2009年03月07日

因縁の日韓戦!!その足跡を振り返る 【野球 WBC日韓戦】

   ワールドベースボールクラシック(WBC)1次ラウンドが5日から始まり、A組はサンディエゴ行きのキップを懸けて日本と韓国が対戦する。これまでも数々の激闘を繰り広げて来た両チームだが、2006年WBC1次ラウンドから両チームがどのように相対したのか振り返ってみたい。


【2006年WBC1次ラウンド】 2006年3月5日 東京ドーム

韓 国 0 0 0  0 1 0  0 2 0  3
日 本 1 1 0  0 0 0  0 0 0  2

  日本の先発は渡辺(俊)(千葉ロッテ)。一方、韓国はキム・ソンウ。日本は1回裏西岡(千葉ロッテ)がヒットで出塁すると、盗塁に成功しでチャンスを広げ、4番松中(ソフトバンク)のタイムリーヒットで先制点を上げた。続く2回裏に川崎(ソフトバンク)のホームランで追加点を上げ試合を優位に進めた。
  一方、4回まで渡辺(俊)に抑えられていた韓国は5回表にイ・ビョンギュの犠牲フライで1点を返す。ここで日本は藤田(当時千葉ロッテ)にスイッチ。
  その後一進一退の攻防が続いが8回表に、この回から代わった石井(ヤクルト)からイ・スンヨプが2点本塁打を放ち逆転に成功した韓国が逃げ切った。1位韓国、2位日本で2次ラウンドへ。

【2006年WBC2次ラウンド】 2006年3月15日  アナハイム 

韓 国 0 0 0  0 0 0  0 2 0  2
日 本 0 0 0  0 0 0  0 0 1  1
 
 この試合の先発は日本が渡辺(俊)。韓国がパク チャンホ。
 この試合も2次ラウンド同様、点の入らない胃が痛くなるような試合展開となった。互いに決め手を欠く中で迎えた8回表に韓国が四球とヒットで2、3塁とするとイ・ジョンボムが代わった藤川(阪神)から2点タイムリーを放ち均衡を破った。
 2点を追う日本は9回裏に西岡のソロホームランで1点差に詰め寄るが後続が抑えられ万事休す。韓国が3連勝で準決勝進出を果たし、日本は他チームの結果待ちとなった。

【2006年WBC準決勝】 2006年3月18日 サンディエゴ 

日 本 0 0 0  0 0 0  5 1 0  6
韓 国 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0

  アメリカがメキシコに敗れた事で生き返った日本は韓国とこの大会3度目の対戦。この試合、日本は国際試合に強い上原(当時巨人)が先発投手となった。3度目の対戦となったこの試合も6回までは互いに譲らず0−0。またしても接戦になるかと思われたが、7回表にこの大会不振だった福留(当時中日)が2ランホームランを放ち先制すると、一気呵成に韓国投手陣を打ち崩して一挙5点。8回にも多村(当時横浜)のホームランで追加点を上げ勝負を決めた。
  一方、ここまで無敗で勝ちあがってきた韓国だったが、決勝進出はならなかった。

  その後、決勝でキューバを破った日本がWBC初代王者に輝いた。


【北京五輪アジア予選】 2007年12月2日 台湾・台中

日 本 021 000 010 4
韓 国 100 100 010 3

 北京五輪での金メダル獲得は星野仙一氏に託された。この試合の日本の先発は成瀬(千葉ロッテ)。韓国が直前になってメンバーを入れ替えるなど不穏な空気が漂う中で始まったこの試合。1回に先制された日本はすぐさま逆転に成功すると、川上(当時中日)、岩瀬(中日)、上原(当時巨人)と繋いで追いすがる韓国を振り切り、約4時間に渡る激闘を制した。その後、日本は台湾に勝って北京五輪出場を決め、一方韓国も翌年3月に行われた最終予選を勝ち抜いて本戦出場を決めた。


【北京五輪予選リーグ】 2008年8月16日 

韓 国 0 0 0  0 0 0  2 0 3  5
日 本 0 0 0  0 0 2  0 0 1  3

  日本の先発は和田(ソフトバンク)。一方、韓国の先発はキム・グァンヒョン。
  日本は6回裏に新井(阪神)の2ランホームランで先制するが、7回表に和田がイ・デホに同点2ランを浴びると、9回表に抑えの岩瀬が勝ち越し点を許した。9回裏にチャンスを作ったが1点を上げるのがやっとだった。

【北京五輪準決勝】 2008年8月22日

日 本 1 0 1  0 0 0  0 0 0  2
韓 国 0 0 0  1 0 0  1 4 x  6

  日本は、初回と3回に1点ずつを上げて前半戦を優位に進めた。だが7回に同点に追いつかれると8回裏にイ・スンヨプの2ランホームランなどで4点を奪われた。韓国の先発キム・グァンヒョンが8回まで踏ん張り、予選リーグに続いて日本の打線を抑えた。

  この後、日本は3位決定戦でも敗れメダルを逃す一方、韓国は決勝でキューバを下して金メダルを獲得した。

  このように2006年のWBC北京五輪で明暗を分け合っている日本と韓国。果たして今夜の試合、そして共に進むであろう2次ラウンドでどんなドラマが待ち受けているのであろうか。今日の試合の先発は日本が松坂。韓国が「日本キラー」キム・グァンヒョンと発表されている。
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posted by スポーツ職人 at 06:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする