プロ野球は25日、巨人×中日などセ・パ6試合が行われる予定だったがヤクルト×横浜、オリックス×ロッテが雨で中止となり4試合が行われた。
セ・リーグでは、巨人が亀井選手の代打逆転サヨナラ3ランで中日を下した。また、阪神が広島投手陣を打ち崩し圧勝した。
一方、パ・リーグではソフトバンクが終盤の8回に追いつき延長戦の末、楽天を下した。またロッテが接戦を制し西武を下した。
【25日の試合結果】 ◎セ・リーグ阪 神 4 0 1 2 0 1 4 0 0 12
広 島 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
【勝】 福原 1勝 2敗 0S
【負】 長谷川 1勝 1敗 0S
阪神が初回に4点を奪うと、その後も広島投手陣を打ち込み圧倒した。福原投手は今季初勝利。一方広島は主砲栗原選手を欠き、1点を返すのがやっとだった。
中 日 0 0 0 0 1 0 0 1 2 4
巨 人 0 1 0 0 1 0 0 0 3x 5
【勝】 豊田 1勝 0敗 0S
【負】 岩瀬 0勝 1敗 5S
中継陣がピリッとせず、一度は逆転された巨人だったが劇的なサヨナラ勝ちで勝利を収めた。中日は抑えの岩瀬投手が24日に続きホームランを打たれ勝利を手にする事が出来なかった。
◎パ・リーグロッテ 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
西 武 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
【勝】 成瀬 1勝 0敗 0S
【負】 帆足 0勝 2敗 0S
【S】 荻野 1勝 0敗 2S
ロッテが新里選手のプロ初打点などで接戦をモノにした。先発した成瀬投手は今季初勝利。
楽 天 1 0 0 2 0 0 1 0 0 0 0 4
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 1x 5
【勝】 馬原 1勝 0敗 3S
【負】 朝井 0勝 3敗 0S
ソフトバンクが終盤の8回、楽天の中継ぎ投手陣を打ち込んで同点に追いつくと延長11回に長谷川選手のサヨナラヒットで勝利を収めた。楽天は岩隈投手で必勝を期したが、中継陣が打ち込まれ勝ち試合を落とした。
<コメント> 日本に屋根付き球場が誕生したからおよそ20年。それまでは雨で全試合中止なんて事も珍しくなかったが、台風などで観客の足が確保されない可能性がある等、特別な事情がない限り全試合中止と言うような事は殆ど無くなった。昨日(25日)のように全国的に雨が降っていても、どこかでプロ野球が行われるのが当たり前となっている昨今である。
さてWBCで盛り上がったプロ野球だが、2009年シーズンが開幕して間もなく1ヶ月が過ぎようとしている。
セ・リーグでは、巨人が開幕カードで躓いたもののその後は快調に勝ち星を伸ばし早くも独走態勢を築こうとしている。他球団が羨むような戦力を持っており当たり前と言えばそれまでだが、リーグ3連覇に向けて順調なスタートを切ったと言えるだろう。不安材料と言えば昨日(25日)の試合でもそうだったように中継ぎ投手の安定感に欠けると言う事だろうか。抑えのクルーン投手が怪我で登録を抹消された事がこの後の戦いにどのように影響するのか。
勝率が5割以下となっている2位以下は混戦となっている。この後迎える交流戦などで波に乗れるチーム、そうでないチームが出てきそうだ。
一方、パ・リーグでは楽天が今の順位をこの後どこまで維持できるかに注目が集まる。岩隈、田中の両エースに続く投手がいない事に指揮官もぼやいているようだが、後に続く投手が出て来ないと両エースに懸かる負担が大きくなり、苦しい戦いが続くようになるだろう。昨日のソフトバンク戦のように勝てる試合を落とすようなシーンも出てくるのではないだろうか。パ・リーグも1〜6位までゲーム差が詰まっており、交流戦が1つの目安になるような気がする。それにしても首位を行く日本ハムのチーム打率が3割を超えている事には驚いた。
それとチーム成績と共に気になるのが4月の月間MVPである。スポーツ紙などに記載されている個人成績は通算成績のものが多く、月間の成績を把握するのが難しい。そう言った意味では4月が唯一、個人成績が一目で分かる月である。
両リーグ投手と打者1人ずつ計4人が選ばれる月間MVPだが、セ・リーグの打者部門は、打点、ホームラントップの阪神の金本選手が有力か。投手部門は勝ち数だと3勝を上げている巨人のグライシンガー投手だが防御率がやや悪い上に、2勝の投手も多くおりこちらは誰がMVPに輝くのか分からない。
一方、パ・リーグの打者部門は打率だと日本ハムの金子選手だがホームラン数を考慮すると打率2位のローズ選手(オリックス)と言う可能性もある。一方、投手部門は3試合連続完投でチームに貢献している楽天の田中投手が有力か。
プロ野球は各チーム序盤の20試合ほどを消化し、個人成績もチーム成績も気になりだす5月を迎えようとしている。

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posted by スポーツ職人 at 05:18| 東京 ☁|
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