日本サッカー協会は28日、オランダ遠征に臨む招集メンバー22名を発表し、海外組からはA代表初選出となる森本貴幸(カターニア)をはじめ、オランダ1部リーグで好調の本田圭佑(VVV)、スペインに活躍の場を移した中村俊輔(エスパニョル)ら5名がメンバー入りを果たした。
国内組ではJ1得点ランキングトップ(第23節終了時点)の岡崎慎司(清水)、主力の遠藤保仁(G大阪)、中村憲剛(川崎)らが名を連ねたが、注目されていた石川直宏(FC東京)、前田遼一(磐田)は選ばれなかった。
日本は9月5日にオランダ代表とエンスヘーデで、4日後の9日にはユトレヒトでガーナ代表と対戦する。2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の出場を決めた日本にとって、アウエーで臨む2戦は絶好の強化試合となる。
日本代表メンバーは以下の通り。
◎GK
都築龍太(浦和)
川島永嗣(川崎)
◎DF
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(磐田)
阿部勇樹(浦和)
岩政大樹(鹿島)
今野泰幸(FC東京)
長友佑都(FC東京)
内田篤人(鹿島)
◎MF
中村俊輔(エスパニョル/スペイン)
橋本英郎(G大阪)
稲本潤一(レンヌ/フランス)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
本田圭佑(VVV/オランダ)
◎FW
玉田圭司(名古屋)
大久保嘉人(神戸)
岡崎慎司(清水)
興梠慎三(鹿島)
森本貴幸(カターニア/イタリア)
<コメント>
W杯アジア最終予選をグループ2位で突破した岡田ジャパン。いよいよ世界との戦いに挑むべく再始動する。
最初の強化試合はヨーロッパに乗り込みオランダ、ガーナとの対戦となる。共に日本より格上であり、現状での世界との距離を測る相手としては申し分ない。その遠征メンバーが本日(28日)、日本サッカー協会から発表された。
今回の遠征に参加するメンバーはアジア最終予選を戦ったメンバーがベースとなっている。そんな中、決定力不足解消の切り札として早くから待望論が上がっていた森本選手も名を連ねたのが目を引く。
セリエAのカターニャに所属する同選手だが、イタリアに渡って4シーズン目。向こうのサッカーにもすっかり慣れ、今やヨーロッパのビッククラブが気にかける存在になりつつある。先日開幕したリーグ戦で4戦連続ゴール(昨シーズンから)を上げるなど好調をキープしての代表入り。果たして日本の生命線とも言える中盤の選手と融合してどんな化学反応を起こすのか楽しみであると共にオランダ、ガーナのディフェンス陣を震え上がらせるようなパフォーマンスを期待したい。
それと長年、楢崎、川口の両選手が交互に守って来た日本の守護神たが、怪我で戦列を離れている楢崎選手の代役は招集されず、2人体制でオランダに向かう事になった。今回は経験を積ませると言う意味合いもあると思うのだが、今回の遠征での活躍次第では、最も出入りの少なかったポジションにもようやく世代交代の風が吹くかも知れない。
まずは日本同様、W杯本大会出場を決めているオランダ相手にどんな試合をサポーターに見せてくれるのか。世界へ向けて、第一歩を踏み出そうとしている岡田ジャパンの戦いぶりに注目したい。

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