランダの攻撃力は凄まじかった。相手のディフェンスを崩さなくても得点を奪う強さは、日本ではあまり見られないシーンである。これが世界との差なのだろう。
  日本代表に話を戻すと、前半飛ばしながら得点出来ず後半は完全に足が止まりオフェンス、ディフェンスとも崩壊した。後半失速する姿は2006年のW杯予選のオーストラリア戦とダブって見えた。分かっていた事ではあるが「世界」との差を痛感する結果となった。  
  
  前半のペースを後半維持できないシーンは過去に何度も目にしてきた。フィジカルの強化は確かに必要だし、W杯ドイツ大会終了後、当時のジーコ代表監督が退任会見で語っていた事でもある。しかし持って生まれたものには限界がある。今回の試合でも瞬間的には通用するシーンは確かにあった。それを90分通して続ける事が出来るか。フィジカルの差を補う戦術、ベンチワークなど、残り1年を切った本大会に向けて課題山積であることを改めで思い知らされた親善試合だった。しかしヘタに良い試合をして或いは勝って、マスコミが煽り「俄かファン」に間違った認識を植え付け、期待を持たせるよりは良かったのかも知れないが・・・。

  次のガーナ戦。本番の予選でオランダと同程度のレベルのチームに敗れる事を想定の範囲内とすれば、次の試合は勝ち点を取らなければならない試合となる。岡田ジャパンがどんな試合を見せてくれるのか。世界との差を測る旅はまだ続くのである。













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2009年09月03日

逃げるツバメとワシ。追うトラと百獣の王。そしてコイも参戦か?  【プロ野球 CS出場権争い】

  プロ野球は3日、セ・パ合わせて5試合が行われた。
  セ・リーグは2試合。奇跡のクライマックスシリーズ出場を目指す阪神タイガースは3位ヤクルトとの直接対決第3ラウンド。昨日、一昨日と連勝しいよいよツバメの姿を視界に捉えたかに見えたタイガースだったが、ヤクルトのエース石川投手の粘りのピッチングの前に打線が抑えられ同一カード3連勝ならず。ゲーム差が再び4に広がった。5位広島が中日に3連勝。阪神とのゲーム差を1に縮めた。
  
  一方、パ・リーグでは3位楽天を追う昨年のチャンピオン西武が楽天のエース田中投手を打ち崩し意地を見せた。楽天のマジック点灯はまたもお預けとなり西武とのゲーム差が2に縮まった。

【3日の試合結果】 
広 島 0 0 0  6 2 0  0 0 0  8
中 日 0 0 0  0 0 0  1 0 0  1
【勝】 大竹 8勝 6敗 0S
【負】 吉見 13勝 6敗 0S
  広島が4回、相手のエラーをきっかけに大量得点奪い試合を決めた。先発の大竹投手は完投で8勝目。中日は吉見投手が中盤崩れ、打線も元気なく同一カード3連敗。前を行くジャイアンツのマジックを1つ減らす結果となり、その影が次第に小さくなって行こうとしている。


ヤクルト 0 0 0  1 1 1  0 1 0  4
 阪 神 0 0 0  1 0 0  0 1 0  2
【勝】 石川 10勝 6敗 0S
【負】 久保 7勝 7敗 0S
3位のヤクルトが直接対決で最後に意地を見せ連敗を止めた。石川投手は阪神打線に11本の安打を許したが要所を締め完投で10勝目。一方3タテを狙った阪神だったが、相手エースの粘りの投球の前にあと1本が出なかった。


西 武 0 0 0  2 0 1  1 0 0  4
楽 天 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
【勝】 帆足 6勝 5敗 0S
【負】 田中 12勝 5敗 1S
  西武が4回G・G・佐藤選手のホームランで先制するとその後も追加点を上げ勝利を収めた。一方、勝てばクライマックスシリーズ出場へのマジックナンバーが点灯する楽天だったが、先発の田中投手が打たれ打線も西武の帆足投手に抑え込まれた。


