2009年07月13日

首位独走で視界良好の「王者」&長いトンネルから抜け出せず先が見えない「王者」 【サッカー Jリーグ】 

  サッカーのJリーグJ1第17節が11日、12日行われ、首位の鹿島アントラーズ、浦和レッズなどが勝利を挙げた。この他前節まで2位だったアルビレックス新潟は川崎Fと引き分けて順位を1つ落とした。
  また、モンテディオ山形が9試合ぶりに勝ち点3を挙げた一方で大分トリニータはジュビロ磐田に敗れ14連敗となった。

  サッカーJリーグJ1第18節は18日、19日に行われる。


【JリーグJ1第17節結果】
鹿 島  2−0  大 宮
浦 和  2−1  広 島
千 葉  1−1  神 戸
横浜FM 1−2  山 形
新 潟  2−2  川 崎
G大阪   1−4  清 水
京 都  1−4   柏
FC東京 3−0 名古屋
磐 田 3−1  大 分

【J1順位表(第17節終了時点)】
1  鹿 島   42
2  浦 和   34
3  新 潟    32(得失点差+13)
4  川崎F   32(得失点差+12)
5  FC東京  28
(中 略)
16 神 戸   18
17  柏     15
18 大 分    4 

<コメント>
  サッカーのJリーグJ1は34節の内、前半の17節を終了した。上位陣の顔ぶれを見ると、鹿島や浦和といった毎年上位に名を連ねるチームが「定位置」を確保している。特に首位独走状態の鹿島はここまで負けが1つと抜群の強さを誇っている。チームの中心的存在である小笠原選手を始め、日本代表の興梠選手などがチームを引っ張っている。期待のルーキー大迫選手を含め豊富なタレントを誇る昨年のJ王者を止めるクラブが後半戦に出て来るのか。
 その鹿島に唯一、黒星を付けた新潟の上位進出は健闘していると言って良いだろう。後半戦も今の位置をキープしトップの座に近付けるか。若手の活躍がチームを押し上げている浦和などと同様、後半のJリーグを盛り上げる為にもひと踏ん張りして欲しい。

 鹿島が首位を独走する一方で、14連敗と長いトンネルの出口が一向に見えて来ない昨年のナビスコ杯王者の大分。怪我人などで開幕から主力を揃えられなかったと言うハンデはあったが、ここまで来るとそれ以外に何か問題があるのだろう。シャムスカ監督の人事問題がはっきりしない(14日に何らかの結論は出るようだが)中で戦っている選手の心中はいかばかりか。勝ち点差を考えるとJ1残留は奇跡のような気もするが、この後どんな戦い方をサポーターに見せるのか。

 それと得点王争いでFC東京の石川選手が5戦連続ゴールでトップに並んだ後半戦でどこまで積み上げることが出来るか期待したい。ここ数年外国人選手が占めている得点王争い。久々に日本人が得点王になるシーンを見たいものだ。

  昨年の「王者」が明暗を分ける形で前半戦が終了したJリーグ。優勝争いや残留争いが熾烈を極め、サポーターの色んな思いが交錯する後半戦が始まろうとしている。







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posted by スポーツ職人 at 22:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(15) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする