2009年03月30日

南アフリカへの道は険しき道かそれとも容易き道か?  【サッカー  W杯南アフリカ大会各大陸予選】

  サッカーの2010年W杯南アフリカ大会の各大陸予選が世界各地で繰り広げられている。32枚ある南アフリカ行きのチケットを手にする事が出来るのはどの国なのか。
  ここでは、各地区の現在の状況を紹介したいと思う。


【アジア予選 4枠〜5枠】
◎南アフリカへの道
 最終予選に進出した10カ国を2つのグループに分けて、ホーム&アウエー方式のリーグ戦を行う。各グループ上位2カ国は、無条件で本大会出場決定。グループ3位同士がホーム&アウエー方式のプレーオフを行い勝者がオセアニア地区代表(ニュージーランド)とプレーオフを行い勝者が本大会出場。

 大陸予選の中で最も長い移動を強いられるアジア予選。日本も6月に赤道越えの移動が待っている。
 グループAは、日本とオーストラリアが頭1つ抜け出た感がある。焦点は、両国のトップ争いと勝ち点で並ぶ残り3カ国(ウズベキスタン、カタール、バーレーン)の生き残りを懸けた争いに移りつつある。
 一方5カ国全てがW杯出場経験があるグループBが、北朝鮮の躍進が目を引く。ここまで暫定首位を走る同国が久々の本大会出場を果たす事が出来るか。一方W杯常連のサウジアラビア、イランの中東2カ国が3位争いをしているのも意外な展開である。イランの英雄ダエイ監督はサウジアラビア戦の敗戦の責任を負わされ解任された。とは言え北朝鮮、韓国、サウジアラビア、イランが勝ち点差4の中にひしめいているグループBの結末は最後まで読めない。

【南米予選 4枠〜5枠】
◎南アフリカへの道
10カ国によるホーム&アウエーのリーグ戦。上位4チームが本大会進出。5位のチームは北中米カリブ地区4位とのホーム&アウエーのプレーオフへ。勝者が本大会進出。

  各国11試合を消化し折り返し点を過ぎた。現在パラグアイが首位を走るも、マラドーナ率いるアルゼンチンが迫って来ている。29日の試合でチリがペルーに勝ち、ブラジルがエクアドルと引き分けた為、ブラジルが4位転落。ブラジルはこの予選これで引き分けが6試合目となり勝ち切れない試合が続いている。その後をウルグアイが勝ち点差2で追っている。サッカー王国ブラジル。最後は帳尻を合わせて予選は突破すると思われるが、もし5位でプレーオフ進出(ブラジルの場合は「後退」と言う表現の方が正しいか。)という事になれば一大事である。

【北中米・カリブ予選 3枠〜4枠】
◎南アフリカへの道
  最終予選に6カ国(メキシコ、アメリカ、コスタリカ、エルサルバドル、トリニダード・トバゴ、ホンジュラス)が進出。ホーム&アウエー方式のリーグ戦を行い上位3カ国は無条件で本大会進出。4位のチームは、南米予選5位のチームとプレーオフを行い勝者が本大会出場。

  各国2試合ずつを消化した段階。これから本格化する。メキシコをホームで下したアメリカが首位。2位メキシコ、以下コスタリカ、エルサルバドル、トリニダード・トバゴ、ホンジュラスの順。

【アフリカ予選 5枠】
◎南アフリカへの道
  最終予選に進出した20カ国を5つのグループに分けてホーム&アウエー方式のリーグ戦を行う。各組1位が無条件で本大会進出。

  3月28日から最終予選がスタートした。11月中旬まで熱戦が繰り広げられる。

・グループ1
 ガボン、トーゴ、モロッコ、カメルーン
・グループ2
 チュニジア、ナイジェリア、モザンビーク、ケニア
・グループ3
 エジプト、ザンビア、ルワンダ、アルジェリア
・グループ4
 ガーナ、スーダン、マリ、ベナン
・グループ5
 コートジボワール、ブルキナファソ、ギニア、マラウイ

【ヨーロッパ予選 13枠】
◎南アフリカへの道
 予選参加国を9つのグループに分けてホーム&アウエー方式のリーグ戦を行い、各組1位は無条件で本大会進出。各組2位の内、上位8カ国がホーム&アウエー方式でプレーオフを行い勝者となる4カ国が続いて本大会進出となる。

(1)グループ1〜グループ5
  EURO2008チャンピオンのスペイン(グループ5)を始め、グループ4のドイツ、ロシアなど有力視されている各国が上位に位置している。特に連勝街道をひた走る「無敵艦隊」スペインの強さが際立っている。
  その一方で、前回W本大会ベスト4のポルトガル(グループ1)がデンマーク、ハンガリー(共に勝ち点10。ポルトガルは勝ち点6。)の後塵を拝している。地元では早くもW杯出場を絶望視する声が聞かれ始めている。同じグループ1に属しているW杯常連国スウェーデンも苦戦を強いられており、この2カ国がこの後どこまで巻き返すのかに注目が集まる。グループ3の北アイルランドがEURO2008本大会に出場したポーランドを破ってグループトップに立っている。こちらもこの後どこまで勝ち点を伸ばせるか。

(2)グループ6〜グループ9
  因縁の対決、イングランドとクロアチアが同居するグループ6はイングランドが一歩抜け出ている。クロアチアは、前回W杯本大会に出場したウクライナと2位争いを演じている。グループ7ではフランスが2位のリトアニアと勝ち点差2ながら3位に甘んじている。この他のグループは順当な結果となっている。

・グループ1
 デンマーク、ハンガリー、ポルトガル、スウェーデンなど
・グループ2
 ギリシャ、スイス、イスラエルなど
・グループ3
 北アイルランド、スロバキア、チェコ、スロベニア、ポーランドなど
・グループ4
 ドイツ、ロシア、フィンランドなど
・グループ5
 スペイン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、トルコ、ベルギーなど
・グループ6
 イングランド、クロアチア、ウクライナなど
・グループ7
 セルビア、リトアニア、フランスなど
・グループ8
 イタリア、アイルランド、ブルガリアなど
・グループ9
 オランダ、アイスランド、スコットランドなど

 各グループ左から1位、2位・・・4位の順で、グループ2、5を除いて暫定の順位。







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[タイトル] W杯ビジネス30年戦争
[著者] 田崎 健太
[種類] 単行本
[発売日] 2006-05-30
[出版社] 新潮社

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ラベル:サッカー W杯
posted by スポーツ職人 at 23:51| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(2) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする