さて、久しく掲載していなかった2009年ペナントを争う各チームの動向を紹介するシリーズの9回目。今回は仙台に根付いて5年目。初のAクラスへの期待が懸かる東北楽天ゴールデンイーグルスを紹介したいと思う。
【WBC戦士に続く投手が出てくるかどうかがチーム浮上のポイントか?】
プロ野球の球団の危機を救う為かどうかは別にして、楽天が50年ぶりに新規参入してから5年目のシーズンを迎える東北の鷲。これまでは毎年Bクラスに甘んじていたが、昨シーズン前半は一時首位争いを演じるなど、ファンを沸かせる事もあった。今シーズン、初のAクラス入り、そしてクライマックスシリーズ出場を果たす事が出来るか。
投手陣は咋シーズン、チームの勝ち星のおよそ3分の1を1人で稼いだ岩隈と3年目となるマーくんこと田中投手が中心となる。特に岩隈投手の活躍は日本のみならず世界を沸かせた。しかし、両投手ともWBC終了後のコンディションが心配である。特に岩隈投手は帰国後の会見で疲れを口にしている事から首脳陣は気が気でないだろう。彼ら2人に続くピッチャーが現れるかどうか。チームの浮沈を左右する大きなウエイトを占めるような気がする。前半戦で彼ら以外の投手で勝ち星を拾う事が出来れば、後半戦へ向けて展望が開けてくる。新加入のメジャーリーガー出身のラズナー投手、北京五輪アジア予選のメンバーにも名を連ねた長谷部投手、永井投手など頭数は揃っているが果たして軸となる投手が出てくるかどうか。また試合を締める抑え投手に誰を据えるのかもポイントとなるであろう。
一方、昨シーズンリーグトップの打率を記録した攻撃陣に中日から中村(紀)が加わった事で厚みを増した。セギノール、山崎(武)と一発が期待できる選手がいる反面、機動力に難があるか。野村監督が好むであろう繋ぎの野球が出来れば攻めのバリエーションが増え相手の嫌がる野球が出来ると思うのだが・・・。
その野村監督、WBC期間中は色々と話題を提供して来たが、シーズンに入っても脚光を浴びるような順位に導く事が出来るか。そろそろ良い結果を出て欲しいとファンは願っている。
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