2009年08月31日

夏を制する者がリーグを制するのか? 【サッカー JリーグJ1第24節】 

 サッカーのJリーグJ1第24節が29日、30日行われ、現在トップの鹿島アントラーズはアウエーで大宮アルディージャと対戦し1−3で敗れ勝ち点を伸ばす事が出来なかった。
  この他の上位チームでは川崎F×清水が1−1のドロー、サンフレッチェ広島が2−1で山形に勝って3連勝となり3位に浮上した。

  JリーグJ1第25節は9月12日、13日に行われる。


【JリーグJ1第24節結果】
大 宮   3−1  鹿 島
FC東京  2−0  大 分
横浜FM  1−1  千 葉
磐 田   1−3  G大阪
名古屋   1−0  新 潟
神 戸   3−2  浦 和
山 形   1−2  広 島
 柏    0−0  京 都
川崎F   1−1  清 水

左側がホームチーム 

【JリーグJ1順位表(24節終了時点)】
 1 鹿 島   47
 2 川崎F   43
 3 広 島   40(得失点差+11 総得点39)  
 4 清 水   40(得失点差+11 総得点38)
 5 G大阪   39
(中 略)
15 山 形   27
16 千 葉   22(得失点差−13)
17  柏     22(得失点差−16)
18 大 分   10

<コメント>
  JリーグJ1は24節が終了し各チーム残り10試合となった。優勝争い、次回ACL出場権争い、そして残留争い・・・。サポーターにとっては1試合毎、チームの結果に一喜一憂する時期に差し掛かろうとしている。

  ここまで首位の鹿島アントラーズは快調に首位を走っていたが、ACLとJリーグ等との過密日程がここに来て影響しているのか、夏に入ってそれまでの勢いにやや陰りが見え始めている。今節の大宮戦でも終盤立て続けに失点し、今シーズン最多失点を喫するなど精彩を欠いた。2位以下に対してまだアドバンテージがあるものの、現在2位の川崎Fとの次戦がその後の行方を占う意味で重要な試合となるだろう。この試合の結果次第では、これまでの独走ムードが一気に吹き飛ぶ事になるかも知れない。
  
  2位以下は節ごとに順位が入れ替わる混戦となっている。その中で今シーズン再昇格したサンフレッチェ広島がトップ3に顔を出す健闘を見せている。J2降格の際、ペトロヴィッチ監督や代表でも活躍した佐藤寿人選手などの主力の多くが残留した。戦力を維持したままJ2を戦い抜き、圧倒的な強さを見せ付けて1年で再昇格を果たして迎えた今シーズン。7月に入ってから浦和や鹿島と言った強豪から勝ち星を挙げるなど調子を上げて来た。更に北京五輪代表だった李選手が加わる事になり、他チームにとっては脅威となるだろう。昇格即、ACL出場権獲得、あわよくば逆転優勝と言う快挙の可能性を秘めて残り10試合を戦う。
  夏に調子を上げてきたと言えば、4位の清水エスパルスにも同じ事が言えるだろうか。こちらは日本代表のFWとしても活躍している岡崎選手が得点王争いのトップにいる。
  広島、清水両チームとも暑い夏を乗り切り、実り多い秋を迎える事が出来るか注目したい。
  
  一方、再起を懸け今シーズンを迎えた浦和レッズは深刻な事態に陥っている。7月11日に広島に勝ったのを最後に勝利から見放され、坂を転げ落ちるように上位から姿を消した。再建を託されドイツからやって来たフィンケ監督と一部選手との間に溝が出来始め、また同監督の言動が波紋を呼ぶなど、チームが崩壊しかねない状況になりつつある。それよりも日本一熱い事で知られているサポーターの我慢もそろそろ限界だろう。チームを1つにする良薬は「勝利」と言う薬だと思うのだが、中断期間となるこの2週間で良薬の処方箋を揃える事が出来るのかどうか。かつての王者が正念場を迎えようとしている。

  「夏を制するもの・・・」。2009年のJリーグでもこのフレーズが当てはまるのか。今シーズンのJリーグは「実りの秋、そして運命が決まる初冬」に突入する。



蹴りたい言葉J サッカーがしたくなるJリーグの名言 (コスモブックス)

蹴りたい言葉J サッカーがしたくなるJリーグの名言 (コスモブックス)

  • 作者: いとう やまね
  • 出版社/メーカー: コスミック出版
  • 発売日: 2009/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)






スタジアムの感動を!J's GOALの熱き挑戦

スタジアムの感動を!J's GOALの熱き挑戦

  • 作者: Jリーグメディアプロモーション編著
  • 出版社/メーカー: TAC出版
  • 発売日: 2009/09/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





banner_03.gif
→浦和の監督の「あの発言」は違和感がある、と言う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:14| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(13) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月28日

岡田ジャパン再始動!!まずは世界の強国相手に腕試し!!  【サッカー 日本代表オランダ遠征】

〜スポーツナビ より〜
   日本サッカー協会は28日、オランダ遠征に臨む招集メンバー22名を発表し、海外組からはA代表初選出となる森本貴幸(カターニア)をはじめ、オランダ1部リーグで好調の本田圭佑(VVV)、スペインに活躍の場を移した中村俊輔(エスパニョル)ら5名がメンバー入りを果たした。

  国内組ではJ1得点ランキングトップ(第23節終了時点)の岡崎慎司(清水)、主力の遠藤保仁(G大阪)、中村憲剛(川崎)らが名を連ねたが、注目されていた石川直宏(FC東京)、前田遼一(磐田)は選ばれなかった。

  日本は9月5日にオランダ代表とエンスヘーデで、4日後の9日にはユトレヒトでガーナ代表と対戦する。2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の出場を決めた日本にとって、アウエーで臨む2戦は絶好の強化試合となる。
 日本代表メンバーは以下の通り。

◎GK
都築龍太(浦和)
川島永嗣(川崎)

◎DF
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(磐田)
阿部勇樹(浦和)
岩政大樹(鹿島)
今野泰幸(FC東京)
長友佑都(FC東京)
内田篤人(鹿島)

◎MF
中村俊輔(エスパニョル/スペイン)
橋本英郎(G大阪)
稲本潤一(レンヌ/フランス)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
本田圭佑(VVV/オランダ)

◎FW
玉田圭司(名古屋)
大久保嘉人(神戸)
岡崎慎司(清水)
興梠慎三(鹿島)
森本貴幸(カターニア/イタリア)

<コメント>
  W杯アジア最終予選をグループ2位で突破した岡田ジャパン。いよいよ世界との戦いに挑むべく再始動する。
  最初の強化試合はヨーロッパに乗り込みオランダ、ガーナとの対戦となる。共に日本より格上であり、現状での世界との距離を測る相手としては申し分ない。その遠征メンバーが本日(28日)、日本サッカー協会から発表された。
  今回の遠征に参加するメンバーはアジア最終予選を戦ったメンバーがベースとなっている。そんな中、決定力不足解消の切り札として早くから待望論が上がっていた森本選手も名を連ねたのが目を引く。
  セリエAのカターニャに所属する同選手だが、イタリアに渡って4シーズン目。向こうのサッカーにもすっかり慣れ、今やヨーロッパのビッククラブが気にかける存在になりつつある。先日開幕したリーグ戦で4戦連続ゴール(昨シーズンから)を上げるなど好調をキープしての代表入り。果たして日本の生命線とも言える中盤の選手と融合してどんな化学反応を起こすのか楽しみであると共にオランダ、ガーナのディフェンス陣を震え上がらせるようなパフォーマンスを期待したい。
  それと長年、楢崎、川口の両選手が交互に守って来た日本の守護神たが、怪我で戦列を離れている楢崎選手の代役は招集されず、2人体制でオランダに向かう事になった。今回は経験を積ませると言う意味合いもあると思うのだが、今回の遠征での活躍次第では、最も出入りの少なかったポジションにもようやく世代交代の風が吹くかも知れない。

  まずは日本同様、W杯本大会出場を決めているオランダ相手にどんな試合をサポーターに見せてくれるのか。世界へ向けて、第一歩を踏み出そうとしている岡田ジャパンの戦いぶりに注目したい。













banner_03.gif
→頑張れ岡田ジャパン!!と応援したい方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月25日

約半世紀の時を経て「伝統校」が復権し、幕を下ろした「筋書きのないドラマ2009夏」!! 【高校野球 第91回全国高校野球選手権大会】 

  第91回全国高校野球選手権大会の決勝が24日、甲子園球場で行われ、中京大中京(愛知)が10−9で日本文理(新潟)を下し43年ぶり7回目の優勝を飾った。7回の優勝は史上最多。一方、新潟県勢初優勝を狙った日本文理は最終回2死から驚異的な粘りで1点差まで詰め寄ったが及ばなかった。

【決勝結果】
 日本文理 0 1 1  0 0 0  1 1 5  9
中京大中京 2 0 0  0 0 6  2 0 x  10
  両軍合わせて31安打の打撃戦の幕開けとなったのは6回裏。この回、中京大中京は打者11人で一挙6点を奪って試合を決めたかに見えたが、日本文理がジワジワ追い上げ迎えた最終回。2死から連打などで5点を奪い1点差まで詰め寄った。しかしエース堂林投手をリリーフした森本投手が最後に何とか凌いだ中京大中京を逆転する事は出来なかった。

<コメント>
  ここ数年、夏の大会の決勝では後に語り継がれるようなドラマチックな展開で優勝校が決まっている。再試合の末、頂点に上り詰めた2006年の早稲田実業。私学の特待生問題が世間を騒がせる中で優勝した公立の佐賀北など。今年の決勝は果たして…。
  共に圧倒的な攻撃力で勝ち上がって来た中京大中京と日本文理との間で争われた今年の決勝は、中盤の大量得点を奪った中京大中京が試合を優位に進め、最終回を迎えた決勝戦。このまますんなり幕が閉じるのか誰もが思った瞬間、この試合最大のハイライトが最後に用意されていた。

「約半世紀の時を経て古豪復権!!」
  最終回、点差を徐々に詰められた中京大中京。そのナインの脳裏を、特に堂林投手の脳裏を「あのシーン」がよぎったのは間違いないのではないだろうか。
  「あのシーン」・・・。勝利に手が届くところまで辿り着きながら、結局手に届く事はなかったセンバツ準々決勝の報徳戦。そしてあの悪夢が再び・・・。
  しかし最後に試練を与えた勝利の女神はあの春以降、苦しい練習に耐えたであろう中京ナインを見放しはしなかった。約半世紀の時を経て深紅の大優勝旗は伝統校の手に渡った。

  
「雪国の悲願まであと一歩!!しかし…」
 「野球はツーアウトから」と言う格言があるが、まさにその通りとなった最終回。日本文理の看板である打線が目を覚まし、一気に点差を縮めた。スタンドの声援を味方に付け同点或いは逆転の雰囲気が漂った。しかしこの大会の序盤、「雨」と言う悪戯で気紛れな心を見せた勝利の女神は、最後の最後に再び気紛れな心を見せ最後の打者の痛烈な当たりを野手の正面に導いた。「夏の大会初めて勝ったチームをそのまま頂に導く訳にいかない。」と言い聞かせているかのようだった。
  それともう1つ。投手の継投が主流となっている高校野球だが、そんな中、この大会1人で投げ抜いた伊藤投手には拍手を送りたい。攻撃力ばかりがクローズアップされて来た日本文理だが、伊藤投手の踏ん張りがなければここまで勝ち上がる事は出来なかったと思う。

  今年の夏の大会は初出場校が多い事から見ても分かる通り、多くの地方予選で混戦となり前評判の高かった学校が次々と敗れ、その傾向は全国大会でも続いた。各地区とも有力選手が分散する傾向にあり、かつて甲子園常連だった学校が出続けるのは難しいのかも知れない。
  しかし、決勝に残った2校は共に春のセンバツにも出場し、そこで見つけた課題を克服し甲子園に戻って来た。
  中京大中京は報徳戦で露呈した1球に対する集中力、一方の日本文理は優勝した清峰の今村投手に抑えられた経験から、どんな投手にも対応できる打撃力に磨きをかけた。経験を生かし、持てる実力を十分発揮して決勝まで進んで来たのがこの2校だったと言う事なのだろう。特に日本文理の準優勝は野球が弱いと言われている県の球児にとって励みになるだろう。
 
  今年も様々なドラマが人々の心をくすぐった夏の高校野球。果たして来年はどんなチーム、選手がファンの心をくすぐるのだろうか。今回出場した選手の次のステージでの活躍と来年こそは、紫紺の或いは深紅の優勝旗が我が故郷の東北地方に届く事を期待しつつ「筋書きのないドラマ2009夏」の項を終わりにしたいと思う。










banner_03.gif
→見応えのある決勝戦だった、と思う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 22:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(30) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

明暗分かれた「雪国の悲願」!! 「筋書きのないドラマ2009夏」は最終章へ…  【高校野球  第91回全国高校野球選手権大会】

  大会14日目を迎えた第91回全国高校野球選手権大会は準決勝2試合が行われ、日本文理(新潟)と中京大中京(愛知)が勝ち進み明日(24日)行われる決勝にコマを進めた。

  投手戦となった第1試合は中盤得点を重ねた日本文理(新潟)が県岐阜商(岐阜)の追い上げを最終回の1点に抑え逃げ切った。
  続く第2試合は初回に先制点を上げた中京大中京(愛知)が4回以降、毎回得点を重ね初優勝を狙った花巻東を圧倒した。

  明日行われる決勝戦。中京大中京が勝てば旧校名(中京商業)の時代を含めて7回目の優勝、日本文理が勝てば学校としても新潟県勢としても初めての優勝となる。


【準決勝試合結果】
県岐阜商 0 0 0  0 0 0  0 0 1  1
日本文理 0 0 0  0 1 1  0 0 x  2
  日本文理伊藤、県岐阜商山田、両投手が投げ合う投手戦となったが中盤のチャンスをモノにした日本文理が伝統校、岐阜商を下した。伊藤投手は岐阜商打線から11奪三振を奪う好投を見せ4試合連続完投。守備も無失策でエースを盛り立てた。
  一方の県岐阜商は、エース山田投手が10安打を浴びながら2失点に抑える力投を見せたが打線がそれに応える事が出来なかった。



  花巻東  0 0 0  0 0 0  1 0 0  1
中京大中京 1 0 0  5 1 2  1 1 x  11
  中京大中京が花巻東投手陣に4本のホームランなどを浴びせるなど攻守に渡り圧倒して決勝進出を決めた。エースの堂林投手は低めを丁寧に突く投球で花巻東打線に長打を許さなかった。
  一方、花巻東は初回と4回に得点を上げるチャンスを作ったが、それをモノに出来なかったのが痛かった。

【決勝組合せ】
日本文理(新潟)×中工大中京(愛知)(13時試合開始)


<コメント>
  日本文理が属する新潟県と花巻東が属する岩手県は甲子園での通算勝利数が全国的に見て下から数えた方が早い所に位置し、「雪国」と言うイメージもあってか、決して野球が強い県では無かった。
  しかし今年の夏、そのイメージを覆す快進撃を続け4強に勝ち残った。そして準決勝。心情的には、地元の「悲願の初優勝」の期待を背に受けて甲子園にやって来た両校が決勝に勝ち進んで欲しいと思いつつテレビを見ていた。特に東北出身の小生としては、今年こそは東北地方に深紅の大優勝旗が届くのでは、と期待していた。しかし、甲子園の勝利の女神が両方に微笑む事は無かった。
  
  プロが注目する菊池投手を擁してセンバツで準優勝し、夏への期待が一層強まった花巻東。しかし春より注目度が高まる夏の大会で再びファイナリストに名を連ねる事は出来なかった。
  今日の中京大中京戦は、序盤こそどちらに試合の主導権が転ぶか分からない試合展開だった。しかし結果的には大差が付いてしまった。試合が終わって振り返ってみると、ピンチの後のチャンスを確実にモノにし、打たせて取る堂林投手の投球術と堅実な守備、そして何より怪我で投げることすらままならない大黒柱を出さざるを得ない状況を作り出した中京大中京の試合巧者ぶりが一枚も二枚も上手だったような気がする。やはり東邦や愛工大名電など、強豪ひしめく激戦区で揉まれているだけの事はある。
  東北地方に優勝旗が渡らなかった事は東北出身者としては残念な事であるが、そういった意味では今日の試合を見ていて1点を争う試合だったセンバツの決勝の時のようなハラハラドキドキと言った感情は湧いてこなかった。(中盤で点差が開いてしまった事もあると思うが…。)
  しかし春以降、マスコミが注目する中で、そして各校のマークが厳しくなる中で今大会ベスト4に勝ち進んだ事は立派である。試合に挑む時の姿勢やチームワークの良さ等、改めてチームスポーツの素晴らしさを見る者に植え付けたチームだったと思う。

  一方、勝利の女神が微笑んだ新潟の日本文理。これまで夏の甲子園で勝った事が無かった同校が初勝利を上げると勢いに乗って次々と勝ち上がりついに頂点が見える所まで上り詰めた。攻撃力がクローズアップされているが、4試合連続完投の伊藤投手やエラーの少ない守備陣にも目を見張るものがある。それが無ければここまで勝ち進んでは来ないだろう。

  さて今年の頂点を決める決勝戦。総合力で中京大中京が有利と思われる。日本文理が勝機を見出すとしたら、連投となる伊藤投手がどこまで踏ん張り、そしてこの大会当たっている中村選手の前にどれだけチャンスを作れるか、になるだろうか。

  しかし筋書きのないのが高校野球。2009年夏のドラマの最終章の結末を知っているのは、大会序盤に「雨」と言う悪戯を施した甲子園の勝利の女神のみなのである。








banner_03.gif
→両チームとも頑張れ、と応援したい方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:03| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(13) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

「雪国の悲願」か?それとも「伝統校のプライド」か?想いが交錯するセミファイナル!! 【高校野球 第91回全国高校野球選手権大会】 

  大詰めを迎えた第91回全国高校野球選手権大会は大会13日目、準々決勝残り2試合が22日に甲子園球場で行われ、県岐阜商と中京大中京の東海勢2校が勝利を収めベスト4にコマを進めた。

  第1試合の県岐阜商(岐阜)×帝京(東東京)は前半リードし試合優位に進めた県岐阜商が先発全員安打で帝京を圧倒し45年ぶりのベスト4進出となった。続く第2試合の中京大中京(愛知)×都城商(宮崎)は、序盤に先制点を挙げた中京大中京が堂林投手の好投や安定した守りで都城商を寄せ付けなかった。

  大会14日目の準決勝は23日、県岐阜商×日本文理、花巻東×中京大中京が行われ決勝に進出する2校が決まる。

【大会13日目の結果(準々決勝)】
  帝 京 1 0 0  0 2 0  0 0 0  3
県岐阜商 2 0 4  0 0 0  0 0 x  6
  序盤でリードを広げた県岐阜商が、その後の帝京の攻撃を凌いで勝利を収めた。先発した山田投手は帝京打線から12安打を浴びたが要所を締めた。一方、帝京は初回に先制したものの先発した平原投手、2番手の伊藤投手が打たれ、打線もその後2点を返すに留まった。

  都城商  0 0 0  2 0 0  0 0 0  2
中京大中京 3 0 1  0 0 0  2 0 x  6
  中京大中京が初回に磯村選手の3ランで先制するとその後も追加点を上げて快勝。27年ぶりのベスト4進出を決めた。一方、都城商は相手の先発堂林投手に5回以降無安打に抑えれ攻撃の糸口を見出す事が出来なかった。

【準決勝組合せ】
1 県岐阜商(岐阜)×日本文理(新潟)(11時合開始予定)
2 花巻東(岩手)×中京大中京(愛知)(13時半開始予定) 

<コメント>
  連日熱戦が繰り広げられて来た91回目の夏の風物詩。8日の開会式で各都道府県49代表が甲子園球場に集ったが4校を残すのみとなった。既に45校が大会を後にし、来年に向けて新チームをスタートさせた学校もある。2005年の「熱闘甲子園」でテーマソングだった、スガシカオの「夏陰」を聞くと、球児の夏が終わりを告げようとしている事を実感する。天候不順で「梅雨明け宣言」が出なかった地域もあった今年の夏がもうすぐ終わろうとしている。

  ベスト4の顔合わせは、勝利の女神が仕組んだのか。それとも偶然なのか。甲子園で優勝経験のある伝統校に、これまで深紅の大優勝旗を間近で見た事がない地元の期待を背負う「雪国」の代表校が挑戦する、と言う構図になった。
   
  かつて冬場の過酷な練習環境から優勝とは無縁と言われて来た東北、北信越地区。だが、同じ雪国のハンデを克服した駒大苫小牧などの例を見ても分かる通り、もうその言葉は「死語」になりつつある。現に今回新潟代表として甲子園に乗り込んで来た日本文理の攻撃力は相手を震え上がらせ、そしてプロ注目の左腕菊池投手が注目を集めている花巻東だが、初戦と準々決勝で見せたチームとしての粘りの野球も見事で菊池投手のワンマンチームではない事を示している。共にこれまでの雪国のチームのイメージを良い意味で壊しているような気がする。明日(23日)の準決勝でも伝統校に臆する事無く戦う事が出来るだろう。(花巻東の菊池投手の背筋痛は気懸かりであるが…。)
  これに対して県岐阜商、中京大中京の伝統校がどんな試合運びをするのか。2試合とも非常に楽しみな対戦カードである。
  
  果たして決勝でのシナリオのタイトルは「初優勝を懸けて」になるのか。それとも「隣県同士による優勝争い」になるのか。はたまた今回の記事のタイトルの続編になるのか。「筋書きのないドラマ2009夏」は、どんなラストを迎えるのだろうか。 








banner_03.gif
→どこの学校が優勝するのか気になる、と言う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 21:10| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(9) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月20日

3つの難所をクリアした者のみが見られる「深紅の大優勝旗」!!果たして筋書きのないドラマの結末は?  【野球 第91回全国高校野球選手権】

  第91回全国高校野球選手権は20日、3回戦の残り4試合が行われた。
  激しい点の取り合いとなった第1試合は終盤追い付き延長12回に勝ち越した明豊(大分)が、常葉橘(静岡)を下し8年ぶりのベスト8進出を決めた。
  この他「東北対決」を制した春のセンバツ準優勝校花巻東や中京大中京、都城商がベスト8にコマを進めた。
  夏の甲子園大会は21日、22日準々決勝2試合ずつが行われ、24日に決勝が行われる予定となっている。


【大会11日目 3回戦の結果】
 
  明  豊 2 0 0  0 1 0  0 2 1  0 0 2  8
常葉学園橘 0 0 4  2 0 0  0 0 0  0 0 0  6
  前半リードを許した明豊だったが、9回に今宮選手のタイムリーヒットで同点に追い付くと延長12回に併殺崩れの間に勝ち越し点を挙げ勝利を収めた。
  常葉橘の先発、庄司投手は粘り強いピッチングを見せていたが、終盤明豊打線に捕まった。打線も5回以降無得点に抑えられベスト8にコマを進める事は出来なかった。

  長野日大 0 0 2  1 2 0  0 0 0  5
中京大中京 5 0 0  0 0 4  4 2 x  15
  初回に5点を挙げで主導権を握った中京大中京が一度は追い付かれたものの後半、打線が爆発し長野日大を突き放した。
  長野日大は相手の好投手、堂林投手を攻め立てたが2番手で登板した森本投手に抑え込まれた。

東 北 0 0 0  0 0 1  0 0 0  1
花巻東 0 0 1  1 1 0  0 1 x  4
 センバツ準優勝校のプライドが、長年東北の高校野球をリードしてきたと言うプライドを上回った。 
  花巻東の先発、菊池投手は試合の要所で150キロ台の速球を連発するなど東北打線を翻弄した。岩手県勢のベスト8は41年ぶり。
  一方の東北は暴投やエラーが失点に結び付くミスが響き、打線も1点取ったものの菊池投手を打ち崩すまでには至らなかった。

  都城商  3 0 0  1 0 0  0 0 0  4
智弁和歌山 1 0 0  0 0 0  0 0 0  1
 都城商の新西投手が智弁和歌山打線を5安打、1失点、10奪三振に抑える好投を見せた。
 一方、智弁和歌山の岡田投手も12奪三振と好投したが初回に失った3点が最後まで響いた。


【準々決勝組合せ】
◎21日
1 明 豊(大 分)×花巻東(岩 手)
2 日本文理(新 潟)×立正大淞南(島 根)

◎22日
1 帝 京(東東京)×県岐阜商業(岐 阜)
2 都城商(宮 崎)×中京大中京(愛 知)

 21日、22日とも第1試合は11時、第2試合は13時半開始の予定。

<コメント>
  全国49の代表校が深紅の大優勝旗を目指し、8日から連日熱戦を繰り広げて来た夏の甲子園大会もベスト8が出揃い、いよいよクライマックスを迎えようとしている。
  新聞等に出ている、勝ち残っている学校を示す日本地図が日を追うごとに塗り潰されて行くのを見ると、夏の終わりを告げる時が刻一刻を近付いているようで、いささか寂しさを感じる。特に最近、朝晩を中心に秋の訪れを感じさせるような天候が続いている事がそのような思いを倍加させる。今年の夏はあっという間に駆け抜けていったような気がする。(西日本では厳しい残暑が続いているようだが)

 さて深紅の大優勝旗を手にするには後、階段を3つ上らなければならない。最後かつ最大の難所に挑む8校。帝京や県岐阜商業と言った甲子園常連校に加え、これまで野球が決して強いと言うイメージがなかった新潟や島根の代表校が勝ち残っている事、地元近畿勢が一つも残らなかった事が印象的であり、地方大会から波乱の多かった今夏を象徴していると言える。また、日大三やPL学園と言った前評判が高かった学校が勝ち残れなかった事が一発勝負のトーナメントを勝ち抜く難しさを物語っている。

  まずは1つ目の難所が明日、明後日と訪れる。通過枠は4つ。明豊にとって春のリベンジマッチとなる花巻東戦。試合をこなす毎に調子を上げて来たプロ注目の左腕、菊池投手にどう対峙するのか。新型インフルエンザの影響がありながらここまで勝ち上がって来た立正大淞南。怪物の片鱗を見せたルーキー伊藤投手がこの後、どんなピッチングを披露するのか注目される帝京。そして、昔から雪国のハンデと言われ、優勝とは縁のなかった新潟や岩手に優勝旗は届くのか。
  「筋書きのないドラマ2009夏」もいよいよ大詰め。勝利の女神は果たしてどんなエピローグを考えているのだろうか。








banner_03.gif
→どこの学校が優勝するのか気になる、と言う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 22:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(8) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月18日

人類はどれだけ速く走る事が出来るのだろうか?   【陸上 世界陸上男子100m】

〜スポーツナビ より〜
  陸上の世界選手権第2日は16日、ドイツ・ベルリンで行われ、男子100メートル決勝でウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒58の世界新記録で優勝した。これまでの世界記録は、ボルトが北京五輪で出した9秒69。タイソン・ゲイ(米国)が9秒71で2位、アサファ・パウエル(ジャマイカ)が9秒84で3位に入った。

【男子100m決勝結果】
1 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)   9秒58  世界新記録
2 タイソン・ゲイ(アメリカ)      9秒71
3 アサファ・パウエル(ジャマイカ) 9秒84

<コメント>
  まさに驚愕の世界記録である。北京五輪で、それまでの世界記録9秒69を叩き出したボルト。その時、ゴール直前で流すシーンを見て近い内に9秒5台が出るだろうとは思っていたが、こんなに早い時期に世界記録を塗り替えるとは…。人間の肉体には限界があると思うのだが、100mにおけるその限界は一体どこにあるのか。今回の走りを見ていると、ロンドンオリンピックまでには9秒5を切るのではないだろうか。そんな事を予感させる走りだった。
  日本の100mの現状を見ると、これまでの最高記録は11年前に伊東浩司氏が出した10秒00。誰が9秒台を出すのか注目され続けている内に世界は9秒5台の争いに突入した。世界の潮流がとにかく早過ぎる。もはや9秒9台を出したとしても世界では戦えないだろう。
 9秒5台の世界記録誕生。この後、人類はどれだけ速く走る事が出来るのだろうか。そして日本の短距離界、特に100mは世界の早過ぎる潮流に流されて行ってしまうのだろうか。











banner_03.gif
→人間の肉体の限界を見てみたい、と思う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。 
posted by スポーツ職人 at 00:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(21) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月17日

深い霧の中に消えていった「世界の檜舞台」!!再び目の前に現れる日は訪れるのだろうか?   【バスケット 男子アジア選手権】

  中国・天津で行われているバスケットボールの男子アジア選手権は最終日の16日、決勝などが行われた。
  決勝ではイランが中国を70−52で下し2007年大会に続く大会2連覇を成し遂げた。また、3位決定戦ではヨルダンがレバノンを下しイラン、中国と共に来年トルコで行われる世界選手権の出場権を獲得した。
  一方、ベスト8に残れなかった日本代表は9、10位決定戦でカザフスタンに77−73で敗れ史上最低成績となる10位に終わった。

【男子決勝など結果】
◎決 勝
 イラン  70−52  中 国 

◎3位決定戦
 ヨルダン 80−66  レバノン
イラン、中国、ヨルダンが世界選手権の出場権獲得

◎9、10位決定戦
カザフスタン  77−73  日 本

<コメント>
  世界選手権の出場枠は3つ。大国中国を始め、進境著しい中東勢の中に割って入るのはかなり厳しい事は戦前から予想されていた。それでも何とか…、という淡い期待を抱き吉報が届くのを待っていたが、結果は前回の徳島大会を下回る10位と言う成績に終わった。

  前回の8位の時は後一歩、何かのきっかけがあればと言う惜しい試合が続いての8位。しかし、今回は一度相手に離されると付いていけないと言う試合が続いての10位。大会前に指揮官が交代した事や怪我などでメンバーが揃わなかった事を差し引いても残念な結果である。
   
  何かが足りないのではなく全てが足りないような気がする。高さ、スピード、戦術、強化体制…。2012年のロンドン五輪には間に合わないかも知れないが、根本的な見直しが必要だと思う。

  前回大会辺りから中東勢の躍進が見られるようになってきたが、今大会でそれがはっきり表れた。アジアの勢力図が変わろうとしており、アジアでは無類の強さを誇っていた中国でさえ勝つ事が難しくなって来ている。
 2年前のアジア選手権終了後の記事で「2016年に東京で行われる可能性のあるオリンピックまで待っていたら世界はおろか、アジアからも置いていかれる。」と言うような事を書いた。厳しい言い方だが、結果を見るとこの2年間何も進歩していなかったと言われても仕方ないだろう。
  2012年のオリンピックは、恐らく今回の世界選手権の3枠より少なく、アジアの枠は1枠程度になると思われる。もやは「世界を目指す!!」とは軽々しく口に出来ない状況になりつつある日本のバスケット。以前、ソフトボールがオリンピックで実施されなくなり子供達が今後競技から離れて行く可能性がある、と言うような事を書いたがバスケットボールもこのような状況が続けば、同じような道を辿る最悪の事態となる可能性がある。果たして日本のバスケットボールが今後、子供達が夢を抱き続けられるようなスポーツとなり得るのか。大きな転換点を迎えているような気がしてならない。


◎2年前の徳島大会終了後に書いた記事
http://sports-com.seesaa.net/article/50426770.html









banner_03.gif
→協会がもっとイニシアチブを取って強化策を見出して欲しい、と思う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 22:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バスケットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月14日

開催地が東京でも…五輪復帰への道が途絶えた「あの種目」!!   【オリンピック 2016年夏季五輪追加競技】

〜スポーツナビ より〜
  国際オリンピック委員会(IOC)は13日、ベルリンでで理事会を開き、2016年夏季五輪で追加する競技の候補を7人制ラグビーとゴルフに決めた。10月のIOC総会(コペンハーゲン)で推薦され、承認されれば採用が正式決定する。
 日本のメダル有望競技である野球とソフトボールは2012年ロンドン五輪での除外が決まっており、2016年五輪での復帰を狙ったがともに落選した。

<コメント>
  東京も開催候補地として名を連ねている2016年の夏季オリンピック。追加競技としてゴルフとラグビー(7人制)がその候補として、10月のIOC総会で諮られる事になった。

  ゴルフは男子のタイガーウッズを始め、日本の石川遼や女子の宮里藍選手等と言った、日本で活躍し世界の一流プレーヤーとも対等に渡り合っている選手が世間で話題となり、近年注目度が増している。かつてオリンピックでも行われた事がある種目であり、約120カ国でプレーされているスポーツである事から、今の人気度を考えても再び五輪種目として選ばれるのはある意味自然な成り行きなのかも知れない。そして世界のトッププレーヤー、タイガーウッズが仮に東京で見られるとなれば、フィーバーは最高潮に達するだろう。どのように選手を選考するのかや試合方式などはこれから決められるが(個人競技のみだとすれば、直近の世界ランクが参考となるような気もする。)正式に採用が決まれば、更に注目を浴びるのは間違いないだろう。試合会場は、東京が開催地に決まった場合は、よみうりCC辺りになるのだろうか。
  ラグビーは15人制が2019年に日本でW杯が開催される事もあり、こちらも仮に東京で開催されるとなれば、機運が高まるきっかけになるだろう。
  
   その一方で採用されれば日本にとってメダルの有力候補となり得る野球とソフトボールの復活は実現しなかった。
   日本では断然の人気を誇る「メジャースポーツ」野球も世界全体で見ると、前出のゴルフやラグビーに比べプレーされている国は限定的である事やメジャーリーガーの参加をIOCが求めているのに対し、メジャー側が固辞している事が減点材料になった。世界中の人々が注目するスポーツの祭典で行われないのは残念である。しかし、オリンピックにアマチュアが出るべきかプロが出るべきかと言う議論はさて置き、既に野球と言う競技が日本国内で高校から注目される土壌が出来上がっている事、そして国別対抗戦としてWBCと言う舞台がある事から、この落選が日本の野球そのものに与えるダメージはそう大きくないと思う。
   むしろ大きなダメージを受けるのはソフトボールのような気がする。日本のメダル獲得有力種目と言うこともあり、オリンピックでは注目されるソフトボールも、それ以外で大きく取り上げられる事は余りない。オリンピックが世界にアピールできる数少ない場所であるが、2大会続けてその場に立つ事が出来ないのは、今後競技人口の減少に繋がる要因にもなりかねない。上野選手が「子供たちの世代に夢をつなぐことができなかったことが、ただ悔しくて残念です。」とコメントしていたが、オリンピックを目指そうとしている子供達に、再び世界最高峰の舞台が用意される事はあるのだろうか。

   野球とソフトボールが、いつかオリンピックに復活する事を期待したいが、改善すべき条件などその道のりは決して生易しいものではないような気もする。果たして2競技の今後の運命やいかに…。











banner_03.gif
→野球、ソフトボールが再びオリンピック種目として復活して欲しい、と願う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。 
posted by スポーツ職人 at 22:12| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(3) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

気紛れな勝利の女神が描いた「筋書き」に耐えたプロ注目の左腕!!  【高校野球  第91回全国高校野球選手権大会】

  第91回全国高校野球選手権は12日、大会3日目を迎え1回戦4試合が行われた。
  大会屈指の好投手菊池を擁する花巻東は、センバツ優勝の清峰を長崎大会で破った長崎日大と対戦し8−5で逆転勝利を収め2回戦に進出した。この他、70年ぶりに夏の甲子園に戻って来た関西学院やセンバツ8強の中京大中京、初出場の横浜隼人が2回戦にコマを進めた。
  大会4日目も1回戦4試合が行われ、昨春センバツ準優勝校の聖望学園(埼玉)や日大三(西東京)、東北(宮城)等が登場する。


【大会3日目の結果】
関西学院 0 0 2  0 0 2  0 2 1  7
 酒田南 0 0 0  2 0 0  1 0 0  3
 70年ぶり出場の関西学院が、地方大会全試合完封で甲子園に乗り込んできた酒田南安井投手から効果的に得点を重ね、投げては2番手で登板した山崎投手が要所を締めて勝利を収めた。酒田南は9安打放つも打線が繋がらなかった。


龍谷大平安 0 0 1  0 0 0  0 0 0  1
中京大中京 0 5 0  0 0 0  0 0 x  5
  古豪同士の対戦となった第2試合はセンバツでベスト8に進んだ中京大中京に軍配が上がった。今大会注目されている投手の1人である堂林投手が龍谷大平安打線を7安打1失点に抑えた。龍谷大平安が序盤の大量失点が最後まで響いた。


 横浜隼人 0 0 0  0 3 3  0 0 0  6
伊万里農林 0 0 0  0 0 2  0 0 0  2
  初出場校同士の対戦は横浜隼人が中盤、相手投手を打ち崩して勝利を収めた。伊万里農林は初回のチャンスをモノに出来なかったのが痛かった。

長崎日大 0 1 0  0 0 2  1 1 0  5
 花巻東 0 0 0  0 0 2  2 4 x  8
  終盤、点の取り合いとなったこの試合は、センバツ準優勝校花巻東が意地を見せ逆転で2回戦に進出した。花巻東のエース菊池投手は3本の本塁打を浴びるなど、本来の調子ではなかったが打線に助けられた。

【大会4日目の試合予定】
1 倉敷商(岡山)×東 北(宮城)
2 日大三(西東京)×徳島北(徳島)
3 聖望学園(埼玉)×都城商(宮崎)
4 熊本工(熊本)×三 重(三重)
 

<コメント>
  雨の影響で日程が遅れている夏の全国高校野球大会は3日目を迎えた。70年ぶりの出場を果たした甲子園のお膝元、西宮に学校がある関西学院、古豪同士、初出場校同士の対戦、そしてプロ注目の左腕が登場するなど興味深い対戦カードが組まれた大会3日目。
  
  その中でもやはりプロのスカウトが注目する花巻東の左腕、菊池投手の投球に注目が集まった。ところが、勝利の女神はセンバツで優勝した清峰を破った長崎日大に再び味方したのか、序盤に先制本塁打を許すとその後も精彩を欠き、計3本の本塁打を許す苦しい投球内容となった。これも雨で日程が延びた事による影響なのか。それともプレッシャー或いは気負いがあったのか。それでも試練に耐えて完投したエース。その姿を見て勝利の女神が心変わりしたのだろうか。終盤センバツ準優勝校の底力を見せた花巻東が長崎日大を逆転した。
  さて、初戦の苦しみを味わった花巻東の菊池投手。恐らく次の試合までには調子を整えて来ると思うが、一方で痛めたわき腹の状態も含めてコンディションがどうなのか気懸かりではある。

  この他、70年ぶりに夏の甲子園で勝利を収めた関西学院は2回戦で中京大中京と対戦する。中京大中京にとっては1回戦に続いて「古豪対決」となる。

  地方予選を含めて勝利の女神の心が揺れ動き続けて、波乱が多いような気がする91回目の夏の風物詩、高校野球。この後も勝利の女神の心は気紛れなのだろうか。気紛れであるが故に誰にも予想出来ないような「筋書きのないドラマ」も生まれるのだが…。











banner_03.gif
→地元の代表校の結果が気になる、と言う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。 
posted by スポーツ職人 at 23:10| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(11) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月11日

勝利の女神の悪戯で始まった「筋書きのないドラマ2009年夏第2幕」!!  【高校野球 第91回全国高校野球選手権大会】

  8日に開幕した第91回全国高校野球選手権は雨で2日連続で順延となった大会2日目の4試合が行われ、春夏通じて初めて甲子園の土を踏んだ常葉橘などが2回戦にコマを進めた。
  一方、2日続けてノーゲームとなった高知×如水館は、2日とも試合がノーゲームとなるまでリードしていた如水館だったが、三たび仕切り直しとなった今日(11日)の試合は一度もリードを奪う事無く敗れ去り、改めて甲子園で勝つ事の難しさを示す試合となった。

  大会3日目となる12日は4試合行われ、70年ぶり出場の関西学院や今秋ドラフト候補の左腕、菊池投手擁する花巻東などが登場する。


【大会2日目の結果】 

 旭川大高 0 0 0  0 0 0  0 0 0 0
常葉学園橘 1 0 0  0 0 0  1 0 x  2
 
 共に地方大会で好投した常葉橘庄司、旭川大高柿田両投手の投げ合いとなったこの試合。結果は常葉橘に軍配が上がった。旭川大高は相手を上回るヒット数だったが、要所を抑えられ柿田投手を援護出来なかった。

長野日大 1 2 0  0 2 4  1 0 0  10
作新学院 1 0 2  0 3 0  2 0 0  8
 
 第1試合の投手戦から一転、点の取り合いとなったこの試合だったが中盤突き放した長野日大が作新学院の追撃をかわした。作新学院は最終回にチャンスを作ったが、あと1本が出なかった。


南砺福野 0 0 0  0 1 0  0 0 0  1
 天 理 7 0 2  1 0 2  2 1 x  15

  新型インフルエンザの影響が心配された天理だったが、初回に大量7点を取るなど終始試合を有利に進め圧勝。2回戦にコマを進めた。南砺福野は初回の大量失点で浮き足立ちペースを掴むことが出来なかった。


高 知 1 2 0  0 0 0  5 0 1   9
如水館 0 1 0  0 0 1  0 1 0  3
 
  2日連続ノーゲームとなったこのカード。前の2試合はリードを許していた高知だったが、この日は打線が繋がり、またエース公文投手が14奪三振と力投を見せ如水館を下した。前半相手を追った如水館だったが、終盤投手陣が踏ん張りきれなかった。


【大会3日目の予定】
1 関西学院×酒田南
2 龍谷大平安×中京大中京
3 伊万里農林×横浜隼人
4 花巻東×長崎日大

  
<コメント>
  今夏は、天候不順の影響で特に西日本で順延が相次いだが、本大会に入っても大会2日目でいきなり2日連続の順延となった。こうなると選手も大変だが、それ以上に大変なのが地元から応援に来ている生徒や保護者などである。宿泊などのやり繰りも一苦労だと思う。そんな波乱のスタートとなった「筋書きのないドラマ2009夏」第2幕。大会2日目は、その雨の影響が明暗を分ける結果となった。
  まず第3試合に登場した天理は、奈良大会終了後に新型インフルエンザが野球部内で蔓延し、チームを仕上げる大事な時期に練習出来なかった。後ろの日程を希望していた初戦も大会2日目となり、不安を抱えたまま大会に入る事になったが、しかし雨で日程が延びた事が逆に味方したのだろうか。今日(11日)の試合ではそんな不安を感じさせない猛打を序盤から見せ付け圧勝した。
  
  そして3日続けて同じチームと対戦すると言う異例の事態となった高知×如水館の試合。ノーゲームとなった前の2試合では如水館がリードしていたが、この日行われた3度目の対戦はある意味「命拾い」した高知が追う者の強みなのか、終始試合を優位に進めて勝利を収めた。一方、ノーゲームとなった前の2試合でリードしていた如水館は、勝利が逃げて行ったと言う微妙な心理が影響したのか、この試合は後手に回ってしまい最後まで相手の背中を追い越す事は出来なかった。

  雨が勝利の女神の心理をも狂わせたのか。それとも予め決められたシナリオなのか。この後「筋書きのないドラマ」は果たしてどのように展開されるのだろうか。















banner_03.gif
→地元の代表校の結果が気になる、と言う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:44| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(6) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月10日

遠く霞む世界への扉!!アジアの8強も遠のくのか?   【バスケットボール 男子アジア選手権】〜追記あり〜

  中国の天津で行われているバスケットボールの男子アジア選手権はベスト8の座を争う2次リーグが始まった。1次リーグ3位で辛くも2次リーグ進出を決めた日本代表は前回のアジア大会を制したイランと対戦し71−101で敗れた。
   1次リーグの一部成績が持ち越される2次リーグ。日本はこれで3敗目となり、ベスト8に進むためには残るクウェート戦と台湾戦の両方に勝たなければならなくなった。

【2次リーグ試合結果(10日 日本関係分)】
イラン(B組1位)  101−71  日 本(A組3位)
  

<コメント>
  1次リーグ3位で何とか2次リーグ進出を決めた日本代表。2次リーグ初戦の相手は徳島で行われた前回大会の覇者イラン。世界ランクでは1次リーグで対戦した韓国を上回るアジアの強国である。ここで勝てば波に乗れないチーム状態も上向くのでは、と思ったのだが、やはりアジアの強豪国イランはそう簡単に倒せる相手ではなかった。
  日本代の公式ブログに試合経過が簡単に記載されていた。それによると、高さのあるイランに対し、最初の内はアウトサイドのシュートが決まって対等に渡り合っていたようだ。しかしアウトサイドのシュートは「水物」。1Qからずっと決め続けると言うのは中々難しい。次第に両チーム間のシュートの精度に差が出始めるとターンオーバーの多さも重なり、一気に突き放されたようである。それと試合を見ていないので分からないが、インサイドはどの程度攻める事が出来たのだろうか。竹内公輔選手の試合後のコメントを見ると、イラン人初のNBA選手となったハメッド・ハッダディ選手(218cm)の高さにかなり手こずったようで、やはりインサイドを崩す事は出来なかったのだろうか。
     
  これでベスト8に進出する為には2次リーグ残り2試合に両方勝たなければ行けなくなった日本代表。クウェート、台湾とも世界ランクは日本より下だが侮れない相手である。バスケットの灯火を消さない為にもチーム一丸となって勝利をもぎ取って欲しいと思う。








banner_03.gif
→とにかく残り2試合勝って先に進んで欲しい、と思っている方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
〜追 記〜 ベスト8進出に望みを繋ぐ!!
posted by スポーツ職人 at 23:56| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | バスケットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月09日

実りの秋に向けて…人馬とも飛躍のきっかけを掴んだ新潟の夏!!   【競馬 関屋記念&三浦皇成】 

  競馬の第44回関屋記念が9日、新潟競馬場芝1,600mで行われ、2番人気のスマイルジャックが道中、中団後方を進み、最後の直線で一気に伸びて他馬を突き放し、2008年のスプリングステークスに続く、重賞2勝目を挙げた。スマイルジャックと同期で皐月賞を制したとき以来のレースとなったキャプテントゥーレは4着に入り、次のレースに期待を持たせる結果となった。
  また、スマイルジャックに騎乗した三浦皇成騎手は昨年の函館2歳ステークス以来となる自身2度目の重賞制覇となった。


【第44回関屋記念競走成績】
1着 スマイルジャック  牡4   三浦皇成  1分32秒7
2着 ヒカルオオゾラ   牡5   武 豊
3着 マイネルスケルツィ 牡6   石橋脩 
4着 キャプテントゥーレ 牡4   川田将雅
5着 キャプテンベガ   牡6   吉田 豊 

<コメント>
  このブログを立ち上げたのが確かトリノオリンピックが開催される前の2006年1月。よく続いたと個人的に感心している。競馬もスポーツの1つとして、これまでGTレースを中心に取り上げているが、恐らく夏競馬の行われるこの時期に競馬に関する記事を書くのは初めてのような気がする。いや、馬インフルエンザが流行った時に一度書いたような気もするが、どちらにしても頻度としてはかなり少ない。この時期はどうしても高校野球が中心となってしまう。

  さて、来年のクラシック候補生が続々デビューする夏競馬であるが、春のGT戦線で活躍した馬はそろそろ鋭気を養い、美浦或いは栗東の厩舎に戻って秋の競馬に備える準備を始める頃だろうか。

  そんな中行われた関屋記念。GVの重賞レースであるが、秋のGT戦線に直結すると言うよりも、秋に行われるGTレースや重賞レースで除外されない為に賞金を加算しておくと言うような意味合いの強いレースである。(勿論、ダイワメジャーのようにこのレースをステップにGT戦線で活躍する馬もいるが…)
  そのGT戦線での活躍が期待される馬が今年は2頭参戦してきた。昨年の皐月賞を制した後、怪我で長期休養を余儀なくされたキャプテントゥーレと、期待されながらクラシックには手が届かなかったスマイルジャック。そしてそのスマイルジャックに騎乗したのが昨年、数々の新人記録を塗り替え各メディア等で注目を集めた三浦皇成騎手である。
 
