2009年07月30日

ラグビーブームは再びやって来るのか?  【ラグビー 2019年W杯日本開催】

〜スポーツナビ より〜

  国際ラグビーボード(IRB)は28日、ダブリンで理事会を開き、日本を2019年ワールドカップ(W杯)の開催地に決めた。W杯のアジア開催は初めて。日本は11年大会に立候補してニュージーランドに敗れており、2度目の挑戦で招致に成功した。15年大会はイングランドに決まった。
  2015年と2019年の両大会を対象とした今回の招致争いでは、大会を運営する「W杯リミテッド」(RWCL)が6月末に、15年はイングランド、19年は日本を開催地に推薦。理事会ではこのセット案を投票にかけ、賛成16票、反対10票で可決した。両大会にはイタリアと南アフリカも立候補していた。
 W杯は1987年の第1回大会から4年ごとに、欧州と南半球のラグビー伝統国・地域のみで開催が続いていた。日本は招致活動を通じてアジアを含む世界的な競技普及を訴え、6月にU−20(20歳以下)世界選手権を成功させるなど開催能力の高さもアピールした。
 日本ラグビー協会は東京、横浜、大阪など国内9カ所を会場候補とし、一部の試合を香港、シンガポールで実施する計画を示してきた。しかし決定後の記者会見で、海外の2会場についてはIRBと協議した上で再検討する可能性も示唆した。

<コメント>
  国際的なスポーツイベントとしてはオリンピック、サッカーW杯に次ぐビックイベントと称されるラグビーのW杯が、日本で開催される事になった。世界一流のプレーが間近で見られるとあってファンや関係者にとって、これほど喜ばしい話はないだろう。仮に2016年の夏季オリンピック、2018年或いは2022年にサッカーW杯も日本で行われる事になったら、「スポーツバブル」が訪れる感じさえする。

 ヨーロッパではサッカーなどと共に人気のあるスポーツであるラグビーだが、日本では人気が低迷し競技人口も減って来ているのが実情である。これまで強豪国でしか開催されなかったラグビーの世界一決定戦が、世界的に見ても強豪とは言えない、且つ、国内ではメジャースポーツとは言えない日本で開催される事は、ラグビーの国際化を促進させると言う意味では意義のある事だと思う。
 
  前述の通り人気低迷に歯止めが掛からない日本のラグビーだが、1980年〜1990年代前半、当時まだプロ化されていなかったサッカーよりも人気があった。特に早明戦では国立競技場が満員になる等、学生スポーツの花形的な存在だった。平尾、大八木(何れも同志社大)や堀越(早大)、吉田(明大)などスター選手も多かった。
  一方1987年からW杯が始まり、第1回大会からアジア代表として出場し続けている日本は、その都度世界との実力差を見せ付けられた。決勝トーナメント進出はおろか、1勝するのがやっとと言う状態で今日に至っている。更に国内では社会人と大学との実力差が開き、スター選手も少なくなった事やサッカーがプロ化された事も重なって、徐々に人気は下降線を辿って行った。

  上に書いた通り、国際的なビックイベントが日本で行われるのは喜ばしい事だが、多額の経費が掛かる事や、何よりこれまで世界に打ちひしがれて来た日本代表をどうやってレベルアップしていくのか。課題が多く手放しで喜べないのも事実である。
  これまでホスト国が予選敗退した例はないラグビーW杯。大会が成功するかどうかは、今後代表チームが世界と如何に対等に渡り合い活躍するかに懸かっている。限られた時間と人材の中でどうやって強化していくのか。その為に残されている時間は余り多くない。
  果たして1980年代のような「ラグビーブーム」は再びやって来るのだろうか。






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posted by スポーツ職人 at 22:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(5) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする