2009年05月31日

皐月賞惨敗組の逆襲!!親の跡目争いは秋に持ち越し!!  【競馬 第76回東京優駿結果】

  競馬の祭典、第76回東京優駿(日本ダービー)が31日、東京競馬場芝2,400mで行われ、2番人気に支持されたロジユニヴァースが皐月賞の雪辱を果たし、史上6組目の親子ダービー制覇となった。鞍上の横山典弘騎手は初のダービージョッキーの称号を獲得した。また、関東馬のダービー制覇は、サニーブライアン以来12年ぶり。
  2着には逃げ粘ったリーチザクラウンが入り、皐月賞1、2番人気に支持されながら期待を裏切った馬のワンツーフィニッシュという結果になった。
  一方、2冠獲得の期待が懸かった1番人気のアンライバルドは渋った馬場の影響もあってか見せ場なく敗れ、皐月賞で上位に入った馬もことごとく馬群に沈んだ。



【第76回東京優駿競走成績】
1着  △ロジユニヴァース  横山 典弘  2分33秒7
2着  ◎リーチザクラウン  武 豊  
3着   アントニオバローズ 角田 晃一
4着  △ナカヤマフェスタ  蛯名 正義
5着  ○アプレザンレーヴ  内田 博幸

<コメント>
  今年の競馬の祭典は馬場状態が明暗を分ける結果となった。あそこまで急激に天気が悪くなるとは予想出来なかった。現に多摩北部にある我が家の周辺は昼間、ぱらつく程度しか降っていなかった。秋の天皇賞では「魔物が棲む」と言われているが、まさかこの時期から府中の森に棲みつくとは・・・。厄介な魔物である。

  さて、「最も運がある馬が勝つ。」と言われる日本ダービー。「渋った馬場」を味方に付ける事が出来たか否かで明暗が分かれる結果となった今回のレース。1番人気に支持されたアンライバルドにとっては後方から行く脚質、渋った馬場とこの馬に味方する要素がなかった。切れる脚は泥んこと化した馬場に封じ込まれ、まさに不運としか言いようがない状況だった。

  勝ったロジユニヴァースは前走から馬体を戻し、力を出し切れる状態だったのだろう。良く考えればダービーへの登竜門と言われる昨年暮れのラジオNIKKEI杯、そしてダービーとの関係が深い弥生賞を制している馬である。「ダービー馬」の称号を得る資格は十分にあった訳である。時計の掛かる馬場、そして先行馬有利な展開も味方し、アンライバルドとは対照的にツキがあった今回のレースだったと言えるだろう。
  同じ父を持つアンライバルドと春のクラシックを分け合った同馬。父の跡目を継ぐ争いは秋に行われる最後の1冠までお預けとなった。

  そして2着に入った本紙本命のリーチザクラウン。ジョーカプチーノが暴走気味に飛ばしたものの2番手に付けたこの馬が事実上、レースの鍵を握っていたと言っても過言ではない。やはり、単騎で逃げて折り合いが付けば、最後にしぶとい脚を持っている。それを実証するレースとなった。そしてこの馬も時計の掛かる馬場が味方したといえるだろうか。それにしてもゴール前で良く粘った。やはり地力があると言う事なのだろう。

  今年のクラシック戦線で3強と言われたアンライバルド、ロジユニヴァース、リーチザクラウン。皐月賞では1頭だけが笑い、ダービーでは皐月賞で泣いた2頭が逆襲した。ひと夏越してどのように成長してターフに戻って来るのか。そして、それ以外の馬がこの3強に割って入る事が出来るのか。クラシック最終章まで目が離せない。



  
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一生に一度の晴れ舞台!!2週連続2冠馬の誕生か?それとも下克上か?  【競馬 第76回東京優駿予想】

  競馬の祭典、第76回東京優駿(日本ダービー)が31日、東京競馬場芝2,400mで行われる。
  皐月賞で剛脚を見せ付けて強い勝ち方をしたアンライバルドがクラシック2冠目を獲得するのか。それとも人気を集めながら惨敗を喫したロジユニヴァースらの巻き返しはあるのか。

  およそ7,700頭の中から選ばれた18頭が織りなす珠玉のドラマ。果たして76代目のダービー馬に輝くのはどの馬か。


【本紙予想】
  この世代で生まれたサラブレットは約7,700頭。その中から激戦を勝ち抜いてこの晴れ舞台に上りつめた18頭だけあって、どの馬も見劣りしない。また、手綱を取る騎手も既にダービージョッキーの称号を手にしている騎手や、これからその座を狙う若手騎手まで多士済々である。その中から栄えあるダービー馬、ダービージョッキーの称号を手にするのはどの馬、騎手なのか。

  過去の傾向を探ると1番人気の信頼度が比較的高く、堅い決着で収まる事が多かったが、ここ2年は先行した人気薄の馬が粘り波乱となっている。また外枠は不利とされており、過去5年で優勝した馬の内、最も外枠だったのはキングカメハメハの12番枠、2着でもアサクサキングスの16番枠である。
  また予想する諸氏が心配しているであろう天気であるが、良馬場は期待できないが思ったほど悪くならないと思われ、重馬場の巧拙の差はさほど出ないと見る。そこで本紙予想。


◎(本 命)6枠12番 リーチザクラウン
  前走の皐月賞では休み明け、大外枠と不利な材料が重なり見せ場なく敗れ、レース後の武豊騎手のコメントも間違って取り上げられるなど散々な結果に終わった同馬。
  本来ならこの馬を本命に推すのはかなり勇気がいるが、今回は同型のゴールデンチケットが外枠に行った事からスタートさえ良ければ単騎で逃げる事は可能と見る。単騎で逃げる事が出来て、自らのペースでレースを進められれば、最後の直線で後続を寄せ付けない脚があり押し切る事が出来るだろう。今年の東京でのGTレースは先行した馬が粘るケースが多い。人気の落ちた今であれば、1番人気の馬を気にして各馬牽制し合えば・・・。ダービージョッキーの称号を何度も手にした名手の手綱さばきへの期待も込めてこの馬を本命に推したい。

○(対 抗)1枠2番 アプレザンレーヴ 
  トライアルレースの青葉賞では最後の直線で並びかける間もなく他馬を抜き去り完勝した。成績も安定しており、何よりダービーと同じコースを経験しているのは強みである。また、内田騎手皐月賞で3着だったセイウンワンダーではなくこちらを選んだ事も強調材料として挙げられる。父シンボリクリスエスと同じ道を辿って上りつめたこの舞台。強い相手とは今回が初対決となるが、その父を越える素養は十分あると見る。


×(注 意)8枠18番 アンライバルド
  2冠を目指すアンライバルド。皐月賞での剛脚を見せ付けられれば、今回のレースで1番人気となるのも当然である。今回もアッサリ勝つ可能性は確かにある。が、しかし先週のブエナビスタほど鉄板かと言うとそうでもないような気がする。皐月賞はよどみない流れもこの馬に味方したような気がしてならない。更に大外枠はマイナス材料で、コースロスを強いられる事も十分考えられる。後ろから行く馬だけに上手く内を掬えるかどうか。有力候補である事は間違いないが、今回は3番手評価としたい。逆にここもアッサリ勝つようだと3冠の器とも言えるのか。

▲(単 穴)5枠9番 ジョーカプチーノ
  距離適性があるかどうかが最大のネックだが、NHKマイルカップでの内容は優秀だった。今回も前に目標とする馬(リーチザクラウン)がいると予想される事、人気もさほどない事からその時の再現があり得ると踏んだ。

 その他△(連下)としては、前走の敗因が馬体重減にあるとすれば、馬体が戻った今回こそ反撃が期待できる1枠1番ロジユニヴァース、東京コース2戦2勝の4枠7番ナカヤマフェスタ、前走不利があった8枠17番アイアンルック まで挙げておきたい。

  まとめると
◎6枠12番 リーチザクラウン
○1枠 2番 アプレザンレーヴ
×8枠18番 アンライバルド
▲5枠 9番 ジョーカプチーノ
△1枠 1番 ロジユニヴァース
△4枠 7番 ナカヤマフェスタ
△8枠17番 アイアンルック


 馬券は馬連で◎○×▲のBOXと◎から△への流し馬券。2−9、2−12、2−18、9−12、9−18、12−18、1−12、7−12、12−17の9点。




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2009年05月28日

最終予選突破へ向けて視界良好!!その裏で見え隠れする世代交代への序章!?  【サッカー キリンカップ】 

  サッカーの国際親善試合、キリンカップが27日開幕しチリ代表と対戦した日本代表は、前半、FW岡崎(清水)が2得点上げる活躍を見せると、後半も攻撃の手を緩めず4−0で快勝した。
  キリンカップは日本の他、チリ、ベルギーが1回戦総当りの方式で優勝を争う。日本代表は31日に国立競技場でベルギー代表と対戦する。


【試合結果】 

 日 本  4−0  チ リ
(得点者)
前20分 岡 崎
前24分 岡 崎
後 7分 阿 部
後47分 本 田

<コメント>
  かつてない過酷な移動を強いられる6月のW杯アジア最終予選が目前に迫る中、開幕したキリンカップ。チームや各個人の現在の状態をチェックするのにはちょうど良い時期にこの親善試合が組まれた。

  田中(達)、長友、闘莉王など主力選手が怪我などで戦線を離脱している中、常時試合に出ていなかった選手、或いは新たに加わった選手の動きが注目されたチリ戦だったが、4−0と言う結果で日本が勝利を収めた。パスミスでピンチを招くシーンがあり、相手が主力を欠いていた事を差し引いても概ね及第点を上げられる内容だったと思う。

  ゴールの臭いを嗅ぎ付けた岡崎選手の動きも見事だったが、先制点を演出した本田選手のミドルシュートは、ファンの度肝を抜いた。その後も攻めの姿勢を見せ、再三再四ゴールを狙った。前回「欧州で輝いた人」として長谷部選手を取り上げたが、オランダ2部リーグとは言え主力としてチームを引っ張った本田選手もまた「輝いた」1人である。その成長の跡がプレーの随所で見られた。
  今まで、相手のゴールを前にすると味方を探して譲ってしまう傾向にあった日本代表だが、中盤の選手がミドルレンジからシュートを狙うと言うのは有効な策である。相手が引いて来るアジア各国との対戦では尚更の事である。
 
  また、18歳でフル代表デビューを果たした山田選手。細かいミスがあったり、フィジカル面で見劣りする部分はあったが、けれんみない動きと物怖じしない姿勢は今後に期待を持たせた。

  試合後、岡田監督の表情は満足感で溢れていた。攻撃のオプションが増えた事や選手層が厚くなった事に手応えを感じたのだろう。この後のベルギー戦、最終予選の3試合でどんな選手起用をするのだろうか。昨日(27日)のチリ戦で活躍した前線の選手がこの後も活躍し続けるようだと、それまでレギュラーが保証されていた中村(俊)選手などもうかうかしていられなくなる。この試合が2010年W杯本大会に向けて、世代交代のターニングポイントになる試合になると言うと大袈裟かも知れないが、そんな予感が心の隅を過ぎったチリ戦だった。






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2009年05月27日

欧州へ羽ばたこうとしている人(馬)、欧州で輝いた人、そして欧州から戻って来る?人 〜その2〜 【サッカー ブンデスリーガなど】

  「欧州」をキーワードに週末(23日、24日)行われたスポーツを取り上げるシリーズの第2弾。今回はサッカーのブンデスリーガなど。


【奥寺以来の快挙!!】
  サッカーのドイツ1部リーグは23日、各地で今季最終戦が行われ、長谷部誠と大久保嘉人が所属するウォルフスブルクが初優勝を果たした。
 首位で迎えたウォルフスブルクは本拠地でブレーメンと対戦し、長谷部の演出で先制点を上げるとその後も追加点を重ね、5−1で快勝し優勝に花を添えた。同リーグで日本選手所属クラブの優勝は1977−1978年シーズンのケルンの奥寺康彦以来、31季ぶり。

【ブンデスリーガ最終成績】

1 ウォルフスブルク   69
2 バイエルン      67
3 シュツットガルト   64
4 ヘルタ・ベルリン   63
5 ハンブルガーSV   61

※チーム名右側の数字は勝ち点




【4連覇ならず!!Jリーグ復帰は近いか?】
  サッカーのスコットランド・プレミアリーグは24日、当地などで今季最終戦が行われ、MF中村俊輔が所属するセルティックはハーツと0−0で引き分け、勝ち点82で2位に終わり4連覇はならなかった。
 首位レンジャーズがダンディー・ユナイテッドに快勝、勝ち点を86に伸ばし4季ぶりの優勝を果たした。
 中村は今季が契約最終年で、古巣J1横浜Mから獲得の申し出を受けており、去就が注目されている。 





<コメント>
  まずはブンデスリーガから。このリーグはバイエルンの1強状態が長く続いているが、今シーズンはウォルフスブルクがそのバイエルンを抑えて優勝した。移籍2シーズン目となった長谷部選手もチームの優勝に貢献する活躍を見せた。欧州の第一線で活躍出来る日本選手は多くないが(中田英寿、現役の選手だと中村、森本選手ぐらいか)、この後も長く活躍出来るよう頑張って欲しい。
  そしてセルティックに移籍して以来、常に主力として戦って来た中村選手は契約最終年となる今シーズン、4連覇を達成する事が出来なかった。この後の去就が注目されているが噂の通りJリーグの横浜FMに復帰するのか、それとも欧州に残るのか。個人的には、欧州で活躍する姿を見たいような気もするし、Jリーグでその勇姿を見たい気もする。そう言う心境のファンは多いのではないだろうか。

  2人ともW杯アジア最終予選のため、日本に帰国している。まずはW杯アジア最終予選で日本が本大会へ行けるよう代表チームを引っ張って行って欲しい。



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欧州へ羽ばたこうとしている人(馬)、欧州で輝いた人、そして欧州から戻って来る?人 〜その1〜 【競馬 第70回優駿牝馬結果】

  週末の土曜日(23日)から日曜日(24日)にかけて行われたスポーツの内、「欧州」をキーワードに取り上げてみた。第1弾は、競馬のオークス。


【驚愕の末脚で2冠達成!!次の舞台はロンシャンか?】
  競馬の第70回優駿牝馬(オークス)が24日、東京競馬場で行われ、断然の1番人気に支持されたブエナビスタが、最後の直線でレッドディザイアなどをかわして優勝し、クラシック2冠を達成した。桜花賞、オークスを制したのは2003年のスティルインラブ以来。次の目標は世界最高峰のレース、凱旋門賞の予定。

【第70回優駿牝馬競走結果】
1着 ◎ブエナビスタ    安藤 勝己  2分26秒1
2着 ○レッドディザイア  四位 洋文
3着  ジェルミナル     福永 祐一
4着 △ブロードストリート 藤田 伸二
5着 △ディアジーナ    内田 博幸

<コメント>
  桜花賞に続き圧倒的な支持を集めたブエナビスタが、桜に続き樫の舞台でも主役を演じるのか注目された70回目の優駿牝馬(オークス)。道中後方から前を窺う展開、そして内に比べて伸びない外よりのコース取り、果たして届くのか半信半疑で見ていたファンも多かっただろう。鞍上の安藤騎手も乗り方を間違え負けを覚悟した、と言うような事をレース後に語っていたが、当の馬の方はそんな不安をよそに桜花賞同様、火の出るような豪脚を繰り出し、前を行くレッドディザイアなどをまとめて差し切った。届かないと誰もが思った位置から進めたレース運びが、かえってこの馬の強さを際立たせる結果となった。
  一方、2着に敗れたレッドディザイアは、これ以上ない完璧な展開で最後も押し切るかと思われたが、ライバルに再び屈した。しかし、ひひと夏越してどう成長するかにもよるが、順調に行けばブエナビスタがいない可能性がある秋の最後の1冠では間違いなく中心的な存在となるであろう。

  さて、まるで父のスペシャルを彷彿とさせる末脚で桜、樫の2つの冠を獲得したブエナビスタ。馬の状態に問題がなければ、それを手土産に次は世界最高峰のレース、凱旋門賞に出走予定との事。世界の強者を相手にどんなレースをするのか。そして名だたる日本の名馬がことごとく厚い壁に阻まれた世界No.1の冠を獲得する事が出来るのか。今から楽しみである。と同時に無事に夏を過ごし、来るべき戦いに臨んで欲しい。多くのファンはそう願っているだろう。



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2009年05月24日

一生に一度の樫の舞台!!ステージの真ん中でスポットライトを浴びるのは果たして・・・?  【競馬 第70回優駿牝馬予想】

  競馬の第70回優駿牝馬(オークス)が24日、東京競馬場2,400mで行われる。桜花賞に続く2冠目を目指すブエナビスタが圧倒的な支持を集めている今年のオークス。ほとんどの馬が経験した事のない2,400mと言う距離の、その先に見える樫の座を射止めるのは桜花賞馬なのか。それとも・・・・。発走時刻の15:40、そのドラマが幕を開ける。


【本紙予想】
  桜花賞に続き断然の1番人気に支持されている桜花賞馬、ブエナビスタ。これまで「牝馬3冠」の称号を獲得したのはメジロラモーヌ(1986年)とスティルインラブ(2003年)のみ。(3冠目はメジロラモーヌがエリザベス女王杯、スティルインラブが秋華賞。)果たしてブエナビスタがその称号を得る素養を兼ね備えているのかどうか。それとも、桜花賞で後塵を拝した馬の巻き返し、或いは別路線からこの舞台に挑む馬の大駆けがあるのか。そこで本紙予想。



◎(本 命)4枠7番  ブエナビスタ
  これまでの実績は文句のつけようがない。唯一、黒星を喫した新馬戦も負けた相手が皐月賞馬アンライバルド、同じく皐月賞で人気を集めたリーチザクラウンと言うレベルの高いメンバー構成だった。
  上がり33秒前半から34秒台をコンスタントに出せる末脚は、広い東京コースにピッタリと言えよう。府中で行われた今春のGTでは内枠の馬が上位に入るケースが多いが、内過ぎず外過ぎずの枠も好材料と言える。
  現時点で同世代の中では1頭抜けた存在の感があり、先週のウオッカ同様、最後の直線で独走と言うシーンさえあるような気がする。
  勿論、初の東京コース、初の距離、そして雨で馬場が渋って末脚が生きないケースと言う不安材料が挙げられるが、他の馬も条件は同じ。陣営はこの後、凱旋門賞に出走させるプランを持っていると言う事だが、であるならばここはあっさり勝って欲しい所。桜花賞、オークスを手土産に海外に羽ばたいて欲しいと言う願いも込めて本命に推したい。


○(対 抗)2枠3番 レッドディザイア
  2着探しがポイントとなりそうな今回のレース。キャリア2戦で迎えた桜花賞。ブエナビスタの豪脚に屈したものの、2着は立派な成績である。4戦目となるオークスだが、伸びしろはむしろブエナビスタよりこちらの方があるような気がする。今回が走り頃かもしれない。内枠と言う利点もあって、ブエナビスタの対抗1番手に推したい。


▲(単 穴)7枠15番ハシッテホシーノ
  競馬番組或いはテレビ局とのタイアップと言う匂いが漂い、そう言うのが個人的には余り好きではないのだが(勿論、馬に罪は無い)、今回のメンバーで唯一、コース、距離とも経験している馬である。追い出してからしぶとい脚を持つ同馬。悪天候が予想される今回。馬場の渋り方によっては粘り込むシーンもありそうだ。


 その他△(連下)として、内枠先行馬と言う条件で2枠4番ヴィーヴァヴォドカ3枠5番ダノンベルベール 、フローラS覇者、伝統の「メジロ」の血を継ぐ4枠8番ディアジーナ、前走忘れな草賞を制した「無敗馬」8枠17番デリキットピースとそのレース2着でその後スイートピーSを制した7枠13番ブロードストリート まで挙げておきたい。

 まとめると

◎4枠 7番  ブエナビスタ
○2枠 3番  レッドディザイア
▲7枠15番  ハシッテホシーノ
△2枠 4番  ヴィーヴァヴォドカ
△3枠 5番  ダノンベルベール
△7枠13番  ブロードストリート
△8枠17番  デリキットピース


  馬券は馬連で◎から○▲△への流し馬券。3−7を厚めに、4−7、5−7、7−13、7−15、7−17の6点。馬券的な妙味がなく、個人的には今回は「見るレース」だと思っているのだが・・・。



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2009年05月23日

「オバQ」が笑い「ナベQ」が嘆き、そして仙台の「あの人」はいつもの通りボヤいた・・・週末の交流戦!!  【プロ野球 交流戦】

  プロ野球は19日から交流戦が始まり各チーム、2チーム目との対戦が始まった。22日は楽天×巨人、日本ハム×ヤクルトなど6試合が行われた。交流戦は6月21日まで行われる。


【22日の試合結果】
ヤクルト 0 0 0  0 0 3  0 0 0  3
日本ハム 0 0 0  2 0 0  0 0 0  2
【勝】 館山 5勝 0敗 0S
【負】 藤井 3勝 2敗 0S
【S】 林昌勇 0勝 0敗 14S
  先制点を許したヤクルトだったが、6回に青木の犠牲フライなどで逆転すると五十嵐−林のリレーで逃げ切った。日本ハムは稲葉のホームランで先制するも3安打と打線が振るわなかった。

横 浜 2 0 0  3 0 5  0 0 5  15
西 武 0 0 2  1 1 1  0 0 0  5
【勝】 三浦 5勝 2敗 0S
【負】 涌井 4勝 2敗 0S
  横浜が、これまでの鬱憤を晴らすかのような猛攻撃を見せ、今シーズン初の2ケタ得点で西武投手陣を粉砕した。西武はエースの涌井が自己ワーストの8失点と精彩を欠くと中継ぎも火の点いた横浜打線を抑える事が出来なかった。

 阪 神  1 0 0  0 0 0  2 0 0  3
オリックス 0 2 0  0 1 1  3 1 x  8
【勝】 金子 4勝 3敗 0S
【負】 安藤 3勝 3敗 0S
【S】 加藤 2勝 0敗 7S
  オリックスが、2回に山崎浩のタイムリーヒットで逆転するとその後も追加点を上げ阪神を下した。阪神は、金本がホームランを放つなどしたが不振の打線は、この日も繋がらず5連敗で借金7。


巨 人 4 0  1 1 5  0 1 0 0  12
楽 天 0 1  0 0 0  0 0 1 0  2
【勝】 ゴンザレス 4勝 0敗 0S
【負】 永井 3勝 2敗 0S
  セ・リーグ首位の巨人が初回に坂本の先頭打者ホームランなどで4点を上げるとその後も加点しパ・リーグ2位の楽天を圧倒した。先発したゴンザレスは無四球で4勝目。楽天は先発した永井の出来の誤算が全てだった。

 広 島   0 0 0  0 0 0  0 1 2  3
ソフトバンク 2 0 3  0 0 0  1 0 x  6
【勝】 和田 3勝 2敗 0S
【負】 ルイス 2勝 2敗 0S
【S】 馬原 1勝 0敗 6S
  ソフトバンクがクリーンアップ(オーティズ、松中、小久保)の活躍で前半に得点を重ね、追いすがる広島を振り切った。一方、広島は先発したルイスが打たれ終盤の追い上げも実らなかった。

中 日 0 0 2  0 0 0  0 1 1  4
ロッテ 0 0 0  0 0 0  1 0 0  1
【勝】 吉見 4勝 2敗 0S
【負】 大嶺 2勝 2敗 0S
【S】 岩瀬 1勝 1敗 10S
  中日が3回に森野のホームランで先制すると、吉見-平井-岩瀬の継投で逃げ切った。ロッテは毎回のように得点圏にランナーを置きながら7回の1点に留まり、先発した大嶺を援護出来なかった。

<コメント>
  5年目を迎え、すっかり定着した感のあるプロ野球の交流戦。これまでは全てパ・リーグのチームが優勝しているが、今年の交流戦もパ・リーグのチームが優勝するのか。それともセ・リーグの巻き返しはあるのか。

  さて、各チーム2チーム目との対戦が始まった22日。セ・リーグ1位×パ・リーグ2位、パ・リーグ1位×セ・リーグ2位の対戦が行われ、共にセ・リーグのチームが勝利を上げた。セ・パ両リーグとも1、2位のゲーム差は縮まらず、広がらず。2位の楽天はソフトバンクとの差が縮まったが、それでもまだ2位の座が揺るぐ程の差ではない。
  異なるリーグに属するチームとの対戦なので、当事者にとっては、ゲーム前に他チームとのゲーム差をあまり意識出来ない(と思われる)のも交流戦の特徴だと思う。ゲーム差をさほど意識しなくても戦えるこの時期が、この興行を行うのには最適な時期なのかも知れない。
  仮にこれをシーズン後半戦に行ったらよりスリリングな展開になると思われるが、優勝争い、Aクラス争いが複雑になる事から率先して手を挙げる球団はないだろう。
  22日の試合では大矢監督が電撃解任となり「オバQ」の愛称で親しまれた田代監督代行が昇格して再スタートを切った横浜が、昨年日本一の座に就いた西武に圧勝。一方、最近やや失速気味の楽天は、野村監督曰く「先発投手を間違えた。」事もあってか、セ・リーグ首位のジャイアンツに良い所なく敗れ去った。今年の交流戦は、この後どんなドラマが展開されるのだろうか。個人的には、同じ東北出身で22日のヤクルト戦で久々にマウンドに上がった江尻投手(仙台ニ高−早稲田大学)と、一関一高(岩手)で甲子園(21世紀枠)に出場した経験を持ち、初めて1軍に昇格した巨人の木村投手に注目したい。



プロ野球交流戦プログラム2009 2009年 6/20号 [雑誌]

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  • 発売日: 2009/05/14
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日本プロ野球改造計画

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  • 発売日: 2005/03
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2009年05月18日

格が違う!!エンジンが違う!!全てが違う!!美しすぎる女王の走り!!  【競 馬 第4回ヴィクトリアマイル結果】

   競馬の第4回ヴィクトリアマイル(GT)が17日、東京競馬場芝1,600mで行われ、断然の1番人気に支持された昨年の年度代表馬ウオッカが、2位に7馬身差を付ける圧勝で5つめのGTタイトルを獲得した。このレースで1番人気の馬が優勝するのは初めて。また、騎乗した武豊騎手は22年連続G1制覇、現JRAの牝馬限定G1全6レース完全制覇を達成した。

   レースは最後の直線に入った所でウオッカが抜け出すと他馬との差が見る見るうちに広がり、世代交代を目論んだリトルアマポーラも、復活を目指したカワカミプリンセスも、そしてあわよくば優勝を狙った他馬も追いつく事が出来なかった。


【第4回ヴィクトリアマイル競走成績】
1着◎ウオッカ        武 豊   1分32秒4
2着  ブラボーデイジー   生野賢一
3着  ショウナンラノビア  柴田善臣
4着△ザレマ        安藤勝己
5着  ジョリーダンス    四位洋文

<コメント>
  雨が降ろうが、風が吹こうが、ウオッカはやはりウオッカだった。「現役最強牝馬」の称号は渡さない。そんな事を思いながら走ってるかのようだった。

  最後の直線で抜け出して先頭に立ってからは、まさにウオッカの独壇場、「ウオッカのウオッカによるウオッカの為のレース」だった。ウオッカを応援していた人もそうでなかった人も、恐らくその走りに酔いしれ、改めて強さを実感したのではないだろうか。
  
  レース自体はやや遅いペースで流れた。その為、先行した馬が上位に食い込んだ。ブラボーデイジーもショウナンラノビアも健闘したが2着以下の馬は、スポットライトを浴びた最強牝馬の引き立て役でしかなかった。

  また、鞍上の武豊騎手は今年初のG1獲得。名手である事は誰もが認めるだろうが(名手であるが故に「アンチ」もいると思うのだが)、今年はとにかくG1とは縁がなかった。先週のマイルカップを狙って獲れなかったのに続き、今回も逃したとしたら、ウオッカの状態が良いと言われていた(武豊自身もコメントしていた)だけに、ファンや関係者からの風当たりが今まで以上に強くなる可能性もあった。それだけにホッとしたのではないだろうか。良い馬に乗っているとは言え、22年連続でG1タイトルを獲得した事は凄いの一言に尽きる。

  さて話をウオッカの事に戻して・・・。これで5個目のG1タイトル獲得したウオッカ。海外に遠征するプランは今のところ無く、その雄姿を見られるのは今年限りとの事。海外で彼女の走りを見たかったような気もするが・・・。この後、どんな走りでファンを魅了するのだろうか。取り敢えず新旧ダービー馬対決となるであろう安田記念が楽しみである。



ウオッカの背中

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2009年05月17日

カプチーノの次はウオッカで乾杯か?それとも「大荒れGT」続行か?   【競馬 第4回ヴィクトリアマイル予想】

  競馬の第4回ヴィクトリアマイル(GT)が17日、東京競馬場芝1,600mで行われる。
  現役最強牝馬のウオッカを始め、昨年のエリザベス女王杯を制したリトルアマポーラ、衰えを知らないジョリーダンスなど役者が揃った春の女王決定戦。果たして4代目の女王の座に就くのはどの馬か。


【本紙予想】
  先週のNHKマイルカップと同様、GTレースとしては歴史の浅いこのレース。過去のデータのサンプルが少ないので傾向が掴みづらいレースであるが、1つ言える事が過去3回は何れも1番人気が敗れている事、しかも昨年のウオッカの2着以外は掲示板すら載らない、と言う事である。しかも今日(17日)の天気は雨。土砂降りと言う訳ではないので極端な不良馬場になるとは考えにくいが、この事が難解な予想に拍車を掛ける。そこで、本紙予想。


◎(本 命)  3枠6番  ウオッカ
  ドバイのレースでウオッカは終わってしまったのか。そんな声も囁かれ始めている同馬。確かにあの失速ぶりは気になるが帰国後の調教を見ると、復調していると言って良いだろう。昨年と同じローテーションだが、状態は雲泥の差だと言う陣営の言葉から実力を発揮できる状態にあると見た。
  であるならば、今回のメンバー構成、3つのGTタイトルを獲得した東京コース、距離・・・。全てこの馬が優勝する為の条件にピッタリと言える今回は負ける訳には行かないだろう。不安材料は、馬場状態と今年GTレースで「ノレていない」鞍上だが、力で押し切ってくれると判断し本命に推す。果たして昨年の忘れ物を取り戻す事が出来るか。


○(対 抗)  7枠13番  リトルアマポーラ
  昨年のエリザベス女王杯、3歳ながら古馬を圧倒しGTタイトルを獲得した同馬。休み明けだった前走のマイラーズカップは7着だったがタイム差を見ると悲観する内容ではないだろう。叩き2走目で上積みが期待できる事、実績のある東京で最強女王交代のシーンがあるとしたら、この馬にその資格があると見て対抗に推す。


▲(単 穴)  8枠17番  レジネッタ
  昨年の桜花賞馬。その後目立った成績を残していないが、前走の阪神牝馬Sで復調の兆しを見せた。叩き2戦目の今回、そして桜花賞と同じマイルの舞台。一発あってもおかしくないような気がする。

  その他△(連下)としては、近走不振も昨年重馬場のローズSを制した事が妙に引っ掛かる2枠3番マイネレーツェル、 前走2着と好走した3枠5番ザレマ、昨年このレース4着、渋った馬場で時計が掛かった時に出番がありそうな気がする6枠11番ヤマニンベルメイユ、実績は文句ないが「降着事件」を境に勝ち運から見放されている事で評価を下げた7枠14番カワカミプリンセスまで挙げておきたい。

 まとめると
◎ 3枠 6番  ウオッカ
○ 7枠13番  リトルアマポーラ
▲ 8枠17番  レジネッタ
△ 2枠 3番  マイネレーツェル
△ 3枠 5番  ザレマ  
△ 6枠11番  ヤマニンベルメイユ
△ 7枠14番  カワカミプリンセス 


  馬券は、◎から○▲△への流し馬券。3−6、5−6、6−11、6−13、6−14、6−17の6点。



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2009年05月16日

交流戦を前に快調に飛ばすウサギとやや失速気味?のワシ!! 【プロ野球 レギュラーシーズン】

  プロ野球は15日、広島×巨人、楽天×ソフトバンクなどセ・パ合わせて6試合が行われた。 
  セ・リーグ首位の巨人は、ラミレスの3ランで先制するとその後も追加点を上げて突き放し広島を下した。2位で追走するヤクルトも阪神を下し3連勝を飾った。
  パ・リーグでは、首位の日本ハムが先発したダルビッシュの好投などでオリックスを下し貯金を9に伸ばした。一方、先日首位を奪われた楽天はソフトバンクに敗れ2連敗となった。

  プロ野球は15日から17日まで各球団3連戦を行った後、19日から交流戦が始まる。


【15日の試合結果】

◎セ・リーグ
 阪 神 1 0 0  0 0 0  0 0 0  1
ヤクルト 1 0 0  0 0 0  1 0 x  2
【勝】 松岡 2勝 0敗 0S
【負】 能見 2勝 4敗 0S
【S】 林昌勇 0勝 0敗 12S

  ヤクルトが接戦を制し3連勝で貯金を6に伸ばした。先発したユウキ投手は阪神打線を5回1失点に抑え、中継ぎ陣も凌いだ。
  一方、阪神は先発した能見投手が12奪三振を奪うも打線の援護がなかった。

横 浜 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0  0
中 日 0 0 0  0 0 0  0 0 0  1x  1
【勝】 吉見 3勝 2敗 0S
【負】 石井 0勝 4敗 6S
 中日が延長10回、四球の谷繁を送った2死二塁で井端が左中間二塁打を放ってサヨナラ勝ちを収めた。先発した吉見投手は無四球完投で
3勝目。
 一方、横浜はベテラン三浦投手が好投したが、攻撃陣が中日の吉見投手を打ち崩す事が出来なかった。

巨 人 0 0 0  3 1 1  0 0 0  5
広 島 0 0 0  0 2 0  0 0 0  2
【勝】 ゴンザレス 3勝 0敗 0S
【負】 青木高 0勝 2敗 0S
【S】 クルーン 0勝 0敗 7S
  巨人が4回、ラミレスの3ランで先制するとその後も追加点を上げて広島を下した。先発したゴンザレス投手は3連勝。
  一方、広島は追い上げムードが漂った直後の6回に守備の乱れで5点目を献上したのが痛かった。


◎パ・リーグ
ソフトバンク 1 0 0  1 0 0  0 0 0  2  4
  楽 天  0 0 0  1 0 0  1 0 0  0  2
【勝】 ファルケンボーグ 2勝 0敗 0S
【負】 小山 1勝 2敗 2S
【S】 馬原 1勝 0敗 5S
 ソフトバンクが2−2で迎えた延長10回、川崎などの適時打で2点を勝ち越した。楽天は同点に追いついた後の終盤の好機を生かす事が出来ず2連敗。 

 日本ハム 0 0 2  1 1 0  0 0 0  4
オリックス 0 0 0  2 0 0  0 0 0  2
【勝】 ダルビッシュ 5勝 1敗 0S
【負】 中山 0勝 4敗 0S
【S】 武田久 1勝 0敗 8S
  日本ハムが先発したダルビッシュの好投などで首位をキープした。一方、攻撃陣の中心を怪我で欠くオリックスは、相手エースを打ち崩せず8連敗と元気がない。

西 武 0 0 0  5 0 2  8 3 0  18
ロッテ 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
【勝】 涌井 4勝 1敗 0S
【負】 渡辺俊 1勝 4敗 0S
  西武が7回に打者12人で8得点を奪う猛攻を見せ大勝した。先発した涌井投手はロッテを完封し4勝目。
  一方、ロッテは先発した渡辺(俊)投手が7失点を喫するなど乱調だった。中継ぎ陣も火が点いた西武打線を抑えることが出来ず屈辱的な大敗を喫した。

<コメント>
  プロ野球は恒例となったセ・パ交流戦が19日から行われ、現在首位の日本ハムと巨人がいきなり対戦する。秋の日本シリーズの前哨戦となるのか。それとも、シーズンを締めくくる戦いの舞台には別のチームが上がるのか。

  さて交流戦前、最後の3連戦となるそれぞれのカード。セ・リーグは巨人が着々と首位の座を固めつつある。昨年から活躍している若手が今年も元気だ。現在首位打者で売り出し中の坂本選手や、WBCの代表にも選出された亀井選手などがチームを引っ張っている。これにベテランのラミレス選手や小笠原選手も負けじと打っており、若手とベテランが上手く噛み合っているように見える。このまま途中で居眠りする事無くゴールまで辿り着く事が出来るか。投手陣がやや精彩を欠いているだけに、打線がどこまで援護出来るかに懸かってくるような気もするが・・・。
  一方、「ウサギ」を追う「ツバメ」も好調をキープして交流戦を迎えそうだ。3位に浮上して来た「トラ」と共に逃げるウサギを追走する。
 
  パ・リーグは、先月快調に飛ばしAクラスどころかリーグ優勝も、と言う声もあった「東北のワシ」だが、主力に怪我が相次ぎ失速気味である。昨シーズンも交流戦を境に沈んでいっただけに、どこまで踏ん張れるか。今日(15日)の先発は2本柱の内の1本、エース岩隈投手。
ここで踏みとどまる事が出来るか。
  その「ワシ」から首位の座を奪った日本ハムはチーム打率が2割分5厘と相変わらず線が好調である。他チームがもたついているだけに楽天との首位攻防戦、そして交流戦で最初に対戦する巨人戦で更に勢いを付けて首位固めをしたい所だろう。「ハム」が逃げるのか。それとも「ワシ」が勢いと取り戻すのか。はたまた勝率を5割に戻した、昨年日本一の「ライオン」が迫るのだろうか。

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プロ野球スカウティングレポート2009 (アスペクトムック)

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2009年05月15日

終盤戦を迎えた欧州主要リーグ 優勝の行方は?次回CL出場権の行方は? 【サッカー 欧州主要リーグ情報2】

  サッカーの欧州主要リーグの状況を紹介するシリーズ。2回目となる今回はイタリアのセリエAとスペインのリーガ・エスパニョーラの状況について紹介する。


【セリエA(イタリア)】
◎5月10日現在の順位(上位6チーム)

1 インテル        78
2 ミラン         71
3 ユベントス      67
4 フィオレンティーナ 64
5 ジェノア        61
6 ローマ        54
※チーム名の右側の数字は勝ち点。上位4チームが次回CL出場権獲得。5、6位がELリーグ出場権獲得

【オーナーの嘆き?ボヤキ?恫喝?】
  各チーム残り3試合となっているが、インテルが4シーズン連続のスクデット獲得に向けて秒読み段階に入っている。2位以下も昨シーズン上位を占めたクラブが、今シーズンも名を連ねている。 そんな中、かつて三浦知良選手が所属していた古豪、ジェノアが次回のチャンピオンズリーグ出場権(4位以内)を狙える位置にいるのは健闘していると言えるだろうか。また、中村俊輔選手(セルティック)が所属していたレッジーナが最下位、代表召集を拒否した事で少し話題になった森本選手が所属しているカターニアが15位となっている。
  
  優勝の行方がほぼ決まっている事から選手や監督の去就の話が出始めている。話題の中心はミランだろうか。知っての通り、オーナーはイタリア首相でもあるベルルスコーニ氏である。前節のユベントス戦で引き分けに終わり優勝が遠のいた結果を受けて、「優勝できなかったら監督であるアンチェロッティの責任だ。」と批判していた。その後、2位以内なら契約延長と言う事で落ち着いたようだが、一方でアンチェロッティ氏がイングランドプレミアリーグのチェルシーとの契約書にサインした可能性があると言う報道もなされているようで去就の行方は流動的である。
  それにしても一国の首相がサッカークラブのオーナーを務め、口出しすると言う光景は日本では考えられない事である。(日本で「オーナー」と言えばプロ野球だが、麻生首相がジャイアンツのオーナーと言う感覚は、日本で受け入れられないだろう。)
  その他、ロナウジーニョが退団する可能性がある事や期限付きでミランに移籍したベッカムの去就などシーズン終了後も話題を提供しそうである。



  

【リーガ・エスパニョーラ(スペイン)】
◎5月10日現在の順位(上位6チーム)

1  バルセロナ    86
2  R・マドリード   78
3  セビージャ    63
4  バレンシア    59
5  A・マドリード   58
6  ビジャレアル   56 
※チーム名の右側の数字は勝ち点。上位4チームが次回CL出場権獲得。5、6位がELリーグ出場権獲得

【リーグ制覇は目前!!狙うは3冠か?】
  日本でもお馴染みのバルセロナ、R・マドリードの「ビック2」が
他チームを大きく引き離していたが、5月2日の直接対決でバルセロナが大勝した事により雌雄は決したと言って良いだろう。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いは残り2枠を懸けて最終節までもつれ込むと思われる。
  バルセロナはスペイン国王杯を獲得しており、リーグ制覇、そしてヨーロッパクラブチャンピオンの3冠獲得なるか注目される。






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2009年05月13日

終盤戦を迎えた欧州主要リーグ 優勝の行方は?次回CL出場権の行方は? 【サッカー 欧州主要リーグ情報1】  

  サッカーの欧州各国の主要リーグは終盤を迎え、優勝争いや次回欧州CL出場権争い等が熾烈を極めている。

  そこで、欧州の主要リーグ(ドイツ、イングランド、イタリア、スペイン)の終盤戦の様子を紹介したいと思う。今回は、ドイツのブンデスリーガとイングランドのプレミアリーグ。


【ブンデスリーガ(ドイツ)】 
◎5月12日時点の順位(上位6チーム)

1  ボルフスブルク   63(+30)
2  バイエルン      63(+28)
3  ヘルタ・ベルリン   62
4  シュツットガルト   58
5  ドルトムント      55(+17)
6  ハンブルガーSV  55(0)

※チーム名の右側の数字は勝ち点。( )内は得失点差。シュツットガルトとハンブルガーSVは残り3試合。その他の4チームは残り2試合。  

  ブンデスリーガと言えばバイエルンの1強体制が長く続いているが、今シーズンは稀に見る大混戦となっている。各チーム残り2〜3試合となっているが、マイスターシャーレを掲げるチームが最終的にどこになるのかは神のみぞ知る、と言った状態となっている。
  注目は日本代表の長谷部選手、大久保選手が属しているボルフスブルク。これまで主要なタイトルを獲得した事がないチームだが、初のタイトル獲得なるか。最終節でUEFA杯で決勝にコマを進めたブレーメンが立ちはだかる。
  一方、勝ち点で並ぶバイエルンも最終節に現在4位のシュツットガルト戦を控えている。2006年W杯ドイツ代表GKのレーマン擁するシュツットガルトがバイエルンの攻撃陣の前に立ち塞がるのか。 
  かつてバイエルンを指揮しリーグ連覇の実績を残しながら、2006−07年シーズンでの成績不振により解任された経験を持つ現ボルフスブルクのマガト監督。巨大勢力に一泡吹かせ、復讐のドラマを完結させる事が出来るかや、上位3チームに与えられる次回のCL出場権争いにも注目したい。



【プレミアリーグ(イングランド)】
◎5月11日現在の順位(上位5チーム)

1  マンチェスターU   83
2  リバプール      80
3  チェルシー      77
4  アーセナル      68
5  アストンビラ      58

※チーム名の右側の数字は勝ち点。残り試合は、マンチェスターUが3試合、他の4チームが2試合。

  今シーズンのチャンピオンズリーグでも上位を賑わせた「ビック4」が国内リーグでも他チームを大きく引き離し、強さを見せ付けている。次回のチャンピオンズリーグの出場チケットもこの4チームの手元に行き渡る結果となった。(アーセナルは予選からの出場。)
  そして優勝争いの行方だが、残り3試合で勝ち点4を上げれば良いマンチェスターUの国内リーグ3連覇が濃厚となった。27日にローマで行われるチャンピオンズリーグ決勝に向けて弾みをつけたい所だ。
  一方、僅かながら優勝の可能性が残されている2位のリバプールは、残り2試合を取りこぼさない事が逆転優勝への絶対条件。その上で16日にマンチェスターUと対戦するアーセナルの一刺しを期待したい所だが・・・。


 次回は、イタリアとスペインの国内リーグの様子を紹介したい。







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2009年05月11日

アッと驚く逃走劇!!勝利の乾杯は美酒ならぬカプチーノで・・・   【競馬 第14回NHKマイルカップ結果】

  競馬の第14回NHKマイルカップ(GT)が10日、東京競馬場芝1,600mで行われ、藤岡康太騎手騎乗の10番人気ジョーカプチーノが優勝し3歳マイル王に輝いた。ジョーカプチーノ、藤岡騎手とも初のGTタイトル獲得となった。
  
  レースは、逃げたゲットフルマークスを2番手で追走したジョーカプチーノが最後の直線で捕らえ、そのまま逃げ切った。
  一方、人気を集めたブレイクランアウト、アイアンルックは見せ場なく着外に敗れ去った。
  尚、4コーナーでアイアンルック、最後の直線でダイワプリベールの走行を妨害したサンカルロが18着に降着となった。鞍上の吉田豊騎手は、史上初となる開催日8日間の騎乗停止処分となった。


【第14回NHKマイルカップ競走成績】
1着  ジョーカプチーノ  藤岡康太   1分32秒4
2着 △レッドスパーダ   横山典弘
3着  グランプリエンゼル 内田博幸
4着 △マイネルエルフ   松岡正海
5着 ×フィフスペトル   安藤勝己

<コメント>
  今春のG1戦線は桜花賞を除き、人気馬がことごとく馬群に沈み、荒れる結果が続いている。NHKマイルカップは元々荒れる傾向にあるが、またしても人気馬が敗れ場内がどよめく結果となった。

  まず、人馬初のGTタイトルをさらったジョーカプチーノと藤岡騎手。逃げ宣言をしていたゲットフルマークスが宣言通り逃げる形でレースが始まった。一か八かの逃げを打った同馬を終始マークし、最後の直線で逃げ馬を捕えると、後方で牽制し合いなかなかエンジンの掛からない他馬を尻目にまんまと逃げ切って波乱の主役となった。人気があれば恐らくあのような騎乗は出来ないと思うが、20歳の若武者の思い切った騎乗ぶりが光るレースでもあった。
  確か昨年、キャプテントゥーレに騎乗した川田騎手が逃げを打って皐月賞を制した時も人気がなかったからこそ出来た乗り方だと言うような事を書いたと記憶しているが、若手ジョッキーの思い切った騎乗が功を奏したと言えるのかも知れない。
  次はダービーに進むとの事。今回以上にレベルの高いメンバーが揃うダービー。再び展開の助けがないと厳しいような気もするが、今度はどんなレースでファンを湧かせるのだろうか。

  
【GTで勝てない西の「ユタカ」、レースを壊した東の「ユタカ」】

  一方、変則二冠の夢破れ、共倒れとなった人気の2頭。アイアンルックは不利による影響をもろに被ってしまった。上がり3Fのタイムが良かっただけに陣営としては悔しい思いだっただろう。ダービーで再考の余地はあると思うが賞金的に微妙な位置にいるだけに果たして晴れの舞台に立てるかどうか。

  そして1番人気に応える事が出来なかったブレイクランアウト。レース間隔が空いた事が敗因だったのか、それとも馬場か。人気を集めた馬の敗因がはっきりしないと言うのがここ最近のGTレースだが、この馬の敗因はどこにあるのか。そして次走のダービーで巻き返す事が出来るだろうか。
  また、これまで天才の名を欲しいままに次々とGTタイトルを手に入れて来た武豊騎手だが、その「ユタカ神話」に陰りが見え始めているような気がする。今年に入ってGTレースの表彰台に上がるシーンを見る事が出来ない。勿論、馬の巡り合わせもあるだろうが、昨年の落馬負傷がまだ尾を引いているのだろうか。来週も人気を集めそうな馬(ウオッカ)に騎乗するが人気に応える事が出来るのか不安である。

  話をクラシック戦線に戻して「STOP THE アンライバルド」が合言葉の各陣営。だがこのレースで好敵手となるような馬は現れなかった。今年の競馬の祭典は、馬の名の通り皐月賞馬の一人舞台となってしまうのだろうか。






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2009年05月10日

新「日本のエース」誕生!! 次のターゲットは表彰台のてっぺんか?  【水泳 日本人選手世界新記録樹立】

〜スポーツナビ より〜
  2012年ロンドン五輪に向けて始動した競泳日本代表の初の国際大会、第1回日豪対抗は10日、キャンベラのオーストラリア・スポーツ院(AIS)で行われ、男子200メートル背泳ぎで昨年の北京五輪5位の入江陵介(19)=近大=が1分52秒86の世界新記録をマークして1位となった。
  日本選手が世界新を出したのは、北京五輪男子100メートル平泳ぎ決勝の北島康介(日本コカ・コーラ)以来で、入江は北京五輪決勝でライアン・ロクテ(米国)がマークした従来の世界記録1分53秒94を1秒08も上回った。北島が今季の主要大会を欠場し、昨季限りで主力の多数が引退する中、新世代のエースとしての活躍を見せた。

<コメント>
  日本の競泳界は北京五輪終了後、それまで第一線で活躍して来た選手の多くが引退し、日本のエースとして世界に君臨した北島選手の去就もどうなるのか分からない状況となっている。ただ、3年後のロンドン五輪に向けて世代交代が進んでいるのは事実である。
  
  そんな中、北京五輪でこの種目5位入賞を果たし次世代のエースとして期待が懸かる入江選手。ここの所、世界記録に迫るタイムを次々と出していたが、ついにその壁を突破した。今夏行われる世界水泳を前に世界新記録を出した事は本人にとっても日本の競泳界にとっても明るい話題と言えるだろう。この大会は即時公認となる大会ではないので公認記録となるには時間が掛かると思われるが、それまでの記録を1秒以上上回る記録を叩き出した事で世界への強烈なアピールとなった。

  男子の背泳ぎは、ソウル五輪で金メダルを獲得した鈴木大地選手や最近では森田智己選手など世界と対等に渡り合って来た種目である。この後、マークが厳しくなる事が予想されるが世界水泳やロンドン五輪で表彰台の一番高い所に立てるよう精進して欲しい。







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2009年05月09日

今後の競馬界の主役への登竜門!!「主役候補」の称号を得るのはどの馬か?  【競馬 第14回NHKマイルカップ予想】 

   春のGTレース第5弾、競馬の第14回NHKマイルカップが10日、東京競馬場芝1,600mで行われる。

   エルコンドルパサー、クロフネ、キングカメハメハそして昨年のダービー馬ディープスカイ等、後に日本の競馬界の主役となった馬を輩出したこのレース。果たして今年出走するメンバーからも、後に競馬界で主役となる馬が出て来るのかどうか。


【本紙予想】
  GTレースとしての歴史は浅いが、上にも書いた通りその後、主役を担う名馬を多く輩出している、言わば「主役への登竜門」的な位置付けとなっているレースとも言える。過去13回の傾向を見ると、キャリアが浅い3歳馬、しかも展開の紛れがある1,600mと言う距離から人気通りの決着とならないケースが多い。そこで本紙の予想。


◎(本 命)3枠6番 アイアンルック  
  デビュー戦での衝撃的な走り、そして前走の毎日杯での届きそうもない所から繰り出した末脚と強烈な印象を残してGTを獲るべく府中にやって来た。特に毎日杯で下した馬がその後、重賞レースを勝っている事からこの馬の能力の高さが窺える。
  キャリアの浅さと初の東京コースが不安材料ではあるが、毎日杯組はこのレースと相性が良い事と能力の高さを買い本命に推す。昨年、このレースからダービーを制したディープスカイに続く事が出来るか。「主役候補」の称号を得る為の重要な1戦となるだろう。


○(対 抗)2枠4番 サンカルロ
  トライアルレースのニュージーランドTで2着以下を引き離して勝利を収めた同馬。デビュー以来、掲示板を外していない安定さと東京コースでの実績を加味し対抗に推したい。

×(注 意)8枠18番 フィフスペトル
  前が詰まって行く手を阻まれた前走の皐月賞を除けば安定した成績を残している。大外枠がどうのように影響するかだが、広い東京コースなら吉と出るような気もする。軽視する事は出来ない。

▲(単 穴)4枠7番  ワンカラット
  近年、隔年で牝馬が勝っているこのレース。2007年のピンクカメオで大荒れになった事は記憶に新しい。直線の長い東京コースで桜花賞の時のような切れ味鋭い脚を繰り出せれば2007年の再現も有り得るか。

  この他△(連下)として、実績で推せる要素は無いものの、「マイネル」&「松岡騎手」と言う組合せが妙に引っ掛かる5枠9番マイネルエルフ、スプリングSで皐月賞馬アンライバルドと好勝負を繰り広げた7枠13番レッドスパーダまで挙げておく。

 尚、実績とコース適性では重い印を付けるべきだろうが、間隔が空いている事とここの所、GTレースでの成績が余り良くない武豊騎手を考慮して8枠16番ブレイクランアウトも△(連下)とする。

 まとめると

◎ 3枠 6番 アイアンルック
○ 2枠 4番 サンカルロ
× 8枠18番 フィフスペトル
▲ 4枠 7番 ワンカラット
△ 5枠 9番 マイネルエルフ
△ 7枠13番 レッドスパーダ
△ 8枠16番 ブレイクランアウト


  馬券は◎○×▲△への流し馬券。4−6、6−7、6−9、6−13、6−16、6−18の6点。







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劇的な幕切れで決勝進出!!今回の勝利の女神は情け深い女神か?   【サッカー 欧州CL準決勝第2戦】

  ゴールデンウィーク中に実家に帰省した事もあり、およそ1週間更新が途絶えた。
  この間、競馬ではアッと驚く結果になったり、サッカーではアジアチャンピオンズリーグで日本から出場した4チーム(鹿島アントラーズ、名古屋グランパス、川崎フロンターレ、ガンバ大阪)が全て決勝トーナメント進出を決め、またヨーロッパではチャンピオンズリーグ、UEFA杯でファイナルに進出する2チームが決まった。

  この中から劇的な幕切れもあったヨーロッパチャンピオンズリーグの事を書きたいと思う。


【欧州CL準決勝第2戦結果】
マンチェスターU  3−1  アーセナル 

  第1戦に続き勝利を収めたマンチェスターUが大会連覇に向けて大きく前進した。3得点全てに絡んだロナウドの活躍は見事だったが、韓国代表の朴智星が上げた先制点が印象に残った。Jリーグ京都からオランダ、イングランドと飛躍を遂げた同選手。マンチェスターUに入団した当初は主力メンバーとして活躍していたが、怪我などもあり徐々に出場試合数が減少していた。積極性に疑問を投げ掛けていた老将ファーガソン監督も、この活躍により決戦の地、ローマで朴選手を起用する事を明言した。隣国の選手が世界トップクラスのクラブで活躍している事は嬉しくもあり、羨ましくもある。決勝の舞台となるローマでも活躍する事を期待したい。それにしても日本人がプレミアリーグのトップチームのユニフォームを着る事は果たしてあるのだろうか。


チェルシー   1−1  バルセロナ
     (アウエーゴールでバルセロナが決勝進出)
  
  第1戦に引き続き第2戦も引き分けとなったこの対戦。後半のロスタイムに入るまで前回の決勝の再現を望んでいた勝利の女神は、ロスタイムに入って心変わりしたのか、イングランドプレミア勢に唯一立ち向かっていた「スペインの雄」に手を差し延べた。
   
  チェルシーのヒディンク監督が第2戦で選択したのは第1戦同様、守備を固めカウンター攻撃を仕掛ける戦術だった。そういった意味では欲張りな願望ではあるが、もう少し遅い時間帯に得点が入ればと思ったサポーターもいるのではないだろうか。
  一方、劇的なロスタイムのゴールで同点に追いつき辛くも決勝進出を果たしたバルセロナ。ローマでは両サイドバックに加え攻撃の一翼を担うアンリ選手も負傷で欠場する可能性があると言う。ローマ行きのキップと引き換えに代償を払う形となってしまったが、ファイナルでどんな戦いを見せるのだろうか。
  また、この試合では審判の判定も物議を醸し後味の悪さを残したのも印象的だった。

  1990年代、欧州の中心はイタリアのセリエAだった。日本人もこぞってそこを目指した。今回の欧州クラブチャンピオンを決める地はかつて栄華を極めたセリエAが属するイタリアの首都ローマ。果たしてどんなシナリオが用意されているのだろうか。

※結果の太字はホームチーム










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2009年05月03日

春の淀を制するのは菊の王者か?それとも・・・   【競馬 第139回天皇賞予想】 

  競馬の第139回天皇賞が3日、京都競馬場芝3,200mで行われる。今年の競馬の中・長距離界の主役をどの馬が担うのかを占う重要な1戦だが、前日オッズの通り主役不在の混戦が予想されている。果たして長いドラマの結末は・・・。


【本誌予想】
  明日行われる伝統の天皇賞。かつてはリアルシャダイ産駒など、ステイヤーの代名詞のような馬が制する事が多かったこのレースも年々そのような血統を有する少なくなってきている。中距離路線が主軸となっている今の競馬界を考えると仕方ない事か。
  さて、牝馬の活躍に比べて貧弱と言われて来た5歳牡馬。何せダービー馬を輩出出来なかった世代である。しかし、ここに来てようやく頭角を現すようになって来た。今回のレースでもこの世代が中心になるであろう。フルゲートの春の天皇賞は波乱が起きる事が多いが今回はどうなるだろうか。そこで本紙の予想。


◎(本 命)8枠17番 アサクサキングス
  3歳時菊花賞を制した同馬。4歳は天皇賞3着以降、目立った成績を残していなかったが、5歳になって京都記念、阪神大賞典で勝利を収め復調を印象付けた。距離、コースともこの馬にピッタリの条件と言える天皇賞。絶対的な本命とは言えないまでもこのメンバーなら連を外す事はないと見て本命に推す。秋の淀を制したアサクサキングス。春の淀でも舞う事が出来るか。

○(対 抗)2枠4番アルナスライン
  3歳時の菊花賞でアサクサキングスの2着だった同馬。前走の日経賞で初めて重賞を制覇した。距離、京都コースとも問題は無いだろう。中間の調整や追い切りの様子から上位争いは可能な状態と見た。課題は折り合いか。

×(注 意)8枠16番スクリーンヒーロー
  本命馬、対抗馬とも遜色ない実績がある同馬だが初の京都初コースがどう出るか。実績は文句ないが今回は3番手評価とした。

▲(単 穴)7枠15番モンテクリスエス 
  昨年の秋以降、充実した成績を残している同馬。今冬のダイヤモンドステークスを制している事から見ても距離に問題は無い。鞍上に「平成の楯男」武豊騎手を迎え一発ムードが漂う。

  この他△(連下)としては、昨年の天皇賞4着でこのレースの展開の鍵を握るであろう5枠9番ホクトスルタン、3連勝の勢いが侮れない5枠10番ゼンノグッドウッド 、前走アサクサキングスと接戦を演じた8枠18番ヒカルカザブエ まで挙げておきたい。

  まとめると

◎ 8枠17番 アサクサキングス
○ 2枠 4番 アルナスライン
× 8枠16番 スクリーンヒーロー
▲ 7枠15番 モンテクリスエス
△ 5枠 9番 ホクトスルタン
△ 5枠10番 ゼンノグッドウッド
△ 8枠18番 ヒカルカザブエ


 馬券は、馬連で◎○×▲のBOXと◎から△への流し馬券。4−15、4−16、4−17、15−16、15−17、16−17、9−17、10−17、17−18の9点。
 
  最後に余談だが、GWで家族と共に実家に帰省している小生。実家のPCで書いているが、さすがにメモリ64MBだと処理が遅くて書きづらい。
(とボヤイてみる。) 

 






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2009年05月01日

たった1枚のローマ経由UAE行きのキップを手にするのは英プレミア勢か?それとも・・・?   【サッカー 欧州CL準決勝】

  サッカーのヨーロッパクラブNo.1を決める欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦が28日、29日行われた。
  28日に行われたチェルシー(イングランド)×バルセロナ(スペイン)はホームのバルセロナが再三再四チェルシーのゴールを脅かしたものの相手の固い守備に阻まれ得点を奪う事が出来ず、スコアレスドローに終わった。
  29日に行われたマンチェスターU×アーセナル(共にイングランド)の試合は1−0でマンチェスターUが先勝し、大会連覇にまた一歩前進した。

  欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦は5月5日、6日行われる。

【準決勝第1戦の試合結果】

バルセロナ 0−0 チェルシー

マンチェスターU  1−0  アーセナル

太字はホーム

<コメント>
  ヨーロッパの2009年シーズンも大詰めを迎え、各国リーグの優勝争いも絞られて来た。そして主要リーグ以上に世界から注目されているチャンピオンズリーグもクライマックスを迎えようとしている。
  イングランドブレミア勢と、それらと同等の戦力を持つスペインのバルセロナが残ったベスト4。

  まずはバルセロナとチェルシーの第1戦が行われ、スコアレスドローと言う結果だった。ホームのバルセロナにしてみればぜひとも勝って優位に立った状況でチェルシーのホームに乗り込みたいところだった。しかしボール保有率、シュート数では圧倒的に上回ったものの、攻撃の中心であるメッシが封じ込められるなど、チェルシーの固い守りに阻まれてゴールをこじ開ける事は出来なかった。ヒディンク監督の術中にはまったと言えるだろうか。続くアウェーでの第2戦で点を取らないと先に進む事は出来ない上に主力の何選手かが欠場するバルセロナ。国内リーグでもR・マドリードとの優勝争いもあり厳しい状況の下での戦いが続く。このままヨーロッパのサッカー界を席巻するイングランドブレミア勢に飲み込まれてしまうのだろうか。

 一方、アウェーで引き分けと言う結果を得たチェルシー。何より相手に得点を与えなかった事が大きかった。大勢のサポーターが声援を送るであろうホームで行われる第2戦で今度はどんなマジックを指揮官は繰り出すのか。

 もう1試合のマンとアーセナル戦は試合の模様を見ていないのでどんな試合だったのか詳しく分からないが、マンUが順当に勝ちを収めた、と言えるだろうか。

  果たして欧州チャンピオンを決める決戦の地、ローマに行けるのはどのチームなのか。第2戦も目が離せない。 








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