  そしてこのレースを制したのは、三浦騎手騎乗のスマイルジャックだった。キャプテントゥーレも4着に敗れはしたものの次に繋がるレース内容だった。三浦騎手は重賞2勝目。ここまで昨年とほぼ同じペースで勝ち鞍を挙げているが、騒がれた昨年と比べると注目度は低くなっている。(その代わり競馬以外の事で話題となったが…。)この優勝をきっかけに秋のGT戦線で名前を残すような活躍が出来るか。

  キャプテントゥーレ、スマイルジャックそして三浦騎手。新潟で得たきっかけを糧に実り多き秋となる事を願うと共にレースぶりにも注目したい。








banner_03.gif
→三浦騎手の今後の活躍に期待したい、と言う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:53| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(10) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月07日

高くそびえ立つアジアの壁!!世界への入り口は狭き門か?  【バスケットボール 男子アジア選手権】

  バスケットボールの男子アジア選手権が6日、中国の天津で開幕し、1次リーグが行われた。
  A組の日本は韓国と初戦を戦ったが、相手の高さとスピードに翻弄され3Q終了時点で43−78と大きく引き離された。結局、74−95で敗れ白星を飾る事が出来なかった。7日に行われた2戦目となるフィリピン戦にも69−78で敗れて2連敗を喫し、1次予選突破に向けて後がなくなった。日本代表は1次リーグ最終戦となる8日にスリランカと対戦する。

  男子アジア選手権は参加16カ国が4組に分かれて1次リーグを行い上位3カ国が2次予選(ベスト8決定戦)に進み、最終的に上位3カ国が来年トルコで行われる世界選手権への出場権を獲得する。


【試合結果(日本関係分)】
◎A 組
韓 国  95−74  日 本

フィリピン  78−69  日 本

<コメント>
  来年の世界選手権出場、その先の2012年ロンドン五輪出場を目指す戦いが始まったバスケットボール男子日本代表。大会前に指揮官が交代し、代表選手のコンディション不良など万全の状態とは言えない中で迎えたアジア選手権だが、ここまでは厳しい現実を突きつけられる結果が続いている。元NBAプレーヤーのハ・スンジン選手など先日行われた東アジア選手権の時と違いメンバーを揃えて来た韓国相手に歯が立たず、先ほどまで行われていたフィリピン戦でも後半ひっくり返され逆転負けを喫し2連敗となった。

  各グループ上位3カ国が勝ち進む1次予選。最初の関門を突破する為に次のスリランカ戦は、内容はともかく絶対に勝たなくてはならない。ここまでの結果を見る限り、仮に1次予選を突破してもこの先非常に厳しい戦いが続くと思われる。世界選手権のキップを手にするのはかなり困難であると言わざるを得ない。
  
  しかし、2006年に日本で行われた世界選手権でホスト国として満足の行く成績を残すことが出来ず、2年前に徳島で行われた北京五輪予選を兼ねたアジア選手権では、大国中国が開催国枠で出場するためチャンスだったにも関わらず、五輪出場権どころか史上最低の成績(8位)に終わり選手、関係者は勿論の事、オリンピック出場を願っていたファンも悔しい思いをしたはずである。日本から応援しているファンの為にも1次予選の最終戦は今後に期待を抱かせるような試合をし、スッキリ勝って次に進んで欲しいと思う。選手の奮起に期待したい。








banner_03.gif
→とにかく次の試合勝って先に進んで欲しい、と思っている方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:52| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バスケットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月05日

この夏、主役の座を射止めるのはどのチームか?「筋書きのないドラマ2009夏」第2幕、間もなく開演!!  【野球 第91回全国高校野球選手権大会組合せ】

  第91回全国高校野球選手権大会の組合せ抽選会が5日、大阪市内で行われ3回戦までの対戦が決まった。
  開幕試合は常総学院(茨城)×九州国際大付(福岡)となり、春のセンバツ準優勝、プロ注目の左腕菊池投手擁する花巻東(岩手)は第3日第4試合で長崎日大(長崎)と対戦する。
  大会は8日開幕し、順調に日程が消化されれば22日に決勝戦を迎える。果たして深紅の大優勝旗を手にするのはどのチームなのか。


【第91回全国高校野球選手権大会組合せ(コメント付)】
◎第1日(8日)
1 常総学院(茨城)×九州国際大付(福岡)
2 明 豊(大分)× 興 南 (沖縄)
3 八千代東(千葉)×西 条(愛媛)
  開幕試合は、ベテラン監督が率いるチーム同士の対戦。常総学院木内監督、九国大付若生監督は2003年の選手権決勝でも顔を合わせた。(当時若生監督は東北高。)その時は常総木内監督に軍配が上がった。今度はどちらに軍配が上がるだろうか。
  この他、初出場ながら激戦区千葉を勝ち抜いた八千代東の戦いぶりにも注目したい。


◎第2日(9日)
1 如水館(広島) × 高 知(高知)
2 常葉橘(静岡) × 旭川大(北北海道)
3 長野日大(長野)×作新学院(栃木)
4 天 理(奈良)×南砺総合高福野(富山)
  初出場校3校、古豪天理や作新学院が登場する第2日。常葉橘の庄司投手は今大会屈指の好投手。どんなピッチングを見せるか。また、予選終了後にチームを襲った新型インフルエンザの影響で仕上がりが心配される天理の戦いぶりは…。


◎第3日 (10日)
1  関西学院(兵庫)× 酒田南(山形)
2  龍谷大平安(京都)×中京大中京(愛知)
3  伊万里農林(佐賀)× 横浜隼人(神奈川)
4  花巻東(岩手)× 長崎日大(長崎)
  関西学院、龍谷大平安、中京大中京とオールドファンにとっては馴染みのチームが登場する第3日。酒田南の安井投手は予選全試合完封勝利を収めた。甲子園でも予選の時のようなピッチングを披露する事が出来るか。
  そして第3日注目のカードは、花巻東とセンバツ優勝の清峰を予選で破った長崎日大の対戦。菊池投手と清峰の今村投手に投げ勝った大瀬良投手の投げ合いか。


◎第4日(11日)
1 倉敷商(岡山)× 東 北(宮城)
2 日大三(西東京)×徳島北(徳島)
3 聖望学園(埼玉)×都城商(宮崎)
4 熊本工(熊本)× 三 重(三重)
古豪、実力校が多く登場する第4日。予選では打線が破壊力を見せ付けた日大三が甲子園でも爆発するのか。


◎第5日(12日)
1 智弁和歌山(和歌山)× 滋賀学園(滋賀)
2 鳥取城北(鳥取) × 札幌第一(南北海道)
〜2回戦〜 
3 県岐阜商(岐阜) × 山梨学院大付(山梨)
  今大会注目選手の1人、智弁和歌山の岡田投手に初出場の滋賀学園の打線がどう挑むか。


◎第6日(13日)
1 PL学園(大阪)× 聖光学院(福島)
2 明 桜(秋田)× 日本航空石川(石川)
3 日本文理(新潟)× 藤井学園寒川(香川)
4 立正大淞南(島根)×華 陵(山口)
  優勝候補の一角、PL学園が登場する第6日。センバツで好投した中野投手や昨年清原2世と騒がれた勧野選手は怪我などの為、今大会はベンチ登録されないようだが、それでも充実した戦力を誇っている。昨夏8強の聖光学院が西の横綱相手にどんな試合運びをするか。


◎第7日(14日)
1  東農大二(群馬)× 青森山田(青森)
2  敦賀気比(福井)× 帝 京(東東京)
3  樟 南(鹿児島) × 常総学院と九州国際大付の勝者
  予選決勝で24点取る等、圧倒的な攻撃力を引っさげて2年ぶりに甲子園に戻って来た帝京の打撃陣や予選で安定した投球内容が光った東農大二の加藤投手に注目したい。











banner_03.gif
→地元の代表校に頑張って欲しい、と思っている方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(11) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月04日