 オリックス 0 2 1  0 0 0  0 0 0  3
ソフトバンク 0 0 0  3 1 0  0 0 x  4
【勝】 大場 1勝 3敗 0S
【負】 伊原 0勝 2敗 0S
【S】 馬原 3勝 1敗 28S
  ソフトバンクが0―3で迎えた4回、田上選手の20号3ランで追い付き、5回にはオーティズ選手の犠飛で勝ち越した。2番手の大場が4回無失点の好投で今季初勝利。オリックスは打線が16三振を喫し最下位に転落した。


日本ハム 0 0 0  0 1 0  0 0 0  1
ロッテ 3 2 1  0 0 0  0 1 x  7
【勝】 成瀬 8勝 5敗 0S
【負】 多田野 5勝 4敗 0S
  ロッテの成瀬投手が日本ハム打線から13奪三振を奪う好投を見せチームを勝利に導いた。日本ハムは多田野投手が5回6失点と崩れ、打線も大野選手のホームランによる1点にとどまった。

<コメント>
  プロ野球のクライマックスシリーズ出場権を懸けた直接対決第3ラウンド。セ・リーグはヤクルトが最後に意地を見せた。勝利の立役者は粘りのピッチングで完投した石川投手だろう。連敗で沈んでいるチームを鼓舞した。中継陣が怪我等で戦列を離れている中での完投勝利はチームにとっても大きい。
  一方、ヤクルト戦3連勝で一気に射程圏に捉えたかった阪神は相手エースの渾身の投球の前に屈した。ヤクルトとの直接対決は月末の3連戦と10月の最後の2連戦。それまでに昨日までの勢いを維持出来るかどうか。気がつけば中日相手に3連勝を飾った広島が目前に迫って来ている。

  パ・リーグは楽天が田中投手で一気に西武を突き放しマジック点灯と行きたい所だったが、そう上手く事は運ばなかった。明日(4日)から日本ハム、ソフトバンクと言った上位チームとの対戦が控えており、悲願のクライマックスシリーズ出場へここが正念場である。(それは追う西武にも同じ事が言えるのだが…。)








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2009年09月01日

熾烈なAクラス争い!!「百獣の王」を突き放す「東北の鷲」と「ツバメ」にヒタッヒタッと迫る「関西のトラ」!!  【プロ野球 レギュラーシーズン】

  プロ野球は1日、セ・パ両リーグ合わせて6試合が行われた。
  この内、セ・リーグでは首位の巨人が京セラドームで横浜と対戦し小笠原選手のホームラン等で初回に先制すると、その後の横浜の追撃を振り切り5−3で優勝を争う上で大事な9月の初戦を白星で飾った。また2位中日が広島に敗れた為、優勝へのマジックナンバー23が再び点灯した。またクライマックスシリーズ出場へ向けヤクルトを激しく追っている阪神が勝ってゲーム差を4に縮めた。ヤクルトは5連敗。
 
  一方、パ・リーグは首位の日本ハム、2位のソフトバンクが共に敗れた為、日本ハムに点灯しているマジックナンバーが1つ減って26となった。また、3位争いを演じている楽天と西武の直接対決は、楽天がサヨナラ勝ちを収め西武とのゲーム差を4に広げ、初のクライマックスシリーズ出場に一歩近づいた。


【プロ野球 1日の結果】
◎セ・リーグ
横 浜 0 0 0  1 0 0  0 2 0  3
巨 人 3 0 0  0 0 2  0 0 x  5
【勝】 ゴンザレス 12勝 1敗 0S
【負】 寺原 2勝 7敗 0S
【S】 クルーン 1勝 2敗 21S
  巨人が初回に小笠原選手の2ラン等で3点を先制すると継投で横浜の追撃を振り切った。一方の横浜は先発の寺原投手が立ち上がりに失点し試合の主導権を握る事が出来なかった。


広 島 0 0 0  0 2 0  2 2 0  6
中 日 0 0 1  0 0 2  0 0 0  3
【勝】 小松 5勝 3敗 0S
【負】 チェン 7勝 3敗 0S
【S】 永川 2勝 5敗 26S
  6回に逆転された広島7回に広瀬選手のホームラン等で再び逆転すると8回にも追加点を上げて試合を決めた。7回に登板した新人の小松投手が好救援を見せ5勝目。一方の中日は終盤投手陣が踏ん張れなかった。

ヤクルト 0 0 0  0 0 1  0 0 0  1
 阪 神 1 0 0  3 0 2  0 0 x  6
【勝】 安藤 8勝 8敗 0S
【負】 館山 14勝 4敗 0S
  Aクラス争いの直接対決第1ラウンドは阪神が鳥谷、金本両選手のホームラン等でヤクルトを下した。一方、ヤクルトは先発の館山投手が乱れ打線も阪神の投手陣を打ち崩す事は出来ず5連敗を喫した。


◎パ・リーグ
西 武 0 1 0  0 0 0  1 0 0  2
楽 天 0 0 0  1 0 0  0 0 2x  3
【勝】 岩隈 11勝 5敗 0S
【負】 涌井 13勝 5敗 0S
  楽天岩隈、西武涌井、両エースの投げ合いとなったこの試合。1点を追う楽天が最終回、リンデン選手のタイムリーヒットを放ち劇的なサヨナラ勝ちを収めて5連勝。西武とのゲーム差を4に広げた。一方、西武はエース涌井が最後に力尽き痛い星を落とした。

 オリックス 0 2 2  0 0 1  2 0 0  7
ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  1 0 1  2
【勝】 山本 9勝 3敗 0S
【負】 藤岡 5勝 7敗 0S
   オリックスが2回にフェルナンデス選手の2ランホームランで先制すると、その後も得点を重ねソフトバンクを突き放した。

日本ハム 0 2 0  0 0 0  0 0 0  2
 ロッテ 1 2 0  2 1 3  0 0 x  9
【勝】 大嶺 4勝 5敗 0S
【負】 糸数 2勝 5敗 0S
  ロッテが初回に西岡選手の先頭打者ホームランで日本ハムの出鼻をくじくと、中盤に得点を重ねて快勝した。先発の大嶺投手は7回2失点の好投で、今季4勝目。一方、日本ハムは先発した糸数投手が序盤にロッテ打線に捕まり首脳陣にアピールする事が出来なかった。また、日本ハムの対ロッテ戦の連勝も9でストップした。

<コメント>
  9月に入り優勝争い、そしてクライマックスシリーズの出場権争いが大詰めを迎えようとしているプロ野球。既に両リーグ首位の巨人、日本ハムはレギュラーシーズン優勝のカウントダウンが始まっている。
  今シーズンは各順位のゲーム差が比較的開く傾向にあり、オールスターが終わる頃にはAクラスの陣容、つまりクライマックスシリーズの出場チームは決まったかに見えた。
  しかし8月に入ると、それまで4位以下に大差を付けて3位をキープしていた西武とヤクルトが失速し、下位に低迷していた楽天、阪神の姿が次第に大きくなってきた。楽天に至っては西武をかわし3位に浮上すると一気に突き放し、2位の座を窺おうとしている。岩隈、田中の両エースが安定しており打線の調子も悪くない。投打の歯車が噛み合っていると言って良いだろう。果たして初のクライマックスシリーズ出場が現実のものとなるかどうか。
  一方、セ・リーグでは今シーズンここまで下位に低迷していた「トラ」がようやく目覚めの時を迎えた。後半開始時に10ゲーム差以上あったヤクルトとの差を一気に縮めてきた。(ヤクルトの大ブレーキのお陰と言えるのかも知れないが。)投打の歯車が噛み合わなかった今シーズンだが、昨年までAクラスに君臨していた底力を見せ付けその座を奪う事が出来るか。それともヤクルトが立て直して逃げ切るか。

  クライマックスシリーズが導入されてから毎年3位争いが熾烈となる印象があるが、どうやら今シーズンもそんな展開になりそうである。果たして今月が終わる頃、どのチームが笑いそして泣くのか。クライマックスシリーズ出場を懸けた争いから目が離せない。








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