日本から出場している4チーム(鹿島アントラーズ、名古屋グランパス、川崎フロンターレ、ガンバ大阪)もそれぞれ第1戦を迎えた。
ホームでの試合となったガンバ大阪と川崎フロンターレは共に勝利を収め幸先の良いスタートを切った。一方、アウエーで第1戦を迎えた名古屋グランパスは逆転で貴重な勝ち星を挙げたが、昨シーズンのJリーグチャンピオン鹿島アントラーズは大敗し苦しいスタートとなった。
アジアチャンピオンズリーグは、東西アジア32チームが参加して各組4チームに分かれてホーム&アウエー方式で戦い、各組上位2チーム計16チームが決勝トーナメントに進出する。決勝は東京・国立競技場で行われる。
【第1戦試合結果(日本関係分)】
◎グループE
名古屋 3−1 蔚山現代
◎グループF
G大阪 3−0 山東魯能
◎グループG
水原三星 4−1 鹿 島
◎グループH
川 崎F 1−0 天津泰達
太字はホーム
<コメント>
3月に入り野球のワールドベースボールクラシックの話題一色となっているスポーツ界であるが、Jリーグが7日に始まり、2009年のシーズンが幕を開けた。
そして2009年のJリーグの動向と共に気になるのが、2007年、2008年と日本のクラブチームが(浦和レッズ、ガンバ大阪)制覇しているアジアチャンピオンズリーグの動向である。今年から、それまで前年優勝したチームに与えられていたシード権(予選免除)が撤廃され、参加できるチームもACLでの実績や各国リーグの規模などが考慮され選出される事になった。
その為もあってか今回の予選リーグでは各グループ共、骨っぽいチームが同居しており、日本の4クラブにとって例年以上に厳しい戦いが待ち受けているような気がする。そして川崎Fが属するグループHの天津泰達(中国)には、かつてイタリア代表で活躍したトンマージが入団したと聞いている。ピークは過ぎたとは言えアズーリの一員だった選手が中国にやって来るとは・・・。
10日、11日と各チーム第1戦を終え明暗が分かれる結果となったが、それにしても鹿島アントラーズの4失点での敗退には驚いた。ゼロックススーパー杯、Jリーグ初戦と好調をキープしていただけに、相手がKリーグ王者で敵地での戦いとは言え予想外の敗戦である。Jリーグで2連覇を達成しチームが充実していても、アジアでの戦いは難しいと言う事なのだろう。上にも書いた通り、今シーズンのACLで勝ち抜く事が今まで以上に厳しい、それを象徴するかのような敗戦だったように思う。
長くて険しいアジアクラブNo.1への道。今年、ファイナルの舞台となる国立競技場のピッチに日本のクラブチームが立つ事は果たしてあるのだろうか。
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