日本からアジアへ、そして世界へ… 世界への入り口は広いか?狭いか?   【バスケットボール インターハイ男子決勝&アジア選手権】 

  全国高校総合体育大会(インターハイ)の第7日は3日、奈良県などで行われ、バスケットボール男子は福岡第一(福岡)がインターハイ連覇を狙った延岡学園(宮崎)を下し、5年ぶり2度目のインターハイチャンピオンに輝いた。
  また日本バスケットボール協会は同日、来年の世界選手権出場が懸かるアジア男子選手権(6〜16日・天津=中国)に出場する日本代表12人を発表し、五十嵐圭(トヨタ自動車)や竹内公輔(アイシン)竹内譲次(日立)兄弟らが選ばれた。
  アジア選手権は、16の国・地域が参加し、上位3チームが2010年の世界選手権への出場権を得る。


【インターハイ男子決勝結果】
福岡第一  82−80  延岡学園
(18−12、21−23、24−20、19−25)

【男子アジア選手権メンバー】
 4 岡田 優介  トヨタ自動車アルバルク
 5 山田 大治  レラカムイ北海道
 6 桜井 良太  レラカムイ北海道
 7 五十嵐 圭  トヨタ自動車アルバルク
 8 柏木 真介  アイシンシーホース
 9 折茂 武彦  レラカムイ北海道
10 竹内 公輔  アイシンシーホース
11 網野 友雄  アイシンシーホース
12 竹田  謙   リンク栃木ブレックス
13 正中 岳城  トヨタ自動車アルバルク
14 伊藤 俊亮  リンク栃木ブレックス
15 竹内 譲次  日立サンロッカーズ
HC 倉石 平

<コメント>
  この時期の高校スポーツの話題の中心は高校野球である。昨今の特待生問題で、地元色が薄い学校が代表となっている地区もあるがやはり母校や故郷の代表の結果は気になるものである。
  そして、この時期の高校スポーツと言えばインターハイである。注目度やメディアでの取り上げられ方は高校野球に劣ってしまうのは致し方ないが野球同様、各都道府県の予選を勝ち抜いた代表校がしのぎを削る「高校スポーツの祭典」である。

  今年は奈良県を中心とした近畿圏で行われているインターハイ。バスケットボールは大阪府の各会場で行われ、3日に行われた男子の決勝は福岡第一×延岡学園と言う、九州勢同士且つ、昨年と同じカードとなった。結果は福岡第一が接戦を制してリベンジを果たすと共に延岡学園の連覇を阻止した。
  昨年まではインターハイのベスト4に能代工や洛南など、留学生がいないチームが4強の1角を占めていたが、今大会は全て留学生を擁するチームが4強を独占した事が特徴として挙げられる。私学を中心にインターハイに出場した学校以外にも広がっているこの流れを考えると、選手育成と言う面でプラスになるのかどうか賛否両論あるとは思うが、留学生の問題を頭ごなしに否定する事も出来ないだろう。上に挙げた留学生を採用していない学校が12月のウィンターカップでどこまで巻き返すのか注目したい。と同時に、留学生を抜きにしたら、どこのチームが強いのか見てみたいと言う邪な考えを持つ小生であった。

  そして、今回のインターハイに出場した選手の中から加わる選手が出てくるかも知れない(逆に今の代表選手を脅かすような人材が出て来ないと困るのだが…。)ナショナルチームは、世界への扉を開けられるかどうかの試金石となる大会を迎える。アジア選手権の予選リーグ第1戦となる韓国戦が今後を占う上で重要な試合になると思われる。ここを勝って弾みを付けて欲しいと思う。
  2012年のロンドン五輪出場へ向け、明るい展望が見えるのか。それとも再び迷走してしまうのか。日本バスケット界の命運を託された12名の選手の活躍に期待したい。








banner_03.gif
→アジア選手権を突破して世界選手権に出場して欲しい、と思っている方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | バスケットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

夏の天下獲りに挑む49校が決定!! 「筋書きのないドラマ2009年夏」は第2幕へ…   【野球 第91回全国高校野球選手権出場校決まる】

  第91回全国高校野球選手権大会地方予選は1日、全国で最後となった大阪大会決勝が行われPL学園が関大北陽を10−0で下し春夏連続出場を果たした。
  6月に沖縄で始まった甲子園を目指す戦いは、これで全日程が終了し各都道府県予選を勝ち抜いた49校が出揃った。

  91回目となる夏の風物詩、全国高校野球選手権大会は5日に大阪市内で組合わせ抽選会が行われ、8日から阪神甲子園球場で熱戦の火蓋が切られる。


【地方予選1日試合結果】
◎大 阪(決 勝)
PL学園  10−0  関大北陽
(PL学園は5年ぶり17回目の出場)


【代表49校の横顔】
◎最多出場
 龍谷大平安(京都)…30回目

◎初出場
 八千代東(千葉)、横浜隼人(神奈川)、常葉橘(静岡)、南砺総合高福野(富山)、日本航空石川(石川)、滋賀学園(滋賀)、鳥取城北(鳥取)、立正大淞南(島根)、藤井学園寒川(香川)、徳島北(徳島)、伊万里農林(佐賀)、長野日大(長野)、華 陵(山口)
※青字は春夏通じて初出場

◎久々の出場
 関西学院(兵庫)…70年ぶり

◎春夏連続出場
 花巻東(岩手)、日本文理(新潟)、中京大中京、PL学園(大阪)、天理(奈良)、西条(愛媛)、樟南(鹿児島)、興南(沖縄)

<コメント>
  全国四千数百校が参加して行われた高校球児憧れの地、甲子園を目指す戦いも今日(1日)の大阪大会を最後に全ての日程を終える事となった。8日に、各地方予選の激戦を勝ち抜いた49校が深紅の大優勝旗を獲るべく甲子園に集い熱戦の火蓋が切られる。

  今年の顔触れを見ると初出場校の多さに驚かされる。直近5年でも最多の校数である。特に甲子園で勝ち抜くよりも難しいと思われる全国有数の激戦区、千葉や神奈川の予選の頂点に立ったのが春夏通じて初出場校だったと言うのも特筆すべき点である。いかに選手層の厚い甲子園常連校と言えども、一発勝負のトーナメント、しかもコンディション維持が難しい時期に行われる夏の予選を勝ち抜くのが難しいかを思い知る現象でもある。
  また、春のセンバツで4強に残り夏に再び戻って来たのは花巻東(岩手)のみ。優勝した清峰(長崎)、利府(宮城)、報徳学園(兵庫)は甲子園に姿を見せる事無く「夏」を終えた。春と違いチームの総合力が問われる夏は、勝ち抜く事がいかに厳しいかが分かる。

  さて、多彩な顔触れが揃った91回目の夏の風物詩。果たして深紅に大優勝旗を手にするのはどこの学校なのか。そして過去何度もあった、人々を引き付けるようなドラマは生まれるのか。更に我が故郷である東北地方に、その優勝旗が今度こそ届くのか。「筋書きのないドラマ2009夏」は第2幕が始まろうとしている。


〜出場校の横顔 番外編〜
  福岡代表の九州国際大付の指揮を執る若生監督は、2003年の選手権大会でダルビッシュ投手(日本ハム)を擁し準優勝した時の東北高(宮城)の監督である。くしくも今回同じ舞台に立つ事になった両校。そう言えばユニフォームのデザインも似ている。今大会で対戦する事があれば注目したいと思う。

   

甲子園巡礼―高校野球の夢・愛・哀

甲子園巡礼―高校野球の夢・愛・哀

  • 作者: 片山 晴子
  • 出版社/メーカー: アットワークス
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本




ドカベン3枚パック 高2夏の甲子園大会 激闘弁慶高校編 [DVD]

ドカベン3枚パック 高2夏の甲子園大会 激闘弁慶高校編 [DVD]

  • 出版社/メーカー: デジタルサイト
  • メディア: DVD





banner_03.gif
→母校が甲子園に出たら応援に行ってみたい、或いは今回出場するので応援に行く、と言う方はクリックをお願いします。


blogram投票ボタン
→ついでにこちらもポチっと押して頂けると有難いです。
posted by スポーツ職人 at 23:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(8) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする